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ブルーカラーとは?|ホワイトカラーとの違い、仕事、年収、メリデメを公開

仕事はブルーカラーとホワイトカラーの2種類に大きく分けることができます。

しかし、ブルーカラーについて、どのような業種があるのかよく知らない人は多いかもしれません。

そこで本記事ではブルーカラーとは何か、ホワイトカラーとの違いや主な仕事、年収、さらに働くメリットやデメリットなどについて紹介いたします。

少しでもお役に立てれば幸いです。

ブルーカラーとは?

ブルーカラーとは、英語で表記すると「Blue collar」と書き、日本語にすると「青い襟」と訳すことができます。

この青い襟とは作業服を意味しており、つまりブルーカラーとは工場など生産現場で働く労働者のことです。

ブルーカラーという言葉は、1920年代にアメリカで使われるようになったのが始まりといわれています。

この頃のアメリカで盛んだったのが自動車の製造です。そして、そこで働いていた労働者の多くが青い襟の作業着を着用していました。

現代においては、製造業に従事する人は必ず青い作業着を着ているわけではありません。

しかし、作業着の色に関係なく製造業の現場で働く人のことを総称してブルーカラー」と呼ぶようになっています。

ブルーカラーは、3Kが当てはまる仕事が多いのも特徴です。

3Kとは「きつい」「汚い」「危険」の3つのことで、作業するうえで汚れやすく危険をともないやすいことを指しています。

ただし、ブルーカラーは専門技術を要する作業も多く、物づくりに欠かすことができない存在です。

ホワイトカラーとの違い

ブルーカラーの対義語として使われるのがホワイトカラーです。こちらも、ブルーカラー同様に襟の色から来ている言葉で、主に白い襟の服を着用する仕事の従事者のことをいいます。

ホワイトカラーに該当する職種には下記のような仕事が含まれます。

・士業(弁護士など)
・医師
・研究者
・教師
・プログラマー
・設計士

ホワイトカラーは、現場で物を製造する作業は行いません。それが、ブルーカラーとの大きな違いです。

また、ホワイトカラーは知識や学歴を重視したデスクワークが多いのに対して、ブルーカラーはどちらかといえば機械や道具を使用し、体力を伴う作業が多いといえます。

これも、両者の違いと考えていいでしょう。ホワイトカラーは製造業とは異なり、3Kには該当しないという点も違っています。

しかし、ホワイトカラーはAIに置き換えやすいという見方もされており、将来的に仕事としての需要が少なくなることも懸念されています。

ブルーカラーの業界

では、ブルーカラーとは具体的にどのような業種を指すのか、主なものを紹介していきます。

製造業

生活全般で使われるさまざまな物を製造する業種を製造業と呼びます。日用に使われる物ですから、実際に作られるものは幅があります。

例えば自動車やバイク、大型家電などの製造も製造業の仕事です。

その他、建築に使われるサッシやドアなどの建材や食器類、家具などもブルーカラーがそれぞれの技術を駆使して製造しています。

実際に行う仕事は製造する物に応じて異なり、ラインでの組立て作業や加工、仕上げ作業などさまざまです。

製造業は、高い技術を要する職種ばかりではありません。マニュアル化された単純作業も多く、未経験者から始めることも可能です。

物を作るだけではなく、製品の点検や仕分け、梱包なども製造業の職種に含まれます。また、製品を管理するのも製造業の大切な仕事の一つです。

そのため、未経験者でもできる仕事から始め、少しずつスキルを積んでいくこともできます。

建設業

建設業は、道路や建物などを作る業種のことです。建設業は、ダム工事や道路工事、鉄道工事などを行う土木と、ビルや個人向けの家などを建てる建築に分けることができます。

建設業というと、直接現場で作業するイメージを持つ人も多いかもしれません。

しかし、現場監督のように工事のスケジュールを管理したり作業員に指示を出したりする仕事もあります。他にも、建設に必要な構造計算や設計を行う人もブルーカラーに含まれます。

