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「看護師やめたい」辞めるべき場合と対処法、スムーズな退職方法とは?

国内では高齢者が増えていることで、看護師の需要が増えてきています。

そのため、看護師として働く人も増加傾向にありますが、予想以上に仕事が大変だったり、人間関係が悪かったりする理由で辞めたいと考えている人もいるのではないでしょうか。

この記事では、看護師を辞めたいと感じる理由や看護師を辞めるべき場合はどんなときか、対処法からスムーズな退職方法まで詳しく解説していきます。企業選びの失敗はしたくない就職活動でこんな悩みを抱えていませんか

なぜ「看護師やめたい」と感じるのか?その理由を解説

「看護師やめたい」と思っていても、なぜそのように感じるのか理由が分からないと適切な対策ができません。

自分の気持ちは自分がよくわかっているという人もいますが、漠然と辞めたいと思っているだけでじっくり考えていない人も多くいます。まずは、何が原因で看護師を辞めたいと感じているのか理由を明確にしていきましょう。

業務量が多くて心身ともに疲弊している

業務量の多さが理由で看護師を辞めたいと考えている人の体験談を紹介します。

【看護師2年目・Hさんの体験談】

「私は都内病院に勤務していますが、人手不足の影響で一人あたりの業務量が多く、心も体もボロボロになってしまっているので看護師を辞めたいと考えるようになりました。

仕事は、とても定時で帰宅できるような業務量ではなく、終電に間に合えば良い方です。終電に間に合わなければタクシーで帰宅するしか方法はありません。

他の従業員たちも夜遅くまで残って働いているので、自分だけ早く帰ることなんてとてもできない状況です。休診日以外のお休みは滅多なことがない限り取ることができないため、心身ともに疲弊している状態です。

国内では看護師で働く人が増えてきていますが、現場で働く看護師が需要に追いついていないと感じます。」

この人が語っているように、国内では看護師の需要が増えているものの、現場で働く看護師の人数が追いついていないという問題が続いている状況です。

看護師の人は、患者さんのサポートをしたいという強い気持ちで仕事をしていますから、辞めたいと思っても直ぐには辞められずに悩む人が多く見受けられます。

しかし、心身ともに疲れ切った状態が続いてしまうと、心の病気や体の病気にかかってしまうケースもあるでしょう。

人手不足や業務量が多いという問題は、自分1人の力で改善されるものではありません。自分の心身を壊してまで働く必要はないのではないでしょうか?

患者に対しての責任が重くのしかかる

患者に対しての責任が重いという理由で看護師を辞めたいと思っている人の体験談を紹介します。

【看護師1年目・Kさんの体験談】

「新人看護師ですが、患者さんの命に関わる重要な仕事をしています。新人ということもあり、まだ1人で行うことができないため、先輩と一緒に業務をしていますが、もしミスをして患者さんが亡くなってしまたったらと考えると怖くなってしまうのです。

はじめは、患者さんの命を助ける仕事がしたいと思っていたので、この仕事を誇りに思っていました。

しかし、責任が重くのしかかり、重大ではないものの小さなミスを犯してしまうことが多くなってきてしまい、一緒に仕事をしている先輩に怒られてばかりいます。

毎日プレッシャーと闘いながら仕事をしていますが、先のことを考えると、とても耐えきれないため、転職を考えています。」

患者さんの命を救いたいという思いで、看護師になる人は多くいます。看護師という職業は、患者さんの人生をサポートする立派な職種でありながら責任のある重大な仕事も多いです。

はじめは憧れて看護師になったものの、実際に働いてみると想像以上にプレッシャーが大きいと感じる人も多いでしょう。

この体験談を語ってくれた人の場合、ミスをして患者さんが亡くなったらという不安と、先輩に迷惑をかけて怒られるという不安を抱えています。

このようなケースでは、ミスで先輩に迷惑をかけて怒られる不安の方が強い場合は、転勤希望を出して新しい環境に移動することで状況が改善されることがあります。

しかし、ミスをして患者さんが亡くなったらという不安を抱えている場合は、自分がミスを恐れないように克服していくしかありません。看護師の仕事がどうしても耐えきれないという場合は、転職を検討するのもひとつでしょう。

人間関係が上手くいかなくて辛い

人間関係が上手くいかなくて看護師を辞めたいと思っている人の体験談を紹介します。

【看護師2年目・Sさんの体験談】

「先輩や上司とコミュニケーションが上手く取れずに悩んでいます。

まだ看護師としての経験が浅いために、教えて欲しいことがたくさんありまますが、職場の人たちはできる限り自分で考えて仕事を覚えるというスタンスだったため、ほとんどの業務を自分で覚えなければなりません。

