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畑仕事って実際どんな感じ?作業内容とメリット・デメリット|農業志望者必見!

田舎で静かに生活したい人にとって、「畑仕事」は憧れのひとつでしょう。一方で、畑仕事には「大変そう」「休みがない」というイメージもあります。新しく畑仕事を始めるにあたって、不安を抱えている人も大勢いるのではないでしょうか。

本記事では、畑仕事の具体的な内容からメリット、デメリットなどをご紹介していきます。

畑仕事の作業内容

一般的な畑仕事は「土作り」「種植え」「手入れ」「肥料の追加や雑草の除去、害虫の駆除など」の4つから成り立っています。

さらに、そのほかの細かい作業も場合に応じて発生するといえるでしょう。以下に、畑仕事の作業内容を詳しく説明します。

土作り

農作物が健やかに育っていくための土壌作りを「土作り」と呼びます。以下に、土作りの内容を解説していきます。

まず、土作りでは「排水性」を考えなくてはなりません。なぜなら、水が土の中に留まり続けるとかえって根が育たなくなってしまうからです。水が土の粒と粒の間を流れていき、はけやすくなっているのが理想です。

ただし、排水性だけを気にしていても、良い土にはならないでしょう。根が必要な分の水を吸い込まなくては、作物がすくすく育っていかないからです。

つまり、土作りでは「排水」と「保水」の両方を考慮していくことが肝心です。排水性にも保水性にも優れた土は、団粒構造がしっかりできています。団粒とは、土の小さな粒の塊です。

強く結びついた団粒が多いほど、土のいい畑だと評価されます。

土作りでは十分な養分も大切です。その理由は、養分があってこそ、作物は大きく健康的に育つからです。農家の多くは畑に「堆肥」を混ぜて、養分を補充しています。堆肥とは、落ち葉や枯草、動物の糞などの総称です。

これらの物質には微生物を活性化させる働きがあり、土壌の状態を改良します。さらに、酸性を中和するため、「石灰」をまく方法も有名です。

土は放っておくと酸性に傾きやすいので、ほどよい量の石灰が畑を弱酸性に保ってくれるのです。

種植え

日本の畑仕事では「種植え」から作物を育てるケースが多いといえます。以下に、種植えを解説していきます。

ある程度、種子が大きく育ってから畑に植える作業が種植えです。種植えをするにあたり、畑とは別の場所でしばらく種を育てなくてはなりません。そして、芽が出たり、種子自体が膨らんだりしてから、畑に移します。

なぜ種植えをするのかというと、リスクを削減できるからです。普通に小さい種を植えていては、雨や風に飛ばされる可能性があります。

気候が厳しいと、発芽しないこともあるでしょう。そうならないよう、しばらくは安全な環境で種を育てておく手法なのです。

種植えはかつて、手作業で行うのが普通でした。しかし、農業の発達により専用の機械も開発されてきています。畑に小さな穴を掘り、種を植えるまでの作業を機械で進める農家も多くなりました。

いきなり種を畑にまく作業が「種まき」です。種まきは種植えよりも多くの種子を畑に散布できるのがメリットです。効率的で、時間がかからない手法だともいえるでしょう。

一方、種植えよりも種子を長く育て、苗にしてしまうのが「苗植え」です。苗とは、種が発芽して、根や茎、葉が育っている状態のことです。

お米作りでは、種植えをせず、種を苗にまで育て「田植え」を行います。田植えは5~6月ころに行われるのが一般的です。

手入れ

種や苗を畑に植えると、収穫までこまめに手入れしなければなりません。ここからは、手入れの内容を解説します。

畑の手入れでもっとも重要なのは、土壌の状態を保つことです。なぜなら、作物が育つ際には、養分が欠かせないからです。

最初の土作りで混ぜた堆肥や石灰はやがてなくなってしまうので、作業者は定期的に追加しなくてはなりません。また、堆肥や石灰と土の相性もあります。

作物の成長具合を確かめながら、柔軟に肥料を変えることも必要でしょう。ビニールハウスの畑は、温度調整も不可欠です。作物にとっての理想的な温度を保ち、ハウスや設備に不具合がないか見守りましょう。

養分が豊富な畑には、自然に雑草が育ってしまうので除去しなくてはなりません。なぜなら、雑草が増えると作物に養分がいきわたらなくなるからです。

それに、雑草が伸びていくと、作業の邪魔になります。害虫を呼び寄せる恐れもあるので、要注意です。

農作物の天敵である、害虫も駆除していきましょう。害虫に食べられたり、寄生されたりした作物は売り物にならないからです。害虫駆除には、専用の薬をまく方法が知られています。

ただし、あまりにも薬をやりすぎてしまうと、今度は作物の質を落としてしまいます。作物の状態を見極めながら、必要最小限の薬をまくことが肝心です。

もしも病気の作物ができてしまったら、すぐに畑から取り除きましょう。なぜなら、植物の病気は周囲に感染しやすいからです。

短期間で、畑の大半が感染してしまう可能性も少なくありません。茎や葉の色が変わったり、斑点が出たりするなどの兆候を見逃さないようにしましょう。

収穫

作物がしっかり育ったら、収穫の時期を迎えます。この段落では、収穫の内容を紹介します。

旬の野菜や果物の畑では、ほぼ毎日収穫を行わなくてはなりません。そうすることで、新鮮な作物を消費者に届けられるからです。ただし、収穫に適した時間帯は作物の種類によって変わります。

