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燃え尽き症候群になりやすい人の特徴5選|サインに気づく事が大切!

職場でものすごく熱心に仕事をしていたのに、ある日突然休職もしくは退職してしまった人がいるというケースは珍しくないかもしれません。

そのような人は燃え尽き症候群(バーンアウト)に陥ってしまった可能性が考えられます。燃え尽き症候群は真面目に仕事に取り組んでいる人に多く、自分がいつなってもおかしくない病気です。

そこで本記事では燃え尽き症候群になりやすい人の特徴やならないための対策などについてご紹介します。

燃え尽き症候群とは

燃え尽き症候群とは、長期間過度なストレスがかかって心や体の疲労がピークになることで、元々やる気を持っていた仕事だけでなく、どんなことにもやる気が出ないなどの症状が出る心の病気のことを言います。

ここでは、仕事が原因で社会人が燃え尽き症候群になるケースについて解説しますが、燃え尽き症候群は大人から子供までどんな人でもなり得る病気です。

実際にスポーツや勉強など一つの物事に熱中する子供でも、周りからの期待や過度なプレッシャーなどにより燃え尽き症候群になることがあります。

ちなみに、社会人の場合はまだ職場に適応できていない若年層に多いと言われています。

また看護師や介護士、教師など人を相手にする職業も本来の仕事に加えてクレーム対応など精神的負担がかかる場面が多いために、燃え尽き症候群にかかりやすいです。

原因は「過酷な環境」「体質」「性格」

燃え尽き症候群の原因は、主に環境要因と個人的要因の2つに分けられます。まず、環境要因とは仕事の内容が原因によるストレスのことです。

具体的には、本来のキャパシティを超える量の仕事を与えられる、長時間労働や重い物を持ち上げる場面が多いゆえに疲労が取れないなどが挙げられます。

加えて、先ほど挙げた看護師や介護士などといった人を相手にする職業は相手の事情に踏み込んだサービスが求められたり、人の死と向き合う必要があるため、精神的な負担が大きいとよく言われます。

次に、個人的要因とは本人の生まれ持った気質や体質のことを言います。具体的には、生まれつき体が弱くて体力がなかったり、共感性が高い等が挙げられるでしょう。

個人的要因による燃え尽き症候群に関しては、自分で自分のことを理解し、無理なく働ける環境かどうかを見極めて職探しをすることが大切です。

燃え尽き症候群のサイン

それでは、燃え尽き症候群のサインにはどんな症状があるのでしょうか。これからご紹介する3つのサインのうち、どれか一つでも自分に当てはまらないか確認してみましょう。

体調を崩しやすくなっている

ストレスが溜まると、内臓などのコントロールをする自律神経が乱れて体調が崩れやすくなります。具体的には、特に熱があったりどこか痛いわけではないけれどだるい、熱っぽい、頭痛がするなどです。

また、自律神経は胃腸にも影響を及ぼし、人によってはお腹が痛い、お腹にガスが溜まりやすい、下痢などの症状が出ることもあります。

燃え尽き症候群が原因の場合、仕事がストレスとなってこれらの症状が引き起こされますので、特に会社に行く直前に体調が悪くなる状態なら要注意です。

無気力の状態が続いている

気落ちして無気力な状態が続き、何も手につかない、集中できない状態に陥ることもあります。無気力な状態だと会社に行くのが精一杯で、仕事に身が入らない人も少なくありません。

そうすると、仕事で結果を出す事ができなかったり、ミスを連発したりして上司から怒られ、さらに無気力状態が悪化してしまう可能性があります。

燃え尽き症候群になるほど努力家タイプの人だと、なんとか会社には行けているから大丈夫と感じてしまうかもしれません。

ただ、会社には行けていても家のことまでは手が回らない、休みの日に外に出る気力がなくて日用品の買い出しすらできない場合は要注意です。

相手の気持ちを考えられなくなる

長期間の高ストレス状態や体調不良が続くと、心にも余裕がなくなります。

そのため、人と会話をしていてもちょっとしたことでイライラするようになったり、相手の気持ちを考えない言動が増えたりすることもあります。

特に燃え尽き症候群になるほど仕事熱心な人だと、自分が仕事で結果を出せていない状態にイライラして職場の人にストレスをぶつけてしまうことも少なくありません。

しかし、仕事を円滑に進めるには普段の関係性が大切です。そのため、燃え尽き症候群に陥ると職場で孤立してしまう人もいます。加えて、プライベートでも友人関係が悪化してしまうこともあります。

燃え尽き症候群になりやすい人の特徴5選

燃え尽き症候群になりやすい人にはどんな特徴があるのでしょうか?