アドバイスなども滅多にもらったことがないので、相談したいことがあってもためらってしまいます。

また、職場には女性が多く、同性ということもあり、お互いの気持ちがよく分かってしまうので、余計に気を使って相談できません。

自分で考えて仕事をするも、ミスをすると「なんで相談しなかったんだ」と怒られてしまいます。

看護師としてはじめて働いた職場だったため、これが普通だと思っていましたが、他の病院では教育をしっかり行ってくれるところもあると知りました。今勤めている職場の文化が自分に合わないと思ったので転職を検討しています。」

どの職業でもいえることですが、会社や職場ごとに独自の考え方があります。しかし、責任が重い仕事や自分で考えてもミスをする可能性が高い仕事まで1人で覚えろというのは、やはり無理があるでしょう

体験談で語られている職場でよくあるケースとしては、先輩や上司も同じ教育を受けてきたため、その考え方で仕事を続けている可能性が高いです。

また、看護師の職場は女性が多いことから、ドロドロした人間関係に悩んでいる人も多くいます。

ひとつのアドバイスとして、考え方の違いで人間関係が上手くいかないのであれば自分に合った職場に転職して看護師を続けるのもよいでしょう。

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【徹底比較】看護師を辞めるべき場合・辞めるべきではない場合

「看護師やめたい」と思っても、人それぞれ状況が異なってきますので、辞めるべき場合と辞めるべきではない場合があります。

ここからは、看護師を辞めるべき場合と辞めるべきではない場合の状況について分かりやすく解説していきます。

看護師を辞めるべき場合の状況

下記の内容に該当している場合は、看護師を辞めるべき状況といえます。具体的に見ていきましょう。

体力が続かない

看護師という仕事をしている限り、体力は必要不可欠なものになるでしょう。特に看護師の仕事は、基本的に夜勤を避けることができないため、必要最低限の体力がなければ続けることは難しいといえます。

筆者は夜勤で働いている人の相談を受けることも多いですが、予想以上に大変だったという感想をよく聞きます。特に若いうちは、夜遅くまで仕事をした経験があるから、夜勤はそれほど大変ではないと思いがちです。

しかし、何日も続けて夜勤のある生活を送ると、生活リズムが崩れて心身ともに疲れ果ててしまったり、モチベーションが低下して仕事自体が嫌いになってしまったりする人も多いです。

体力には個人差があるため、私は看護師を続けていくうえで必要最低限の体力がないと判断される場合は辞めるべきといえるかもしれません。

ストレスや過剰労働で健康障害を発症している

人間関係のストレスが大きい場合や過剰労働で体が限界を超えてしまった場合は、何らかの健康障害を発症してしまう人もいるでしょう。

たとえば、うつ病などの心の病気は、ストレス社会と呼ばれる2020年現在において多くの人が発症しています。

また、ストレスや過剰労働が原因で、蕁麻疹(じんましん)やメニエール病といった体に健康障害が発症してしまうこともあります。

私たちはこれまで仕事に関する多くの相談を受けてきましたが、看護師の人には強いストレスが原因で何らかの依存症を発症してしまっている様子が見受けられました。

具体的には、ストレスを紛らわすために食べることを止められないといった悩みをよく聞きます。このような症状は過食症(摂食障害)といわれています。

症状の度合いにもよりますが、日常生活にまで悪影響を与えているのであれば看護師を辞めるべきといえます。

患者さんのサポートを行う看護師の仕事は、自分が健康でなければ続けていくことは難しいものですので、健康障害を発症している場合は退職を視野に入れるべきかもしれません。

看護師の仕事が向いていないと判断できたとき

看護師をはじめたばかりの頃は、経験が浅いため、たとえ仕事ができなくても適性があるかどうかは判断できません。

しかし、何年続けても患者さんの世話をすることが辛いと感じていたり、業務上のミスが多かったりする場合は、看護師の仕事が向いていないと判断できます。

3年以上続けても、看護師の仕事が好きになれないという場合は辞めるべきといえるでしょう。

私は今後も社会に出て働きたいという意思があるのであれば、向いていない仕事を嫌々続けるよりも、適性のある仕事を探したほうがよいと考えています。

残業代や深夜手当が出ない

看護師という仕事には、多かれ少なかれ残業がつきものです。定時で帰れるかどうかは患者次第な部分もあるため、看護師の仕事は残業が増えやすい特徴があります。

また、患者の看護以外にもカルテの記入や測定の準備など、大量の業務に追われて深夜まで残って仕事をする日も多いでしょう。患者をサポートする仕事ですから、残業が発生してしまうのは仕方のないことかもしれません。

