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ツアーコンダクターの仕事内容とは?平均年収や活かせるスキル、向いている人を調査!

ツアーコンダクターといえば、ツアー旅行や団体旅行でよく知らない土地での移動などを先導してくれる、カッコイイまとめ役のようなイメージがあるのではないでしょうか?

華やかな印象のあるツアーコンダクターの仕事ですが、実際の業務内容や年収などは一体どのようになっているのでしょうか?

そこで本記事では、ツアーコンダクターの詳しい仕事内容や平均年収、やりがいや活かせる資格・スキル、向いている人の特徴などをまとめました。少しでも仕事選びなどのお役に立てたら幸いです。

ツアーコンダクターの仕事内容とは?

ツアーコンダクターとは、一般的なツアー旅行や団体旅行などに同行して、旅行中のあらゆる案内業務を行う仕事です。添乗員、ツアーリーダーと呼ばれることもあり、主に旅行会社に就職して働きます。

ツアー中はお客様がスムーズに、安心して旅を楽しめるよう、そして最後にはお客様が安全に、満足して解散場所に到着できるよう、ツアー全体のまとめ役としてサポートします。

ツアーコンダクターはツアー当日だけでなく、準備期間やツアー後にもさまざまな業務を行います。人前に立つ華やかな業務の裏には、お客様が気持ちよく過ごせるように陰で支える業務もあります。

ここではツアーコンダクターの主な業務内容について、大きく4つのシーンに分けてご紹介いたします。

旅行前はあらゆる準備を

ツアーコンダクターの仕事は旅行前からフル稼動となります。まずは自分が同行する予定のツアーの関係各所と必要な連携を取ります。

ツアーをスムーズに進めて行くために、当日の参加者リストや航空チケットなどそのツアーの基本情報を把握し、お客様へ問題なくアナウンスできるように下準備を行います。

また、そのツアーの参加者の中に特別なサポートが必要な方がいらっしゃる場合には、その方の移動や食事など、サポートが必要な部分をスムーズに進められるよう関係各所に連携します。

必要がある場合には現地にいるスタッフに確認を取ることもあります。

ちなみに、中にはツアーコンダクター自らが営業業務を行うこともあり、学校の団体旅行などの案件を獲得するようなこともあります。

旅行当日はお客様のサポート

当日、ツアー参加者の集合場所に到着したら、まずはツアーの参加者名簿と照らし合わせながら参加者が全員揃っているかをチェックします。

全員揃っていることを確認できたら、そのツアーの基本的な注意事項を説明したり、必要な場合には空港での手続きをサポートするなどします。

後は、参加者が安全、安心な旅行を満喫できるよう、観光案内や観光情報を伝えたり、自由行動に入る再の注意点の説明なども行います。

そして、このような人前に立つ華やかな仕事はツアーコンダクターのイメージ通りかと思いますが、参加者が観光やショッピングに繰り出している際には、次のスポットに行くための事務的な準備を行うなど、陰で支える仕事もあります。

ホテルに到着した後もチェックインやチェックアウトなどの手続きや、現地スタッフとのスケジュールの連携などを行います。

旅行後は書類の提出や清算

最後は、参加者を解散場所まで送り届けてツアーは終了です。しかし、ツアーコンダクターの仕事はまだ残っています。

その後はツアー中に預かっていた現金の清算の他、旅行会社への報告書を作成して提出する必要があります。ツアー中に生じたトラブルなども含めて、詳細に報告します。

これを提出し終えたら無事、その回の業務は終了となります。

ハプニングやクレーム対応も

旅行中にはさまざまなハプニングがつきものです。旅行中になくし物をしてしまった旅行客がいたり、中には旅行後に忘れ物に気づいたという場合も決して珍しくはありません。

場合によってはツアーが終了してからクレームを受けることもあるため、ツアーコンダクターはそれらの細かな事象すべてに対応する必要があります。

ツアーコンダクターの平均年収

平均演習.jpのツアーコンダクターの年収を詳しく解説によれば、ツアーコンダクターの平均年収は約370万円となっています。

国税庁の民間給与実態統計調査によれば2019年の日本の平均給与は約441万円となっており、ツアーコンダクターの平均年収はこれを下回っていることがわかります。

ツアーコンダクターのやりがいは?

では、次にツアーコンダクターのやりがいについて見ていきましょう。

人の笑顔を作れる

ツアーコンダクターの仕事は人の思い出作りをサポートすることができる仕事です。自分の組んだスケジュールが参加者に喜ばれることで、自分が人の役に立てているという自信が生まれ、やりがいに繋がります。

人の役に立ちたいと考えている方にとってぴったりの仕事であるといえるでしょう。

参加者との深い関わりを得られる

参加者との深い関わりを得ることができることもまた、ツアーコンダクターのやりがいに繋がります。

ツアーコンダクターとして複数のツアーに参加することで、ちょくちょく顔を合わせる参加者と出会えたり、観光地での文化や歴史を通して参加者との会話に花が咲くこともあります。

