｢体育会系｣の意味を再確認しよう

体育会系とは、「高校や大学などの運動部」「運動部に所属していた人」などを指す言葉です。そこから転じて、運動部に所属している人特有の性格や気質を広く意味するようになりました。

学生時代に運動部に所属したことがある場合は、以下のような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

このように、さまざまな「運動部特有の気質」を思い浮かべることができるでしょう。

中には、理不尽と感じる気質もあるかもしれませんが、上下関係や礼儀を重んじる関係性の中で我慢強く取り組む力が育まれていくことも確かです。

こうした力は社会人として働くうえで評価されるポイントといえるでしょう。社会に出ると「体育会系」と「スポーツ好き」は、一見同じタイプに見えます。

しかし、体育会系とスポーツ好きに共通しているのは「運動の経験がある」という点だけです。

例えば、体を動かすことが好きで毎日のように趣味でバスケットボールをしていても、運動部特有の気質は育まれません。

そもそも、「スポーツ」という言葉は「義務からの気分転換、元気の回復」を意味するラテン語の「deportare」(デポルターレ)という言葉が由来しているため、「気晴らしや楽しみ、休養のためにするもの」というニュアンスを含んでいます。

日本にさまざまな競技スポーツを紹介したのは、イギリス人の英語教師、フレデリック・ウィリアム・ストレンジです。

彼は、1874年に海軍兵学校で運動会のルーツとされる競闘遊戯会を行ったほか、学校で誰もがスポーツを楽しめるような基盤作りを行いました。

これがのちの部活動です。もともと、楽しむことを目的として取り入れられた「スポーツ」でしたが、戦前の軍国主義に利用される形で意味合いを変えていきます。

絶対的な上下関係と、厳しい規律を学ぶものとして、スポーツは「体育」という教科になり、日本人に浸透していきました。

「体育会系」という言葉に、上下関係や礼儀を重んじる意味合いが含まれるのには、こうした背景があるからだと考えられています。

体育会系の会社の特徴5選

業界の風土や、業務内容などから「体育会系の会社」と呼ばれる会社があることをご存じでしょうか。

中には部活動のイメージから、理不尽で厳しい「ブラック企業」をイメージする人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。

一流企業の中にも、体育会系という社風をプラスに活かして業績を上げている会社もあります。ここからは、体育会系の会社にはどのような傾向があるのか、5つの特徴を確認していきましょう。

上下関係が明確になっている

戦後の日本では、年齢や勤続年数に応じて昇給や昇格が行われる「年功序列」が取り入れられ、長らく一般的でした。

現代でも、名前の後ろに「部長」「課長」などの役職を付けて呼ぶことが多く、海外のように上司や先輩をファーストネームで呼ぶことはほとんどありません。

このようにそもそも日本社会では上下関係が重んじられており、目上の人を敬う文化が根付いています。中には、「上下関係があるのは当たり前のこと」と考える人もいるのではないでしょうか。

しかし、体育会系の会社ではこうした一般的な上下関係以上に「上司と部下」「先輩と後輩」の区別が明確な傾向です。

体育会系の会社では、上司から部下、先輩から後輩への指揮系統が制度化されていることが少なくありません。

そのため、「誰に指示をもらえばよいか分からない」「話を通しておかなければならない人が明確でない」といったケースはあまりありません。

後輩や部下の立場からすると、「指示を出してくれる人や、頼りにする人が分かりやすい」といった点はメリットです。

一方で、先輩や上司の立場からすると、「部下や後輩に指示が通りやすい」「指導や教育をしやすい」という仕組みが構築されているため、業務を潤滑に進めることができます。

一般的な企業では、指揮系統や責任の所在があいまいになっていることも多い傾向です。

しかし体育会系の会社ではこのようなケースは少なく、トラブルがあった場合は誰が責任を取るかも明確になっています。

精神論で仕事を行う場面がある

体育会系の会社では、業務を行う過程で困難なことにぶつかったときに「気合いでがんばれ」「根性を見せろ」といった精神論で乗り切らせようとする傾向があります。

うまくいかない理由のすべてを精神論だけで片づけることはなくても、例えば営業成績がふるわない理由を「気持ちが伝わっていないから」などと決めつけられてしまう可能性があります。

また、ノルマを達成できない場合は「努力が足りないから」「普段から根性がない」など、精神論で捉えられることは、一般的な会社に比べると多いでしょう。

そのため、運動部と縁遠い学生生活を送っていた人は最初は圧倒されてしまう可能性もあります。ただ学生のころから体育会系だった人の場合、こういった対応は特別なことではありません。

