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第二新卒が絶対やるべき転職対策5選|企業にチェックされるポイントとは?

「第二新卒って早期退職してるし、ちゃんと転職できるか不安・・・」などとお悩みの方は多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、第二新卒が絶対にやるべき転職対策5選をご紹介いたします。

第二新卒が転職の際に企業にチェックされているポイントもご紹介いたしますので、少しでもお役に立てれば幸いです。

第二新卒とは?

第二新卒に明確な定義はありませんが、一般的には学校を卒業後、新卒で入社した職場を3年未満で退職、転職する人を指します。

4年制大学卒業から考えると大体25~26歳くらいまでの方が該当しますが、たとえば高卒の方の場合は高校卒業時点から3年未満となるため、21~22歳くらいまでとなります。

似た言葉として「既卒」が挙げられますが、これは学校を卒業後一度も就職した経験がない人のことを指し、フリーターとほぼ同義です。

第二新卒を求めている企業は多い

新卒で入社した職場を早期退職しているという点で転職できるか不安だという第二新卒者の方も多いですが、企業は第二新卒者に対して下記のようなメリットを感じています。

・最低限のビジネスマナーを備えている
・教育コストを抑えられる
・前職の社風に染まっていない
・体力、吸収力、柔軟性、伸びしろがある

「第二新卒=早期退職者」というネガティブイメージもありますが、一方でこのようなポジティブな要素もたくさんあります。

第二新卒者はまだまだ社会人経験が浅いため、具体的な実績やスキル、知識は求められない代わりに、やる気や熱意、ポテンシャルが求められます。

他にも若さゆえの体力、吸収力、柔軟性、伸びしろをアピールできます。

また、第二新卒は新卒などと違って最低限のビジネスマナーを備えているため、ムダな教育コストをかけずに済むという点でも企業にとってメリットであり、前職の社風に染まっていないため教育しやすい側面もあります。

そのため、新卒就活で失敗してしまった人材を確保する目的で第二新卒を積極的に歓迎している企業も多いのです。

第二新卒が転職でチェックされるポイント

とはいえ、従業員を一人雇うことには莫大なコストがかかるため、第二新卒を採用する際に企業は慎重になります。

「長く働いてくれるか」をチェックされる

リクルートの「就職白書2019」によれば、2018年度の新卒採用および中途採用1人あたりの平均採用コストはこのようになっています。

出典:リクルート「就職白書2019」

なんと、中途採用では一人採用するごとに84.8万円ものコストがかかっています。これだけのコストをかけて採用するのですから、早期退職を防ぎたい企業の気持ちはわかりますよね。

やはり第二新卒者は早期退職の懸念があるため、企業は第二新卒者に対して「長く自社で働いてくれるかどうか」を書類や面接で細かくチェックしています。

「長く自社で働いてくれるかどうか」をチェックするための指標として、具体的にはやる気や熱意があるかを企業はチェックします。

たとえば志望動機の内容を見ることで、どれくらいのやる気や熱意があるのかを図ることができます。

ただ企業のネームバリューや給与面などの表面的な部分に惹かれたのではなく、自分の成長に繋がると考えていたり、自分の目標に近づけるから志望した、という内容であれば説得力があります。

「ポテンシャルがあるか」をチェックされる

また企業は第二新卒に対してポテンシャルを期待している側面もありますが、これは自己PRの内容次第でアピールが可能です。

どういった経験からどのような強みを身につけたかを伝えることで、それまでの努力のあとや成長の可能性を示すことができるのです。

「最低限のビジネスマナーが備わっているか」をチェックされる

なお、企業は第二新卒に対して「最低限のビジネスマナーが備わっているか」もチェックしています。

前職で真面目に働いてきた方なら問題ないと思いますが、この部分がしっかりできていないと、新卒と同じようにマナーの基礎から教える必要があるため、企業としては負担に感じてしまうのです。

そのため、面接での身だしなみはもちろんのこと、立ち振る舞いや言葉遣いなどに留意して、最低限のマナーが備わっていることをアピールする必要があります。

ちなみに、下記の記事では転職に失敗する第二新卒の特徴8選をご紹介しておりますので、自分が当てはまっていないか気になる方はぜひこちらも参考にしてください。

第二新卒が絶対やるべき転職対策5選

では、第二新卒の転職では具体的にはどのような準備が必要なのでしょうか?ここからは第二新卒の方に絶対に押さえていただきたい転職対策5選をご紹介いたします。

応募書類を正しく丁寧に書く

まずは応募書類についてです。書類で落とされないようにするためにも、履歴書や職務経歴書などの応募書類は正しく丁寧に書くことを心掛けましょう。

たとえば書類全体を通して西暦と年号のどちらで表記するかを統一したり、間違えた時には修正液を使わずに訂正印を使用したりまた一から書き直すなどのマナーは基本です。

ただの応募書類と侮ってはいけません。履歴書や職務経歴書を用意する際には、必ずそれぞれの書き方の基礎を押さえてから書くようにしましょう。

下記の記事では、履歴書と職務経歴書それぞれの書き方をご紹介しています。それぞれのテンプレートも掲載しておりますので、ぜひ参考にしてください。

志望動機の考え方(書き方)をマスターする

次に、志望動機の考え方(書き方)をマスターすることも重要です。志望動機では下記の4ポイントをアピールするのが理想です。

【志望動機でアピールすべきポイント】

(1)自分の経験を活かして、どのように企業へ貢献できるか
(2)なぜその企業でなければだめなのか
(3)事業内容や、商品・サービスへの共感
(4)入社後、どんな仕事をしていきたいか

