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高卒の第二新卒者が転職を成功させるポイント5選

高校卒業後は進学だけでなく働きに出るという選択肢もあります。大学進学とは違った魅力のある生き方ですが、ふと「この先転職出来るのだろうか」という不安に駆られる人も少なくありません。

新卒以外の区分として「第二新卒」というものがありますが、高卒者は自分が第二新卒に該当するのか迷ってしまいがちです。本記事では第二新卒の定義を確認したうえで、高卒の第二新卒者が転職を成功させるポイントを解説します。

高卒は第二新卒に含まれる?

高卒は第二新卒に含まれる

高校を卒業してすぐ働き出した人にとって「第二新卒」という言葉はあまり馴染みがないものかもしれません。まず最初に第二新卒の定義と高卒者の扱いについて理解を深めていきましょう。

第二新卒は一般的に「学校卒業後に新卒入社した企業を3年以内に辞めた人、もしくは新卒入社から3年以内に転職活動を行っている人」のことを指す言葉です。

「新卒」とはその年の3月に学校を卒業する人のことであり、ここで言う学校とは高校・大学・大学院・専門学校など様々な教育機関を指します。

したがって第二新卒者と呼ばれる人たちの年齢にはある程度幅があるという点に注意しましょう。高卒者であれば18~21歳、最も年齢層の高い院卒者の場合は24~27歳が第二新卒として扱われることになります。

なお、第二新卒という概念は法律や語学的に明確な規定が存在するものではありません。求職者の属性を便宜上区分するための言葉なので、場合によっては多少異なる解釈で用いられているケースもあるのです。

しかし基本的にはここで述べた定義で覚えておけば問題ないので、解釈が異なる場面に遭遇しても柔軟に対応してください。

高卒者は第二新卒に該当する

世間一般では単に第二新卒というと、大卒入社後3年間の人材がイメージされるケースが多いです。しかし第二新卒は学歴を問わず卒業後3年の期間が対象となるため、高卒でも条件に当てはまれば第二新卒として扱われます。

実際にどのくらいの人が第二新卒として扱われているのかは、厚生労働省が公表している「新規学卒就職者の離職状況」から読み解くことが可能です。

令和2年度を対象にした調査では、入社後3年以内の離職に踏み切った高卒者は36.9%という結果が出ました。ちなみに大卒者の場合は31.2%、短大卒は41.4%というデータが揃っています。

多少の差こそあれど、学歴に関わらず新卒社員の約3人に1人が第二新卒者となっているのです。このように高卒の第二新卒者は特別珍しい存在ではなく、多くの人が転職活動を行っています。

高卒の第二新卒の強み&弱み

高卒の第二新卒という属性には独自の強みと弱みがあるため、転職活動を行うにあたってはこの双方について理解を深めておくことが重要です。以下に強み・弱みについてそれぞれまとめたので参考にしてみてください。

高卒の第二新卒の強み

高卒の第二新卒者は自分の強みを理解しておくと、転職活動で強力なアピールポイントを手に入れられます。特に有用な強みは次の3点です。

高卒の第二新卒の強み

社会人としての経験がある

高卒の第二新卒者は、社会人として働いた経験があるという点が大きな強みになります。どんな仕事でも始めて間もない頃は覚えることが多いものですが、特に社会人1~2年目は生活習慣や会社の雰囲気に慣れるための期間です。

ビジネスマンとしての基礎的なマナーや業界の風習なども、働きながら徐々に身に付きます。本格的に仕事をこなしていくためには、まずこうした社会人としての土台を築く必要があるといえるでしょう。

高卒の第二新卒は18歳から社会人として働いていた経験があるため、若くして社会人としての基礎力が備わっている人材です。

企業からすれば初歩的な教育にコストがかからないため、積極的に採用しているところも少なくありません。同世代の求職者は基本的に社会人経験がない場合が多く、効果的に差別化が図れるポイントです。