もっとも状態のいい作物を出荷できるよう、効率的な計画を立てましょう。たとえば、果物は夜に養分を吸い上げるので、朝に収穫するのがいいとされてきました。

それに対し、ホウレン草や水菜などの葉菜類は、朝だと霜が降りていることも珍しくありません。霜が乾いた夜に収穫するのが適切だとされています。

畑と違い、田んぼから収穫する「稲刈り」は1日で終わらせることが一般的です。そのかわり、稲刈りに向けての作業期間は長いので注意しましょう。

なぜなら、稲刈りをできるようにするまでには、田んぼの落水、機械の調達などが必要だからです。特に、稲刈りの専用機である「コンバイン」は、広い田んぼでは必需品となってきます。

レンタルをする場合は早い段階から、日程を調整しておかなくてはなりません。そのうえで、稲刈りの後には籾を乾燥させたり、お米を袋に詰めたりする作業もあります。

出荷

出荷は契約している八百屋、市場などに出荷する作業です。野菜や果物の場合、収穫したらすぐに出荷しなくてはなりません。

基本的には、農家側が作物を運び、出荷します。ただし、八百屋によっては農家まで取りに来てくれることもあります。

販売

収穫した後、農家側で作物を販売することも珍しくありません。なぜなら、間に業者を挟まないので、利益率が高くなるからです。また、鮮度の高い作物を直接消費者に届けられるのも、農家が直売するメリットです。

勉強

新しい作物を検討したり、技術や知識を吸収するのも農家の仕事のうちでしょう。なぜなら、農業はめまぐるしいスピードで発展しているからです。最新の機械が次々に発表され、肥料や薬の種類も増えています。

「どうすればより上質な作物を育てられるか」と日々考えている農家ほど、収益を生み出せるのです。

畑仕事をやっていく際のメリット

他業種からでも「農業に挑戦してみたい」と考える人が多いのは、それだけメリットがあるからです。以下に、畑仕事のメリットを挙げていきます。

畑仕事のメリット

自然の中で暮らせる

田畑に囲まれ、自然の中で暮らせるのは大きなメリットとなるでしょう。特に、都会的な生活になじめなかった人なら、畑仕事は大きな魅力です。

なぜなら、美しい風景を眺めながらの仕事は、精神的な癒しになるからです。さらに、畑仕事は季節感や地域性を感じ取りやすいともいえます。

農家同士のコミュニティでは自然に交流が生まれ、田舎ならではの楽しさを味わえます。

副業をしやすい

畑仕事は副業と両立しやすいのも魅力です。その理由は、畑仕事のスケジュールは基本的に自分で決められるものだからです。

時期によって、作業量を減らすことも不可能ではありません。急に休んだり、出かけたりもできます。副業が忙しくなったら、畑仕事の比率を柔軟に調整しやすいのです。また、畑仕事は1日中するものとは限りません。

朝に収穫や出荷をして、昼以降の予定が空く日もあります。そのようなときは、余裕をもって副業に専念できるでしょう。

努力が反映されやすい

畑仕事は、本人が頑張ったぶんだけ成果につながります。なぜなら、努力がすぐ利益に還元される仕組みだからです。

広い畑を耕せば、それだけ多くの収穫を見込めるでしょう。そして、出荷後にはたくさんの収入を得られます。もちろん、作業量を多くすれば、困難も増えます。

それでも結果が如実に表れるのでモチベーションを保ちやすいのはメリットです。作物の美しさや味に、努力の跡が反映されるのもやりがいにつながります。

ひとつの道を追求できる

特定の分野を追求したい人には、畑仕事はぴったりの仕事だといえます。なぜなら、畑仕事はどれだけ続けても楽しさが尽きないからです。新しい品種は次々と開発されていますし、それにともない、技術の進化も止まりません。

土作りや設備などを変えてみるだけで、作物の出来は大きく改善されていきます。職人気質で向学心のある人なら、農作業は理想的な世界になりえます。

畑仕事をやっていく際のデメリット

あくまでもイメージとして、「畑仕事はつらい」という意見もあります。ここからは、世間でささやかれている畑仕事のデメリットを挙げていきます。

畑仕事のデメリット

初期費用がかかる

土地や設備はもちろんのこと、作物の種や堆肥などの費用が畑仕事にはかかってくるでしょう。そのため、「畑仕事は初期費用の負担が大きい」といわれてきました。ただし、畑や設備はローンを組むことも可能です。

トラクターやコンバインなどの大型機材も、中古で買えばそれほど高くはなりません。そのうえ、レンタル機材のサービスも近年では充実してきました。高額な機材を近隣の農家で使いまわす風習もあります。

やり方次第で、畑仕事の初期投資を抑えることは可能でしょう。

体調や天候に左右される

万が一自分が病気になって作業ができなくなってしまったり、台風や猛暑になったりすることによって収穫量が変わったりするのは畑仕事のデメリットです。一方で、体調を崩せば収入が下がるのは、他の仕事でもいえることです。

畑仕事だけの不安要素とはいえないでしょう。また、ニュースで天災の訪れをあらかじめ知っておけば、それに合わせて作業のスケジュールを早められます。ビニールハウスでは災害による影響も少なく、安定した収穫が見込めます。

健康も天候も、畑仕事をあきらめる決定的な要因にはなりにくいでしょう。

体力的につらい

朝が早かったり、肉体労働が多かったりするのは畑仕事のつらさです。しかしながら、農業を続けているうちに生活のリズムは整います。どうしても体力がついていかないようなら、パートで人を雇う方法もあります。

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