「今までどんな仕事に関わり、どんな経験を積んできたか」「その経験を、就・転職後の仕事にどう活かせそうか」を伝えることで、志望動機をアピールすることができます。

今までの経験を具体的に伝えられるだけでなく、「転職後の働き方のこともしっかり考えているんだな」と、仕事に対する意欲やモチベーションもあわせて伝えることが重要です。

また、志望動機はどの企業へも使いまわせるありきたりなものだとアピールに繋がりません。「なぜ同じ業界の中でもその企業を選んだのか」を明確に伝えることで、強いやる気を示しましょう。

そして、事業内容や商材への共感をアピールしてその会社ならではの魅力に言及することで、その企業だからこそ入社したいという気持ちを伝えることができます。

最後には入社後、どんな仕事をしていきたいかをアピールしましょう。

企業が目指す方向性と、自分が今後実現したいキャリアの方向性が合致していることを伝えれば、「入社後頑張ってくれそうな人だな」という印象を与えることができます。

これら4つのポイントをもとに志望動機を作成してみましょう。下記が志望動機の流れのモデルになります。

【志望動機の流れ】

(1)実現したいこと
(2)そう考えた理由
(3)なぜその業界・企業なら実現できると考えたのか
(4)自分のどういう能力が活かせるか

志望動機の例文やさらなる細かい書き方が知りたい方は、下記に詳細記事を掲載しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。

ちなみに、志望動機を考えるにあたってはこの後ご紹介する「自己分析」「職種研究」「企業研究」を行う必要がありますので、この後の内容を参考にしてください。

自己PRの考え方(書き方)をマスターする

次に自己PRの考え方(書き方)をマスターすることも重要な転職対策です。自己PRとは、企業に自分の魅力を伝えるものになります。

ここでは、自分の「能力」にスポットを当てて強みを探しましょう。たとえば行動力、継続力、忍耐力、対応力、主体性、積極性などが挙げられます。

具体的には、このような流れで文章を組み立てるとスムーズです。

【自己PRの流れのモデル】

(1)自分の強み
(2)その強みが活かされた具体例
(3)そこで感じた課題は何か
(4)その課題をどう克服したか
(5)その結果どうなったか
(6)その経験から何を学んだか
(7)その経験を活かしてどのように活躍したいか

転職の面接で自己PRを話す際には、仕事のエピソードを盛り込むと面接官がイメージしやすくなります。例としては下記のような内容になります。

「私の強みは主体的に行動できるところです。私は3年間飲食店のホール係としてアルバイトを続けています。

店長とアルバイトで意見が合わなかったり、オペレーションが整っておらず店がうまく回っていませんでした。

しかし私は良い店舗にしていきたいという想いから勇気を出して料理屋やドリンクの提供方法についてや役割分担について意見を上げ、また誰よりも全員とコミュニケーションを取ることを意識してきました。

結果、意見が採用され効率もあがったことと、利用してくださったお客様から団体での予約が入りリピーター獲得に繋がりました。また店舗の雰囲気もよくなり連携が取れるようになりました。

この経験で、自ら考え、発信し、行動することの大切さを知り、そういった行動が周囲にもプラスの影響を与えるということを学びました。

新しい環境でも自ら考え積極的に挑戦し、早いスピードで成長していきたいと考えております。」

面接マナーを把握する(身だしなみや入室の仕方など)

なお、基本的な面接マナーを押さえておくことも不可欠です。入室から着席、退室まで面接官は厳しくチェックしています。

もちろん、ここでの対応を多少間違えたからといって即刻不合格になってしまうわけではありませんが、至らぬ点が多いと印象を下げてしまいます。

スーツの選び方など、服装や髪形のマナーも男女で異なるため、必ず事前にきちんと準備するようにしましょう。

細かい面接対策については下記の記事でまとめてご紹介しておりますので、ぜひこちらを参考にしてください。

逆質問を用意する

そして最後に逆質問を用意することが挙げられます。逆質問とは面接の終盤で「最後に何か質問はありますか?」と聞かれた際に、こちらから面接官に質問することです。

ここでどのような逆質問を投げかけるかで、入社意欲や長続きするかどうかが図られます。たとえば、逆質問で給与面や待遇面について直接的な質問をするのは好ましくありません。