ツアーを通して、単なるツアーコンダクターと参加者という関係を飛び越えた深い関わりを得られることもまた、心に癒しを与えてくれます。

頑張り次第でより高度なツアーに参加できる

そして、ツアーコンダクターはそのスキルを少しずつ伸ばしていき、ツアーコンダクターとしてよりスキルを積み上げることができたら、自分のお金ではなかなか行けないようなリッチなツアーに同行することも可能になります。

それを目標にモチベーションを高めて働けるというやりがいもあるのです。


仕事選び

ツアーコンダクターのメリット&デメリット

やりがいの大きいツアーコンダクターの仕事ですが、他にもこの仕事に就くことで得られるメリットがあります。そこで、ここではデメリットと併せてそれぞれ簡単にご紹介いたします。

ツアーコンダクターに就くメリット

ツアーコンダクターのメリットはなんと言っても、色んな観光地へ無料で行くことができる点です。

あくまで仕事ですから、観光地まで行って遊ぶことができないという歯がゆさもありますが、雰囲気を楽しんだり、心をリフレッシュさせることができる他、各地の観光に関する知識や歴史的な知識も培うことができます。

仕事を通して”自分の理想郷”との出会いを果たすことができるのです。

また、ツアーコンダクターの繁忙期は世間が連休や長期休みに入ったタイミングとなるため、ツアーコンダクターは世間がお休みモードのタイミングに働く分、オフシーズンに休暇を取ることができます。

高速道路が渋滞していたり、ホテル代が高いタイミングを避けて長期休暇を取ることも可能となるため、休日は仕事で培った知識を活かして、自分の行きたい国やスポットに余裕を持って訪れることができます。

なお、ツアー先までの距離が遠い程にマイレージが溜まりやすいこともメリットです。

中にはマイレージの対象とならないこともありますが、ツアーコンダクターとしてレベルアップしていくことで、先ほどもお伝えしたように、自分のお金ではとても行けないようなリッチなツアーに同行することもできます。

ツアーコンダクターに就くデメリット

ツアーコンダクターはツアーに同行している間、そのほとんどの時間を業務に費やします。そのため、1日8時間で業務が終わるということはほとんどなく、長時間労働になりがちです。

日帰りツアーであれば早朝から夕方まで、泊りがけのツアーであればもっと遅くまで業務をすることになるため、ツアーコンダクターの仕事は体力が必要な仕事となります。

また、先ほどもお伝えしたように、ツアーコンダクターの繁忙期は世間が連休や長期休みに入ったタイミングとなります。

そういった期間中は立て続けにツアーに参加することになるケースも多く、ツアーコンダクターの生活は”組まれるツアー次第”と言っても過言ではありません。

なお、ツアーコンダクターの仕事は派遣社員やフリーランスとして働く場合には、参加できるツアー本数にバラつきが生じやすいため、収入が安定しません。

できれば正社員として就・転職した方が安定的な収入を目指せるでしょう。

なお、ツアーコンダクターはツアーの参加者から直接クレームを投げかけられることもあり、それに対処しなければならないため、ストレスが溜まる側面もあります。

ツアーコンダクターに向いている人ってどんな人?

中には、本格的にツアーコンダクターの仕事を仕事選びの選択肢に入れようとお考えの方もいらっしゃることでしょう。

しかし、どのような仕事にも向き不向きがあります。就・転職に失敗しないためにも、その仕事が本当に自分に合っているのかを事前に把握しておくことが大切です。

そこで、ここからはツアーコンダクターに向いている人とそうでない人の特徴をそれぞれご紹介したいと思います。

人の役に立ちたい人

ツアーコンダクターは、とにかく参加者に奉仕する仕事になります。

常にツアー参加者の視点に立って、どのような対応を心がければ気持ちよく過ごしてもらえるか、どのような工夫が参加者の笑顔に繋がるかを考えて行動する必要があります。

だからこそ、ツアーコンダクターの仕事は人の役に立ちたいと考えている方に向いているといえます。

「もうちょっと」を継続できる人

参加者にあらゆる観光地について情報提供することや、投げかけられた質問に対応することもツアーコンダクターの役目。

より詳しいお得な情報を参加者に届けられるように、どんな質問にもすぐに答えられるようにと日頃から準備することができる人がツアーコンダクターに向いています。

しかしこれは、ただ勉強への熱心さが必要であるというだけではありません。

大切なのは、「これで十分情報が集まったとは思うけど、もうちょっと調べて、もっと嬉しい情報を探せないかな」という、“もうちょっと”の精神です。

ツアーの参加者の心に思いを馳せて、より詳しい、より質の高い情報を提供したいという気持ちがある方は、ツアーコンダクターの仕事に向いています。

心身ともにタフな人

なお、ツアーコンダクターの仕事は体力を必要とする他、精神力も必要とします。ツアー中は労働時間が長くなることに加えて、夜中であっても何かがあればすぐに対応しなければなりません。

何日か続くツアーの場合には余計に疲労が溜まるため、それに伴って精神も疲弊していきます。しかし、中にはツアー参加者から直接クレームを投げかけられるケースもあり、より精神を圧迫されやすい状況に陥ります。

だからこそ、そういった場合であっても簡単にはめげないような、心身共にタフな方がツアーコンダクターの仕事に向いています。

ツアーコンダクターを選ばない方がいい人ってどんな人?