しかし、残業代が出なかったり、深夜手当が出なかったりする場合は、看護師としてその病院で働くことを辞めるべきでしょう。

どのような理由があろうと、国が定める労働基準法では定時時間外の業務には残業代が支払われる決まりになっていますし、深夜の時間帯に仕事を行った場合には深夜手当が支給されるようになっています。

ですから、定時時間外に業務を行ったという証拠があるにも関わらず残業代や深夜手当が出ない場合は、その病院を辞めて他の病院で働くようにしましょう。

いじめやパワハラなどの被害を受けている

職場の人間関係が悪いという問題であれば、改善の余地があります。しかし、いじめやパワハラなどの被害を受けているという場合は、人間関係の修復が難しいといえるでしょう。

そのため、いじめやパワハラが原因で看護師の仕事が辛いと感じているのなら職場を辞めるべきです。

たとえば、上司からの指導で「性根が腐っている」「お前の行動が気に入らない」など、人間性を否定されるような暴言を浴びせられている場合は、パワハラ被害を受けているといえます。

また、職場の人から無視されたり、仲間外れにされたりする場合はいじめを受けていることになりますので、転職して別の職場で働くのがよいでしょう。いじめやパワハラを受けると、看護師の仕事自体が嫌いになってしまうケースもあるため、その場合は新しい仕事を探すことをおすすめします。

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看護師を辞めるべきではない場合の状況

下記の内容に該当している場合は、看護師を辞めるべきではない状況といえます。

仕事ができなくても、経験が浅いうちは今後看護師として活躍できる可能性がある

人それぞれの状況にもよりますが、看護師としての経験が浅いうちは仕事が向いていないと判断して辞めるべきではないといえます。

なぜなら、新人の頃は仕事ができなくても、経験を積んで一通りの業務を覚えると将来看護師として活躍できる可能性があるからです。

看護師の仕事は患者の世話をするだけでなく、点滴や採血、治療の補助、患者の記録など、さまざまな業務に携わるため、経験が浅いうちは仕事を覚えるので精一杯ということがあります。

そのため、小さなミスをしてしまったり、仕事を覚えきれずに嫌になってしまったりする人もいるでしょう。しかし、どの職業でも同じことがいえますが、経験を積んでいくうちに仕事は自然に覚えていきます。

自分1人でもできる業務が徐々に増えていくうちに、看護師の仕事が楽しくなってくるかもしれません。

看護師になってまだ1年目や2年目の人で、健康障害が発症しているなどの理由でない場合は、嫌になったからといって直ぐに辞めてしまうのは早いかもしれません。

ミスに対しての恐怖を克服しようとしていない

看護師の仕事は責任が伴う業務が多いため、ミスを犯してしまうと患者さんや職場の人たちに迷惑をかけることになります。

特に看護師をはじめたばかりの頃は、「患者さんに危害を加えてしまうかもしれない」「大きな損失が出たらどうしよう」など、ミスをすることに対して恐怖を感じてしまうことも多いはずです。

しかし、単にミスをするのが怖いからという理由で直ぐに看護師を辞めるべきではないでしょう。なぜなら、ミスを犯すことに対して怖いと感じているのは他の職業の人も同じだからです。

たとえば、工場で仕事をしている場合は機械の操作を誤れば重大な事故につながってしまいますし、薬品を扱う職業で大きなミスをすれば人の命を奪ってしまう可能性もあります。

ミスに対しての恐怖は、どの仕事をするにもつきまとうものなので、克服しようと努力することが大切です。

それでも、患者さんの命に関わる看護師の仕事は耐えられないというのであれば、ミスをしても人の健康を害さない職業(接客業など)に転職することをおすすめします。

看護師を辞められない理由別!対処法を知ろう

ここからは、看護師に多い辞められない理由を具体的に説明したあとに、それぞれの対処法を解説していきます。

違約金を請求すると脅される

退職をする意思を伝えても、「今までの恩を忘れたのか、違約金を請求する」「お前がいなくなったらこの病院は潰れる、だから損害賠償金を支払え」といったように強引に足止めをしてくるブラックな病院が存在するのも事実です。