なぜなら、運動部に所属していたころと似たような環境で、「どのようなポイントを押さえれば認めてもらえるか」について対応が理解できている傾向だからです。

業務内容についての評価をせずに、100％精神論に終始してしまうことは企業の評価システムとして大問題といえるでしょう。

しかし、体育会系の企業の場合、一定以上の精神的なタフさが求められるといえます。

飲み会が多い

体育会系の会社は飲み会が多いことも特徴の一つです。目的は「職場の団結力を高めること」が多い傾向のため、お酒を飲むかどうかは大きな問題ではありません。

お酒を一滴も飲めなくても、その場にいて一緒に盛り上がり、時間を共有することが重視されているといえるでしょう。

こうした理由から、飲み会のほかに「職場の仲間とBBQ」「部署対抗スポーツ大会」といったレクリエーションも多く行われる傾向があります。また、参加者が多く場合によっては全員参加が基本となる場合もあります。

「仕事と団結力は、無関係では？」と感じる人もいるかもしれませんが、実はとても重要です。なぜなら多くの仕事はさまざまな人材が連携して行い、はじめて完成するからです。

共に働く仲間を知らずに仕事をするよりも、親しい関係性を築いて働くほうがスムーズに進むことが期待できるでしょう。

飲み会では、食事やお酒をしながらリラックスして親睦を深めやすく、仕事でしか付き合いのない上司や同僚の別の一面を垣間見ることができるチャンスでもあります。

挨拶や朝礼に力を入れている

体育会系の会社では礼儀やマナーが重視されます。挨拶はその基本です。一般的な会社でも挨拶は大切なマナーですが、体育会系の会社ではそれが特に顕著といえるでしょう。

どんなときでも姿勢を正して、大きな声で挨拶をすることが求められる場合もあります。また、体育会系の会社は朝礼に力を入れているケースが多い傾向です。

連絡事項の伝達や、業務成績の共有などを行うと同時に、売上目標を明示して士気を高めたり、持ち回りでスピーチを行ったりして、団結力を高めています。

例えば、朝礼で「全員で社是を音読する」「挨拶の練習をする」「ラジオ体操をする」といった会社などさまざまです。

スポーツ経験者が多い

一般的に、会社は面接などで自社の社風に合った人材を採用します。そのため体育会系の会社の場合は体育会系の人が集まりやすい傾向があります。

会社によっては、競技スポーツのチームを所有していることもあり、本格的に競技を続けながら働いている人がいる場合もあります。

現役でなくても「全国大会に出た経験がある」「スポーツ推せんで進学した」など、スポーツ経験者が多いことは珍しくありません。

2021年4月に帝国データバンクが行った「人手不足に対する企業の動向調査」によると、「正社員が不足している」と回答した企業は約37.2％でした。

つまり、約4割近い企業が人材不足と感じているのです。一方で、2020年10月に厚生労働省が公表した「新規学卒就職者の離職状況」によると、新入社員(大卒)の3年以内離職率は、32.8％でした。

過去20年にわたって30％前後です。会社は、自社で長く働いて貢献してくれる人材を採用したいと考えており、心身ともにタフで我慢強く物事に当たってきた体育会系の人材を求める傾向にあるのです。

