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【高卒向け】就職活動で失敗しない履歴書作成と魅力的な志望動機の作り方 

就職活動の際誰しも必ず必要になる「履歴書」。人気の企業であれば、書類選考で不合格になるケースも少なくありません。

同じように履歴書を提出し合格している人がいるのも事実です。ではその「差」は何なのでしょうか?

本記事では、高卒で就職活動を行う皆さんに向け、履歴書の書き方の基礎から他と差をつける志望動機の書き方をお伝えしたいと思います。

履歴書とは

ご存知の通り、「履歴書」とは学業や職業の経験など人物の詳細を記した書類のことです。就職や転職の際に選考用の資料として用いられます。

現在はコンビニやネットなど手軽に入手することができますが、様式はさまざまで会社によっては指定の様式がある場合もあります。

指定が無い場合は市販の履歴書で問題ありませんが応募の際の書類は必ず確認するようにしましょう。

履歴書はなぜ必要なのか

今では選考の際に履歴書の提出が当たり前になっていますが、なぜ過去の経歴や人物の詳細を伝える必要があるのでしょうか。

その理由は履歴書の内容を通して合否に関わる審査を行う為です。

採用担当者も本来ならば直接一人一人お会いして、面接をしたいところですが応募数の多さから現実的ではありません。

その為、今では書類選考の無い企業もありますが、基本的に応募した後は履歴書を通じての書類選考が行われます。

就業経験がある場合は職務経歴書など追加の応募書類が必要になりますが、共通して書くことが出来る履歴書が最も一般的な書類と言えます。

履歴書の用意と記入の仕方

前述のとおり、履歴書はコンビニやネットなど手軽に入手することが出来るようになりました。

通例、履歴書を作成する際は、市販の履歴書用紙に必要項目を記入し、上半身を写した証明写真(縦4cm×横3cmが一般)を貼付することが多くなっています。

共通して記入する内容は以下となります。一般的な書類の上部から順番に説明していきます。

提出年月日・・・書類の「提出日」を記入します。郵送の場合は、投函日を記入します。

氏名・・・自分の名前を記入します。上段には「ふりがな」または「フリガナ」と記入されているので、名前の読み方を書きましょう。「ふりがな」と平仮名で書かれている場合は平仮名で、「フリガナ」とカタカナで表記されているときはカタカナで書きましょう。

証明写真・・・3ヵ月以内に撮影した、指定の大きさの証明写真を貼付けます。指定が無ければ(縦4cm×横3cm)を選びましょう。

生年月日・・・自分の生年月日を記入しましょう。満年齢の記載を求められることも多いので確認して記入しましょう。

現住所・電話番号・・・現在、住んでいる住所を記入します。正式名称で、マンション・アパート名と部屋番号まで書きましょう。電話番号は日中でもつながりやすい番号を書きましょう。

連絡先・・・特に事情がなければ、現住所・電話番号に合わせ「同上」と記入します。もし現住所・電話番号以外に連絡を希望するのであれば、そちらの連絡先を記入しましょう。

学歴・・・高等学校入学から最終学歴までを記入します。中途退学、留年がある場合も偽りなく書きましょう。

職務経歴・・・高校を卒業してからの、正社員としての職務経歴を書きましょう。アルバイトや派遣社員などの非正規労働は職歴と見なされないので原則、記載はしません。

ただし、アルバイトの内容が志望企業や職種に活かせるものだったり、勤続年数が長かったりする場合は強みになることもあります。自分の状況や志望企業の求めるスキル・経験に合わせて記入するかを決めると良いでしょう。

資格・免許・・・資格名は正式名称で、取得年月日も正確に書きましょう。普通自動車免許もこちらに記入します。これから取得する予定の資格についても「〇年◯月〇〇資格取得 予定」と記入することが出来ます。

志望動機・自己PR・・・自分の強みがその会社でどう活かせるかを明確に表すものです。そのため、選考を受ける企業によって内容を変える必要があります。会社の求める人物・ポジションに合わせてカスタマイズしましょう。