「表面的な部分を見て志望しているんだな」と捉えられてしまい、意に則さないことがあるとすぐに退職するかもしれないと考えられてしまうからです。

ここでは入社後の担当業務についてや、入社までに勉強しておくべきことなど、入社後のことを見据えた質問が意欲を示すのに役立ちます。

また、逆質問を行う際にはただ質問をするのではなく、「私はこう考えているのですが実際のところはどうでしょうか?」などと、自分の気持ちを伝えたうえで質問するとより好印象になります。

【逆質問 例文】

「ぜひ入社後のイメージを事前に明確にしておきたいと考えているのですが、担当させていただく業務について伺ってもよろしいでしょうか?」

「私自身現在非常に焦りを感じており早く皆様に追いつきたいのですが、入社までに事前に勉強しておくべきことがあれば教えてください。」


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第二新卒の転職を成功させるコツ

ここまでで必ず押さえていただきたい転職対策についてお伝えいたしましたが、ここからは第二新卒の転職を成功させるコツをご紹介したいと思います。

自己分析を行う

まずは自己分析を行いましょう。自己分析は仕事選びの軸を明確にする効果と、他者に自分についてわかりやすく伝えられるようになる効果があります。

具体的には、自分のやりたいことややりがいを得やすいもの、将来の理想像や目標を明確にすることができます。

たとえば「御社のチームワークを大切にする社風に惹かれました」という志望動機を伝えただけでは、「どうしてチームワークを大切にする社風に惹かれたのか」がわからず、採用担当者はその人材が何を成し遂げたいのか判断できません。

採用担当者は、単にその人材が優秀かどうかややる気があるかどうかだけを見ているのではなく、その職場がその人材にとってメリットのあるものなのかもチェックしています。

双方にとってメリットがなければ、早期退職のリスクが大きくなってしまうからです。そのため、自己分析を細かく行い、自分が何に価値を感じているのかを明確に示す必要があります。

自己分析の方法は様々ですが、ここでは2ステップでできるものをご紹介いたします。

(1)「努力したこと」「楽しかったこと」「大変だったこと」をそれぞれ洗い出す
(2)テーマごとに、どうしてそうできたのかを掘り下げていく

まずは、過去の経験を振り返って、「努力したこと」「楽しかったこと」「大変だったこと」を具体的に洗い出してみましょう。

第二新卒の場合は、前職でのことを題材にするのが理想的です。たとえば努力したことであれば、「携帯販売の仕事で売上に貢献できるよう頑張った」という感じです。

そして、それぞれ「どうして努力できたのか」「どうして楽しかったのか」「どうして大変だったのか」を掘り下げていきましょう。例としてはこのような感じです。



この例をみると、携帯販売の仕事で売上に貢献できるように頑張ったことから、最終的に「人と人の輪を大切にする」「人や社会の役に立つことでやりがいを感じる」といった価値観が見えてきます。

このように「どうして?」を10回前後くらい繰り返し自問して掘り下げてみましょう。

自分でも気づかなかった自身の価値観に気が付くだけでなく、好きなことや得意なこと、苦手なことも見えてきます。

業界研究、職種研究を行う

自己分析が終わったら、次は業界選びや職種選びを行います。自己分析の結果からわかる自分の価値観に合った業界や職種を選んでみましょう。

たとえば、「人や社会の役に立つことでやりがいを感じる」という価値観に合うのは介護業界や運送業界など、目立たないながらも社会に不可欠な業界が挙げられます。

その中でも困っている人を直接サポートできる職種としては各種介護職が挙げられるなど、自己分析の結果をもとにすると職種選びまでスムーズに進みます。

そして業界や職種の候補をそれぞれいくつか出すことができたら、その後はそれぞれについてインターネットや本などで細かくリサーチして、業界研究、職種研究を行いましょう。

実際にはどのような業務内容を行うのか、どのような性格の人向いている仕事なのかなど、自分が仕事に求めていることがあるかをチェックします。

ここである程度仕事選びの候補が絞り込まれてくると思います。

企業研究を行う

そこまでできたら、次は企業選びです。同じ業界の中でもどの企業で働きたいかを洗い出しましょう。

そして企業選びができたら、面接での受け答えの対策という意味でも、企業分析を細かく行いましょう。

企業のホームぺージを細かくチェックしたり、口コミを確認して、その企業がどのような理念のもと事業を展開しているのか、最終的にどのような目標を掲げている企業なのかなどを調べておきましょう。

本当に自分が求めている働き方ができる企業なのかを把握できることに加え、その企業だからこそ刺さる志望動機を作ることにも繋がるため、企業研究は細かく行いましょう。

第二新卒の転職を有利にする方法

いかがでしたか?ここまでの内容を読んで、「正直、初めての転職でこれだけの内容を一人で進めていける自信がない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

第二新卒は新卒と比較されることが多いため転職対策をより細かく行う必要がありますが、一人ではどうにも手が回らないという方も多いです。

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

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