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【まとめ】モラトリウムとは!?言葉の意味と使い方、脱却方法まで解説!

就職・転職関係のニュースなどで「モラトリウム(モラトリアム)」という単語を見聞きした事がある方も多いでしょう。

日常生活ではあまり使う事はありませんが、モラトリウムは社会人として羽ばたく前の若者の多くが経験する事象です。

就職・転職を考えるにあたって、モラトリウムに関する正しい知識を身につけておく事も大切であると言えるでしょう。

ここでは、モラトリウムの基礎情報や使い方・脱却方法をご紹介します。

モラトリウムの意味とは

モラトリウムの定義

モラトリウムという言葉には「(主に支払いの)猶予期間」「一時的な停止」といった意味が含まれています。

元々は金融業界で使われていた言葉であり、戦争・災害・深刻な恐慌などの影響によって経済的窮地に陥った人に対し、支払い期間の猶予を設ける際に用いられていました。

この金融モラトリウムは法令に基づいて発令されるため、法的な効力を持っています。

また、モラトリウムは核実験や原子力発電所に関わる場面でも使用される事が多いです。

この場合は「一時的な停止」という意味合いで用いられます。いずれにせよ、モラトリウムは元来「緊急時における暫定的な措置」という意味合いで用いられるキーワードであると言えます。

心理学的な意味合いでのモラトリウムと現代のモラトリウム

現代の就職・転職業界で使用される「モラトリウム」は、前述のような緊急性を要する使い方とは異なります。

心理学的モラトリウムとは「大人になるまでの猶予期間」として認知されており、具体的には青年期から成人期に移行する期間の事を指しています。

現代で言えば、大学生が社会人として就職するあたりの時期が当てはまると言えるでしょう。

自身のアイデンティティを確立して、社会人として責任を負うための準備期間であるというのが基本的な考え方です。

この概念は、1959年にアメリカの発達心理学者であるエリクソン氏によって提唱されました。現代で言う心理学的なモラトリウムは「責任や義務を先延ばしにする事」といった意味合いで使用されるのが一般的です。

モラトリウムを構成する5つの要素

モラトリウムは「回避」「拡散」「安易」「延期」「模索」という5つの要素から構成されています。

「回避」とは目の前の現実から目を逸らして無気力になってしまう特性を指しており、例えば「どんな職業に就きたいか考えたくない」「自分の将来像が思い描けない」といった状態が当てはまるでしょう。

「拡散」は自分の将来について前向きに検討する姿勢ややる気は持ち合わせているものの、方向性が定まらずに軸がブレてしまっている状態です。

自分で思考・決断せず、周囲の意見に流されがちな特性が「安易」であり、現実から逃げはしないもののどこか真剣味に欠けています。

「延期」という状態は、自分自身が置かれているモラトリウムという状況を理解しているという点が特徴的です。

学生時代は猶予期間と割り切って遊びに時間を使う傾向にありますが、インターンや企業説明会など社会的な行動が必要な場面ではアクティブに動きます。

自身のアイデンティティが確立されて、将来や仕事に対して具体的に考えをまとめる段階にあるのが「模索」とされています。

心理学的な知見から見たモラトリウムはこうした5つの要素が絡み合って形成されています。自身にこうした兆候が見られないかチェックしておけば、ある程度モラトリウムの対策を講じる事は出来るでしょう。

「モラトリウム」が使われる言葉

モラトリウムはそれ単体でも用いられる言葉ですが、派生語として様々なものが存在しています。ここからは、モラトリウムの派生語として代表的なものを3つ見てみましょう。

モラトリウム人間

現代では、目の前の現実から逃避している人の事を「モラトリウム人間」と呼ぶ事があります。

モラトリウム人間という言葉は、1978年に小此木啓吾が出版した「モラトリアム人間の時代」に由来すると言われる造語です。

モリトリウムは、本来学生時代から就職活動期の前後にかけて訪れます。

しかし、モラトリウム人間にはこうした学生や新社会人以外の世代の人たちも含まれている点に注意しましょう。

実際には社会的に大人として扱われる年齢にも関わらず、まるでモラトリウム期の若者のような振る舞いをしてしまうのがモラトリウム人間です。

具体的な特徴としては、「責任を伴う選択を避ける」「定職に就かない」「優柔不断」などが挙げられます。

ビジネスシーンのみならず、プライベートな時間でもモラトリウム人間としての特徴が表れる事は珍しくありません。

社会との関わりや人間関係を構築する事を嫌い、自己肯定感が強い傾向にあるのもモラトリウム人間の特徴と言われています。こうした状態を避けるためには、能動的な思考や行動を心がける事が重要になるでしょう。

