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面接で好印象になる退職理由・回答例4選|NG回答例もリサーチ!

「退職理由ってなんて答えるのが正解なんだろう」
「給与が低くて辞めたなんて言ったら印象悪くなるよな・・・」

このように、面接での退職理由の答え方でお悩みの方は多いことと思います。人間関係や残業の多さなど、退職理由はネガティブなものになりがちだからこそどんな風に企業に伝えたら良いのか悩みますよね。

そこで本記事では面接で好印象になる退職理由・回答例4選をご紹介いたします。答え方のポイントやNG回答例もお伝えしますので、少しでもお役に立てれば幸いです。

面接官が退職理由を聞く意図

そもそも、どうして面接官は面接で退職理由を聞くのでしょうか?理由は大きく分けて3つあります。

(1)早期離職の懸念がないかを確認したい
(2)仕事に対する考え方を確認したい
(3)責任感がどの程度あるかを確認したい

企業が人材を一人雇うには膨大な費用がかかるため、一度採用したらできるだけ長く働いて欲しいと企業は考えています。

そのため「人間関係で悩んだから」「思うように昇給できなかったから」などのどの職場でも考えられる退職理由だった場合、面接官から「また同じ理由で辞めるかもしれない」と懸念され選考で落とされる可能性があるのです。

特に前職での勤続期間が短い場合には退職理由について特に注意を向けられていますので、誤解を与えぬよう慎重に答える必要があります。

また、退職理由の内容によってその人材が仕事に対してどのような考え方を持っているか、何に重点を置いているかを知りたいとも企業は考えています。

仕事に対する考え方や価値観がその企業の方針とマッチするかをチェックすることで、その人材が入社後も伸び伸びと活躍できるかを見ているのです。

なお、答える退職理由によって仕事に対する責任感がどの程度あるかも企業はチェックしています。

ハラスメントを受けていたような場合を除き、前職の職場や仕事内容に対して文句を言うなどの態度を取っていると「責任を転嫁する人材」と捉えられかねませんのでここも注意が必要です。

面接で退職理由を答える際のポイント

では、面接で退職理由を答える際には具体的にどのように答えれば良いのでしょうか?ここでは3つのポイントをご紹介します。

(1)ポジティブな退職理由を伝える
(2)前職での課題に対してどう行動したかを伝える
(3)退職理由を志望動機に紐づける

ポジティブな退職理由を伝える

エン転職が「退職のきっかけ」について調査したアンケート結果によれば、下記のような退職理由が多く挙げられました。

1位:給与が低かった(39%)
2位:やりがい・達成感を感じない(36%)
3位:企業の将来性に疑問を感じた(35%)
4位:人間関係が悪かった(27%)
5位:残業・休日出勤など拘束時間が長かった(26%)
6位:評価・人事制度に不満があった(25%)
7位:自分の成長が止まった・成長感がない(23%)
8位:社風や風土が合わなかった(21%)

これによれば給与の低さややりがい、企業の将来性に人間関係などネガティブな退職理由が多いことがわかります。

しかし面接官はその背景にある状況を詳しく知らないため、こういった退職理由をそのまま伝えてしまうと「不満が多い人なのではないか」「また職場への不満が原因で辞めてしまうのではないか」と感じてしまいます。

そのため、こういったネガティブな退職理由はポジティブなものに変換して伝えるのがおすすめです。例えば下記のようなものが挙げられます。

本当の退職理由:残業が多い/プライベートを充実させたい
→ポジティブに変換:スキルアップのための勉強時間を確保したい

本当の退職理由:会社に将来性を感じない
→ポジティブに変換:〇〇という目標のために新たな仕事にチャレンジしたい

本当の退職理由:人間関係で悩んでいる
→ポジティブに変換:チームワークを大切にして、メンバーと一緒に大きな目標を成し遂げたい

ちなみに、退職理由で嘘をつくのはNGです。たいていの嘘は面接官に見抜かれてしまうためより一層悪いイメージを与えてしまいますし、万が一入社できたとしても嘘がバレれば肩身の狭い思いをすることになります。

前職での課題に対してどう行動したかを伝える

前職での課題(問題)に対して自身がどのように行動したのかを伝えることもポイントです。面接官も人間ですから、ポジティブな退職理由の裏に多少ネガティブな感情があるだろうことは想定しています。