建設業は自然と直結しやすい業種といえます。例えば、災害に強い素材を研究したり課題を解決するための調査を行ったりするのも、建設業の一つです。

そのため、現場で直接物を作る仕事以外にIT技術者や環境技術者、研究職など幅広い人が活躍しています。

このように、一口に建設業といっても仕事内容はさまざまです。現場で作業する場合は、大型の特殊車両の操作から資材の運搬といった簡単な作業まで幅広いものがあります。

分野によっては専門知識や技術が求められる仕事ですが、経験を問わずに働くことも可能な業種です。

鉱業

鉱業に分類されるのは、鉱業と採石業、そして砂利採取業の3つがあります。さらに、鉄鉱業と金・銀鉱業、砂・砂利・玉石採取業、石灰石鉱業と細かく分けられています。

採掘するという作業は共通していても、実際には貴金属や石炭、砂利という具合に利用目的はまったく異なります。

そのため、同じ鉱業であっても業種ごとに違う法律が適用されます。しかし、採掘する物や使用目的は違っても、鉱業の仕事の多くは現場での採掘に関わる作業です。

埋蔵量や品質を調査する仕事もあれば、直接採掘作業をする仕事もあります。さらに、採掘した物を整えて品質を高めるのも採掘の仕事の一部です。

採掘作業自体には大型機械を使用することが多く、操作が必要になります。

採掘された材料は、建築材料や電子機器部品、回路などさまざまな製品に使われるもので、生活に直結する重要な仕事です。

農林水産業

農林水産業とは第一次産業に分類されている産業のことで、農業と林業、そして水産業の3つを呼ぶ総称です。

まず、農業の仕事について説明していきます。農業といっても、野菜や果物、穀類などの生産の他、酪農まで幅広い職種があります。

牧場や生産農家で求人を募集しているケースも多く、転職することも可能な仕事です。直接土に触れる作業だけではなく、出荷に伴う仕分けや梱包作業なども仕事に含まれます。

林業は、建築などに使用される木材を森林で伐採するのが主な仕事です。チェーンソーなどを使用して大木を伐採することも多く、経験を重ねながら技術を身につけていきます。

水産業は、直接海に出て漁をする仕事もありますが、水揚げされた海産物を加工したり仕分けしたりするのも仕事の一つです。

農林水産業は、いずれの仕事も天候に左右されやすいという特徴を持っています。また、それぞれに組合があり、現場以外での仕事に従事することもできます。

清掃業

清掃業もブルーカラーのひとつです。清掃業といっても幅が広く、オフィスビルやホテル、商業施設などの清掃から特殊清掃まで多岐にわたります。

建物を清掃する仕事の場合、窓や外壁といった清掃をはじめ、天井や床、空調など内装に至るまで作業範囲が広いのが特徴です。

また、建物が完成した際、顧客に引き渡す前にチェックを行いながら清掃を行う仕事もあります。

特殊清掃とは、事故や孤独死などがあった場所を清掃する仕事のことです。特殊な機材を用いてきれいにしていくもので、高齢者の単身世帯が増えたこともあり、需要が高まりつつあります。

特殊清掃の場合は遺品整理も同時に行うことも多く、遺品整理士という資格を持つ人も珍しくはありません。

このように、同じ清掃業といっても仕事内容はさまざまです。しかし、いずれも細かい部分はaiでは代用できないもので、重要な仕事といえます。

ブルーカラーの平均年収

働くうえで大切な条件の一つに年収があります。転職をする際、実際にどれくらいの収入が見込めるのか知っておくのは重要なことです。

ここでは、紹介してきた業界の平均的な年収を紹介していきます。

さらに、その業界の中でも比較的高い収入を狙える職種の平均年収やその業務に就くために必要なスキルについても解説していきます。

年収が高い職種となるとハードルが高いのも事実です。転職を見据えてどのような条件が必要なのか、参考までに紹介いたします。

製造業

【製造業の平均年収】
約520万円

製造業の平均年収はおよそ520万円です。

年代別に見ていくと、20代で300〜400万円前後、30代では400〜500万円前後、そして40代になると500〜600万円前後で、20代で転職した場合でも低いとはいえません。

もちろん、実際には製造する物や勤務先に応じて収入には差が出てきます。また、製造者と管理者では待遇に差が見られるのも特徴です。

製造業の場合、年収が高いのは管理や技術労働者で、年齢が上がるほど差は開いていく傾向にあります。

そのため、製造業で高い年収を目指すなら品質管理や技術者を目指した方がいいでしょう。

ただし、自動車の組立てなど現場での作業でも高収入が期待でき仕事はあります。また、非正規雇用より正規雇用の方が年収は高いといえます。

建設業

【建設業の平均年収】

スーパーゼネコン
└20代:約500万円
└30代:約750万円
└40代:約900万円

中小ゼネコン
└20代:約440万円
└30代:約630万円
└40代:約760万円

建設業の場合、ゼネコンの規模や職種によって年収には差が出てきます。まずスーパーゼネコンの場合でいえば、20代の平均年収がおよそ500万円、30代では750万円ほどです。

そして、40代になると年収の平均は900万円を超えてきます。準大手ゼネコンの場合も平均年収は大きな差はありません。

20代〜40代までスーパーゼネコンと平均年収は同じです。しかし、中小ゼネコンとなるとやや変わってきます。

中小ゼネコンの場合、20代は約440万円、30代では約630万円、そして40代は760万円ほどです。職種で年収が高いのは営業職や一級建築士で、600〜700万円ほどになります。

