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【ケース別】着任挨拶のメールの書き方&例文|スピーチ例と注意点も紹介

新しい職場に着任した時、どのような挨拶をするかによって自分の第一印象が決まります。

印象の良いスピーチや挨拶メールを用意したいと考えているものの、具体的にどのような内容にすれば良いかわからないという方もいるかもしれません。

そこで本記事では、着任挨拶のスピーチを行う際のポイントやスピーチ例、相手別の着任挨拶メールのポイント・例文などをご紹介いたします。

着任挨拶のスピーチ・ポイントと例

着任挨拶のポイント

まずは、着任挨拶のスピーチを行う際のポイントと具体的な例を紹介します。

着任挨拶のスピーチのポイント

着任挨拶のスピーチのポイントはさまざまありますが、まず意識しておきたいのは謙虚な気持ちを持ちながら話すことです。

新しい職場で始めにバシッと印象を決めたいと前のめりになり過ぎて、強気な態度や偉そうな態度を取ってしまうケースもありますがこれは良くありません。

着任挨拶のスピーチは、新しい職場の人たちから見た自分の第一印象が決まる重要なシーン。これまでの経験や立場に関係なく、新人のつもりになって謙虚な話し方・態度を心がけましょう。

いろいろと話したいことはあるかもしれませんが、スピーチが長過ぎると聞く方も疲れてしまい、印象も良くないものになってしまいます。話したい内容は過不足なくまとめ、長くならないようにスピーチを終えることも大切です。

例えば自己紹介は長過ぎず短過ぎずを目指しましょう。長過ぎると聞いている方が飽き、かと言って短過ぎると紹介不足になります。

自分の名前やこれまでの経歴、趣味・特技などを織り交ぜながら、バランス良く構成しましょう。

なお、前職に関する話をあまり詳しくするのはおすすめできません。前職の話を詳細にすると、「前職に未練があるのかな」「新しい職場に不満があるのかな」など、ネガティブに感じる人もいるからです。前職の話は必要最低限、できる限り控えめにした方が良さそうです。

反対に、新しい職場の意気込みは積極的にスピーチに組み込みましょう。「元気に頑張ります」「こんな仕事に取り組みたいです」など、明るくはっきり話せば好印象を持ってもらいやすくなります。

せっかくスピーチの内容が意欲的でも、暗い雰囲気やぼそぼそとした話し方では聞いている人にしっかり伝わりません。スピーチの内容だけでなく、スピーチ時の態度・話し方・言葉遣いなどにも気を配ることが大切となります。

スピーチは内容と順番だけ押さえておき、細かい部分は実際に話す際にアレンジするのがおすすめです。一言一句すべて準備すると、事務的・機械的な印象を与える可能性もあります。

自分の言葉を使った方が、人となりは伝わりやすいものです。その他、もしおもしろいエピソードや人柄をアピールできそうなエピソードがあるなら、印象付けるため適度に披露すると良いでしょう。

なお、新しい職場の人と早く親しくなりたい、自分に親しみを持って欲しいという考えから砕けた内容を盛り込む人もいますが、これは加減が重要です。

真面目一辺倒で隙が全くないスピーチだと、取っつきにくい人ととらえられる可能性はあります。しかし、着任直後からあまりフレンドリーな態度に出るのも考えものです。

「なれなれしそう」「距離が近くて付き合いづらい」とネガティブな印象を持たれるかもしれません。まずは適度な距離感を意識しながら、よい印象を持ってもらえるスピーチを考えましょう。

