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【ケース別】モラハラ発言例(全20例)|有効な対処法も公開

モラハラ被害者は自分がモラハラを受けていると自覚することが難しく、違和感や不満に耐えているうちに徐々にストレスをためていくケースが多く見られます。

早めにモラハラに気づき、対策を取ることで自分の環境や健康状態を大きく改善できるようになるでしょう。本記事では、モラハラの判断基準や発言例、対処法について見ていきます。

モラハラとは?

モラハラとは

モラハラとは「モラルハラスメント」の略で、倫理や道徳に反する嫌がらせを意味しています。暴力を加えるのではなく無視する、嫌みや暴言を言う、にらみつける、馬鹿にするなどの相手を貶める行為が大半を占めています。

また、説教の形を取ることや「お前のためを思っているから言っている」などの前置きをすることで、加害者側も被害者側もその言動がモラハラであると認識していないことも少なくありません。

加えて性別や立場などは様々ですが、反論できない相手を自分の意のままに操りたいと考えている人がターゲットを見つけたときにモラハラ加害者になりがちなことも大きな特徴です。

モラハラは閉鎖的な環境や特定の相手との人間関係において発生することが多く、誰にでもモラハラ行為をするわけではありません。

加害者は常に自分が相手よりも優位に立とうとする傾向があり、相手が自分を立てなければ不機嫌になる、自分が悪い時も決して謝らない、平気で噓をつく、相手の意見を求めずに一人で物事を決めるなどの共通点が見られます。

モラハラにあたるかの判断基準

モラハラは精神的に相手を傷つける行為であるため、被害を受けていることが第三者には分かりづらいです。

モラハラをされている被害者もどこまでが注意や指導で、どこからがモラハラに当たるのかを客観的に判断しづらいため、なかなかモラハラ被害者だという自覚が持てません。

そこで、まずは大まかな基準として、次のような特徴に該当するのか確認してみましょう。

モラハラの判断基準

なお、モラハラは必ずしも立場が上の人が下の相手に対し、1対1で行うものとは限りません。

例えば、社内で複数の同僚から聞こえよがしに自分の悪口を言われ、さらに社外にも広められた結果、精神障害をきたしたケースでは、悪口を言っていた複数の同僚が被害者に対してモラハラ行為を行ったと認める判例が出ています。

また、上記以外にもモラハラに該当する行為は多数あります。

例えば、配偶者が大切にしていた品物を勝手に処分したり、日ごろから配偶者を軽んじる態度を取った結果、モラハラと認定された判例もありますので、恐怖を感じた時や悲しい思いをさせられた時などはきちんと記録を取っておくと良いでしょう。

【ケース別】モラハラ発言例

モラハラ発言例

モラハラ発言は内容がおよそ共通しているため、発言内容でモラハラを受けているのか判断することが可能です。ただし、家庭内と職場ではモラハラ発言の内容が異なります。

ここでは家庭内と職場、それぞれのケースごとによく見られるモラハラ発言の例を確認し、どこがモラハラに該当するのか考えていきましょう。

家庭内でのモラハラ発言

家族間では身内ということもあり、遠慮のない言葉を発してしまうことも少なくありません。しかし、度が過ぎればモラハラ発言になってしまいます。家庭内ではどのような発言がモラハラに当たるのでしょうか。

「大した仕事をしていないくせに」

配偶者の仕事を給与が低い、仕事の内容が低レベル、会社の規模が小さいなどの理由で貶める発言はモラハラに該当します。

やりがいがある、家族を養うため、スキルアップを目指したいなど仕事を選ぶ理由は人それぞれであり、自分の基準で相手の仕事を貶める発言は相手の選択肢や人格を貶めることと同じです。

この発言には相手の仕事を貶めることで自分の仕事、ひいては自分の方が価値のある人間だと主張する意図も含まれています。

「なんでこんなこともできないの?」

疑問形になっていますが、この言葉には自分の判断基準を絶対視して、それを超えることができない相手を馬鹿にする意図が込められています。

相手の個性を認めずに自分の基準に及ばないからといって批判する行為は、価値観の押し付けにすぎません。

「(配偶者は)気楽でいいね」

一見相手を羨んでいる言葉にも聞こえますが、これは相手よりも負担の大きい仕事や家事をしている自分の方が配偶者よりも価値のある存在だと認識させるための発言です。

夫婦は互いに協力して生活費を稼ぎ、家庭を支えなければなりませんが、このような発言をする人は相手に対する敬意を持っておらず、劣等感を与えようとしています。

「(配偶者の)家族みたいにはなりたくない」

配偶者本人だけでなく、家族や友人などの相手にとって大切な人を貶しめる発言もモラハラになります。配偶者の人格を形成した血縁関係者や配偶者が選んだ友人を否定することにより、配偶者本人の人格を否定しているのです。