そのため退職理由についてより深く質問された時には、課題(問題)を解決するために具体的に何をしたのかを明確に伝えましょう。

課題(問題)を解決するために具体的に行動を起こしたことを伝えなければ「問題を人任せにする人材」「自分からは行動を起こさない消極的な人材」というイメージを与えかねません。

たとえば残業が多かったことが退職理由であれば、「業務の効率化やマニュアル化を行ってチームで共有した」「TO DOリストを作成して目標時間内に完了できる癖をつけた」などの工夫を伝えましょう。

そして、そういった対応を取ってもなお課題(問題)が解決しなかったため転職を決意したと伝えればネガティブな印象を与えずに済む他、行動力をアピールすることもできます。

退職理由を志望動機に紐づける

退職理由を志望動機に紐づけることも大切です。

たとえば「スキルアップのための勉強時間を確保したくて退職した。実力主義の企業に転職したい」という内容だと、一貫性がないように感じられます。

退職理由と志望動機が一貫していなかったり関連性が薄いと「本当の退職理由が他にあるのではないか」「別にうちの会社じゃなくても良いのではないか」と面接官にマイナスイメージを与える可能性がある他、単純に「論理的思考ができない人材」と捉えられる可能性もあります。

そのため、「自分の能力を正当に評価してもらうためにはまず自分自身のスキルを高める必要がある。そのためにスキルアップのための時間を確保したくて退職した。

今後はスキルアップのための勉強をしながら実力主義の企業に転職することで自分をより成長できる環境に置き、新たな可能性にチャレンジしたい」などの説明を行えば、一貫性のある回答になります。

面接で好印象になる退職理由・回答例4選

では、どういった退職理由を伝えれば好印象になるのでしょうか?ここでは具体的な回答例をご紹介します。

長時間労働が理由のケース

「現在の職場(前職)は長時間労働が常態化しており、毎日朝8時から終電までの勤務が常となっています。

根本的には人員不足が原因だったため増員や経費精算のシステム化などの提案を繰り返しましたが、変化を好まない社風ということもあり実現させることができませんでした。

心身共に健康的に働くことで生産性を高めたいと考え、転職を決意いたしました。」

この回答例では「具体的にどれくらい長時間労働だったのか」を伝えることで、客観的に見ても「その労働時間は長すぎるな」という説得力を持たせています。

また「解決するためにどのような工夫や行動を起こしたか」を明確にしているため、自分でできることがないかを模索して実行に移せる行動力もアピールできています。

正当な評価をされていないと感じているケース

「現在の職場(前職)は年功序列の傾向が強く、能力のある人材が十分に実力を発揮できない環境にあります。

将来はマネジメント業務も行えるようになりたいためスキルアップの勉強も行っていますが、そもそもの評価制度を変えなければそれが難しいと考えました。

同僚たちと話し合い新規の人事評価制度を会社に提案しましたが、今の文化の恩恵に預かってきた層が役員に収まっているということもありなかなか意見が通らず、転職を決意いたしました。」

この回答例に関しても、問題を解決するために具体的にどう行動したのかが明確に示されています。特に明確な目標がある人材は努力できる傾向があるため、この点も面接官に好印象を与えるでしょう。

昇給、昇格ができていないケース

「現在の職場(前職)での給与が低く、経済的に苦しい状況が続いていることから転職を決意いたしました。

現在の職場(前職)に新卒入社した方に伺ったところ4年経った今でも全く昇給していないとのことで、今の職場では大きな改善は望めない状況です。

奨学金の返済や今後家族を持つことを考えると、このまま今の職場(前職)で働き続けるのは難しいと考え転職を決意いたしました。

御社では能力や成果に応じた昇格・昇給制度、インセンティブの支給があると伺っております。スキルアップの勉強をしながら御社の売上に貢献していくことで、現状を変えたいと考えております。」

昇給や昇格ができないことを退職理由として伝えるのは一見リスキーに感じられますが、現職(前職)の具体的な評価基準や自分の実績を伝えることで客観的な事実として認識してもらうことができます。