着任挨拶のスピーチ・例文

おはようございます。
本日付で営業課に配属されました、〇〇〇〇と申します。
今年で入社3年目になります。

これまで在籍していた企画部では、主に商品のマーケティング戦略の作成や企画の立案を担当していました。

こちらの業務は初めて担当するためわからないことも多いですが、1日も早く戦力になれるよう精一杯頑張りたいと思います。

なお、趣味は映画鑑賞で、毎月新しく上映される作品をチェックするのが楽しみです。
映画のことなら、ぜひ私にお尋ねください。

ご迷惑をおかけする場面も多々あるかと思いますが、ご指導ご鞭撻いただけますと幸いです。
皆さんどうぞ仲良くしてください。これからよろしくお願いいたします。

着任挨拶のメール・ポイントと例文

着任挨拶メールのポイント

着任の挨拶をスピーチや対面ではなく、メールで行う場合もあるでしょう。着任挨拶のメールは、口頭の挨拶とはまた異なる注意点などがあります。

ここからは着任挨拶のメールを打つ際のポイントを説明します。また、併せて具体的なメール例文も紹介するので、参考にしてください。

上司へのメール

着任先の上司への挨拶メールは、言葉遣いや文章表現などに特に気を配りましょう。上司に限ったことではありませんが、ビジネスマナーや敬語が正しく使われていないメールは、それだけで印象を下げてしまいます。

上司のほか、社内に向けては部下や同僚にも着任挨拶のメールを送る必要がありますが、メールを送る順番としては上司を一番最初にしましょう。

社内宛ての挨拶メールは、まず始めに上司に送ります。ただし、送るのは必ず人事の辞令が出されてからにしてください。辞令がまだ公式に発表されていない内示の時点で着任の挨拶メールを送るのはNGです。

内示の時点では異動先に情報が伝わっているかどうかまだわかりません。もし上司に誰が新しく異動してくるかまだ伝わっていないのに、先に本人から着任挨拶メールを送ってしまうとトラブルに発展する可能性があります。

メールを送るタイミングには気を付けましょう。

件名:着任のご挨拶

〇〇支社〇〇部〇〇課課長〇〇様

この度、人事異動により〇月〇日付で〇〇支社に着任させていただきます、〇〇と申します。
前部署では、2年間企画担当としてマーケティング戦略制作や企画立案の業務に従事しておりました。

〇〇支社での業務は初めての経験ですが、〇〇様をはじめとした皆様の力になれるよう、精一杯頑張りたいと思います。
ご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

メールにて恐縮ではございますが、取り急ぎ着任のご挨拶を申し上げます。

同僚へのメール

新しい職場の同僚には、上司の次に速やかに挨拶メールを送ります。着任後は職場の勝手がわからず、同僚に迷惑をかけることもあるかもしれません。

もし初めて取り組む業務であれば、いろいろと同僚に教えてもらうこともあるでしょう。メールで不遜な態度を取ってしまうと、これから業務を行う中で同僚と良い関係が築けなくなってしまう可能性もあります。

謙虚な姿勢を崩さず、お世話になりますという気持ちを前面に出した文面を心がけましょう。また、上司より立場の近い同僚だからといって、砕けた言葉遣いをするのは控えるのがベターです。

着任の挨拶メールは送る相手が誰であっても、ビジネスマナーや敬語を意識した正式な内容にします。

件名:着任のご挨拶

〇〇支社〇〇部〇〇課の皆様

ご多用のところ失礼いたします。
この度、人事異動により〇月〇日付で〇〇支社に着任させていただきます、〇〇と申します。

前部署では、2年間企画担当としてマーケティング戦略制作や企画立案の業務に従事しておりました。

〇〇支社での業務は初めての経験で何かとご迷惑をおかけするかと思いますが、早く戦力になれるよう精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

メールにて恐縮ではございますが、取り急ぎ着任のご挨拶を申し上げます。

部下へのメール

部下に宛てる着任挨拶のメールで気を付けたいのは、上から目線のような印象を与えないことです。もし着任先の職場で積極的に取り組みたいことや、力を入れて見直したいことなどがあっても、表現の仕方には注意しましょう。

例えば着任挨拶の時点で「これから徹底的に業務の見直しを行います」と発言する上司がいたら、部下は身構えてしまうでしょう。気難しそうな上司が来たと考えた部下に、距離を取られてしまうかもしれません。