もちろん、実際に関係者に問題があって親切心から忠告するケースもありますが、頭ごなしに否定する言い方はモラハラの可能性があります。

(子供に対して)「パパ(ママ)みたいになるな」

子供に独りよがりな価値観を植え付け、自分の味方にすることによって配偶者を孤立させようとするモラハラ発言です。

子供に対しても、自分の言いなりになるように洗脳しようとするハラスメント行為であると言えますし、配偶者に対しても人間性を貶めるモラハラ発言に該当します。

「誰のおかげで生活できているんだ」

収入の多い側が配偶者に言う典型的なモラハラ発言です。家庭を支えるには生活費だけでなく、家事や育児、親族や近隣との付き合い、家計の管理など様々なことが求められます。

しかし、自分が優位に立てる部分だけを誇張して、自分がいなければ生活が回らないと主張することにより、配偶者を自分に依存させようという思いからこのような言葉が出てくるのです。

「よその旦那(妻)を見習え」

配偶者に不足している部分を第三者と比較することによってあげつらい、人格を貶めようとする発言です。具体的な比較対象を挙げることにより、配偶者に劣等感や屈辱を与えようとする陰湿な意図も見られます。

「男(女)のくせに」

配偶者の個性を尊重せず、「男性(女性)ならばこうあるべき」という固定概念を押し付ける発言です。配偶者が自分の思い通りにならないときなどに、相手を貶める意図で使われています。

同様に、「男(女)なのだから」と自分の要求を押し付けるケースも少なくありません。

「恥ずかしいと思わない?」

配偶者の仕事や収入、家事の出来、趣味や服装などを貶めるために使われる発言です。

内容は人格否定ですが、自分の意見としてストレートに伝えるのではなく、配偶者に判断を委ねるような言い方をしている点が巧妙で、言われた側は自分自身に不安を感じるようになります。

「指図するな」

下手に出て頼みごとをした場合にこのような発言があれば、配偶者を見下している状況です。指図は上位の人が下の相手に対して行うものですので、この発言をした本人は配偶者を対等の立場とは見ていません。

むしろ、本来自分より下の立場である配偶者が上位の自分に命令しようとしているという不満が現れた言葉と言えます。

職場でのモラハラ発言

職場での嫌がらせはパワハラに該当する場合もあります。パワハラは権力を利用した、時に暴力を伴う嫌がらせであり、モラハラは対個人で人格を否定する精神的な嫌がらせと言えるでしょう。

ここで、どういった発言がパワハラに該当するか詳しく見ていきます。

「使えない」

誰でも仕事でミスをすることはあり得ます。しかし、些細なミスや平均的な仕上がりに対し、使えない、無能などの表現を使って本人の能力全てを否定し、侮辱するのはモラハラに他なりません。

また、ミスがなくても揚げ足を取ってこのような言い方をするケースもあります。

「自分で考えろ」

仕事を全く教えず、相手の負担が大きいのを理解していながら突き放すのは指導ではなくモラハラです。

しかし、嫌がらせで教えないというのは外聞が悪いため、考えればわかるという言い回しを使って陰湿な追い詰め方をしています。

「君の仕事だ」

仕事は本来、互いに協力し合ってチームで進めていくことがほとんどです。

しかし、職場のモラハラ事例では特定の相手に大量の仕事を押し付け、一切手伝わないという嫌がらせも多く見られます。その際、サポートを拒否するためにこのような言い方をしがちです。

「こいつの真似をするな」

仕事のミスは周囲がサポートをしたり、再発を防ぐためにきちんと指導するのが本来の職場の在り方です。

しかし、きちんと指導することなく、周囲にミスを吹聴して晒上げ、さらに反面教師扱いして貶める行為はモラハラと言えるでしょう。

「理解できるの?」

仕事の教えを請われたとき、わざと教えずに困らせるのもモラハラ行為です。その際、教えても理解できないだろうと相手の能力を貶めることで、さらに精神的な苦痛を与えています。

「(趣味や恋人について)馬鹿っぽいよね、引く」

職場で嫌がる相手に学歴や家族、恋人、趣味などのプライベートな内容を執拗に聞き出す行為自体もモラハラですが、そうして聞き出した内容について笑いものにしたり、侮辱する発言もモラハラに該当します。

「イライラさせるな」

ミスを指摘するのではなく、自分の気分次第で八つ当たりをするときにこのような発言が良く見られます。相手が反論しないのをいいことに、意味もなく侮辱することでストレスのはけ口にしている発言です。

「嫌ならやめれば?」

仕事に関する要望や苦情を伝えても全く解決する気がなく、面倒ごとを封じ込める際に使われるモラハラ発言です。退職や転職はそれほど簡単に決断できないのを承知の上で、それをかざして従わせようとしています。