体育会系の会社では、この傾向がより顕著です。

上下関係がはっきりしており礼儀やマナーに厳しい体育会系の会社の風土は、体育会系として学生生活を送ってきた人には違和感なく受け入れられるでしょう。

しかし、体育会系でない人にとっては受け入れるのが難しいかもしれません。会社は学生を採用する際、自社の風土になじめる人材かどうかを確認して採用しています。

どれだけ優秀な人材であっても、明らかに社風に合わない人は採用されにくいでしょう。

そのため体育会系の会社の場合、体育会系の人が多く採用されることになり、体育会系のルールが仕事にも活かされる職場が受け継がれていくことになります。

体育会系の会社が多い業界

体育会系の会社は、仕事内容や歴史的な背景などで業界が異なることをご存じでしょうか？

ここからは、体育会系の会社が多い5つの業界について解説しつつ、業務内容や体育会系の力を発揮できる場面などについて紹介していきます。

広告

広告代理店や広告制作会社といった広告業界は、体育会系の会社が多いことで知られています。広告代理店は、広告主と広告を掲載する媒体の仲介をする仕事です。

主に、「営業として幅広い人脈やフットワークの軽さ」「人付き合いの良さ」などが必要とされ、体育会系のノリの良さや上下関係などが活かされる職種といえるでしょう。

なぜなら、広告主にとってより効果的な広告となるようにデータと経験を駆使して提案をし、広告制作会社や制作部署と連携して作り上げていく必要があるからです。

広告制作会社はテレビに流れるCMからインターネットの動画広告、街中の看板広告まであらゆる広告を制作します。

デザイナーやカメラマン、コピーライターなどが所属し、クリエイティブな仕事を行うのが主です。

広告主のニーズをくみ取り納得がいくまで何度も訂正に応じて作り上げる忍耐強さや、激務に耐え得るタフさが求められています。

商社

商社は、体育会系の会社が多い業界として有名です。

商社には幅広い産業分野で商材を取り扱う総合商社と、医薬や鉄鋼、食品など専門の分野に特化した専門商社があります。

いずれも自社の製品やサービスを売る力、事業を作り出す企画力が求められる職種で、国内外への出張や転勤が多いハードな仕事です。

メインとなるのは営業の仕事なので、礼儀正しさや目上の人を敬う姿勢、忍耐強さなど、学生時代にスポーツで培った気質が評価される業界といえるでしょう。

社内の飲み会はもちろん、取引先の人との飲み会も多くあり、人付き合いの良さや体育会系のノリの良さが重宝されます。

商社の起源は、江戸時代末期に坂本龍馬が設立した「亀山社中」ともいわれており、戦前に設立された商社の多くが今でも業界のトップをまい進している傾向です。

歴史ある会社が多いせいか、年功序列や上意下達といった昔ながらの文化が脈々と受け継がれており、体育会系の人にとってなじみやすい風土といえるでしょう。

特に総合商社は社員の平均年収が1,000万円を超える会社も珍しくなく、高収入を望める業界としても知られています。

製薬(MR)

MR(Medical Representatives)とは医薬情報担当者のことで、製薬会社の営業部門などに所属するのが一般的です。

病院や薬局を訪れて自社の医薬品の特徴や有効性などを医師や薬剤師に伝え、実際に臨床に用いた際の効果などについて医師から情報収集も行います。

MR自体に体育会系のイメージはないかもしれませんが、実は体育会系の人が多い職種です。

なぜなら顧客にあたる医師の世界は、上下関係が厳しく出身学校による学閥もある体育会系の社会だからです。

大学病院など複数の医師がいる病院へ営業に行く際は、医師の間の上下関係を考慮して話を通さなければスムーズに営業することができません。

体育会系の人は、こうしたケースで「誰にまず話を通すべきなのか」を見極めるのが得意な傾向です。

学生生活を通じて体育会系の思考が自然と身についており、体育会系の人の気質を理解しているので、顧客となる医師とのコミュニケーションを円滑に行うことができます。

ただ、2012年にMRによる医師への華美な接待が禁止されて以降、業界として接待や飲食を縮小する傾向のため、飲み会が特に多いわけではありません。

社内勉強会や講演会後の慰労会や、忘年会、新年会などで顧客とお酒を飲む機会はあります。

メディア系

一見、華やかできらびやかに見えるメディア系業界ですが、実は体育会系の会社が多いことで知られています。

テレビや新聞、ラジオ、雑誌、インターネットなどのメディアは情報を伝達することを軸に幅広く事業展開しているのが特徴です。

また、放送や出版事業だけでなくイベントなども手がけています。

メディアの代表格ともいえるテレビ局を例に挙げると、企画や取材、撮影、編集など多種多様な業務を行っており、「仕事内容がハード」ということが容易に予想できるでしょう。

例えば、バラエティ番組でAD(アシスタントディレクター)が会社に泊まり込んで仕事をしたり、先輩から命じられた雑用をこなしたりしている姿を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

上司や先輩といった社内の人だけでなく、取材先や取引先から理不尽な態度を取られることも多く、我慢強く取り組む姿勢が求められます。新聞社やラジオ、出版社なども同様です。

取材で国内外を飛び回ったり、取材対象者の都合や締め切り時間に合わせたりするための心身のタフさと、取材対象者からうまく話を引き出すコミュニケーション力が必要とされています。

また、メディア業界は広告媒体として広告業界と密接な関わりがあり、業界風土が似ているのが特徴です。情報交換も兼ねて、社内外の人と飲み会を行う機会も多いといわれています。

金融

金融業界は、体育会系の会社が多い業界です。金融業界と一口にいっても、銀行や証券会社、保険会社など多岐にわたります。

例えば旧財閥系など歴史の古い会社もあれば、インターネットで取引を行う銀行、証券会社など新しい会社もあり、今後も多様な形態の会社が誕生していく可能性がある業界です。

金融業界のイメージを聞かれたら「お金を扱うお堅い職業」「年収の高いエリートコース」と答える人が多いのではないでしょうか。

実際に、金融業界は昔ながらの企業風土が残っているケースが多く、業界大手の場合の平均年収は1,000万円を超えています。

金融業界で働く人の中でも営業は、厳しいノルマの達成を求められている傾向です。

そのため、「目標達成のために粘り強く取り組むことができる」「クリアするのが困難な課題であればあるほど燃える」といった体育会系の人にはぴったりの仕事といえるでしょう。