モラトリウム症候群

社会人としての自分の振る舞いに強い抵抗感を感じてしまう状態は「モラトリウム症候群」であるとされています。

類似語として「ピーターパン症候群」「アイデンティティ拡散症候群」などがありますので、併せて覚えておきましょう。

モラトリウム症候群の特徴は「無気力状態」や「特定の組織・集団に所属する事を嫌う」などと言われており、自分の世界を壊される恐怖を抱えている状態である場合が多いです。

そのため、フリーターや引きこもりといった生活スタイルに落ち着く人も少なくありません。両親の過保護な教育やネグレクトなど、本人の幼少期における体験がモラトリウム症候群の原因であるという指摘も見られます。

また、モラトリウム症候群が社会的に問題視されるようになった背景には「現代の恵まれた生活環境」があるとされています。

アルバイトやパートタイマーの最低時給が向上した事により、現代では仕事を選べばフリーターでも十分生活を賄えるようになったと言って良いでしょう。

仕送りや社会保障に頼って生活していれば困らないという考え方を持つ人も少なくありません。

モラトリウムは豊かになった現代社会の弊害と言っても過言ではありません。恵まれた環境の恩恵を享受する事も大切ですが、環境に甘えすぎない自立心を持った振る舞いを心がけたいものです。

モラトリウム期間

「モラトリウム期間」は、一般的に子どもと大人の中間にあたる18~22歳頃を指しています。

社会的に見れば、大学生や大学院生の若者たちがこの年代に当てはまるでしょう。

知能的・身体的には立派な大人と見なされる年齢ですが、社会的な責任を背負っていくための心理的なアイドリング期間がこのモラトリウム期間とされています。

かつてエリクソン氏が提唱したモラトリウムにはネガティブな要素はなく、シンプルに「大人として社会に出るための必要準備期間」という意味合いでした。

しかし、今日ではモラトリウム人間・モラトリウム症候群といったようにネガティブな意味合いを持つ言葉も多く、本来社会に出るはずの学生が就職や転職を拒んでいる状態を指すのが一般的になっています。

モラトリウムの問題点

モラトリウムという言葉には元来マイナスな意味合いはなく、むしろ大人になるために必要なものとされていました。

しかし、現代ではモラトリウムが問題視されるシーンも増えており、脱却や改善の術が模索されています。

何故モラトリウム自体はネガティブではなかったのに問題視されるようになってしまったのか、私たちが考える現代のモラトリウムが抱える問題点は主に次の3つです。

社会との距離を置いている

現代のモラトリウムが抱える大きな問題点には、まず「社会との距離を置く」という傾向が見られる事が挙げられます。

モラトリウムとは、本来社会に出るために自分を見つめ直して準備を整えるための時間です。

しかし、現代人の中にはこの猶予期間を「社会に出なくて良い・社会と関わらなくても許される」と解釈してしまう人たちが増えています。

こうして社会と距離を置くようになった人たちはコミュニケーション能力や責任能力が低下してしまう傾向にあり、他者に上手く馴染めなくなってしまいがちです。

その結果、社会に出ることに恐怖感を覚えて働く事が出来ず、ニートになってしまうというケースもあります。

就職出来たとしても、社会から距離を置いていた分だけ会社の雰囲気や環境に馴染めずに早期退社となってしまう事例も少なくありません。

社会との距離感を適切に保つ努力は、誰にでも必要な取り組みであると言えるでしょう。

責任感が乏しい

「責任感に欠ける」という傾向も、モラトリウムの問題点としてしばしば指摘されています。

現代の心理的モラトリウムは現実逃避の性質が色濃く、一度モラトリウム状態に陥ると嫌な事から逃げ続けるというスパイラルに囚われる事が多いです。

この状態が続いていくと多少なりとも他人の今後を左右するような選択はもちろんの事、自分の将来を決める決断からも逃げてしまうようになります。

こうした責任感の乏しさは「逃げ」の状態が続いてしまう以外にも、自己肯定感が強いというモラトリウムの特性が影響していると言えるでしょう。

「自分は悪くない」「自分はもっと出来る人間だ」という思い込みから、自身の過ちを認められなくなってしまうのです。まずは、現実をしっかり受け止める姿勢を持つ事が重要になるでしょう。