人手不足の病院などでは、従業員をなんとしても確保するために、さまざまな手段を使って退職を阻止してくることがあります。お金を支払えと脅されてしまえば、怖くなってしまって退職することを諦めてしまう人もいるでしょう。

しかし、退職をする際に違約金を請求することは、法律上で禁止されている行為です。そもそも、そのようなことが事実として起これば犯罪になるため、病院側の脅しにすぎません。

ですから、たとえ強引に病院を辞めたとしても、看護師が違約金を支払う義務は全くないのです。このような場合の対処法として、法律上で禁止されているということを病院に通告しましょう。

奨学金が返済できていない

病院から奨学金を借りていて、返済中に退職すると伝えた場合、「病院から奨学金を借りているはずだ、返済するまで辞められないよ」「奨学金を借りている立場で退職するなんて普通はしないよ」というように、足止めをされるケースがあります。

奨学金以外にも、病院に勤めながら資格を取得したなどの理由で、取得後もその病院で働き続けるといったような契約をしている場合は、退職を拒否される可能性もあるでしょう。

しかし、奨学金や病院との間で金銭的な契約をしていても、退職時に全額を返済する必要はありません。

経済的な足止めは、国が定める労働基準法で禁止されている行為なので、もし返済を要求されたとしたら病院側の違法になります。

2002年に起きた和幸会事件では、退職した看護師に病院が奨学金の返還を請求して裁判を起こしましたが認められませんでした。

病院が看護学生との間で交わした契約内容は、看護学校卒業後、3年以上貸与を受けた病院で働くのであれば、退職しても奨学金の返還は免除するが、3年以内に辞めた場合は全額返還を請求するといったものでした。

しかし、契約自体が労働基準法に違反しているため、請求は認められなかったのです。

このように、病院に奨学金を借りていたり、金銭的な契約をしていたりしていても、退職時に全額返済をする必要はないので安心してください。

ですが、借りたお金はしっかり返さなくてはならないため、退職する際には返済する意思があることをしっかり伝えることが大切です。

たとえば、退職後に分割払いで返済していく交渉をしてみたり、家族や転職先の病院に建て替えてもらったりする方法があります。

退職を希望しても断られてしまう

退職の意志をしっかり伝えても、断られてしまうこともあるでしょう。

よくあるケースとして、「人が足りていない状況で辞めるのか、もう少し人が増えてからじゃないと困る」といったように、病院の現状を説明して退職を先送りにさせようとしてくる場合があります。

その他には、挑戦したい仕事が見つかったという理由で退職希望を伝えると、「君が挑戦しようとしている職種は景気が悪い、将来についてしっかり考えているのか」などといわれる可能性もあります。

特に20代では退職の経験が少ないため、上司から上手く説得させられて辞めることができない人も多いでしょう。

しかし、国が定める労働基準法では、14日前に退職届を提出すれば退職できることになっています。そのため、たとえ病院から断られていても、強制的に看護師を辞めることができるのです。

もしも、退職届を提出しても断られてしまう場合は、法律違反ということを病院側にしっかり伝えましょう。それでも断られてしまうのなら、労働基準監督署に相談することで退職を後押ししてくれます。

国内の多くの会社では、社内規定で退職を希望する場合は1カ月前に通告するというルールがあります。しかし、それは会社の希望であって必ずしも守らなければならないものではありません。

しかし、私からのアドバイスとして、引継ぎをしたり、代わりの人材を確保したりする期間が長いほうが病院も助かるでしょうから、できる限り1カ月前までには退職する意思を伝えることをおすすめします。

家族や身近な人が反対する

看護師は誰でも簡単になれるものではありません。看護師になるためには、法律で定められた教育を受けて国家資格に合格する必要があります。

そのため、看護師教育を受けるために高い学費を払って大学に入学したり、多くの時間をかけて勉強を頑張ったりした人が多いはずです。

その姿を家族や身近な人も見ていますから、看護師を辞めたいと伝えても納得してもらえない可能性もあるでしょう。

この場合の対処法として、まず納得してもらえなかったとしても、そのことを受け入れましょう。確かに、高い学費を払って苦労をして看護師になったのですから、簡単に辞めるべきではありません。