「頑張ればいいだけだろう」

過度の仕事を押し付けて手伝おうとしない行為もモラハラの一種です。適切な助言やサポートをするわけでもなく、努力が足りないとあげつらうことでさらに精神的な負担を与えています。

「よく卒業できたね」

高学歴の相手に対し、仕事のミスや遅れなどを引き合いに出して嫌がらせをするときにこのような発言が見られます。期待して損した、その程度か、誰でもできる仕事だなどの発言も、学歴や仕事の能力を貶めるモラハラ行為です。

モラハラを受けた際の対処法

モラハラは被害者がじっと我慢をしていても、状況が好転することはまずありません。むしろ、加害者側が増長してモラハラ行為がひどくなる可能性が高いです。

ここでは、家庭内と職場、それぞれの場合においてモラハラを受けた時の対処法についてご紹介していきます。

家庭内の場合

モラハラを受けた際の対処法

家族ならば、ある程度対等に話せる可能性があります。無意識にモラハラ行為を行っているようであれば、相手にその都度モラハラであることを伝えましょう。

相手が激高する場合には、親や友人などの第三者を入れることも重要です。しらばくれる場合はこっそり録音や動画を残しておき、相手に見せるのも良いでしょう。

また、モラハラ被害者はおとなしい性格の人が多いです。何をしても、何を言っても反撃してこないだろうという見下しがモラハラにつながりやすいため、時には本気で怒るのも効果的です。

ただし、互いにエスカレートして暴力沙汰になる可能性もあるため、怒るときには対策や状況把握を徹底しましょう。

そして、モラハラ被害者は自分を責めがちですが、本来責められるべきはモラハラをしている加害者側です。自分を卑下する必要はありませんし、状況を改善するために冷静に対策を検討しましょう。

相手にぶつかって改善を目指すのも一つの方法ですが、愛想が尽きた場合には離婚や慰謝料請求を検討するのも選択肢の一つです。

モラハラは周囲に気づかれにくいため、まずは証拠集めをしながら方針を決めたり、しかるべき窓口や信頼できる相手に相談すると良いでしょう。

職場の場合

職場は他人同士の付き合いで、周囲の目もあるため、慎重な対応が求められます。詳しく見ていきましょう。

モラハラを受けた際の対処法

毅然とした態度で応じる

まず、理不尽な要求や仲間はずれ、無視などをされたときには、おどおどせずに毅然とした態度で応じましょう。正当な理由を掲げて要求を通したり、拒否するのも有効です。

モラハラ加害者は弱い相手を狙う傾向がありますので、ターゲットから外れる可能性があります。

相手の懐に入る

モラハラとは言い切れないレベルの嫌がらせを受ける、あまり揉めたくないという場合には相手をうまく手なずけるのも一つの方法です。相手を持ち上げて自尊心をくすぐれば、相手の態度が軟化することもあります。

ただし、逆に舐められたり、気に入られてつきまとわれたりすることもありますので注意しましょう。

相手よりも強い立場の人を味方にする

上司の立場をかざして嫌がらせをしてくる場合には、より強い立場の人に相談するのもおすすめです。

モラハラ加害者は自分より立場が上の相手には強く出られない傾向がありますので、モラハラ行為がなくなる可能性があります。

モラハラの証拠を残す

方針を決めかねている段階でも、暴言やされたことを記録に残しておくことは重要です。

ボイスレコーダーやスマホで日ごろの嫌がらせを録音・録画したり、日記形式でされたことを書き留めておくと、相談や訴訟の時にも証拠として使えます。

加害者からのSNSやメール、メモの他、精神的苦痛で体調を崩したときには病院で診断書を取って保管しておくのも有効です。

各種窓口へ相談する

社内でモラハラやパワハラに関する相談窓口がある場合は、そちらに相談するのも一つの方法です。

ない場合は、労働局や法律事務所などに行くのも良いでしょう。解決法が提示されるだけでなく、会社や加害者に働きかけをしてもらえることもあります。

法的に対処する

モラハラで重度の被害が出た場合や退職を余儀なくされた場合などは、裁判所に訴えて慰謝料請求をすることもできます。また、刑事事件として侮辱罪や名誉毀損罪、脅迫罪、傷害罪などに該当するケースも少なくありません。

転職する

加害者が一人だけの場合、事情を説明して異動の希望が通れば解決できるでしょう。しかし、社内がモラハラ行為に無関心な場合や多くの人がモラハラ行為をしている場合には、転職した方が確実です。

とはいえ、転職先がすぐに見つかるとは限りませんし、転職したからといって必ずモラハラを回避できるとは限りません。

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