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役員面接(最終面接)でよく聞かれる質問&回答例10選|一次、二次面接との違いは〇〇にある!

役員面接は、企業の新入社員選考における最後の関門です。

この役員面接さえクリアできれば、晴れて内定を獲得、就職活動にピリオドを打つことができます。

しかし、役員面接を通過するには、一次面接や二次面接との違いを理解し、何を聞かれるのか、何を見られているのかをしっかり理解する必要があります。

今回は、役員面接において必要な知識や対策について説明します。

役員面接(最終面接)とその他の面接の違い

役員面接は、それまでの選考で行われてきた一次面接や二次面接とはいくつかの相違点が存在します。第一の相違点は、面接の担当者がそれまでの一般社員ではなく、役員に変わるという点です。

これは、当たり前のことのように聞こえますが重要で一次面接や二次面接と違い、採用決定権を持つ人間が直接選考に当たるということを意味します。

また同じ質問でも現場視点に加え、経営視点でも評価されるようになるでしょう。

第二の相違点は、役員面接でチェックされる事項です。一次面接や二次面接では、スキルや能力が社会人として働く水準を満たしているか、入社意欲は十分か、などの事柄が面接の中でチェックされます。

役員面接の段階になると、一次面接や二次面接で問われたことはすでにクリアしていることが大前提です。

その上で、会社の経営戦略やビジョンと人材の特性がマッチしているか、会社に何か恩恵をもたらす人材であるかどうか等が採用決定権を持つ人物の目で直接判断されることになります。

第三の相違点は、面接の目的です。一次面接や二次面接においては、「自社が求める人材の人物像」という基準を定めた上で、この基準をクリアした人材を絞り込む目的で行われていました。

こうして絞り込まれ、厳選された人材の中から、「誰に内定を出すか」を決めるのが役員面接です。もちろん、この段階まで来ると明確な基準は用意できません。

役員面接が、会社の役員や募集部門の責任者などといった採用決定権の所有者によって行われるのは、まさに明確な基準を用意できないからこそ、直に見て判断する必要があるという事情があるのです。

「役員面接=最終面接」とは限らない

役員面接がそのまま最終面接に該当するかと言えば、必ずしもそうとは限りません。役員面接が最終面接の一つ前で行われるケースも存在します。

その場合、最終面接は企業の社長や重役が面接の体裁で事実上の内定者とコミュニケーションを取るための場、という位置づけで行われるようです。

逆に、最終面接まで進んでも役員が面接を行わないという稀なパターンも存在します。

最終面接に進んだ段階で内定が確定し、最終面接は入社の意向について最終確認を行う場であると位置づける企業も少なくありません。

面接が終わると同時に入社に関する誓約書に署名をするというケースもあります。

このように、企業によって役員面接や最終面接の位置づけは異なります。この記事では「最終面接の場合の役員面接」について説明していくため、以降の記述はその旨を念頭に置いてお読みください。

役員面接(最終面接)でチェックされるポイント

役員面接で主にチェックされるポイントは、「企業とのマッチ度」です。スキルや実際に業務行えるかなどは役員面接以前の段階でクリアしているので、企業の理念との合致度の高さ、入社に対する意欲の高さが役員面接では特に注目されます。

同じ業務を行っている会社は世の中に沢山あり、その中でなぜ自社なのかという役員が気になるポイントをうまく伝える必要があります。

このため、企業研究はもちろん、志望動機についてももう一度確認することが重要です。面接本番でも、企業の理念や理想に対して自分はこの点で合致する、この理念を達成する上で貢献できる、といった形のアピールが中心となるでしょう。

企業や業界に対して最新情報を把握しているかどうかも面接の中で確認されます。

志望企業や志望業界に対してアンテナを張っていることが、その企業や業界に就職する意思の高さを表しているためです。企業のホームページだけではなく、各種メディアやニュースについてもこまめにチェックすることが重要です。

役員面接(最終面接)でよく聞かれる質問&回答例

以下では、役員面接で頻出の質問と、それに対する回答例を10種類解説します。どのような質問が行われ、どう回答すればよいかをしっかりとイメージしておきましょう。

質問1「自己PRをしてください」

この質問には、自己分析がしっかりとできているかということ以上に、自分の長所が入社した後どのように活かせるかが問われています。

長所を具体的に深堀りしながら、入社した後はこの長所が会社にとってどんな恩恵をもたらすかを回答すると良いでしょう。これを踏まえると、以下のような回答となります。

「私の長所は、問題を解決するに当たって自分で考えて主体的に行動できるところです。在学中に学生生協の売店でアルバイトをしていた際に、新入生向けの割引キャンペーンの周知が十分に出来ていないという問題が提起されました。