またこの回答例のように「奨学金の返済」「将来的に家族を持ちたい」などの具体的な課題感を明確に伝えることでより説得力が増します。

やりがいを感じられていないケース

「これまで〇〇の営業担当を任されて参りましたが、顧客の生の声を聞ける環境に身を置いているからこそ自社商材の様々な課題点に気付かされてきました。

真に顧客の課題を解決するためにも、頂戴した課題点の改善方法を資料にまとめてその都度上司に提案しましたが、人的コスト、経済的コストの観点から実現は難しいとの回答が続きました。

商品開発部への異動を希望するなどの方法も試みましたがそれも叶わなかったため、今回商品企画職への転職を決意いたしました。

未経験ではございますが、顧客の生の声を多く聞いてきた経験を活かして、真に顧客の課題を解決できる仕事をしたいと考えております。」

やりがいを感じられない場合にはただやりがいを感じないことを伝えるのではなく、「自分がどうすればやりがいを感じるのか」を明確にし、そのための行動を起こした旨を伝えることが大切です。

また未経験の職種を志望する場合には、前職で培った次の仕事に活かせるポイントを提示すると、「未経験ならではの視点で活躍してくれるかもしれない」と感じさせることができます。

面接での退職理由・NG回答例

一方で下記のような回答をしてしまうと面接官にマイナスイメージを与えかねません。それぞれ具体的な問題点と共にご紹介します。

人間関係が理由のケース

「上司からのあたりが強いことに耐えがたく転職を決めました。些細なミスに対しても常に怒鳴られ、他の従業員たちの前で30分以上は説教をされる状況が続き、その分労働時間も伸びていきました。

業務中も常に上司から監視されており思うように仕事ができなかったため、転職をして伸び伸びと働けるようになりたいと考えています。」

人間関係の問題はどの職場でも起こり得るものです。だからこそ直接的な人間関係の悩みを伝えてしまうと、背景をよく知らない面接官は「また同じ理由で退職されるかもしれない」という懸念を抱いてしまいます。

もし一方的に理不尽な対応を取られていたのであればその状況を細かく説明し、「協調性を大切にしながら自分の成長にチャレンジしたい」などのポジティブな考えに繋げましょう。

昇給、昇格ができていないケース

「現在の職場(前職)での給与が低く、経済的に苦しい状況が続いていることから転職を決意いたしました。」

このように昇給や昇格ができなかった事実だけを伝えてしまうと、「成果を出せなかったからではないか」「スキルアップの努力を怠っていたのではないか」と他責癖があると捉えられかねません。

「昇給や昇格をするために努力したにもかかわらず正当に評価してもらえなかった」という事実をわかりやすく伝えるようにしましょう。

ハラスメントの事実をそのまま伝えているケース

「現在の職場(前職)でパワハラを受けていることが理由です。明らかに一人では抱えきれない分量の業務を自分ひとりに押し付けられて、毎日残業続きでした。

睡眠時間もまともに取れない中での業務が続いたためミスも増え、そのミスを餌に必要以上に怒鳴られる日々が続き、このままでは精神が崩壊してしまうと考え転職を決意いたしました。」

ハラスメントを受けている場合にはそれについて触れても問題ありません。

ただし個人的な事実だけを伝えてしまうと、気の毒には思ってもらえても「自分にも落ち度があったのではないか?」「パワハラというよりも単なる指導だったのではないか」「忍耐力に欠けているのではないか」などとマイナスイメージを与えかねません。

ハラスメントを退職理由として伝える場合には、「同僚も同様の被害を受けているという声を多数聞いております」とあくまで客観的な事実であることを伝えましょう。

退職理由が多すぎるケース

「プライベートの時間を確保できなかったことが理由です。休日出勤が当たり前で、毎日終電まで残業をさせられる環境でした。

労働に見合う給与も与えられず、上司からのあたりも強かったため正当な評価をしてもらえませんでした。毎日単純作業のような仕事しか与えられないためやりがいも感じられませんでした。」

このように退職理由が多すぎる場合、結局何が言いたいのかわかりません。

論理的思考が欠けていると捉えられかねないため、メインとなる退職理由はひとつに絞り「その課題を解決するために工夫したが改善しきれなかったので退職した」という一連の流れを組めば説得力のある回答になります。

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