本人希望・その他・・・特筆すべき内容を書きたい場合に用いる欄です。働く上で伝えておきたい内容・事情がない場合は「貴社規定に準じます」と書きましょう。

「配偶者の有無」「配偶者の扶養義務」「扶養家族人数」には正確な情報を記入します。また、様式によっては長所や短所の項目がある場合もあるので伝えたい内容に合わせて履歴書を選びましょう

履歴書作成時のマナー

記入項目がわかったので続いては記載の際のマナーについて確認していきましょう。企業の人事は毎日多数の履歴書に目を通しています。見ているのは内容だけではありません。

履歴書の書き方によっては内容を見られずに企業の採用基準を下回り、不合格になるケースもありますので最低限のマナーを覚えておきましょう。

減点の無い履歴書作成を心がけよう

履歴書では評価が高くて書類通過になることよりも、書類の時点でマナーや一般常識に欠けていることから書類で不合格になることの方が多くなっています。自身では当たり前になっていることも社会では非常識になる場合もあるので必ず覚えておきましょう。

注意すべき落とし穴

以下の3点は実際、高卒の方が記入する履歴書で多くのミスが落とし穴です。正式な書類を書く際の基本的なマナーの一部なので今後の為にも必ず覚えておきましょう。

黒のボールペンを使う・・・鉛筆、シャープペンシルは字が薄く、消えたりこすれたりする可能性が高いためNGです。

丁寧に書くために鉛筆などで下書きすることは問題ありませんが跡が残らないように注意しましょう。

修正液などは使わない・・・書き間違えてしまった時に修正液や修正テープを使うのはNGです。雑な性格だと思われたり、重要書類の扱いから責任感の無さを印象付けてしまいます。

履歴書を入手する際に必ず複数枚の予備を用意して置き、最後の1文字だとしても間違えたら新しい履歴書に書きましょう。

「丁寧な字」を書く・・・「綺麗な字」ではないことがポイントです。字の綺麗さは書く人、見る人によって感じ方が異なります。

しかし、一画一画を意識して書いたかそうでないかは多くの履歴書を見てきた人事の人であれば一目で分かります。企業宛に書類を書く際の気持ちの表れでもあるので、「丁寧に」書くことを意識しましょう。

押さえておくべきポイント

基本を押さえた後は、他と”差”を付けるポイントを身に付けましょう。

一般教養が備わっていることを伝える

選考の際、学歴が条件に入っている理由の一つとして一般教養の差があります。目上の人に対しての敬語の使い方や関わり方、勉学を通じて学んだ知識など専門的ではない、広く一般的な教養を一般教養と言います。

一般教養が身についていなければ、社内での調和が取れず企業はもちろん、入社した”本人”にとってもつらい思いをすることになります。

その為、一般教養が入社前に備わっているかは高卒の方を採用する上で重要なポイントの一つとなっています。

履歴書の中では、

☞ 漢字を正しく使えていること(ひらがなが多く稚拙な文になっていない)

☞ 不備なく書類を期限内に提出出来ていること(当日や前日に届くことが無いよう余裕を持って作成しましょう)

☞ 写真から清潔感を感じる(髭のそり残し、髪が整っていない、派手な髪色、服のよれ、ネクタイの緩さなどは提出する写真のルールではないですが印象に響く為気をつけましょう)

ことなどがポイントとして挙げられます。

ここで挙げた例は全て高卒の方が提出する履歴書で、事例として実際に起きております。自分事として履歴書作成の際に見返し、より高評価に繋がる履歴書作成をおこないましょう。

志望動機で”差”をつける

ズバリ履歴書でアピールをするには志望動機がポイントになります。

何故なら”志望動機”が履歴書内で唯一自分の想いを伝えられる場所だからです。

丁寧な字を意識し、必要項目が正しく記入できたら志望動機で”差”をつけましょう。残念ながら学歴や年齢、職歴は変えることが出来ません。

最も書くのに苦労する項目だからこそ内容に最も”差”が出ます。志望する企業に合わせ魅力的な志望動機を作成しましょう。

志望動機の書き方

履歴書の中でも最も苦労するのが志望動機の記入です。最もボリュームの大きい項目で志望動機欄が埋まらず、企業への応募が遅れるケースもしばしばあります。

基本項目と違い、事業内容や理念が異なるため企業ごとに内容を変える必要があり、事前に企業への理解を深めておくことも大切です。

志望動機の基本ルール

履歴書の中で唯一想いを伝えられるのが志望動機です。これは志望する企業に向けたラブレターのようなものです。

受け取る相手の気持ちを考え、自分の想いが伝わる魅力的な内容に仕上げましょう。

まずは記載する際の大枠をご覧下さい。()内は記載する割合の目安です。

✔志望理由を書く(2割)

