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IT業界とは?年収・業界の分類・アフターコロナの動向などをご紹介

IT業界といえばなんとなくインターネットやWeb関連を想像する方が多いと思いますが、具体的にはどういったことをしている業界なのでしょうか?

本記事ではIT業界に存在する細かい業界の分類や平均年収、アフターコロナの動向予測などをご紹介いたします。

ぜひ業界選びの参考にしていただけましたら幸いです。

IT業界とは?

ITとは「Information technology」の略で、インターネットなどの通信とコンピューターを駆使する情報技術のことです。

IT業界とは情報技術(IT)を駆使したサービスを展開している企業全般を指します。別名・情報通信産業とも呼ばれ、具体的には下記の5つの業界に細分化されます。

・ソフトウェア業界
・ハードウェア業界
・情報処理サービス業界
・インターネット・Web業界
・通信インフラ業界

これらを総称してIT業界と呼んでいますが、実際に必要となる知識やスキルは細かく業界ごとに異なります。ここではそれぞれの業界について概要をご紹介します。

ソフトウェア業界

ソフトウェア業界は、PCやスマホで操作されるソフトウェアやアプリケーションの開発を行います。

ソフトウェアと聞くと文書作成ソフトや表計算ソフト、メールソフト、ゲーム、画像編集ソフトなどを想像する方が多いと思いますが、他にもセキュリティソフトや経営管理ソフト、顧客情報管理ソフトなども含まれます。

クライアントとなる企業ごとのニーズに沿ったソフトウェアを個別に開発するケースもあれば、パッケージ製品を制作して販売するケースもあります。

【仕事内容】

・ソフトウェア開発
・プログラミング
・システムエンジニアリング
・オペレーション設計、構築
・アプリケーションの保守、運用

ソフトウェア業界の主な職種としては、システムエンジニアやプログラマー、ネットワークエンジニアなどが挙げられますが、企業によってそれらの線引きは異なります。

クラウド化が拡大されている現在ではニーズが高まっている業界であり、近年はビッグデータ解析に着手する企業が増えています。

ちなみにSIer(System Integratorの略、読みは「エスアイヤー」)はシステム開発を請け負うIT企業を指し、クライアントの要望に応じてソフトウェアの設計や運用からコンサルティングまでを請け負います。

ハードウェア業界

ハードウェアとは、ソフトウェアがコンピューターを動かすプログラムであるのに対して、PCのキーボードやマウス、ハードディスクなどの目に見える物理的なパーツを指します。

ハードウェア業界とはそれら電子機器の開発や製造、販売を行う業界です。

PCやスマホ、タブレットなどの端末やプリンターやスキャナ、サーバーなどのPC周りの製品の他、テレビなどの家電やゲーム機なども取り扱われます。

【仕事内容】

・ハードウェアエンジニアリング
・コントロールプログラミング
・商品デザイン
・機械設計、構造設計、図面管理
・セールスマーケティング

IoT家電が続々と開発されている現代においてはメーカーとの境界があいまいになりつつあり、コンピューター以外の製品を開発している企業がこのハードウェア業界に分類されることもあります。

【IoT(アイオーティー)とは】

「Internet of Things」の略。

これまでインターネットに接続されることのなかった様々なモノ(※)が、ネットワークを通じてサーバーやクラウドサービスに接続されることで、相互に情報交換をする仕組みのこと。

※具体的には自動車や家電製品、センサー機器や電子機器など。

ハードウェア業界は現在大手企業が独占している状態のため、大手に入社することができれば御の字でしょう(例:SONY、日立、Panasonic、IBM、Appleなど)。

情報処理サービス業界

情報処理業界は、企業などからの依頼を受けて、データ収集や加工、解析、計算処理を行っています。特にBtoCサービスを手掛けている企業に注目されている業界です。

商材の売り上げを高めるにあたり、ユーザーがどういった流れで購入に至ったのかの移動履歴やWebサイトの訪問動線などを分析したデータを求める企業が増え、より質の高いノウハウを求めて情報処理サービス業界の力を求める傾向が高まっています。

【仕事内容】

・ITコンサルティング
・システムエンジニアリング
・セールスエンジニアリング
・AIエンジニアリング
・データ分析

業界の特徴としては外資系企業が日本に多く進出してきていることが挙げられます。また、就業時間や雇用形態の自由度が高い特徴もあります。

インターネット・Web業界

インターネット・Web業界は、主にWebサービスの開発やWebサイトの構築、制作を行う業界です。

【仕事内容】

・Webサービスの開発
・Webサイト構築、制作
・ECサイト構築、制作
・インターネット広告での集客サポート
・ソーシャルゲーム開発、提供

インターネット・Web業界は年齢よりもスキルが重要視される業界です。またワークライフバランスがとりやすいという特徴があり、テレワークを取り入れている企業が多いです。