一級建築士を取得するには、4年制大学または建築系の短大で学んだ後実務経験が必要です。営業職の場合は特に資格は求められないものの、営業としての実績が認められます。

鉱業

【鉱業の平均年収】
800万円以上

鉱業の平均年収はブルーカラーの中でも高く、800万円を超えています。年代別に見ていくと20代がおよそ580万円、30代はおよそ765万円、そして40代の平均年収は930万円ほどです。

鉱業の場合、学歴や採掘する物によって年収は変わってくる傾向が見られます。鉱業は、石炭や石油を扱う企業がもっとも年収が高いのが特徴です。

石炭や石油を扱う企業は、いずれも平均年収が900万円を超えています。

ただし、比較的年収が低めの企業でも平均年収は600万円を超えており、他の業種と比べて決して悪いとはいえません。

農林水産業

【農林水産業の平均年収】
約330万円

農林水産業の平均年収は、330万円と他の業種に比べて低めです。

農林水産業は勤務先によって年収の差が大きいのが特徴的で、もっとも低い年収は150万円ほどですが、高い場合は900万円を超えるケースも見られます。

では、年代別に見ていきましょう。20代では300万円前後が平均的な年収です。30代になるとおよそ360万円、そして40代以上では430万円ほどになります。

農林水産業の場合、直接生産に関わるよりも組合などに就職する方が高い年収を狙うことが可能です。

組合の年収は低いものでも450万円ほどで、高いものでは900万円を超えるところもあります。役職がつけば、さらに高い年収も見込めるでしょう。

就職にあたっては特に必要な資格は求められないものの、非正規雇用での採用が多い傾向が見られます。高年収を目指すには、正社員での雇用を狙うのが得策です。

清掃業

【清掃業の平均年収】
約300万円

清掃業の場合、月収にすると15〜30万円ほど幅があり、平均年収は300万円程度になります。

清掃業は未経験者の採用も多い職種ですが、スキルがなくても15万円以上の月収は見込めるということです。

ただし、これはビル清掃など一般的な清掃業の場合で、特殊清掃になるとやや高めになります。

特殊清掃の場合、未経験から始めても平均年収は250〜350万円前後です。経験を積むごとに年収は上がり、3年以上になると500〜600万円の年収が見込めます。

特殊清掃は、他の清掃業と比べて年収が高い割に人材が不足気味な職種です。

それだけ大変な仕事でもあるということですが、資格については普通自動車免許程度あれば特に問題はありません。

清掃は常に現場から現場へと移動が必要になるため、車の運転ができることは必須条件といえるでしょう。仕事については、現場での作業を経験してスキルを積んでいくという形になります。

ブルーカラーのメリット

【ブルーカラーのメリット】
・手に職をつけられる
・未経験でもスキルを積める
・安定的に働き続けられる
・仕事に集中しやすい
・人間関係で悩まされにくい
・大手企業が多い

ブルーカラーの一番のメリットは、何と言っても手に職をつけられることです。ブルーカラーは未経験から始められる職種も多い反面、高い技術を身に着けられるという特徴があります。

つまり、未経験者でも働きながらスキルを積めるのがメリットです。もちろん、必要に応じて資格を取得することもできます。世の中には、将来的にaiに変わっていく仕事もたくさんあります。

しかし、ブルーカラーの場合は人間でしかできない仕事がほとんどです。そのため、一度就職できれば安定的に働くことが可能といえます。

また、手に職をつけることで将来的に独立を考えることも可能です。

ブルーカラーは、自分が担当する作業を黙々とこなすことが多いため、仕事に集中しやすい傾向があります。

職場の人と関わる必要もなく、人間関係でストレスを抱えにくいのがメリットです。

休憩時間や終業後に職場の人と交流するのは自由ですが、無理にコミュニケーションをする必要もありません。自分のペースで働きやすい仕事といえるでしょう。

また、ブルーカラーは大手企業が多いのも特徴の一つです。特に製造業や建設業などは大手企業が主なため、安定して働くことができます。

ブルーカラーのデメリット

【ブルーカラーのデメリット】
・年齢を重ねるごとにきつくなりやすい
・ケガなどのリスクが高い

ブルーカラーは体力が必要な仕事が主です。そのため、年齢を重ねるごとに体力的にきついと感じやすいのがデメリットです。

特に重いものを運んだり力を必要としたりする職種の場合、年齢によっては続けるのが難しくなるかもしれません。

また、職種によっては危険を伴うことも多く、ケガなどのリスクが高いのもデメリットの一つです。建設業やビル清掃などは高所で作業することも出てきます。

状況によっては落下する危険もあるでしょう。

ただし、ブルーカラーの仕事は作業するにあたって保険に加入していることが多く、万が一のことがあれば手厚く保証されるのが一般的です。

ブルーカラーは大手企業で働ける機会も得やすいため、通常は不測の事態に備えて万全の体制が整えられています。

また、事故が発生することのないよう、ほとんどの職場では安全確認が厳しく行われています。

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