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【高卒女性向け】就職活動の際は要チェック!高卒女性の就活事情とは?

高卒での就職を考える場合、学歴や経歴の差から「正社員で就職するのは難しいのでは?」と考える方が多いのではないでしょうか。

また、最終学歴が高卒で現在は就業している状況でも転職で不利になるのではと思っている方もいるかもしれません。

本記事では高卒の中でも高卒女性の就職事情についてお伝えしたいと思います。
ライフイベントや長期的なキャリア形成を考える際、選択肢が多くさまざまな事情を考慮しなければならないと思います。

後半ではライフイベントとの向き合い方に関しても書いていますので、この内容を参考に納得のいくキャリア設計が出来、充実したライフプランを組み立てられると幸いです。

高卒女性の就職状況

就職状況の推移

まず始めに、高卒生の就職状況の推移を確認していきます。2020年から過去3カ年分の高校新卒者の内定状況の推移を確認しましょう。

~高校新卒者のハローワーク求人に係る就職内定率~
年/対象 全体 女性
2020年 99.4% 99.2%
2019年 99.5% 99.2%
2018年 99.3% 99.1%

いかがでしょうか。過去のデータを見ると細かな増減はあるものの、高い内定率を維持していることが分かります。

高校卒業のタイミングでほぼ全ての高卒女性の方が就職に就けるということが分かります。

※参照

・平成31年3月高等学校卒業者の就職状況(平成31年3月末現在)に関する調査について

・高校・中学新卒者の就職内定状況等:結果の概要

今後の予測

過去の実績を紹介しましたが気になるのはこれからの流れだと思います。新型コロナウイルスの影響で2020年は就職、転職共に厳しくなっている状況であることは皆さん周知の事実かと思います。

飲食業、観光業をはじめとした対人で業務を行う業界が打撃を受ける一方、「特別需要」と呼ばれ著しく需要が伸びている業界があるのも事実です。

例えば、自宅で過ごす時間が増えたことにより、配送業やコールセンターの需要が増えたり、デリバリーサービスの需要が伸びたりしています。また医療・介護の業界でも人手不足が深刻化しております。

厳しい状況は変わりませんが、インターネットを利用するのが当たり前になった今、情報を取捨選択しスピード感を持って行動することで学歴や経歴に捉われず、希望に近い就職をすることは不可能ではありません。

また、企業探しから就職までのサポートを行う、エージェントサービスというサービスも存在するのでキャリアのプロに相談し導いてもらうこともオススメです。


高卒の仕事選び

高卒女性に人気の業種

では、高卒女性の多くはどういった業種に就職しているのでしょうか。人気の業種をピックアップし、紹介します。

サービス業(接客・販売など)

まず1つ目にご紹介するのはサービス業です。

サービス業は顧客の「◯◯したい」「〇〇してほしい」といった様々な要求や要望にこたえたり、顧客の期待以上の価値を発揮することが仕事です。

接客業と同じ意味に捉えられやすいですが、接客業はサービス業の中に含まれており、サービス業は接客・運輸・不動産など大きく分けて9種類あります。

提供しているものに形がなく、その場に応じて臨機応変な対応を求められることが特徴です。人と接することが好きで、気配りの出来る女性が多く活躍しています。

営業職

次に皆さんも一度は聞いたことのある営業職を紹介します。

営業職はお客様に対して、物品やサービスの購入を促して売買契約を結ぶお仕事です。化粧品業界や保険業界で女性の方が多く活躍しております。

また営業職では営業活動の成果に応じて賞与(ボーナス)が支払われる歩合制を導入している企業が多く、学歴や年齢・経験に問わず、頑張り次第で評価される職種で人気が高い職種の1つとなっています。

事務職

次は女性の方が多く活躍し、常に人気の高い事務職を紹介します。

一般事務、営業事務、医療事務など種類が豊富であることがポイントです。「働きやすい」「ライフワークバランスを整えたい」という理由で他の職種からの転職希望者も多いですが、事務の種類で働き方は大きく変わるので注意が必要です。

