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異動対象として選ばれる人10選。企業が人事異動を行う目的とは?

毎年の人事異動のシーズンになると、誰が移動になるのか、自分も対象になるのかと気をもむ方も多いようです。人事異動の目的や決め方、選ばれる人の傾向や特徴を理解しておくと、納得しやすいかもしれません。

そこで本記事では異動対象として選ばれる人の特徴を10個ご紹介いたします。企業が人事異動を行う目的についてもお伝えしますので、少しでもお役に立てれば幸いです。

人事異動の目的

人事異動の目的

人事異動とは、社員が会社から命令を受けて配置や立場、勤務状態が変更になることをいいます。これには所属する部署が変わるだけでなく、同じ部署内であっても担当業務が変更されることも含まれます。

国内外に支社や支店がある場合は、勤務地自体が変更になり、引っ越しを伴う人事異動もあります。

さて、企業が人事異動を行う目的としては大きく下記の3点が挙げられます。

【人事異動の目的】

(1)会社の成長・維持
(2)人材の育成
(3)組織の活性化

人事異動の大きな目的の一つは、会社の維持や成長です。世界情勢の変化や時代の流れを考えると、企業は自社の価値を上げたり、新しい事業を展開したり、業務を効率化する必要があります。

これまで成功してきた常識や型にとらわれず成長を期待できる部署に優秀な人材を集中させ、逆に不採算部門を閉鎖することも企業に求められています。

自社がどのような計画で事業を展開していくのか熟慮し、その実現のために新人・中途採用や、再配置を含む人事異動を行うことが企業組織にとって大切になります。

人事異動の別の目的は、人材の育成です。専門性を追求したスペシャリストも大事ですが、会社全体を俯瞰できるゼネラリスト的な人材も組織には必要不可欠です。

社内のさまざまな仕事を実際に経験しないとゼネラリストは生まれづらいため、定期的にジョブローテーションが行われます。

特に、将来的に経営を担う立場に就いてほしい人材には、会社全体を見る力をつけさせるために職域を超えた人事異動も行われます。

人事異動のさらなる目的として、組織の活性化が挙げられます。

同じ部署に同一メンバーが長期にわたって仕事をすると、考え方が狭くなったり固定化し、新しいアイデアが浮かばず効率や生産性が下がっていくことがあります。

また、同じ仕事を一人の社員が長期間担当すると業務が属人化(特定の業務に関する手順や状況を担当者しか把握できておらず、周囲が理解できていない状態)しやすくなります。

属人化した仕事はブラックボックスになりやすく、担当者の急な欠勤により業務が回らなくなったり、仕事の特性によっては不正の温床になることがあります。それらを防ぐためにも、新たな人材に入ってもらうことが大切です。

人事異動のネガティブな面

人事異動にはポジティブな意味合いとネガティブな意味合いがありますが、たとえば必要な人材の数以上に能力ある社員がいたり、会社が求める要件から外れているとみなされる人がいたりする場合、そういった人材は重要度の低い部門や花形とは程遠い仕事に就かされることがあります。

売り手市場が続き、働く側の意見を尊重する企業は急増しています。定期的に上司と面談が組まれ、仕事の意向などをヒアリングされる機会も多くなり、いわゆる「悪い人事」は少なくなっています。

そうは言っても、会社としては利益を追求し成長を続けていくのが最優先で、それが社員を守ることにつながります。そのため、社員が強く要望した場合でも人事に関してすべての意見が通るわけではありません。

また、自身の考えとは異なる人事異動があってもそれがすべて自分の能力が過小評価されていると考えるのは間違いです。

それでも、自分にとってより好ましい人事異動を勝ち得るには、社内での高い評価が得られるような働き方や立ち回りを行うことがポイントになります。

異動対象として選ばれる人8選

人事異動は会社の活力となるよう、極力不公平感や不満が出ないような形で行われますが、中でも異動対象に選ばれやすい人は存在します。

人事異動の理由は、栄転などポジティブな意味合いのものもあれば、左遷といったネガティブな意味合いのものもあります。ここではその双方について、特に人事異動が多い人の特徴や傾向を見ていきます。

異動対象として選ばれる人

異動を希望している社員

会社の事業計画にマッチした人材が異動を希望する場合は、優先的に人事異動が実施されることは言うまでもありません。

異動希望は、(ネガティブな背景がない限りは)現状維持ではなく向上心やスキルアップの願いの表れです。人材確保が容易でない状況を考えると、転職されてしまうより、希望通りに人事異動を行った方が会社のためになります。

チャレンジ精神を持っている社員の方が新しい環境を積極的に受け入れ、成長の機会とできるケースが多くなります。

人事異動は会社側の決定によるものが基本ですが、事前に異動の希望を出せる企業も増えています。上司に知られない形で異動希望を出せたり、社内フリーエージェント制度を設けている会社もあるようです。

会社としては、社員の将来的な意向を知っているとウィンウィンの関係で異動を実行しやすくなります。また、社員の考えを尊重している企業と認知されるメリットがあり、異動希望を積極的にヒアリングする傾向が強くなっています。

同じ部署に長期間いる社員

組織の活性化が人事異動の大きな目的の一つであるため、同じ部署にずっといる社員は、異動対象になりやすいです。

その理由として、同じ部署で長期間働いていると考え方が凝り固まったり、柔軟に物事を考えられなくなることが考えられます。それが他部署とのやり取りで障害になったり、自分軸でしか物事を判断できなくなる原因となります。