体育会出身が就活に有利といわれる理由

学生時代、運動部に所属していた体育会系の方は就活に有利といわれています。これはその会社が体育会系の会社かどうかに関係しません。

採用担当者は、体育会系の人にどのような魅力を感じているのでしょうか？代表的な3つの理由について説明していきます。

精神力

体育会系の部活は、休みが少なく厳しいトレーニングを日々行っているイメージがあります。

監督やコーチ、先輩に指示されるまま、どのような意味があるのかよく分からないような苦しい練習を反復することも珍しくありません。

一生懸命練習をしてもレギュラーメンバーに選ばれなかったり、試合で勝てなかったりすることもざらにあります。そのため、努力が必ず報われるとは限らない厳しい世界といえるでしょう。

そんな中、日々仲間と競い合い、厳しい練習に耐え抜いた精神力は「忍耐強く課題に取り組むことができ、簡単に仕事を投げ出さない人」として評価されることが期待されます。

仕事は、スムーズに進まないことが圧倒的です。1つの過程がうまくいかないからといって、すぐにあきらめたり落ち込んだりしていては仕事になりません。

そのためうまくいかない原因を探り、同僚の協力を得て粘り強く続けていく精神力は、すべての職場で必要不可欠です。

体育会系の人特有の「あの練習に比べればこれぐらいの試練はなんてことない」「あのとき苦しかったことも乗り越えられたのだから今回も大丈夫」という強い精神力は、大きな強みといえるでしょう。

コミュニケーション力

体育会系の部活では、先輩と後輩の上下関係が明確です。実力があれば先輩を追い抜いて後輩が試合に出ることはあるでしょう。

しかし、レギュラーになったからといってベンチの先輩と立場が根本的に逆になることはありません。

体育会系の部活に所属していると、こうした複雑な関係性の中で相手のことを考えたコミュニケーションを取ることが日々求められます。

先輩と仲の良い間柄だったとしても、節度を持って接する必要があり、加減を間違わないように気を付けなければなりません。

またOBがグラウンドに現れたら部員はすぐに集合して挨拶をし、直立不動で先輩の話を聞くでしょう。OBをもてなす際には、さまざまなことを想定してコミュニケーションを取る必要があります。

こうしたコミュニケーション力は、体育会系の人が就職してすぐに発揮できる強みです。そのため、指導担当の先輩や上司から「学び取る姿勢がすでにできあがっている」と判断されやすいでしょう。

学生気分が抜けきれず、会社の雰囲気に慣れない学生も多い中、社会人に必要なコミュニケーション力を一から教える必要がない点は、企業側からすると大きなメリットです。

体力

先述したように、「広告」「商社」「メディア」「金融」といった職種は、体育会系の会社が多い業界として紹介しました。

これらの業界は、国内外への頻繁な出張や、全国各地への転勤、相手の都合に合わせた時間外の勤務など、特に体力が必要とされています。

同時に、経験を積むのに時間がかかったり、求められる仕事のレベルが高かったりするため、仕事をやり遂げることへの大きなプレッシャーもかかってくるでしょう。

体育会系の人が日々のトレーニングで培った体力は、こうした場面で活かすことが期待できます。どの業界でも必要とされる営業の仕事は、特に体力が第一です。

早朝に出社してメールチェックや資料作成を行い、日中は外回り、暗くなってからは打ち合わせや事務所でのデスクワークを行うなど、1日中、動きっぱなし。

炎天下でも、朝から晩まで歩き回ることも珍しくありません。そんな中でも、今日のうちに済ませておいたほうが良いことがあれば、翌日に回さずにその日のうちにこなすことができるのが体育会系の人です。

なぜなら、体育会系の人は「きつくてもあと少し踏ん張る」といった基礎的な体力と気持ちの強さを持ち合わせているけいこうだからです。

こうした点で、体育会系の人材は「この人に頼めば、多少の壁は乗り越えて結果を出してくれる」と評価されています。

まとめ

体育会系の会社の仕事環境が合うか合わないかは、その人次第です。体育会系の会社は人によってイメージは異なるため、結果的に働いてみなければ分からない面もあるでしょう。

しかし学生時代に運動部に所属していた人は、所属の経験がない人と比べると体育会系の環境に慣れているためなじむのも早い傾向にあります。

上下関係があるということは、指揮系統がはっきりしていて責任の所在が明確と言い換えることもできます。

誰の指示を聞けばよいか分からないということが少なく仕事が進めやすい点はメリットといえるでしょう。

仕事を選ぶ際には、「したい仕事」を選ぶことも大切ですが、同時に自分の考え方や希望する働き方が会社の風土と合っていることも重視して選ぶことも重要なポイントになります。

せっかく希望の仕事に就職しても、会社の雰囲気や周囲の人の考え方が自分とかけ離れていれば、なじむことができず早期に離職することになりかねません。

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