また、高卒女性の就活において簿記などの資格を取得した人は有利に進められるので人気の職種となっています。

IT系技術職(エンジニアなど)

近年、需要が伸び注目されており、スキルを身に付けられるIT系の技術職を紹介します。

これまで紹介した、サービス業や事務職などは特別なスキルが求められない分、コスト削減の為にシステムや機械に代替される流れがきています。

そこで需要が伸びているのがIT系の技術職です。機械やパソコンの操作があることから専門性が高いイメージがあり、抵抗感をもつかもしれませんが基本的にパソコンを使って業務を黙々と行う側面もあることから事務職経験者も多くなっています。

引き続き需要のあるスキルとして身につく為、経験を積めばしばらくは仕事に就けないということは無いでしょう。

最後にIT系技術職といっても様々な職種があるため未経験から挑戦できる職種をいくつか紹介します。

SE(システムエンジニア)・・・コンピュータシステムの開発において設計から開発、そしてテストまでを一貫して計画し、進めていく存在です。開発の段階でお客様の要望を聞き、要望に合わせた開発を行う為、コミュニケーションも活発な職種です。

NE(ネットワークエンジニア)・・・コンピューターネットワークの設計・構築・保守・運用を専門的に行うSEの一種です。SEとして入社したのち適性によってNEになるケースもあります。

プログラマー・・・作成された設計書を元に機能を実装していくエンジニアです。プログラミングを主に行い、対応するシステムに応じ、扱う言語が異なるため専門的に分化していきます。

公務員

最後に安定性の高さから人気のある公務員を紹介します。

国や地方自治体の仕事を行います。リストラなどの心配がなく、充実した福利厚生で安定して働くことが出来るため人気となっております。

公務員になるには高卒を対象とした公務員試験に受からなければなりません。女性の場合、国家公務員一般職試験(高卒程度)、都道府県事務職、市町村事務職、警察官などを目指す方が多いようです。

年齢制限があったり、独学では試験の勉強が難しい為、その他の職種に比べ難易度が高くなっています。

次に、高卒程度試験で受けられる職種を一部紹介します。(公務員試験における「高卒」は受験資格となる学歴を指す言葉では無いので知っておきましょう。厳密には「高卒程度」の意味で、試験の難易度を表すものです)

国家公務員・・・高卒程度では大きく「一般職」と「専門職」に分かれます。「一般職」には事務、林業、技術などがあります。「専門職」では「税務職員」「入国警備官」、「海上保安大学校」などがあります。また「特別職」として「裁判所職員」や「衆議院職員」「参議院職員」なども受けられます。

地方公務員・・・高卒程度の地方公務員には「事務職」と「技術職」があります。「事務職」では「市役所」、「地方初級(道府県、政令指定都市)」が人気です。「技術職」では電気、土木、機械、建築など細かい区分に分かれます。

高卒女性が就職を成功させるポイント

就職活動の際には、同じように就活を行う沢山の求職者がいます。学歴、経歴が異なるなかで高卒女性は何をポイントにすれば就職活動が上手くいくのでしょうか。高卒女性が就職を成功させる為の3つのポイントをご紹介します。

視野を広く持つ

自分の強みを理解する

スピード感を持ってライバルに差をつける

視野を広く持つ

まずは視野を広く持つことです。10代、20代の皆さんは社会人歴でいうとまだまだ短く、経験してきた業種も限られているかと思います。

現時点で「自分に向いているのはこの職種しかない」と考えてしまうと、希望の条件にあった求人を見逃してしまうかもしれません。

企業側も働きやすい環境作りに力を入れ、これまではハードなイメージが強かった業界もシステムの導入や外部へ一部の仕事を依頼することにより環境改善を行っております。

女性の方が未経験でITの技術職に就職したり、興味の無かった業界でも選考を受けることで印象が180度変わり、思ってもいなかった業界に就職することもよくあります。自ら可能性を狭めない為にも視野を広く活動を行いましょう。