職種としてはWebディレクター(Web制作において各メンバーの指揮を行う)やWebデザイナー(Webサイトのデザインを行う)、フロントエンドエンジニア(Webサイトの目に見える部分を設計・開発)、バックエンドエンジニア(Webサイトの目に見えないシステム部分を担当)などが存在します。

他にもWebライターや動画クリエイターなどもインターネット・Web業界の職種として挙げられます。

通信インフラ業界

通信インフラとは「ネットワークや通信機器などの通信に欠かせないもの」の総称で、通信インフラ業界は主にネットワークや電話などの”インフラ構築”を行っています。

固定電話やネット回線を含む固定回線やWi-Fiなどの無線回線、衛星を用いた回線などあらゆる手段を通じてネットワーク環境を整えています。

インフラといえば水道、電気、ガスが三大インフラとされてきましたが、時代の移り変わりと共に通信インフラを含めて四大インフラであるとする考え方も出てきています。

【仕事内容】

・インターネット環境の整備
・通信インフラの設計、構築
・ネットワークの構築、保守、運用
・法人ソリューション
・コンシューマー営業

上記の法人ソリューションとは、通信インフラ分野において他の企業が抱えている課題を解決したり、他の企業と連携してプロジェクトを進めるといった業務を指します。

プレゼンが必要になったり、商談を行うことになるケースもあります。

また上記のコンシューマー営業は、企業が販売している通信インフラ機器の直販店をマネジメントする業務を指します。

店舗での接客指導やキャンペーンの企画提案、実行、売上げ管理などが含まれます。

IT業界の平均年収

厚生労働省が発表した令和2年賃金構造基本統計調査 結果の概要によれば、IT業界の平均年収は全年齢を合わせて約486万円となっています(405.0千円×12ヶ月で算出しています)。

国税庁の民間給与実態統計調査によれば平成30年の日本の平均年収は約441万円となっており、IT業界の平均年収は比較的高めであることがわかります。

IT業界の現状と今後の動向

では、IT業界の現状はどうなっているのでしょうか?ここでは今後の動向と合わせてご紹介いたします。

IT業界の現状

株式会社矢野経済研究所が発表した「国内企業のIT投資に関する調査を実施(2020年)」によれば、2019年の国内IT市場規模は12兆8900億円(前年度比3.2%増)となっています。

2020年度予測は前年度比0.1%増の12兆9000億円、2021年度予測は前年度比4.3%減の12兆3500億円となっています。

新型コロナウイルスの影響によるIT投資の方向性の変化については、コスト削減、働き方改革などへのIT投資を「大きく増加」「やや増加」と回答した割合がおよそ3割となっており、今後もIT投資が進んでいくと考えられます。

IT業界の今後の動向

経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によれば、IT業界の売上高は2011年から2020年にかけて上昇傾向にあります。

近年は企業のデジタルトランスフォーメーションの動きも強まっており、IT業界の需要が高まっています。

また、景気が回復し企業の業績が良くなったタイミングで新たなシステムの導入などを行う企業が増えるため、IT業界は景気変動に左右される傾向がありますが、近年の国内の景気は緩やかではありますが増加傾向にあります。

また、近年ではマイナンバーの導入やデジタルトランスフォーメーションの活用などの需要も高まっています。

(ただし、デジタルトランスフォーメーション投資に関しては大企業を中心に活発になっていますが、中小企業ではさほど大きな変化は見られない状況です。)

これによりIT業界の業績は好調となっています。

なお、経済産業省が公開した「IT分野について」によれば、IT人材が2030年には約79万人も不足すると予想されています。

ただ経済産業省は教育訓練給付によってミドル人材のスキル転換を図ったり、企業でのデジタルトランスフォーメーションの促進など、IT分野に対して政府もバックアップする姿勢を見せており、今後もIT業界は活発化していくと考えられます。

アフターコロナでのIT業界はどうなる?

コロナの時代に入り、テレワークに対応しやすい業界が人気を集めています。

IT業界は他業界と比較して今後の成長が期待されていることに加え、テレワークに対応しやすいということがその理由として挙げられます。

アフターコロナはこれまで以上にIT業界人気が高まると考えられます。

IT業界に就・転職する方法

中には業界・職種未経験だけどIT業界にチャレンジしてみたいという方も多くいらっしゃることと思います。

IT業界はその需要の急激な高まりから人材不足に陥っている企業も多く、未経験からでも就・転職できるところも多いです。

しかし、IT業界への就・転職で押さえておくべきポイントを知らないまま選考を受けてもなかなかうまくいかない可能性があります。そこでぜひ知っておいていただきたいのが就・転職エージェントの存在です。

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仕事選び

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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