原因は新入生が売店そのものについて情報を入手できていないことにある、というのが私の考えでした。

そこで、売店とキャンペーンのPRをより積極的に行うべきだと提案し、売店の店長と大学側の許可を得て、学内に売店と割引キャンペーンについてお知らせするポスターを掲示したところ、ポスターを見た新入生が積極的に売店の割引キャンペーンを利用してくれるようになりました。

この時に得た経験は、御社で働くに当たって様々な問題の原因究明と解決の際に役立つと考えております」

質問2「同業他社ではなく、何故弊社を選びましたか」

この質問は、業界や企業に対する理解度と、志望動機の強さについて聞く質問です。業界の中でこの企業にはどういった強みがあるのか、この企業のどこに心惹かれたのかをアピールするようにしましょう。

加えて、他社を否定するような発言は好印象を持たれません。志望企業が優れている点や、自分が心惹かれたポイントを重点的に褒める形で、以下のように答えると良いでしょう。

「御社が属する業界内の共通の課題として挙げられるのが、新規顧客の獲得であると考えております。

この課題に対して、御社はSNSやスマートフォンのアプリとの連動を活かした施策をいち早く打ち出し、顧客の層を広げています。

このように、最新技術や流行をすぐに取り入れるスピード感から、社員の意見を柔軟に取り入れる会社であると感じ、自分も積極的にアイディアを出すことで御社の事業に貢献できると判断し御社志望しました」

質問3「入社したら、当社で何を実現したいですか?」

志望者はこの会社でどのように貢献したいのか、入社後のイメージをきちんと持っているか、ということを問う内容です。

企業研究をしっかり行っていれば、入社後のイメージは自然と思い浮かぶことでしょう。その上で、自分がこの会社で何をしたいのか、自分の長所をどう活かせるかをアピールしましょう。回答例は以下のようになります。

「御社に入社した暁には、社内のネットワークインフラ整備に携わりたいと考えています。

在学中にゴミ回収のアルバイトを行った経験から、企業や社会の裏方として働くことで人の役に立ちたいと思うようになりました。

大学で通信工学を学んでおり、自分のスキルをネットワークインフラ整備に役立てることで、御社の事業活動を支える縁の下の力持ちになりたいと考えております」

質問4「どんな時に仕事のやりがいを感じますか?」

仕事に対するモチベーションや価値観を聞くことで、志望者の人柄や嗜好を判断する質問です。

やりがいだけでなく、具体的なイメージやエピソードを合わせて回答すれば、より内容に深みが増しますし、面接を担当する役員も話題を広げやすくなります。

明確にやりがいについて答えることで、役員に対してモチベーションの高さをアピールすることが可能です。これを踏まえた回答例を以下に示します。

「自分にしか出来ない、と言われて任された仕事を無事にやり遂げた時に、特にやりがいを感じます。

高校時代、生徒会長に選挙で選ばれてから、任期の間は学園祭や体育祭の運営の統括、部活や生徒会活動の予算の配分などといった職務に従事しました。

全校生徒から生徒会長として信任され、その職務を無事にやり遂げたことで、与えられた使命を全うしたという達成感と、全校生徒の信頼に応えることが出来たという安心感を同時に感じたことが忘れられません。

それ以来、難題を任される程の信頼を勝ち得ること、その信頼に応えることの両方が私の目標となり、同時にモチベーションの源泉となっています」

質質問5「他の企業の選考状況はどうですか」

業界に対する関心の高さや、就職して働くこと自体に対するモチベーションをチェックする質問です。

この質問のポイントは、同じ業界の企業に関する選考状況に絞って答えるようにしましょう。何故ならば、業界に対する関心の高さをアピールできるためです。よって、以下のような回答が考えられます。

「ゲーム業界でデザイナーの仕事につきたいと考えており、現在御社以外には4社の選考を受けています。

このうちA社は最終面接を控えており、B社、C社は一次面接を通過し二次面接の結果を待っている状況です。D社は書類選考を通過し、来週一次面接を受ける予定です」

質問6「5年後にどのような仕事をしたいですか」

この質問によって、その企業における仕事内容を理解していること、その上で未来のビジョンを明確に描けていることを確認します。

企業研究をしっかり行い、事業内容や仕事の様子をしっかりと把握できていれば、5年後のイメージを抱くのは容易です。

業界の展望も加味して答えればよりよい回答となるでしょう。

また、採用の段階では管理職としての役割を求めていないことが多いため、「部下を指揮したい」などの解答は、役員側からすれば採用が難しいと取られかねないので避けることをおすすめします。以下のような回答を行うと良いでしょう。