自分の強みを理解する

次に自分の強みを理解するということです。過去の学歴や経歴を変えることが出来ませんが、ここで悲観的になる必要はありません。

近年、企業の多くはスキルフィット以上にカルチャーフィットを重視する企業が増えています。自己分析を行い、大切にしている価値観や強み、これまで身に付けたスキルなどを振り返りましょう。

大切にしている価値観が合い、強みを活かせる企業であれば、未経験の業界や業種でも十分に活躍が望めると思います。

※「カルチャーフィット」とは「企業の文化とどれほど適合するか」という意味で使われる人事用語です。

スピード感を持ってライバルに差をつける

最後のポイントはスピード感を持って就職活動を進めることです。これは最も重要なポイントだといっても過言ではありません。新型コロナウイルスの影響を受け、求人に対して求職者が増えて競争が激化していることは前述しました。

特に若手の就職・転職市場で顕著となっております。この状況をみて、「もう少し待ったら就職しやすくなるのでは」という意見を求職者の方から頂くこともありますが、果たして待つことで希望に企業に巡り合え、就職できるのでしょうか。

エージェントサービスを行う弊社としてはスピード感を持って進めることをオススメします。

というのも、新型コロナウイルスの影響は今も拡大しており、採用市場においても大きな影響が出ているからです。

新卒生の就職活動と違い、中途採用における求人は掲載される期間や採用人数が限られており、気になる求人が次の週には無くなっているということもよくあるのです。

しかし、期限が区切られておらず、自分の経験を手放し環境を変える判断には勇気が必要だと思います。

そのような時こそキャリアアドバイザーに頼って頂きたいと思います。面談から二人三脚で書類の添削、日程調整、面接練習、内定獲得までをサポートしております。

それぞれの経歴や希望に合わせ、おすすめの求人をご紹介しておりますのでエージェントサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。


大卒に負けない!高卒もワンランク上の転職を。

高卒女性に役立つ資格

次に就職する際に、スキルの1つとして役立つ「資格」を5つご紹介します。前述した、業種に関わる資格が多くなっていますので参考にしてみてください。

日商簿記検定

簿記は会社やお店のお金の流れを帳簿に記録するためのルール身に付ける資格です。将来、経理を目指したい方におすすめします。

簿記の資格には日商簿記・全経簿記・全商簿記の3種類があり、もっとも一般的とされているのが「日商簿記」です。

日商簿記は1級、2級、3級など分かれていますが実務で求められるのは2級以上といわれています。簿記について学ぶ場合は2級取得を前提として進めて行きましょう。

MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOSは、「マイクロソフトオフィス(ワード、エクセル、パワーポイント)」を使いこなすスキルを証明するための資格です。MOSは、「Microsoft Office Specialist」を略しています。

ほとんどの企業のパソコンではマイクロソフトオフィスが利用されているため、MOSを取得すると仕事で役立つスキルをもっていることを示せます。MOSを取得しておくと、事務職系をはじめとしたオフィスワーク全般の求人への転職に有利になります。

受験資格は特に制限されていないため、年齢、性別、国籍を問わず誰でも受講することができます。

MOSの取得については2段階のレベルが設けられており、一般的なレベルの「スペシャリストレベル」と、プロレベルのスキルを証明する「エキスパートレベル」が存在します。

秘書検定

秘書検定とは、主に会社の役員や経営者の秘書として活躍するために、必要な能力について知識及び技能を問う検定試験です。

試験では、秘書としての資質や秘書業務について問われるだけではなく、一般常識やコミュニケーション能力、ビジネスマナーやビジネス文書の作成、敬語の正しい使い方や電話応対、感じのいい態度など、実際に社会で必要とされる内容も問われます。