 

✔理由の説明(4割)

 

✔入社後にどんな活躍をしたいかを伝える(3割)

 

✔締めの言葉で再度、志望する旨を伝える(1割)

✔志望理由を書く・・・二つ以上は考えて記載しましょう。一つでない理由はより説得力が増すことと、企業側が高評価に捉えるポイントは様々なのでそのポイントを一つでも捉える可能性を広げる為です。

また記載する際は結論から述べることを意識し、「貴社を志望する理由は〇つあります」と書き出しましょう。

結論から述べることで相手に読みやすい印象を与えるだけでなく、書いている自分としても、話しの流れが分かり、まとまりのある文章になります。

✔理由の説明・・・自己分析に基づき、強みを活かせられる内容や、これまでの経験を踏まえて会社に順応出来ることが伝わる内容で書けるとイメージが湧き良いです。

※自己分析とは自分の長所・短所などの特徴や価値観を把握し分析することです。

✔入社後にどんな活躍をしたいかを伝える・・・既に会社の人物であるかのように、業界やその企業への理解を伝え、入社後早期に活躍するイメージを持ってもらえる内容を意識しましょう

※企業のHP、会社説明会、業界地図などを活用して志望する企業やライバル企業の理解、業界の動向の理解を深めましょう。

✔締めの言葉で再度、志望する旨を伝える・・・改めて上記で記載する内容から志望しているという思いを伝えましょう。特に高卒の方の場合はどうしても経験値では不利になりやすいので気持ちが伝わるように再度伝えましょう。繰り返す際の書き方は例文にてお伝えします。

最後に高卒の方で志望者が多い、サービス業(販売、飲食、美容等含む)、一般事務職にて例文とポイントを記載しますので参考にしていただけると幸いです。

~サービス業(販売、飲食、美容等含む)~

「私が貴社を志望する理由は2点あります。1点目は貴社のお客様第一という理念に共感したこと、2点目は前職で得た後輩を教育する強みを活かすことが出来る環境だと確信したことです。

1点目に関して、私は高校卒業後アルバイトでサービス業を行っており、常にお客様の立場に立つことを意識し業務に励んでおりました。

貴社の理念には「お客様第一」という内容があり、貴社には自分の思いを最大限に体現できる風土があると確信致しました。

貴社の店舗を利用させて頂いた際もスタッフの皆様が常に笑顔でお客様に接客する姿が印象的でそれからファンになり何度も足を運んでおります。

2点目は貴社の教育の制度や指針を拝見し、アルバイトで学んだ教育の経験を活かせられる環境だと感じた為です。

アルバイトではありましたが教育の責任者を任せて頂き、これまで10人の教育を担当しました。お客様から頂く感謝のお言葉だけでなく、スタッフの成長にも非常にやりがいを感じておりました。

その結果、お客様アンケートによる評価では30店舗あるエリアで1番を獲得することが出来ました。

共感した理念を体現するだけでなく、教育を通して浸透させ、従業員がより充実して働ける環境作りにも貢献していきたいと考えております。

以上の点から自分の価値を最大限発揮出来ると確信した為、貴社を志望いたします。」

ポイントは気持ちをメインで伝える内容にしている点です。高卒の場合は就業経験がどうしても他者に比べ乏しくなってしまいます。

その為、対人メインで業務を行うサービス業などでは特に理念への共感や、仕事をする上で「人」に関して大切にしていることや上手くいったエピソードを混ぜると良いでしょう。

