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会社に行きたくない!出勤困難症かも?原因と対処法を紹介

仕事はそう楽しいものではありません。時に会社に行きたくない、休んでしまいたいと思う事もあります。

もし体に異変が起こるようであれば、それは「サボり」や「怠け」という言葉だけで片付けられません。実は出勤困難症の可能性も考えられます。この記事では出勤困難症について、その原因や対処法などについて解説していきます。

出勤困難症とは

出勤困難症とは会社に出勤しようとすると、心身に不調が現れる状態を指します。いわゆる不登校の大人版で、主に腹痛や下痢、吐き気、嘔吐、頭痛、息苦しさなどの症状に加えて、不安感や緊張感、集中力の低下など精神的な影響も伴います。

出勤困難症は「出勤不能症」や「出社拒否症」とも呼ばれますが、うつ病で悩む休職者が増え、社会問題化した頃から使われるようになりました。

当然ながら症状の度合いには個人差があり、体調が悪いのを我慢して会社付近までたどり着ける人もいれば、布団から出られなくなるほど重い人もいます。

出勤困難症が厄介なのは、体調が悪くて何度検査を受けようとも、何も病気が発見されないという点です。つまり体は健康な状態であるため、体調不良を理由に会社を休むと、周りからは「甘え」や「怠慢」と誤解されてしまいます。

当事者にとっても、頭では「仕事に行かなければいけない」とわかっているのに体がついていかず、非常に辛い状態です。真面目で責任感の強い人ほど我慢しがちですが、無理を続けると日常生活を送ることすら困難になるほど、状態が悪くなってしまう可能性もあります。

実際のところ、出勤困難症か怠けなのか、当の本人が自分で判断するのは難しいものです。しかし単なる怠け心だけで、吐き気や腹痛などの体調不良が続く事はありません。

原因不明の体調不良で会社に行けない状況が続く場合は、病院を受診するなどして、何かしら早めの対策をとった方が賢明です。

出勤困難症になりやすい原因5選

出勤困難症に陥るには、ある原因が隠れています。ここからは出勤困難症になりやすい原因を5つ解説していきます。

人間関係のトラブル

会社に行きたくなる原因として、まず人間関係のトラブルが挙げられます。意見が対立して折り合いが悪くなった、自分だけ無視される、悪口や陰口を言われる、上司や先輩からハラスメントを受けているなど、トラブルの内容も様々です。

そして人間関係が悪くなると、仕事にも悪影響を及ぼし兼ねません。何か困っても、周りから無視されている状態では気安く人に頼れず、職場内でどんどん孤立してしまいます。

人間関係のトラブルは、相手側に非がある可能性ももちろんありますが、実は自分に原因があるかもしれません。良好な関係を持つには変な苦手意識を持たず、自分から話しかけてみたり、人の手伝いを率先して行うなどの努力も必要です。

仕事が合わない

仕事の内容は精神面に非常に大きな影響を及ぼします。自分の好きな仕事、やりたいと思っていた仕事なら熱意を持って取り組めますが、やりたくない仕事や全く興味の持てない仕事を任された場合は、会社へ行く意欲も失せてしまいます。

そもそも人によって適性や脳力は異なり、例えば地道な物を作り上げていく作業を得意としている人が、外へ出て営業してくるように言われても無理があります。

しかし給料を貰っている立場上、「自分にこの仕事は合わない」などと反論しにくいものです。我慢しながら苦手意識のある仕事を続け、さらに結果が出ずに上司や先輩から嫌味を言われると、どんどんストレスも溜まっていきます。

元々は能力がある人でも、自信を無くすと出勤困難症となる可能性は十分にあるのです。原因が「仕事」と明確なだけに、異動や転職などによって状況が変えられるかもしれません。

業務量が多過ぎる

例え好きな仕事でも、仕事の量が多過ぎると心身ともに疲弊します。毎日ように深夜まで残業がある、休日出勤も当たり前という状況が続き、かつ労働量に見合った収入が得られなければ、不満を感じるのも当然です。