「現在研究が行われているXという技術が、実用化されると予想されるのが5年後です。そのため、この技術を活かした製品の開発には是非携わりたいと考えています。

現在御社が販売しているAという製品は、このXという技術によってさらに使いやすさの向上と、コストダウンが図れると考えています。

御社に入社した暁には、5年後、Aを改良した製品を世に送り出す仕事で貢献することを約束します」

質問7「業界で必要な技術や専門知識について、今現在はどれほど理解していますか。また、今後どのように学習していこうと考えていますか」

業界に関してどれほど研究しているかを測ると共に、今後の学習意欲について確かめるための質問です。

現在持っている知識を正確に伝えると共に、今後どう学習していくかを具体的に伝えることをおすすめします。

現在の知識が一般常識レベルの内容でも、今後の学習意欲が高いことを示せれば、役員にも良い印象を持ってもらうことが出来るでしょう。回答例は以下の通りです。

「現在持っている知識やスキルとしては、大学で学んだC言語によるプログラミングと、情報セキュリティ対策に関する基本的な知識、そして情報処理技術者試験の資格取得の過程で学んだ知識です。

今後の知識については、入社後の研修を始めとして、OJTの中で一般的な業務の進め方を学びつつ、業務後や休日等のプライベートの時間を活用して自学自習し、Aという団体が実施しているXの資格試験の合格を目指す予定です」

質問8「もし弊社から内定が出れば、入社しますか?」

入社の意向の高さを確認する質問です。質問5とセットで質問されるケースも多いです。同業他社よりもこの会社に入社したいという気持ちを率直に伝えましょう。

入社への意向が固まっていれば言い切る形でも問題ありません。

転職活動を引き続き行う場合は、必ず入社しますと言うとそのまま採用条件を伝えられ、内定承諾書にサインする流れになることもある為、意向が高い旨を伝えるようにしましょう。

言い切る場合は以下のような回答が望ましいです。

「御社からの内定を頂けたら、必ず入社致します。現在同業他社は4社選考を受けていますが、第一志望は御社です。

御社のXという企業理念は、私が就職で重視するAという点と合致しているのがその理由です。

また、選考を通して御社や業界の知識を得ていく中で、Bという点での貢献をしたいと考えるようになりました。それが実現できるのは、御社をおいて他にないと考えています」

質問9「残業が多い仕事ですが、大丈夫ですか?」

上記のように、敢えて企業のネガティブな情報を開示して、それでも就職を希望するかどうかの覚悟を問う内容の質問が行われることもあります。

ミスマッチを防ぐ意図を持って質問していますので、この受け入れる覚悟はある、という意思をしっかりと示すことが重要です。以下のように回答すると良いでしょう。

「業務の特性上、残業が多くなることは承知の上です。しかしその分、御社は福利厚生制度が充実しており、有給休暇も取りやすいと伺っております。

メリハリをつけて働くことができる環境が整っている御社であれば、残業が多くとも前向きにやりがいを持って働くことができるのではないかと考えています」

質問10「最後に伝えておきたいことはありますか」

面接の最後に、アピールを引き出すための質問です。ここで「何もありません」等、一言で済ませてしまっては入社意欲がないと取られてしまうでしょう。

逆に長々と、これまでの面接で行ったアピールを繰り返すのも考えものです。面接を通して感じたことを簡潔にまとめて、1分前後で最後のアピールを行いましょう。回答例を以下に示します。

「一次面接から本日まで、私の経験や持論について聞いてくださった事、ありがとうございました。

ここまでの選考を通して御社や業界について勉強させていただき、なおかつ自分の事を省みた結果、ますます御社で働きたいという思いが強くなりました。

特に御社が進めている働き方改革について、コンビニのアルバイトでリーダーを務めていた経験から、何かお役に立てるのではと考えております。何卒よろしくお願いいたします」