自分が燃え尽き症候群にならないためにも、当てはまるものが一つでもあれば、自分の気質や物事への取り組み方を見直してみましょう。

好きなことに没頭しやすい人

仕事に限らず、物事に熱中しやすい傾向のある人は燃え尽き症候群になりやすいです。

仕事でかなり努力をして結果を出そうとしたのに他の人に先を越されてしまったり、ミスをしてしまったことがきっかけで燃え尽き症候群になってしまうケースはよくあります。

このタイプの人は仕事がすべてであり、仕事でのミスにより「自分の存在価値が否定された」と捉えてしまうケースが多いです。

もちろんそんなことはありませんが、結果が全てという考えが染み付いてしまっているため、根本的な物事への考え方の改善が必要でしょう。

また、仕事以外に好きなことがある人でも、好きなことへの熱中のし過ぎが引き金となって燃え尽き症候群となるケースがあります。

健康に働くためには、しっかり休息・食事を取ることが大切です。しかし、働いているとどうしてもプライベートの時間が削られてしまうでしょう。

そこで、食事・睡眠の時間を削ってまで趣味の時間を作ろうとする人がいます。そうすると体力が追いつかなくなり、趣味どころか何にも手がつかなくなって燃え尽き症候群に陥ってしまうのです。

この場合は趣味への取り組み方を見直して生活習慣を整える、どうしても趣味の時間を確保したいなら転職するなどして解決する必要があります。

業務によって過剰に労働している人

長時間労働などハードワークな職場の人も燃え尽き症候群になりやすいです。

ハードワークの仕事の場合、職場全体がハードワークに慣れているため、自分のキャパシティを超えていることに気づきにくい傾向があります。

また、燃え尽き症候群にすでになっていても仕事ができない自分を攻めてしまいがちです。このケースは燃え尽き症候群がさらに悪化しやすいですので、自分が働いている環境を見直す必要があります。

日本は週5日・1日8時間労働が基本です。そのため、1ヶ月の労働時間は160時間前後が平均的と言えるでしょう。

ちなみに、厚生労働省が定める過労死ラインは発症前1ヵ月間に100時間あるいは発症前2~6ヵ月間平均で80時間と言われています。

この場合、1ヶ月の労働時間は平均が160時間前後なのに対し、240時間〜260時間程度です。しかも、過労死ラインはあくまで働きすぎが原因の自殺や病死が認められるラインです。

既に一般的な働きすぎのラインを越えている状態に当たりますので、早急な労働時間の改善が必要です。

1週間の労働時間が55時間〜60時間程度になるだけでも燃え尽き症候群などの精神疾患や脳卒中になるリスクが高くなると言われていますから、自分の労働時間がこのラインを越えてないか確認してみましょう。

長時間労働が続くと、その分睡眠時間や息抜きの時間が削られてしまいます。そのため、なおさら精神的に追い込まれたり、疲れが取れなかったりして悪循環に陥りやすいです。

この場合は転職するしか解決策が無いパターンが大半ですから、思い切って有給を取って転職活動に取り組みましょう。

ただし、人によっては周りは残業していないのに、自分だけ残業続きになっているケースもあります。

このケースはただ仕事そのものが向いていなくて頑張りが空回りしている状態だったり、無駄に人から仕事を引き受け過ぎている可能性が考えられます。

評価にも影響を及ぼしてしまいますので、一度仕事との向き合い方を考え直してみましょう。

正当な評価をされていないと感じている人

頑張っても頑張っても上司から正当な評価をしてもらえない、他の人ばかり評価されていると感じることもあるでしょう。

この場合だと、自分の頑張りが足りないと捉えてキャパオーバーになっていても頑張ろうとしたり、逆に頑張ることが馬鹿馬鹿しくなったりして燃え尽き症候群になってしまいます。

自分が正当に評価されていないと感じるなら、まず何を正当な評価と考えるかが大切です。賃金や昇進などの評価と自分が出した結果、周りが出した結果を比較してみましょう。

その際に、一旦自分の頑張りが空回りして結果に繋がっていないのではないか、そもそも会社に対して高望みしすぎていないかなど、会社からの評価が今の自分にふさわしいものなのか考え直してみることが大切です。

正当な評価をされていないと感じている場合、どうしても周りが見えなくなってしまいがちです。

追い込まれると客観的な視点も持ちにくくなり、現状に見合った評価をされているのに、正当に評価されていないと感じてしまうでしょう。

この際はできるなら直接上司と話をして、自分がどうして評価されていないのか、何が足りていないのか聞いてみるのがおすすめです。

燃え尽き症候群の一歩手前な状態で第三者の客観的な意見を聞くのは辛いかもしれませんが、努力する方向を転換するきっかけになりますので、相談がきっかけで正当に評価してもらえるようになる可能性があります。