最初は気合いで持っていても、疲れが溜まると体が重くなり、出勤する気力さえ無くなります。明らかにキャパオーバーと感じるなら無理をする必要はありません。

上司に不満や要望を訴えるなどし、もし状況が変わらないのであれば、思い切って転職するというのも一つの方法です。

挫折によるストレス

仕事をバリバリこなしていた人でも、一度の挫折によって突然出勤困難症に陥るケースもあります。

会社の期待に応えられなかった、会社が損失を被るようなミスを犯してしまったなど状況も色々ありますが、特にエリートの道をひた走ってきた優秀な人は失敗経験がほとんどないため、挫折によるストレスも感じやすくなります。

誰か心を許せる相手に愚痴をこぼす、または仕事を忘れるほど趣味や遊びに没頭すれば、時間の経過とともに挫折感も薄れていくかもしれません。

睡眠不足

睡眠不足もストレスになり得ます。残業続きで十分な睡眠時間が確保できない、夜更かしする習慣がついている、寝たいけれどなかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚めるなど、睡眠不足となる理由も人それぞれです。

ただいずれにしても慢性的な睡眠不足は疲れが溜まり、朝になってもスムーズに起き上がれなくなります。

激務で睡眠時間が取れないなら、まずは会社に業務改善を訴えるしかありません。また睡眠障害が原因であれば、体を壊す前に専門医に相談する必要があります。

出勤困難症を防ぐ対処法5選

出勤困難症は未然に防ぐ事も可能です。ここからは出勤困難症を防ぐ対処法を5つ紹介していきます。

信頼できる相手に相談する

自分の抱えている悩みを誰かに聞いてもらうだけでも、気持ちは幾分か楽になります。例え明確な解決策を見出せなくても、心の中に溜め込んでいたものを吐き出せると、ストレスも一気に和らぐのです。

気軽に話せる同僚でも良いですが、何とか状況を改善したいなら、信頼できる上司か先輩に相談してみるのが賢明です。しっかり事態を受けとめ、可愛い後輩が悩みなく出社出来るよう、改善方法を模索してくれるかもしれません。

出勤の楽しみを作る

嫌いな仕事が待っている、上司に会いたくないなど、マイナスな面ばかりを想像して出勤するのは辛いものです。しかし何か一つ、出勤後の楽しみを作っておけば、少しはストレスも軽減されます。

ちなみに「楽しみ」とは、特に難しく考える必要はありません。お昼はお気に入りの店でランチを食べる、会社帰りにご褒美としてスイーツを買うなど、本当にささやかな楽しみで十分です。

何かしら楽しみを見つけておけば憂鬱な気分が晴れ、会社への足取りも軽くなります。

自分なりのリフレッシュ方法を探す

仕事や会社へのストレスを発散するには、自分でリフレッシュ方法を探すことも大切です。例えばバスケやテニスなどのスポーツを楽しんでいる時は、ゲームに夢中になって仕事の存在を忘れます。

ジョギングやウォーキング、ヨガなどのスポーツもストレス軽減に効果的で、程よい疲労感は良い睡眠にも繋がります。

もちろんスポーツだけではありません。カラオケに行って大声で歌う、食べ歩きを楽しむ、友達とひたすら喋るといった行動でも、十分に気持ちはリフレッシュ出来ます。

没頭できる趣味を作る

何か夢中になれる趣味を作るのも、出勤困難症を防ぐ一つの方法です。学生時代から打ち込んできた趣味を続けるもよし、他に新たな趣味を見つけてみるのも良いかもしれません。

趣味に没頭する時間が長ければ長いほど、その時間は仕事の存在を忘れられるというメリットがあります。

そもそもストレスを作らないためにはオンとオフを切り替えていくことが大事ですが、何かしら趣味を持っておくと、切り替え上手になれるかもしれません。

「仕事は生活のため」と割り切る

自分の意識の持ち方で、出勤困難症を防ぐ事も可能です。どれだけ嫌な仕事であろうと、人間関係に悩まされていようと、「仕事だから仕方ない」と割り切って考えると、少しは前向きになれるかもしれません。