しかし、健康障害を発症していたり、人間関係が悪くて精神的に追い詰められていたりする場合、自分を大切にするという意味でも退職するべきでしょう。

そのため、たとえ納得してもらえなくても、自分の意思をしっかりと伝えることが大切です。

また、一度看護師の仕事から離れても、資格を持ってさえいれば、いつか違う病院で働くこともできるので、今まで頑張ってきたことが全て無駄になるわけではないのです。

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退職を決意する前に改善できること

人によって看護師を辞めたい理由は異なるでしょうが、退職を決意する前に自分でも改善できることがあります。

ここからは、看護師として働いている人の体験談を紹介したあとにそれぞれのポイントを解説していきます。日常生活で意識的に行うことで、看護師を続けられるケースもあるでしょう。

十分な休養を取って体調を整える

休養を取ることを大切にしながら看護師の仕事をしている人の体験談を見てみましょう。

【看護師3年目・Aさんの体験談】

「看護師の仕事は、日常業務に加えて、さまざまな仕事が突然舞い込んできます。残業がない日はほとんどなく、仕事が終わらなければ休日も出勤して働いていました。

こういった忙しい日々が1カ月、2カ月と続いていくため、心も体も疲弊していきます。しかし、どんなに疲れていてもミスのないように仕事をしなければなりません。

看護師の仕事はチームワークも大切になるので、誰か1人がミスをすると、チームみんなに迷惑をかけてしまいます。

特に経験が浅い1年目は、若さからか体調管理が大切だという認識が甘く、疲れていても無理やり仕事をしていたため、体重が激減する時期もありました。

3年目になった今では、万全な体調で仕事ができるように休日は十分な休養を取るようにしています。」

どのような仕事をやるにしても、体調が整っていなければ仕事でよいパフォーマンスをすることができません。看護師という仕事は業務量が多いことに加え、夜勤などもあるため、体調が崩れやすいでしょう。

疲れが溜まってくると、自律神経失調症などの症状が出てくるかもしれません。私は、休日は遊びたいという気持ちもあると思いますが、疲れが溜まっているのであればしっかり休養を取ることに専念するべきだと考えています。

心も体も疲弊しているときは、休日にマッサージに行ったり、お風呂でリラックスしたりして疲れを取り、万全な体調で仕事ができるようにしましょう。

効果的なストレス発散方法を見つける

ストレスを発散させることを大切にしている看護師の人の体験談を見てみましょう。

【看護師4年目・Uさんの体験談】

「看護師の仕事は、患者さんの世話や夜勤に加え、業務量も多いため、ストレスが非常に溜まりやすいです。看護師の職場は女性が多いので、女子特有のドロドロした人間関係に悩んだ時期もありました。

特に新人時代は、1人ではできない仕事も多く、必死に業務を覚えながら患者さんの世話をしたり、人間関係に気を使ったりしなければならなく、ストレスが溜まる毎日でした。

新人看護師時代の休日は、家に引きこもってゴロゴロしていることが多かったです。しかし、ずっと引きこもっていると、体は休まりますが、なぜかイライラしてストレスが発散されないのです。

いろいろ調べてみましたが、適度な運動がストレス発散になるとのことだったので、休日はスポーツジムに通うことにしました。

スポーツジムではお風呂やサウナもあり、運動をしたあとにまったりすることもできるため、ストレス発散にはうってつけです。」

看護師の仕事をしていくうえで、日頃のストレスを発散させることは非常に重要です。ストレスを溜めたまま仕事を続けると、最悪の場合、うつ病や精神疾患になってしまう可能性があるので注意しましょう。

そのときにポイントになるのは、自分にとって効果的なストレス発散方法であるかどうかです。

体験談では、自宅で休んでばかりいるとイライラしてストレスが発散されないとのことでしたが、閉鎖的な環境に長時間いると実は逆にストレスが溜まってしまうのです。

筆者個人的には、ストレスを発散させるときには適度に運動をしたり、広い空間でリラックスしたりすることをおすすめします。その他のストレス発散方法として、森林浴や自分の好きな趣味に没頭するのもおすすめです。

不安があれば信頼できる人に相談してみる

看護師の仕事に不安を抱えていた人の体験談を見てみましょう。

【看護師2年目・Cさんの体験談】

「私が働く病院の看護師はみんなテキパキと仕事をこなす人たちばかりです。それに比べて私は、仕事を覚えるのが遅くて容量も悪いため、この先看護師としてやっていけるかとても不安でした。