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役員面接(最終面接)で使える逆質問

役員面接では、「何か聞きたいことはありますか?」と、志望者に対して質問が求められることがあります。

いわゆる「逆質問」と呼ばれるものですが、この逆質問もまた、面接において重要なファクターです。

役員面接は、志望者と企業のマッチングの場でもありますから、企業としては、ここでミスマッチを防ぐためにも志望者に対して気になることを聞いてほしいと考えています。

よって、ここで「何もありません」と答えてしまうのは非常に勿体ないです。以下では、この逆質問の例を10個ご紹介します。

逆質問1「1日の流れや仕事をする際に押さえておくべきポイントについてご教示頂けますでしょうか」

仕事内容は企業研究をしっかりしていればある程度はイメージできますが、具体的な1日の仕事の流れや実際の仕事におけるコツなどは、入ってみるまでわからないものです。

この質問をすることで、入社への前向きな意向を面接担当者に示しつつ、入社後のイメージをよりはっきりと抱くことができるでしょう。

逆質問2「内定をいただけた場合、入社までに勉強したほうが良いことはありますか?」

企業に入社した後は、新人研修期間を経てすぐに部署に配属され、本格的に仕事を始めることになります。

その時、仕事をスムーズに進められる知識やスキルがあれば、大いに役立つことでしょう。

役員面接の場でこれを聞くことで、自身の向上心をアピールするとともに、入社までの準備を進めるためのアドバイスを受けることが出来ます。

逆質問3「御社の社員について、『こうあってほしい』という希望はありますか?」

社員に対する希望や要望を問うことで、会社のホームページからは得られない生の意見を聞けるだけでなく、入社後に目指すべき社員像の一つの指針として参考にすることもできます。

逆質問4「配属先はいつ、どのように決定されるのでしょうか?」

無事に入社して、研修を受けた後最初に訪れるイベントが「配属先の決定」です。今後の社員生活が左右される大事なイベントとなるため、配属先の決定に関する情報は聞けるうちに聞いておくと良いでしょう。

いつ、どうやって決まるのかを知っておけば、自分が希望する部署に配属されるように手を尽くすこともできます。入社してからの時間を有効に過ごすための質問も、役員面接のうちにしておきましょう。

逆質問5「現在御社が進めている○○というプロジェクトに興味があります。入社したら是非とも参加したいのですが、どうすればプロジェクトに参加できるでしょうか」

企業研究をしっかりと進めていること、加えて入社後の仕事に対する高いモチベーションをはっきりと示す質問です。

企業研究を進めていく中で気になったことはどんどん質問していくと良いでしょう。

ただし、ホームページ等で調べればすぐにわかる質問は避けたほうが無難です。企業について調べた上で、それでもわからないことはその場でぶつけましょう。

逆質問6「10年後に描いている御社のビジョンを教えてください」

上記の質問6「5年後にどのような仕事をしたいですか」を、文字通り立場を変えた上で逆に質問してしまうのもひとつの手です。

実際、将来どのような会社にしたいか、というビジョンについて聞くことで、入社後にはそのビジョンを共有することが出来ます。

仕事を進めていく上での目標のひとつとして、役員面接で聞いた将来のビジョンを掲げておくと、仕事に対するモチベーション向上に役立つことでしょう。

逆質問7「自分は忍耐力に自信がありますが、実際のところ仕事の負担はどれほどのものでしょうか」

この質問のポイントは、さり気なく自分の長所をアピールしているところです。逆質問は、上手く使えば自発的に長所をアピールできる機会にもなります。

もちろん、「さり気なく」アピールすることにとどめて、メインは質問であることを忘れないようにしましょう。本来の目的を忘れてしまっては本末転倒です。

逆質問8「仕事を通じて、やりがいを感じた場面はございますか」

ここまでは会社についての質問でしたが、役員本人に関する質問ももちろん行うと良いでしょう。

目の前にいるのは、長年キャリアを重ねて出世してきた社会人の大先輩ですから、社会人生活に対する不安や、仕事を通して得られるもの、仕事の進め方などについて有益な話を聞くことができます。

物怖じせずに、社会人生活の様々な事柄をしっかり聞いていきましょう。

逆質問9「SDGsに関する取り組みについて、御社のホームページやプレスリリースを拝見しました。〇〇の点について、具体的にどうお考えですか」

働き方改革やSDGsなどといった、社会全体の目標や課題に対する企業の取り組みについて聞いてみるのも良いでしょう。

この質問をする際に重要なのは、ホームページ等で得られる情報はしっかりと仕入れた上で、役員個人の見解や、ホームページだけでは不明な点を質問することです。

何故なら役員側からしても「それを知ってどうする?」という内容で逆に深掘りをされる可能性がある為です。

企業側もこうした取り組みについては多くの人に知ってもらうことが重要ですから、こうした質問はありがたいと感じてもらえます。

逆質問10「過去5年間、売上は黒字を維持し続けていますが、その要因についてお聞かせ願えますか」

役員が「鋭い」と思わず唸ってしまう質問として、経営的視点に立った質問が挙げられます。

役員は会社の経営に携わっているため、こうした質問は役員にとって答えやすい質問です。

加えて、質問者がしっかりと企業研究を行うことで、初めてこのタイプの質問をすることができます。故に、役員にとって経営的視点に立った質問は、聞かれて嬉しい質問なのです。

