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ノルマと目標は〇〇が全然違う!|ノルマがある仕事のメリット&デメリットとは

仕事をしていく中で、従業員に課される一つの課題として「ノルマ」というものがあります。

多くの人が耳にする言葉ですが、一方でノルマがどういった言葉なのか、具体的な内容についてよく理解できていない方もいるでしょう。

そこで今回は、ノルマの基本的な意味を解説するとともに、他の言葉との違いやノルマがある仕事のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。

ノルマとは?

ノルマとは、一般的に従業員ひとりひとりに与えられる労働の基準量を指すものです。

もとはラテン語の「Norma」から生まれた言葉であり、元々は基準・規範などの意味合いで用いられたものが、歴史的背景を経て意味を変え、現代の労働量・達成率を表す「ノルマ」に変化したとされています。

国内ではビジネス用語としても汎用的に使われており、「今月のノルマ」といったフレーズに聞き覚えがある方も多いでしょう。

使われ方は場面によって多少異なるものの、”「労働において達成すべき数値・度合」を明確に指し示しているもの”だと理解しておけば特に問題ありません。

ノルマと目標の違い

「ノルマを達成する」というように、ノルマは目指すべきゴールを示すラインでもあります。一方、何かを達成する際に用いられる言葉として「目標」というものも存在します。

このことから、「ノルマと目標は同じ意味なのかな?」と思った方もいるかもしれません。実は、ノルマと目標には明確な違いがいくつか存在します。一体どのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。

主体が違う

ノルマと目標において、非常に大きな違いと言えるのが”主体”です。

例えば「5件の契約を獲得する」、「売上○○万円を達成する」といった目的は、一体誰のために作られているのでしょうか。

中には従業員に対して何かしらの利益を還元することもあるかもしれませんが、ノルマの達成において主体となるのは、あくまでも「企業」です。

前述した5件の契約や売上金額といったノルマも、すべては企業の業績・売上を底上げするために設定されているものであり、それが達成されることによって企業の利益は担保されますが、ノルマを達成した従業員それぞれに利益をもたらすとは限りません。

また、企業はノルマを達成してもらわなければ困るため、ノルマを達成できない従業員に対しペナルティを課すなど強制的に達成させようとするケースもあります。

一方、「目標」の場合は主体が企業ではなくなります。例えば「副業で成功してみたい」と目的を定めた場合、それに対して「まずは得意なことを見つけてみよう」といった目標を掲げるでしょう。

このような目標は、外部から与えられるものではなく、基本的には本人の意思から派生して生まれるものです。

また、その目標を実現することは、その人にとっても成功体験や達成感などをもたらすでしょう。

つまり、目標は達成することによって個々に多くの利益・メリットを生む「個人(目標を持つ人自身)」が主体となっている言葉だと言えるのです。

さらに、目標は達成できないとしても特に誰かから怒られたり、罰せられたりすることもありません。

強制的に達成しなければならないノルマと違い、達成するかどうかを本人の意思次第で決められるのが「目標」のポイントです。

会社にも目標はあるという考え方もできますが多くの場合それらは会社にとってビジョンという形で掲げられており、抽象度の高い内容となっています。

内容の明確性が違う

ノルマと目標は、内容の明確性においても違いが存在します。まずノルマの場合、基本的には具体的な数字を用いて内容が示されるはずです。

例えば営業職の場合「5件の契約」というように、明確な数字を扱って契約件数の達成率を設定します。

ノルマは企業の売上や業績を向上させるために設定するものであり、達成されることによって利益が生まれるようにしなければなりません。

仮に「たくさん契約しよう」など漠然とした内容をノルマにすると、月によって利益がバラけてしまう可能性が高くなります。最悪の場合、赤字続きで倒産を招く事態につながるかもしれません。

そうならないように利益を出し続けていくためにも、どれほどの売上をあげれば利益が出るのかをしっかり計算し、それをもとにノルマを明確に示す必要があるのです。

一方で目標の場合、ノルマと違って漠然とした内容が担っていることがよくあります。

例えば「プロの選手になりたいから、毎日頑張って練習して上手くなろう」という目標があるとします。

この例の場合、確かに”練習して上手くなる”という目標はありますが、具体的にどれほど上手くなるのか、明確な内容がありません。

しかし、この目標に対して違和感を覚える方はほとんどいないでしょう。目標は個々の希望やステップを漠然と表現したものであり、明確な数値・度合をもとに決める必要がないのです。

ただし、目標を持つ人の中には「〇〇歳までに○○万円を貯金する」というように内容を明確に定めていることもあります。

そのため、目標は必ずしも内容が漠然としているわけではありません。

一概に「目標は漠然としているもの」と解釈せず、「ノルマは必ず明確な内容でなければならないが、目標は内容が漠然としていても特に問題がない」というように理解しておくのが良いでしょう。

ノルマがある仕事のメリット

ノルマは個々の労働の基準量を示す値ですが、業界や職種によってはノルマがない場合もあります。

スポーツのプロ選手の場合、練習を頑張ったり、試合で実績を作ったりと目標を掲げる機会は多いものの、監督や外部から「〇〇点を決めなさい」というようにノルマを与えられることはないでしょう。

スポーツ選手などの他、フリーランスやアーティスト、医療関係者といった職種もノルマがほとんどありません。

一方、ノルマが課されることの多い仕事としては営業職などがあります。営業はまさに企業の利益を左右する重要な段階ですから、契約件数のノルマが定められていることがほとんどです。