3級から1級まで4種類に区分されており、就職活動で用いるには2級以上が望ましいです。

普通自動車運転免許

普通自動車運転免許は営業職やドライバーを目指す方に役に立つ資格です。職種によっては、普通自動車運転免許の取得が必須の応募条件になっていることもあります。

営業職や販売職でも運転免許を所持していることを条件にしている求人は非常に多くあります。学歴よりも実力を重視するため、高卒転職の中でも人気の職種です。運転免許の有無は求人に応募できるかどうかが関わってくるというのは非常に重要なポイントとなります。

販売士

販売士は、販売のプロであることを証明する資格です。顧客のニーズを的確に捉え、豊富な知識や接客技術を元にニーズにあった商品を提供するスキルが身につきます。資格を取得すれば、実務へすぐに応用できるので、即戦力として活躍できます。

販売士には1級・2級・3級の段階があり、3級では現場の販売職における基礎を身につけられます。年齢・性別・学歴を問わず受験ができるので、チャレンジしやすい資格です。小売業やサービス業などの幅広い業界で活用できます。

ライフイベントと就職

将来を見据えた選択をしよう

ここまで高卒女性に向けて就職情報をお伝えしてきましたが、就職の際は仕事内容以外に考慮することが沢山あり、中々前に進めないのが本音ではないでしょうか。結婚を考えていたり、引っ越しを考えていたり、場合によっては出産を控えている場合もあるかと思います。

就職活動の際には、ライフイベントと上手く付き合いながら進めていかなければなりません。現在は就業中の方でも会社の福利厚生面に不安を感じている人もいるかと思います。

ライフイベントを見据えた仕事選びのコツは数年後の自分のあるべき姿から逆算して行動することです。例えば、

例1.~3年後に結婚して、翌年には子供を授かり子育てをしたい~

この場合、2つの選択肢が考えられます。

1.結婚のタイミングで専業主婦になる。(必要であれば隙間時間でアルバイトを行う)

→条件に捉われず、自分が興味のある職種に挑戦してみると良いかと思います。

2.会社に所属しながら子育てを行う。

→産休・育休制度が福利厚生に含まれることを譲れない条件とし、就職活動を行いましょう。

例2.~2年後には地元に帰りたいという場合~(東京などの都市部から地方へ)

この場合も2つの選択肢が考えられます。

1.地元に戻って働く際に求められるスキルは何かを考え、そのスキルが身につく業種に就いておく。

→都市部ではITの技術者に多くの需要があると伝えましたが、地方ではまだまだ一次産業、二次産業の需要が多い場合があるのでどのような選択肢があるのか確認しておきましょう。

※・一次産業・・・自然界に対してはたらきかけ、作物を作ったり、採取する産業です。農業、林業、漁業などが当てはまります。

※・二次産業・・・自然界からとったりした物を使って加工する産業で、工業や建設業などが当てはまります。

2.会社のUターン、Iターン制度を利用する。

→選考の段階で数年後に地元に戻る旨を伝えた上で、支店や支社がある場合は希望に沿った配属をされる場合があります。

また、数年経験を積んだ上で異動する場合もあります。必ず戻れるというわけでは無いので入社前に必ず採用担当者に確認をしておきましょう。

ただ、これらのような将来を見据えた選択を1人で考えることは不安が大きく、より良い人生にする為の選択にも関わらず、悩みに発展するかもしれません。

いずれにせよ、複数の条件が求められる場合は就職、転職のプロに相談することをオススメします。

就職のサポートを行うキャリアアドバイザーは女性の方も多く、就職活動に伴う共通の問題に対しても親身に相談に乗り、その人にあった適切なアドバイスを行います。

仕事を切り離して考えることは中々難しい場合が多いので、ご自身で納得のいくプランを一緒に計画していきましょう。


「自分に合った仕事は?」

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

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