先に述べた通り、着任挨拶のメールは相手が誰であっても丁寧・謙虚がポイントです。

これから職場で良い関係を築いていくため、メールを受け取った部下に「コミュニケーションを取りやすそうな上司だな」と感じてもらえるような内容を意識しましょう。

件名:着任のご挨拶

〇〇支社〇〇部〇〇課〇〇さん

この度、人事異動により〇月〇日付で〇〇支社に着任させていただきます、〇〇と申します。

前部署では、2年間企画担当としてマーケティング戦略制作や企画立案の業務に従事しておりました。
〇〇さんや皆さんから業務内容や意見などを伺い、働きやすい職場をつくれるよう精一杯努めますので、どうぞよろしくお願いいたします。

メールにて恐縮ではございますが、取り急ぎ着任のご挨拶を申し上げます。

社外・取引先へのメール

社外・取引先にも着任の挨拶メールは必要です。会社の外に出るメールですので、より一層丁寧かつマナーに則った文面になるよう気を付けます。

送るタイミングは社内向けメールの後です。最優先ではありませんが、業務が始まり、挨拶メールを送らないうちに取引先とコミュニケーションを取るシーンが発生すると相手に非常に失礼です。

着任後、できる限り速やかに送るようにしましょう。なお、本来であればご挨拶のため、直接先方に出向くのが正式な形です。メールで挨拶を行うことに対するお詫びは、社内向けのメール以上に丁寧に行います。

もし後日改めて先方に出向いて挨拶をする場合は、その旨文末に添えたり、そのまま文面で都合の良い日程をお伺いしても良いでしょう。

件名:着任のご挨拶

〇〇株式会社〇〇部〇〇課〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
この度、〇〇の後任として〇月〇日付で着任いたしました、〇〇と申します。
これから貴社を担当させていただきます。

貴社のお役に立てるよう、精一杯頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。

本来であれば直接お伺いしてご挨拶すべきところ、取り急ぎメールでのご挨拶になってしまい大変恐縮です。
改めてご挨拶に伺わせていただきます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

なお、前の部署に在籍していた時の社外・取引先にも、着任の挨拶メールは必要です。

内容は着任と少し異なり、異動になった報告とこれまでお世話になったことに対する感謝、新しい担当に関する連絡などが主となります。

後任からの挨拶メールが先になってしまうと相手方に失礼なので、こちらも着任後できる限り早いうちに送ります。

件名:〇〇支社着任のご挨拶

〇〇株式会社〇〇部〇〇課〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇でございます。
この度、〇月〇日付で〇〇支社に着任いたしました。

在任中は大変お世話になり誠にありがとうございました。
〇〇様とのお仕事で学んだことを、新しい所属でも活かして頑張ってまいりたいと思います。

〇〇様におかれましては、ご多用とは存じますが、どうぞお体ご自愛くださいませ。
貴社の益々のご健勝とご発展をお祈り申し上げます。
本当にどうもありがとうございました。

また一緒にお仕事させていただける日を楽しみにしております。

元いた部署へのメール

元いた部署には最終勤務日に挨拶をする人が多いでしょう。着任メールでは無事着任した旨の報告と、元の部署に所属していた時の感謝を改めて伝える内容がメインです。

人によっては最終勤務日は引継ぎの仕上げや残務処理、身の周りの整理など、異動する前に完了させておかなければいけないことへの対応で忙しいこともあるでしょう。

落ち着いた状態での挨拶ができないまま、新任地へ移動するケースもあるかもしれません。これまでの感謝の気持ちをもっとしっかり伝えたかった、と後悔が残る人にも着任の挨拶メールは役立ちます。

元いた部署への最後のご挨拶として、丁寧かつ心のこもった着任挨拶メールを送りましょう。

件名:着任のご挨拶

〇〇部〇〇課の皆様

ご多用のところ失礼いたします。
人事異動により〇〇支社勤務を命ぜられました、〇〇です。
〇月〇日付で、無事着任いたしましたので、ご報告とお礼を申し上げます。

〇〇課在勤中は、大変お世話になりどうもありがとうございました。
社会人になり初めての職場が〇〇課でした。

至らぬ点も多々あったかと思いますが、皆様の温かいサポートをいただきながら、多くのことを学ばせていただき、心より感謝しております。

皆様に教えていただいたことや〇〇課で培った経験を活かし、〇〇支社でも精一杯頑張りたいと思います。
今後とも、どうぞよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。


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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

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