次に、ツアーコンダクターに向いていない人の特徴についてです。

勉強が嫌いな人

ツアーコンダクターの仕事は、常に色んな観光地の知識や歴史をインプットして、培った知識をツアーに活かすことでオリジナリティ溢れる楽しいツアーを作ろうと工夫することも重要です。

そういった日頃からの細かな頑張りがツアーをより素敵なものへと変えていき、時には「また〇〇さんのツアーに参加したいです」と参加者の方から声をかけてもらえることもあります。

だからこそ、勉強が嫌いだという方はツアーコンダクターの仕事に少々向いていないといえます。

規則的な生活をしたい人

また、ツアーコンダクターの仕事はツアー次第でプライベートに使える時間が左右されるため、不規則な生活となりがちです。

組まれるツアーによって終業時間も変わり、休暇が与えられるタイミングもバラバラです。そのため、規則的な生活をしたいという方には向いていないといえるでしょう。

ハプニングに弱い人

なお、ツアーコンダクターの仕事にはあらゆるハプニングがつきものです。

たとえば、突然飛行機が飛べなくなってしまった時の対応など、イレギュラーな事象が起きた時にいかにスムーズで迅速な対応を行えるかはツアーコンダクターの腕次第です。

ここで、参加者の心のケアまで考えた迅速な対応を行うことができなければ後々のクレームにも繋がってくるため、ハプニングに弱く、イレギュラーな対応を行うことが苦手だという方には向いていないでしょう。

ツアーコンダクターに活かせる資格・スキル・経験

さて、ここからはツアーコンダクターに活かせる資格やスキル、経験についてご紹介していきたいと思います。

ツアーコンダクターに活かせる資格

旅程管理主任者

パターンとして多いのは、ツアーコンダクターとして旅行会社に就職あるいは転職した後に、働きながら資格の取得を目指すというものです。

ここで取得するのは旅程管理主任者という、旅行会社によるツアーや団体旅行に同行する主任添乗員に取得を義務づけられているもので、これはツアーコンダクターとして働く場合に必ず取得しなければなりません。

これには“国内旅程管理主任者”“総合旅程管理主任者”の2つがあり、前者は国内のみの添乗業務が可能となり、後者は国内外を問わず添乗業務を行うことが可能となります。

ただし、これらの資格を取得するには、観光庁長官の登録を受けた機関が行う旅程管理研修を修了(合格)し、一定の添乗経験を持っていることが取得の条件となるため、旅行会社などに勤めてからでなければ取得できません。

旅行会社に入ってからは、資格の取得を目指しながら先輩ツアーコンダクターに付き添う形で仕事を覚えていくこととなります。

ただ、ツアーコンダクターには他にも持っておくと便利な資格があります。それは、英語力を測る指標となるTOEICです。

TOEIC

TOEICは、ビジネスシーンや日常生活における英語能力を証明するためのテストになります。

TOEICを受験する過程で多少なりとも英語力が身につきますし、TOEICの点数が高ければ高いほど、どのような業界、職種でも転職が非常に有利になるためおすすめです。

高得点を狙うことは難しいですが、その分ツアーコンダクターへの就・転職で有力なアピール材料となる他、実際の業務でも大きく活用できます。

ツアーコンダクターに活かせるスキル・経験

次に、ツアーコンダクターの仕事に活かせるスキルや経験についてです。まず、ツアーコンダクターの仕事ではコミュニケーションスキルを活かすことができます。

各ツアー参加者の方がどのようなニーズを持っているのか、どのようなことに困っているのかを、ツアー中のちょっとしたコミュニケーションの中で見つけていくことができれば強みになります。

また、ツアー中の些細なコミュニケーションによって参加者がこちらに話しかけやすいような空気を作ることで、より気持ちよく旅行を楽しんでいただけることにも繋がります。

そして、先ほども触れたようにツアーコンダクターには語学力も必要になります。海外パッケージツアーなどを担当する際には最低限の英語力がなければ細かい情報の連携が取れません。

また、こちらも先ほどお伝えした通り、冷静な対応力継続的な情報収集能力も活かすことができます。

これまでの経験の中でイレギュラーな対応には慣れているという方や、トレンドを追わねばならないマーケターなどの経験があるような方は、そのスキルを活かすことができるでしょう。

なお、ツアーコンダクターは勤務時間の大半をツアー参加者と接しながら過ごすことになるため、スムーズで気持ちよい対応を行うためにも、接客経験を活かすことができます。

理想の転職を実現させたいなら

さて、本記事ではツアーコンダクターの仕事についてお伝えして参りましたが、いかがでしたか?少しでも仕事選びのお役に立てていましたら幸いです。

しかし、中にはツアーコンダクターの仕事が自分に合わないかもと感じた方や、もっと他の仕事について知りたいという方もいらっしゃるでしょう。そこでぜひ知っておいていただきたいのが転職エージェントの存在です。

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