若さゆえののびしろ

18~21歳という年齢である高卒の第二新卒者は、その若さゆえののびしろの多さも大きな強みの一つです。

企業から見ると若い従業員は仕事の飲み込みが早く、一人前の戦力に育て上げるハードルがそこまで高くありません。

将来性を考えると専門的な知識やスキルも習得しやすい年代なので、これから優秀な人材に育ってくれる可能性が高い人材です。

比較的高度なスキルが要求される職種でも、高卒の第二新卒というポテンシャルの高さを活かせば転職を実現させられるでしょう。転職活動では仕事に関するノウハウの吸収に貪欲な姿勢をアピールしてみてください。

柔軟性の高さ

高卒の第二新卒者は柔軟性の高さも強みとして押し出せるポイントです。ある程度長い間社会人経験を積んでから転職する人には、前職で培った豊富なノウハウや経験があります。

しかしそれは社会人としての姿勢や価値観がある程度固まっている可能性が高いともいえるでしょう。

企業の中には前職のノリや風習を持ち込まれることを好ましく思わないところも多く、この傾向は特に同業他社への転職で顕著と言われています。一方、高卒の第二新卒者が経験している社会人生活は長くても3年間です。

先に述べたように社会人としての基礎を築くには十分な期間ですが、前職企業の価値観に染まり切るには十分とは言えません。

社会人経験がありながらも新しい環境に適応しやすい高卒の第二新卒者は、転職市場で貴重な存在なのです。新しい価値観や考え方に関心を持ち、転職活動時の武器にしていきましょう。

高卒の第二新卒の弱み

高卒の第二新卒者には上記のような強みがありますが、弱みのフォローを忘れると面接時の受け答えで行き詰まってしまいがちです。万全を期すために、自分の弱みについてもここでしっかり把握しておきましょう。

高卒の第二新卒の弱み

忍耐力をチェックされる

高卒に限ったことではありませんが、第二新卒者は採用試験において忍耐力の有無を入念にチェックされる傾向があります。これは、第二新卒という属性が、入社後3年以内に離職、あるいは転職しようとしている人を表すためです。

入社から離職・転職までの期間が比較的短いため、採用担当官には「うちに入社してもまたすぐに辞めてしまうのではないか」という疑念が生まれます。

確かに第二新卒者が早期離職している(もしくはしようとしている)ことは事実ですが、この点は採用試験においてカバー出来ない訳ではありません。

論理的で筋の通った離職理由を伝えれば、採用担当官を納得させることは十分可能です。

ライバルが多い

高卒の第二新卒者は採用試験において比較対象やライバルが多いという点にも注意しておきましょう。

就職・転職活動において他の応募者がライバルになるのは当然のことですが、高卒の第二新卒者は大卒者や中途経験者と比べられがちです。

企業視点で見ると、大卒者は就活と卒業の時期が共通しているため、採用アプローチをかけやすいという点がメリットになります。中途経験者はスキルやノウハウが豊富なため、現場の即戦力としての期待値が高いです。

高卒の第二新卒者がこうしたライバルに負けないためには、先に述べた強みを最大限に活かして、自分の魅力をアピールする取り組みが求められます。

期待値が高くなりがち

若くして社会人経験を積んだ高卒の第二新卒者は企業からの期待値が高くなる傾向があります。

「既に社会人としての基礎的なビジネスマナーが備わっている」「先々の成長性が高い」など、企業によって高卒の第二新卒者に期待するものは様々です。しかし高卒の第二新卒者といっても社会人経験の長さは人によって異なります。

場合によっては企業の期待にすぐ応えられるほど経験が積めていないというケースもあるでしょう。もちろん採用活動は人事のプロが行っているため過度な期待はされませんが、それでも期待には出来るだけ応えておきたいところです。