~一般事務職~

「私が貴社を志望する理由は貴社が平等な評価を大切にする会社だと感じた為です。私は大学を中退してしまい、アルバイトで事務職に従事しておりました。

前向きな性格と求められる以上の結果を残すことを意識して働いてきたため、社員の方々からも評価頂くことが出来ました。

勉強に励み簿記二級の資格も取得しました。しかしながら、学歴等の条件から正社員としての登用は叶いませんでした。

貴社の求人、ホームページを拝見させて頂いた時、”過去の経験に捉われず今のチャレンジを応援する”という考えの元、様々なバックグラウンド持つ方が活躍している姿に興味を持ちました。

それと同時に貴社で私も活躍したいという思いを持ちました。

サポートするポジションではありますが、貴社の目指す”全社員が自分の会社に誇りを持つ”というビジョンに向けて貢献出来るよう日々成長してきたいと考えております。

以上から貴社で更に努力し、実力をつけ貢献したいと考えた為、志望致します。」

ここでのポイントは高卒という一見ネガティブな内容を武器にし、仕事に前向きな姿勢を伝えた事です。

学歴のフィルターがかかり悔しい思いをした経験を踏まえ資格取得をした背景からも、企業側にはハングリー精神があり、平等な環境では素晴らしい成果を出すのではという期待を持っていただくことが出来ます。

高卒にオススメする就活の進め方

いかがでしょうか。ここまで履歴書の書き方と周りとの”差”の付け方、志望動機の書き方について説明しました。上から順番に書き進めることで高卒の方でも魅力的な履歴書が作成できると思います。

しかし、これらを一人で進めることに抵抗を感じているのが本音ではないでしょうか。

例えば、アルバイトなども含めた社会に出て働くという経験を積んでいない場合はどうやって志望理由を書くの?高卒で既に短期間で複数社辞めており、アピールポイントが見つからず志望動機が書けそうにない。などがあるかと思います。

そういった問題を解決するオススメの方法が2つあります。

一つは志望動機がスラスラかけるように、企業の勉強したり、自己分析をし日々情報を集め、何度も志望理由を書く練習を積むことです。

そしてもう一つはお伝えした内容を全て二人三脚で丁寧に進めてくれるエージェントサービスを利用することです。


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情報を集めよう

この記事を見ている方の中にはまだ就職活動を始めていない方もいるかと思います。ですがここまでお読み頂いた通り、急に始めて1人で魅力的な志望理由を書くのはかなり難易度が高いと言えるでしょう。

その為、この記事をみた今日からでも自己分析や興味のある企業を研究することを始めてみて下さい。

経験に勝る物は無いので時間はかかりますが数を経験するほど少しづつ上達していくでしょう。準備をしておくことで間違いなく、スムーズな就職活動を行うことが出来ます。

エージェントを利用しよう

もう一つのオススメは弊社が行うエージェントサービスを利用することです。エージェントサービスを簡単に説明しますと、ここまでご紹介した内容を二人三脚で内定獲得、入社までサポートするサービスのことです。

サービスの利用料金は0円で強みを発見したり、世に出ていないおすすめの求人を紹介される場合もある為、効率的に就職活動を行いたい多くの方にご利用いただいているサービスです。

今すぐの就職を考えていなくても自分の市場価値を知ることが出来るので一度相談してみることをオススメします。

初回の面談時も面接等のかしこまった形式ではなく、カジュアルな形で面談を受けることが出来るので是非ご検討下さい。

昨今のコロナ過で就職の市場は逆転し、求人数が減り求職者の相談件数が増えていることも事実です。競争が今後も厳しくなっていく中でスピード感を持って就職を成功させたいという方にもエージェントサービスの利用をオススメします。

弊社が行うエージェントサービスは第二新卒をメインに既卒、中卒・高卒・フリーターの方まで20代の幅広い方にご利用頂いております。

内定実績も数多くある為、ご紹介させて頂いている企業様には就業経験がないことや、高卒であることを前提に理解を持って採用を進めて頂くことが出来ています。

その為、就職活動をしていて書類選考で受からなかった方が書類通過はもちろん、複数の内定を獲得することでより希望に近い内定先に進まれるケースも少なくありません。

求職者の皆様にとってメリットの大きなサービスかと思いますのでぜひ前向きにエージェントサービスのご利用を検討下さい。


履歴書・職務経歴書で悩んだら_10000社

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

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