銀行・保険・不動産、さまざまな業界における営業職に従事していれば、ノルマが課される機会も多くあるでしょう。

そんな営業職に対し、「ノルマが多いってことは、それだけ強制的に働かされる仕事なのかな…」と悪いイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、営業職をはじめとした「ノルマがある仕事」には、デメリットだけではなくメリットもいくつか存在するのです。では、ノルマがある仕事のメリットを紹介していきます。

一定の成果を残すことができる

ノルマがある仕事は、「一定の成果を残せる」というメリットがあります。仕事に対するイメージは人によって異なる部分であり、取り組み方も人によってさまざまです。

業務において大きな成果をあげる人もいれば、あまり成果をあげられず悩んでいる方もいるでしょう。一方、ノルマがある仕事であれば、ノルマを達成することが成果に繋がります。

つまり、ノルマがある仕事の場合、ノルマ達成さえできれば誰でも一定の成果を残すことが可能なのです。

「自由な仕事だと逆に何をすればいいかわからず、うまく成果が残せなかった」という人は、ノルマがある仕事でノルマを達成していき、確実に成果を残していくのも良いでしょう。

インセンティブを得られるケースがある

ノルマはマイナスのイメージを持たれやすい一方、企業からすれば多くのメリットがある制度です。

経営面においてもノルマは重要な役割を果たすものになるので、ノルマを設定している企業は経営戦略にも力を入れている可能性が高いと言えます。

企業を上手く経営するためには、従業員のモチベーション管理が必要不可欠です。

そのため、そういった企業はノルマによってやる気を落としてしまう従業員が出ないよう、インセンティブという制度も併せて導入しているケースが多々あります。

インセンティブとは、簡単に言えば基本給とは別に発生する”歩合制の追加報酬”です。

例えば営業職で「今月のノルマは3件の契約獲得」としている場合、「ノルマ達成後は、追加契約3件につき1万円」という風にインセンティブを設定していることがあります。

ノルマと聞くと義務感ややらされている感を感じてしまう方もいるかもしれませんが、達成後に追加報酬を得られるチャンスがあるとなれば、ノルマ達成に向けてやる気も出てくるでしょう。

したがって「成果によってしっかり稼げる仕事がしたい!」という人は、まずはノルマがある仕事から検討するのもおすすめです。

計画的に業務を進められる

ノルマがあるということは、ある程度の労働量を早期に知ることができるということでもあります。

月初めにノルマが伝えられれば、「この日までにはノルマをこれくらい達成しておいて、この日はしっかり休もう」のように細かな勤務計画を立てていくことも可能です。

ノルマがない仕事だと、どこまで仕事をすればいいのか明確に判断できないため、こういった計画を立てるのも難しいでしょう。計画的に業務を進められるのは、ノルマがある仕事の大きなメリットです。

失職の可能性が少ない

ノルマは企業が利益を得るために作られるものですから、しっかりと戦略にのっとってノルマが設定されていれば、そのノルマが達成されている限り企業が倒産することは基本的にありません。

つまり、ノルマがある仕事および企業は売上低迷によるリストラなどの心配が少なく、ノルマをしっかり達成できていれば失職の可能性も低いと言えるのです。

安定した仕事を探している方は、ノルマがある仕事から優先して探してみるのも良いでしょう。

ノルマがある仕事のデメリット

ノルマにはメリットがある反面、いくつかのデメリットもあります。従業員にとってノルマがあることのデメリットとは何か、詳しく見ていきましょう。

仕事に対して義務感が生まれてしまう

ノルマがある仕事のデメリットとして、「義務感が生まれる」というものがあります。前述したように、ノルマは目標などと違って自発的に作られるものではありません。

つまり、仕事にノルマが課されている場合、特にやりたくもないような仕事を延々と続けなければならない状態になってしまう可能性もあるということです。

義務感が強い状態で仕事を続けていると、「仕事がつらい、退屈」など憂鬱とした気分になり、仕事における充実感も薄れていきます。

インセンティブなどがあればまだ意欲的に取り組める可能性はあるものの、インセンティブもない場合はどうしても仕事への義務感が強くなってしまうでしょう。

上司からの圧力がかかることがある

企業にとってノルマが達成されないというのは看過できない問題であり、複数の部門に分かれている場合は部長や上司に注意が行く可能性が高いです。

このことから、ノルマがある仕事は上司が部下を厳しく監視する傾向があります。

ノルマが達成できるかどうか危ぶまれるような従業員がいると、強い圧力・プレッシャーをかけたりして無理やり働かせようとする可能性もゼロではありません。

上司から圧力がかかる可能性があるというのは、ノルマがあることの大きなデメリットと言えます。

労働時間が不安定になりやすい

ノルマがある仕事の場合、ノルマを達成できないと減給や解雇といった処分の対象になることもあります。

したがってノルマを達成できていない場合、残業や長時間労働の必要性も出てきてしまいます。

計画的に業務を進めることができればそういった状況に陥ることもないのですが、ここで問題になるのが「ノルマ達成は決して約束されたものではない」ということです。例えば営業職で「5件の契約を獲得」というノルマがあったとして、必ず5件の契約をとれるのかというと、そうとは限りません。もちろん達成できる可能性はあるものの、中々契約の機会が巡って来なかったり、断る顧客が多かったりするとノルマ達成も遠のいてしまいます。そのため、月によってノルマ達成の進捗が異なり、同時に労働時間も不安定になりやすいのです。また、ノルマは企業の経営状況によって毎月異なる内容で設定されることもあり、ノルマが多い月はそれだけ多く働かなければなりません。自分の意思に関係なく労働時間が増減するのは、ノルマがある仕事において大きなデメリットになるでしょう。

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