転職活動前にはビジネスマナーを重点的に学んでおき、面接時の振る舞いや受け答えでアピールすると良いでしょう。

成長性に関しては応募先企業の仕事に関連する知識・スキルを勉強中であると伝えられればベターです。応募する仕事の関連資格を取得しておけばベストの対策になります。

高卒の第二新卒者が転職を成功させるポイント5選

高卒の第二新卒者に強み・弱みがあることが分かったところで、具体的にどうすれば良いのか方針に困っている人も多いでしょう。

ここからは高卒の第二新卒者が転職を成功させるポイントを5つ紹介していきますのでぜひ参考にしてください。

高卒の第二新卒が転職を成功させるポイント

空白期間を短くする

高卒の第二新卒者として転職を考えている場合は、まず離職から転職活動までの空白期間を短くするようにしましょう。

前職を辞めてからしばらく間が空いてしまうと、「この期間は何をしていましたか?」と採用担当官に掘り下げられる可能性が高いです。

もちろんその期間にスキルの習得や自分が本当にやりたいこと探しに取り組んでいれば問題ありませんが、特に理由もなく期間を空けてしまうと採用試験中にボロが出やすくなります。

理想を言えば経済的な負担も考慮して、無収入期間が発生しないよう今の仕事を続けながら転職活動を行うのがベストです。

自己分析を細かく行う

自己分析は就職・転職活動を行うすべての求職者にとって重要な取り組みですが、取り分け高卒の第二新卒者は入念に行っておくことをおすすめします。

自分の長所や短所、身に付いているスキルや価値観を紐解くのが自己分析です。就職・転職活動は自分を企業に売り込むためのセールスポイントを正確に把握することが重要になります。

自分にマッチする仕事を選ぶという意味でも、自己分析が成否を大きく分けるのです。高校を卒業して3年以内に仕事を辞めたということは、前回の就活時に自己分析が甘かった可能性が高いと言えるでしょう。

同じ失敗を繰り返さないためにも、第二新卒となったタイミングで徹底的に自己分析を行いましょう。

自己分析では今までのプライベートや学生生活、アルバイトでの経験を振り返って自分の糧となった出来事を書き出してみてください。具体的なエピソードやその時の心情もメモしておくと、自分への理解が深まりやすくなります。

自力の自己分析だけでは精度が不安な場合は、家族や友人から意見を聞くのも有効です。

企業・職種分析を細かく行う

企業研究や職種分析も、高卒の第二新卒者が転職を成功させるために重要度の高い取り組みです。自分が勤める企業や実際の業務について正しく理解することには、入社後のミスマッチを防ぐ効果があります。

特に理想と現実のギャップに苦しんで前職を辞める決意をしたのであれば、企業研究と職種分析が上手く出来ていなかった可能性が高いです。

また、企業や職種について熱心に調べている応募者は、採用担当官から「仕事に対して熱意がある」と評価されやすくなります。

自分に合った仕事を見極めるだけでなく、採用試験のアピールポイントにもなる一石二鳥の取り組みなのです。

選考対策を細かく行う

どれだけ入念に準備を整えても、当日の採用試験が上手くいかなければ内定を勝ち取ることは難しいでしょう。転職を成功させるには個別の採用試験について入念な対策を行っておくことも大切です。

まずは書類選考を突破しなければスタートラインに立てないため、履歴書・職務経歴書・エントリーシートの書き方について正しい知識を身に付けましょう。

そのうえで重点的に対策しておきたいのは、やはり面接対策です。特に高卒の第二新卒者は社会人経験があることから、入室から退室までの所作や身だしなみといった基本的なポイントは厳しくチェックされると考えておきましょう。

「何故前職を辞めたのか」「前職の経験はこの先どう活用出来るか」「習得したスキルや能力」などは第二新卒者に対する頻出の質問なので、予め筋の通った回答を用意しておくと安心です。

転職エージェントを利用する

高卒の第二新卒者として転職活動を進める際には、転職エージェントが心強い味方になるでしょう。転職エージェントは初回利用時のカウンセリングで伝えた条件にマッチする求人を紹介するサービスです。

もちろん必要であれば何度か担当者とミーティングを行い、紹介してもらう求人の方向性を調整することも出来ます。前述のように、第二新卒者の転職活動は仕事を続けながら並行して進めるのが理想です。

自力で仕事を探しながら採用試験の対策まで行うのは、何度か転職を経験している人でも負担が大きくなるでしょう。

転職エージェントでは求職者が手間隙かけて行う作業を代行し、選考対策と仕事選びの最終判断に集中してもらうサポートを提供しています。

たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは若年層に特化してサポートを行っているほか、このようなメリットがあります。

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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