何度も看護師を辞めようか迷いましたが、高い学費を払ってくれた親に申し訳ないという気持ちがあったので、1人で悩んでいたのです。

不安でどうしようもなくなり、相談できる友達もいなかったため、両親に悩んでいることを恐る恐る打ち明けてみると、限界だったら辞めればいいといってくれました。

また、看護師で働いた経験を生かせる仕事はたくさんあるともいってくれたので、気持ちが凄く楽になったのを覚えています。

両親のアドバイスがきっかけで、とりあえず、限界まで看護師をやってみようと思えるようになりました。」

看護師で働くことに対して不安なことがあれば、1人で抱え込まずに家族や友人など、信頼できる人に相談してみましょう。

特に若いうちは社会人経験自体が少ないため、不安に対してどう対処したらよいのか分からないと思います。誰かに相談して自分以外の人のアドバイスを聞くことで不安が軽くなることがあります。

また、アドバイスをもらえなくても、悩みを吐き出すだけで気持ちがスッキリするので、1人で悩んでいる場合は信頼できる身近な人に相談してみましょう。

辞めたい理由を書き出して分析する

本当に辞めたい理由が分かったことで他の病院へ転職した人の体験談を見てみましょう。

【看護師3年目・Iさんの体験談】

「看護師1年目の頃は、毎日この仕事を辞めたいと思っていました。看護師の仕事に対して、たくさんの不満があったからです。

このときは、看護師自体を辞めようと思っていましたが、ある日、知り合いの働いている病院では、残業はあっても残業代はしっかり支給されるといっていました。

このときに、自分が辞めたい一番の理由が夜遅くまで残業しても残業代が出ないことだと気づいたんです。

私は、どちらかというと稼ぎたいという考えがあるため、残業代がしっかりもらえるなら看護師を続けられると思いました。今では、残業代がしっかり支給される病院に転職して看護師を続けています。」

この体験談のように、辞めたい具体的な理由が自分でもよく分かっていないことがあります。

筆者は、看護師を辞めたいと思ったならまず不満や嫌だと思っていることを書き出してみることをおすすめします。不満や不安を書き出したら、次に自分が解消できることと、解消できないことを明確にしましょう。

たとえば、ストレスが溜まることを不満に感じている場合は、発散方法を見つけることで解消できます。

残業代が出ない場合は病院次第になるので、自分では解消できませんが、残業代がしっかり支給される病院に転職することで解消することが可能です。

患者さんの世話をするのが好きになれないという場合は、転職したとしても解消できることではないため、看護師を辞めるべきといえます。

このように、不満や嫌だと思っていることを書き出して分析してみることで、具体的な対策が立てやすくなるので、ぜひ試してみましょう。

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看護師を辞めると決意したあとのスムーズな退職方法

ここからは、看護師を退職すると決意したあとに、スムーズに退職するための具体的な方法について解説していきます。

一般的な退職までの流れ

看護師を退職することを決意したら、まずは退職の意思を直属の上司に伝えましょう。退職の意思を伝えるときには、いつまで働くかもしっかり伝えるようにします。

退職までの期間は、1カ月以上余裕を持って伝えるのが一般的です。退職の意思を伝え、明確な退職日が決まったら、次に退職届を書いて病院へ提出します。

次に有給休暇が残っている場合は、退職までに消化しなければならないので、いつ休暇を取るのか具体的な日にちを決めます。あとは自分の仕事の引継ぎをして退職日を迎えましょう。

退職の意思を伝えるベストタイミング

退職の意思を伝えるときは、できるだけ上司とゆっくり話せる時間帯を選ぶことが大切です。たとえば、上司と自分が忙しくない時間帯や帰宅時間が被ったときに話があると持ち掛けます。

その際には、「お話したいことがあるのですが、お時間大丈夫でしょうか」といったように上司に時間の余裕があるかどうかを確認するようにしましょう。

退職届の記入方法

人によってさまざまな退職理由がありますが、退職届には詳しい事情を書く必要はありません。下記は、一般的な退職届の記入例になりますので、参考にしてみてください。

退職届

このたび一身上の都合により、○○○○年○月○日をもって退職致します。

退職日○○○○年○月○日

○○○○年○月○日○○事業部○課名前〇〇〇〇印

○○法人〇〇病院院長○○殿

看護師を辞めたい理由を明確にして退職すべきかどうか判断しよう

看護師を辞めたいと思ったら、その理由を明確にして、本当に辞めるべきかどうかを冷静に判断することが大切です。

また、退職を決意する前に、自分で改善できることがあれば一度試してみることで、看護師を続けられる可能性があります。

退職を決意しても病院側に断られてしまったら、この記事で解説した対処法を活用してみてください。


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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

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