役員面接(最終面接)に必要な準備

以下では、役員面接に臨むに当たって何をすればよいのか、どのような準備を進めればよいのかについて説明します。

基本的には一次面接や二次面接と変わりませんが、内定までに立ちはだかる最終関門になりますので、しっかりとした心構えで準備をすすめることが大事です。

企業研究を改めて徹底的に行う

まずはもう一度、企業研究を徹底的に行いましょう。最初の面接で企業研究を行っていますが、期間を経るごとにいくつか抜けてしまっていたり、忘れてしまっていることがある可能性もあります。

おさらいの意味も込めて、最初から企業研究をやり直すことが大事です。また、この時に最新情報を仕入れることも忘れないでください。

最初の面接から役員面接の本番までの間は期間が空きますから、その時に情報がアップデートされていることもありますし、全く新しい情報が追加されている可能性もあります。

情報が古くなっていないか、新しい情報が無いかどうかは、面接の当日までこまめにチェックしましょう。

履歴書を見直す

最終面接の前には、履歴書を改めて見直しましょう。志望動機や過去の経歴など、面接の際にはこの履歴書に書かれている情報をもとに質問が行われます。

履歴書の内容を頭に入れておくことが、想定される質問に対する最も有効な対策です。

また、複数社受けている志望者は、他の企業での回答に引っ張られて矛盾のある受け答えをしてしまうことがあります。履歴書を見返すことで、過去の受け答えとの矛盾を防ぐことが可能です。

成果の「具体的な程度」を伝えられるようにしておく

過去の経歴について、前職やアルバイト等の経験とその際に挙げた成果を説明する時は、数量や割合で成果の程度を示すことができるのが最も有効です。

ただし、数字で示すことが出来ない成果というのももちろん存在します。その場合、「具体的な程度」を言葉で説明できるようにすると良いでしょう。

規模がわかる数値や、固有名詞などを駆使して、その成果の「難易度」を説明することをおすすめします。難易度を説明することを心がけていれば、漠然としたイメージも具体化して伝えることが可能です。

自分だからこそ語れる志望動機を考える

役員面接では、いかに自分の個性を印象づけるかが通過の鍵です。志望動機も、「自分だからこそ語れる」内容を考える必要があります。

例えば、「この会社の『何』に共感したか」を説明しても、役員にとっては既知の情報です。

むしろ、「自分は『何故』この会社に共感したのか」を役員は聞きたがっています。

この「何故」を説明する際に、理屈ではなく自分の人生経験や人生哲学に紐付けて語ることが出来れば、それは紛れもなく「自分だからこそ語れる」志望動機なのです。

最終面接後にはメールを忘れずに

最終面接を終えた後は、会社にお礼のメールを出すようにしましょう。

最終面接を受けたことによる志望度や、感謝のアピールを伝える上で、お礼のメールは大事です。

わざわざ時間や労力を割いて面接をしてくださったので、感謝の気持ちをしっかりと伝えましょう。遅くとも翌日までに書き上げて送信することをおすすめします。

メールの内容は最終面接のお礼、内定に向けた抱負が望ましいです。返信不要であることも書き添えておくと良いでしょう。

面接の中でアピールしきれなかった部分を記述するのは避けるべきです。何のための面接だったのかがわからなくなってしまいます。その他、基本的なマナーに沿った内容を記載しましょう。以下にメールの例文を記載します。

件名:最終面接のお礼

〇〇株式会社

田中 花子様

お世話になっております。
本日貴社にて面接に伺った根尾太郎でございます。

本日は面接のお時間をいただきまして、ありがとうございました。
田中様とお話を重ねていく中で、貴社への志望度をより高めることができました。

面接の中で仰っていた「新製品開発プロジェクト」のお話を伺い、強い興味を覚えました。
貴社への入社が叶いましたら、新製品開発プロジェクトへの参加等、貴社のますますの発展・進化への貢献をさせて頂きたく存じます。

ご多忙かと存じますので、ご返信には及びません。
本日は誠にありがとうございました。

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根尾 太郎 (Neo Taro)

■mail :neotaro@xxxxx.com

■TEL : XXX-XXXX-XXXX

■住所 :〒000-0000 東京都新宿区西新宿●番地●号
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面接が上手くいかない方へ

役員面接や最終面接までこぎつけたが、なかなか上手く行かないという悩みを持つ人は少なくありません。

一番の対策は、過去の面接を振り返って、ここが良くなかったのではないか、ここは改善できるのではないか、などの問題点を、基本的なマナーの部分からピックアップして改善していくことです。

ただし、客観的な視点が必要となりますので、一人では上手く行かない場合もあります。その場合は就・転職エージェントを活用するのがおすすめです。

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