それを防止するため、短期または長期間にわたって別部署への異動が命じられます。

会社の部署を人の体で例えると、ある部署は頭、別の部署は手、足など働きが異なりますが、それぞれが共同することで円滑な会社運営につながります。

別の部署や業務に異動した後に元の部署に戻ると、相手がやりやすい・受け入れやすい方法で仕事ができるようになるなどして、会社全体の業務効率が上がることが多いようです。

将来を期待される優秀社員

会社の将来を担う幹部候補生は異動が多くなります。

幹部候補となる優秀な社員は将来役職に就くことが期待されるため、会社全体を見るために、頻繁に異動が行われます。将来を期待されての異動の場合は、部署の領域が広範囲になる傾向が見受けられます。

花形といわれる部署だけでなく、地方勤務、海外に拠点を持つ企業であれば海外駐在も求められるでしょう。

若手社員

社員の育成に力を入れている企業は、若手社員の人事異動を積極的に行います。

学校を卒業した新人社員の場合、3年程度は同じ部署で働かせるケースがほとんどですが、その後は適性を見極めるためにいくつかの部署を経験させるようです。

新人は入社後だいたい3年間の間に仕事のやり方や経験の積み方を覚えることが多いですが、それらとともに若者の良さである柔軟性を生かしてさまざまな業務に就くと、新たな能力が見いだされたり得意分野が明確になるため、人事異動を賢く使う会社が増えているのです。

今の部署で成果を出せていない社員

所属している部署で会社が期待する成果を出せていない社員も人事異動の対象となります。というのも、仕事をうまくこなせるかどうかは社員の努力に加えて適性も関係しているからです。

現時点での部署で基準のレベルに達していなくても、別の部署で能力が発揮されるケースもあります。結果が出せない時期が続くと積極的な気持ちで働けず、ミスをするなどしてさらに成果が出ないループにはまってしまうこともあります。

成果を出せずに異動を命じられたと感じる場合は、会社からチャンスをもらったと考え、新たな気持ちで業務にのぞむとよいかもしれません。

人間関係がうまくいっていない社員

人間関係で問題を抱えている社員も人事異動対象になりやすいといえます。これは上司と馬が合わないというだけでなく、部署内の周囲の社員とうまくいかないことも含まれます。

多くの場合、担当する仕事が自分一人で完結することはありません。他の人と連携したり、指示を仰いだり、アドバイスをしあって仕事をしていきます。

この点がうまくいかないと周囲から一緒に仕事をしたくないと思われてしまい、お互いにやりづらさを感じるに違いありません。

社員一人一人が最大限のパフォーマンスをもって業務を遂行することを会社は願っているため、異動という手を使うのもうなずけます。

トラブルを起こした社員

致命的なミスを繰り返したり、クレームが多発している社員は異動対象になります。トラブルが多いと部署内で仕事を任せられず、戦力外とみなされることが多いからです。

そうなると、組織改革や人員補充の異動候補に挙がります。心機一転、異動した部署で成果を上げることができれば本人にとっても会社にとってもよい人事だったと思えるに違いありません。

「組織の命令は絶対」と考えている社員

会社や上司の命令は絶対と考えている社員は、比較的異動対象になりやすいようです。なぜなら、会社としても、人事異動に文句や不満が出ることは避けたいからです。

もちろん会社が大前提としているのは会社の成長や組織の活性化ですが、できるだけスムーズに人事異動を行いたいという会社の意向も人事異動に影響する要素になっています。

コミュニケーション能力に長けた社員

誰とでもうまくやっていけるようなコミュニケーション能力の長けた社員も、人事異動の候補に挙がりやすいです。

コミュニケーションがうまく取れる人は、気配りができる人ともいえます。周囲に気を配るのが得意で、仕事で成果を上げている人は上司も安心して他部署に推薦できるため、人事異動の対象となりやすいようです。

体調に不調を抱える社員

仕事や人間関係などで体調が悪くなった社員も人事異動の対象になることがあります。このような人事は会社が主導して決まるケースも多く、自身の希望と乖離することもあるでしょう。

しかし、会社としてもこれまで育ててきた人材を失いたくないと考えています。負担が少ない他部署で能力を発揮してほしいという配慮や期待が込められた異動といえます。

現状の労働環境に不満があるなら

転職

自社の人事異動に不満がある、自身の労働環境に満足できないと感じる人もいるかもしれません。そのような方は、まずは自分ができることを精一杯行ってみましょう。

行える点の一つが、仕事のやり方を吟味し、成果を上げるよう努力することです。

担当している仕事を効率よく行える工夫をしたり、自分の仕事の先にある部署の状況を考えて業務に取り組めるでしょう。携わっている業務によっては、仕事の効率を上げるために必要な資格を取得できるかもしれません。

資格試験の勉強の過程で視野を広げ、知識を得て仕事に活かすことで成果につなげられるでしょう。

仕事の成果とともに、働く周囲の人の評判を勝ち得る努力も続けたいものです。人事部門は社内にいる社員すべてと直接働く経験はしていません。

そのため上司の報告や推薦に加え、現場の評判によって異動の決定がなされます。

仕事ができると評判で、かつ周囲から高評価を受けている人は、ネガティブな異動対象となることは少なく、逆に花形部署に異動する可能性を秘めています。

いろいろ手を尽くしても、自分が職場から受けている評価などに納得できていない方は、転職して環境を変えるのも選択肢の一つです。

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

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