もちろん無理する必要はないですが、「仕事が嫌」「職場に行きたくない」と感じているのは自分だけではありません。生活するために辛くても出勤している人がたくさんいると思えば、自然と意識も変わっていきます。

またお金を貯めてブランド物を買う、海外旅行へ行く、1,000万円の貯金を目指すなど目標を作ると、それがまたモチベーションアップに繋がるかもしれません。

出勤困難症を改善するために必要なこと

もし出勤困難症を引き起こしているという自覚があるならば、まずはしっかり休息をとらなければいけません。

無理をし続けると、心身へのダメージがどんどん広がってしまう可能性があります。ただし会社に行かなくても良いからと、不規則な生活をしていては意味がありません。

夜更かしをせずにしっかり睡眠をとる、朝昼晩の食事は栄養バランスに気をつける、ストレス発散のために適度に体を動かしておくなどして、健康的な生活を送るように意識します。

ちなみに休みを取る際、有給休暇が余っているなら、まずは有給休暇から消費していくのが良いかもしれません。法律で定められている労働者の権利なので、後ろめたさを感じる必要もなく、ゆっくりと体を休められます。

また有給休暇なら、理由を言わずとも休みが取れるのが利点です。

一方、有給休暇がない、若しくは日にちがあまり残っていない状況であれば、会社に連絡して休むようにします。

注意点として、いくら体調が悪くても、無断欠勤は避けなければいけません。無断で会社を休むと、より出社しづらい状況となり、最終的に懲戒解雇になってしまう恐れもあるため注意が必要です。

仕事を休んで気持ちに余裕を持てるようになれば、出勤困難症になった原因を探ってみます。

なぜ出勤が難しくなるほどストレスを抱え込んでしまったのか、その原因として考えられる事項を書き出し、自分の思いも吐き出せば頭も心もスッキリします。客観的に、どうすれば悩みが改善出来るのか解決策を見出していきます。

自分で対処できる方法が見つかれば良いですが、会社や仕事について考えるだけで体調が悪くなる、不安感が増すといった状態が続くなら、専門医に相談して適切な治療を受けていかなければいけません。

ずっと眠れずにいた人も、睡眠薬を処方してもらってしっかり睡眠をとるだけで、体の負担が軽減されます。まずは体の健康を取り戻さなければ、何も行動に移せません。

特に心配性な人は、原因不明の不調が更なるストレスになり得るので、しっかり検査も受けて健康状態を把握しておくようにします。ちなみに出勤困難症は病名ではありません。

病院を受診して診断名がつけられるとすれば、「適応障害」と診断書に書かれることが多いです。診断名がつくと休職しやすくなり、傷病手当の受給も可能となります。

もし心身ともに健康を取り戻せたとしても、同じ職場で働き続けるのは難しいと感じるなら、思い切って転職するのが賢明です。

特に人間関係の悩みが原因となっているなら、環境を変えると一気に良い方向へ改善出来るかもしれません。

簡単に転職するのは根性が足りない、忍耐力が無いなどマイナスなイメージを持つ人もいますが、出勤困難症の症状を悪化させてまで同じ職場にしがみつく必要はありません。

人生を無駄に過ごさないためにも、積極的に自分にとって最良の職場を見つけていくことが大切なのです。

まとめ

出勤困難症は一般的な病気とは違います。体の隅々まで検査しても異常が見つからなければ、どれだけ体調が悪いと訴えても周りからの理解が得られません。

また自分でも「単に怠けているからだ」と追い込んでしまい、我慢し続けた結果、うつ病など精神的な病気を引き起こしてしまう可能性があります。

出勤困難症かもしれないと思う節があれば、まずは信頼できる人に相談し、会社を休むなり専門医を受診するなりして、自分のペースでゆっくり回復を目指します。

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