何事にも無気力になっている

現代のモラトリウムは、当人が「無気力状態」になっている事が様々な場面に悪影響を及ぼします。

就職や転職を試みようとしても中々能動的なアクションに繋げる事が出来ず、気づけば周りに遅れを取ってしまうというケースが多いです。

仕事に就けたとしてもやる気が出ずに漫然とタスクをこなす毎日になってしまいがちで、社内での評価はあまり芳しいものにはならないでしょう。

このような心理状態が長く続いていくと、仕事ばかりでなく休日のプライベートでも無気力で何もしたくないという悪循環が出来上がってしまいます。

無気力になってしまう原因は複雑に絡み合っているケースも多いですが、気分が乗らなくてもとりあえず行動を起こしてみる事が重要です。

モラトリウムからの脱却方法

自分と向き合う時間を増やす

現代で言うネガティブなモラトリウム状態から脱却するためには、まず自分と向き合う時間を増やして自分自身への理解を深める事が重要であると私たちは考えます。

モラトリウムに見られる「現実逃避」「過剰な自己肯定感」といった特長は、そもそも自分自身を正しく理解出来ていない事に起因している可能性が高いです。

例えば、何か重要な選択肢を迫られた時、「自分に何が出来るのか」「自分は何がしたいのか」というポイントを把握出来ていなければ自信を持った選択は出来ません。

その結果、「失敗した時の責任を負いたくない」「関わり合いになりたくない」といったネガティブな思考に陥ってしまうのです。

自分自身と向き合うには今までの経験を振り返って「何が出来るのか」「何が好きなのか・嫌いなのか」「自分の長所・短所」を洗い出してみましょう。

プライベートの出来事でも学校生活の一部でも、参考にする体験はどんな些細な事でも構いません。

自分自身の理解を深めていけば選択や行動に自信を持つ事が出来るようになるため、前向きな姿勢が身につきます。

このように、自分の体験・経験を振り返って自己分析に活用する取り組みは「キャリアの棚卸し」と呼ばれており、就職・転職活動時のエントリーシートや履歴書作成時に役立つので覚えておきましょう。

しっかりと深堀りして「働く意味」や「生きる目的」にまで結びつける事が出来れば、周囲の人たちよりも積極的な行動力を手に入れられる可能性があります。

タイムリミットを決めてみる

モラトリウムは一般的に長期的な事象であるとされており、1年以上モラトリウム状態が続くという人も珍しくはありません。

そのため、何の対策も講じないとダラダラ長引いてしまう一方です。こうした状態を打破するためには、ある程度のタイムリミットを設けてみるのが効果的です。

例えば、「○日までに仕事探しを始める」「○月までに転職エージェントに相談しにいく」といった具合です。

小さな事からコツコツと

モラトリウムから脱却するためには、小さな事からコツコツ成功させて自分に自信を付けていきましょう。

成功事例を重ねていく事でやる気が涌いてくるようになるため、無気力状態の打破に繋がります。

自分に出来る事をコツコツとこなして無気力から脱却する事で、先々の選択や行動にも良い影響が期待出来るでしょう。そのためにも、まずは自分と向き合う時間を確保する事が大切です。

まとめ

現代人を取り巻く「モラトリウム」という心理状態は、決して他人事ではありません。

現在定職に就いて働いている人であっても、環境や役割の変化によってモラトリウム状態に陥ってしまう可能性はあるからです。

モラトリウムからの脱却は最終的に自分自身の力や考え方によるところも大きいですが、第三者が手助け出来る部分も少なくありません。

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