「やりがい」をメインに仕事している人

満足するまで仕事に熱中することで、ふとした瞬間に燃え尽き症候群になってしまう人もいます。

具体的には、他人の業務や気付いたら誰かがやるような業務まで率先して引き受ける人が挙げられるでしょう。

確かに直接自分の評価に繋がらない仕事をすれば周りからの感謝や信頼を得ることはできますが、必ずしもこの行為が自分の評価に繋がるとは限りません。

逆に自己満足と捉えられて、いつまで経っても「率先して担当外の仕事をやってくれる人」で終わってしまうことも多いです。

そんなやりがいを重視して働いている人は、自分が頑張ってきたことが無駄と気づいた瞬間に燃え尽きてしまう傾向があります。

もちろん仕事を頑張ることは大切ですが、どこまで頑張るか線引きをしないといつかは限界が来てしまいます。

それに、仕事が全ての人よりも仕事を「お金を稼ぐための手段」と割り切っている人の方が心も体も健康に働けている人が多いです。

このケースは人に相談して意見を聞いたとしても、本人の仕事への取り組み方を考え直さないと解決できません。しかし、自分の考えを変えるのはなかなか難しいでしょう。

そんなときは、自分の労働時間や1日に担当している業務を紙に書き出して、他の人の仕事量と比べてみるのがおすすめです。

一人で抱え込みやすい性格の人

誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまう人も、燃え尽き症候群になってしまうことがあります。

このタイプの人は、限界が来ていても人に助けを求められないゆえにキャパオーバーになってしまうケースが多いです。

仕事での問題は自力で解決できる問題の方が少なく、早いうちに上司に相談して解決策を練る必要があるでしょう。その作業を怠ってしまうと、体力的にも精神的にも限界が来てしまいます。

一人で抱え込みやすい性格の人はちょっとした愚痴でも構いませんので、とにかくストレスを溜めないように吐き出す習慣をつけることが大切です。

燃え尽き症候群にならない為の対策

燃え尽き症候群にならないようにするには、どんな対策ができるのでしょうか。ここでは、日頃から心も体も健康に仕事に取り組むためのポイントをご紹介します。

少しでも気持ちに変化が生まれたら相談する

まずは少しでも気落ちしている、仕事のことで悩みがあるなど気持ちの変化があればすぐに相談することです。

自分の限界を自分で知ることはなかなか難しいですので、周りに相談する癖づけを意識しましょう。相談相手は上司でも同僚でも、仲の良い友人でも誰でも構いません。

正直話すほどではないと思っていることでも、誰かに吐き出すだけで心が軽くなります。しかし、職場での関係上なかなか上司や同僚に相談しづらい状況の人もいるでしょう。

その場合は企業で産業医を雇用してメンタルケア専門の部署を用意しているところも多いですので、ぜひ相談しましょう。

また、就職・転職のときにお世話になった人事担当者に相談するのも一つの手です。

また、プライドが高い性格などの理由で、知り合いにはできるだけ相談したくないという人もいるでしょう。

その場合はお金が発生しますが、思い切って心療内科やカウンセラーに相談してみるのもおすすめです。

特に心療内科は心の病気を専門としていますので、燃え尽き症候群になりかけている場合、はっきりとそのサインを拾って指摘してくれます。

また、ストレスで眠れないなどの症状があれば、少しでも楽になるように薬も処方してもらえるでしょう。

心療内科やカウンセリングには守秘義務がありますので、話した内容が外部に漏れることは基本的にありません。

もし合わないと感じれば相談先を変えれば良いだけですから、心療内科やカウンセリングに相談する選択肢も検討してみてください。

仕事以外の目標を持つ

仕事が全てという考えは、仕事でミスをしたときや思い通りに物事が進まないときに大きなストレスになってしまいます。

そのため、仕事だけでなくプライベートでも熱中できる趣味などを持ち、目標に向かって取り組むと良いでしょう。

どんなことであれ、何かを達成したという事実は自信に繋がります。そこで、仕事で自信を失っている状態でも、他に誇れるものがあれば、それが心の拠り所になってくれるはずです。

もちろん目標を持たずに気楽に趣味に取り組む程度でも問題ありません。仕事のことを考えずに没頭できる時間を作れさえすれば良いため、ちょっとでも気になっていることがあれば積極的に挑戦してみましょう。

ルールや仕事とプライベート境目がはっきりしている環境で働く

仕事のルールやプライベートとの境目が曖昧な職場だと、いつまでかわからない残業がずるずると長引いたり、休日出勤を要求されたりしてなかなか休息時間が取れなくなってしまいます。

また、会社によっては休日に関係なく仕事に関する連絡を入れる人がいる職場もあるでしょう。健康的に働くには、オン・オフをはっきり切り替えられる環境が大切です。

しかし、このような職場環境は上司に相談したとしてもなかなか改善が難しいものです。もし今自分が働いている職場がこれに当てはまると感じているなら、転職を検討してみましょう。

まとめ

燃え尽き症候群になってしまったら、出来るだけ早期に対策を打つことがです。

本人が気付いているケースはかなり限られており、体には負荷がかかっていないかもしれませんが、心にダメージを負いかねません。

特に普段から活発なイメージを周りから持たれている人ほど、ある日突然燃え尽き症候群になって何にも手が付かない状態に陥りやすいです。

燃え尽き症候群の解決方法は原因によって異なりますが、特に部署を変えるか転職で環境を変えればスムーズに改善を期待できるでしょう。

また、転職活動を通して職場以外の人とのコミュニケーションを取れば、気持ちの変化も生まれやすいでしょう。そこでぜひ知っておいていただきたいのが転職エージェントです。

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