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面接の志望動機の伝え方。フレームワークに沿って考えるだけ!【回答例つき】

「面接の志望動機って何言えばいいんだろ?」「全然思いつかない・・・」 面接では志望動機を伝えなければならないケースがほとんどですが、このようになかなか思いつかないという方も多いのではないでしょうか?

確かに志望動機は考えるのが難しいという印象がありますが、実はあるフレームワークにしたがって考えるだけで一気に考えやすくなるのです。

そこで、本記事では面接の志望動機の考え方をフレームワークつきでご紹介!また好印象を与えやすくなる伝え方や志望動機の例もお伝えいたします。転職初心者の方必見です!

面接官が志望動機を聞く理由

面接での志望動機について見ていく前に、知っておいていただきたいポイントがあります。それは、どうして面接官が志望動機を聞くのかということです。

面接官は志望動機を聞くことによって、以下の3つのポイントをチェックしています。

まず、企業は従業員を一人雇うことに莫大な費用をかけることになります。そのため、入社してくる人材にはできる限り長く自社で活躍してもらいたいと考えているのです。

そのことから、面接官は志望動機の内容で応募者本人の仕事に対する本気度をチェックしています。

本当にその仕事をしたいと考えているのか、本気で自社を志望しているのかを把握することができれば、おのずと早期退職のリスクを軽減できると考えているのです。

次に、自社で活躍していける能力やスキルが備わっているかもチェックされます。

もちろんポテンシャル採用を行っている企業もありますが、基本的には現在備わっている能力やスキルを見ることで、今後自社への貢献がどの程度期待できるかを見定めているのです。

最後に、面接官はその人材が社風に合ったキャラクターかどうかも志望動機からチェックしていることが多くあります。

先にもお伝えした通りできる限り長く自社で活躍してほしいという観点から、面接官はその人材が自社の社風とマッチしているかどうか、本人の考え方や目指すものが自社と同じ方向を向いているかどうかをチェックしているのです。

「とにかく早く成長したい!」と考えている人材の場合、たとえその人材がどんなに優秀でどんなに自社を本気で志望してくれていたとしても、年功序列の文化が根強い企業はあまり向いているとはいえません。

企業はそのようなミスマッチを防ぐために、なくなく採用を見送ることがあります。

そのため、企業選びを考える際には自分の見据えている方向性とその企業の方針や社風が近いかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

【一言メモ】ポテンシャル採用とは?

応募者の潜在能力にフォーカスし、今後大きく自社へ貢献してくれるだろうと予測できる人材を採用すること。未経験者を歓迎している企業や職場は、このポテンシャル採用によって内定者を選出していることが多い。

志望動機の作り方!必要な要素は5つ

さて、ここからは志望動機の作り方をご紹介していきます。志望動機に入れるべき5つの要素について見ていきましょう。

将来の目標を明確にしよう

まず、志望動機を考える際には“将来、自分がなりたい姿””どのように社会貢献していきたいか”の2つの観点を基に考えを組み立てていきましょう。

将来の目標をある程度明確にすることによって、志望動機をより信憑性のあるものとして企業に伝えることができるからです。

面接官は応募者の本気度をチェックしていますが、自分の将来の目標のために仕事を頑張りたいという姿勢を見せることが出来れば、志望動機に信憑性を感じ長く自社で活躍してくれるだろうという予測を立てやすくなるのです。

ただし、将来の理想像や社会貢献といってもあまり難しく考える必要はありません。

たとえば自分の将来像であれば、「飲食業界で新規サービスを立ち上げて起業したい」という具体的なものでも、「リーダーシップの取れる人間になりたい」という抽象的なものでもかまいません。

また社会貢献の観点なら、「環境問題の解決に貢献したい」「社会の文化を何かひとつでも変えられるような仕事がしたい」などが考えられるでしょう。

ただ、いきなり将来のことを考えようとしてもなかなか難しいものです。考えやすくするためには自己分析を行うことをおすすめします。

自己分析とは自身の性格や特徴、長所・短所や価値観を把握し、またそれを分析することによって転職活動で使える自身の強みを捉えることです。

これによって自分が最終的にどうなりたいのか、どんなことが自分のやる気やモチベーションに影響を与えるのかを知ることができます。

詳しい進め方は下記のコラムにて詳しくお伝えしておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

自分の強み・能力・スキル

次に自分の強みや能力、スキルを明確にする必要があります。面接官は面接全体を通して、その人材を採用することによって自社が得られるメリットにはどんなものがあるかをシビアにチェックしています。

だからこそ、志望動機の中に自分のアピールポイントを入れることによって、より面接官に注目してもらうことが必要なのです。

こちらも、上記にご紹介した自己分析で明確にすることができますので、ぜひ一度トライしてみてください。

ちなみに志望動機内でアピールする能力やスキルは、応募している職種や企業で求められているものでなければあまり効果がありません。

そのため自己分析で自分の強みを把握した後、企業・職種分析を行って求められる強みを洗い出し、それら双方に合致する要素のみを志望動機に使用するようにしましょう。

なぜその業界を志望したのか

次に、どうしてその業界を志望したのかを明確にしましょう。

単純に「営業がしたいです!」「人の役に立ちたいです!」と言っても、業界について触れられていなければ「他の業界でもいいじゃないですか」と突っ込まれかねません。

そのため志望動機の中で触れないにしても、特に異業界を志望する場合には「なぜこの業界を選んだのですか?」と質問されたら必ず回答できるようにしておくと良いでしょう。

ちなみに、「自分でもできそうだったから」「なんとなく」などの、ポジティブさが伝わりにくい理由ではやる気が感じられないためおすすめできません。

「**サービス立ち上げに携わってく過程で、直接**に関われる仕事をしたいと考えました」など、前向きな理由を考えてみましょう。

なぜその職種を志望したのか

次に、どうしてその職種を志望したのかを明確にしておきましょう。経験者の方であればそこまでシビアに考えずとも問題ありませんが、未経験者の方の場合には志望動機に入れておかなければ信憑性が感じられません。

「お客様の笑顔に直接触れられる仕事がしたいと考えました」「**で培ったコミュニケーションスキルを活かせる仕事を志望しました」など、理由を明確にしておきましょう。

なぜその企業を志望したのか

そして何より、その業界の中でもどうしてその企業を選んだのかを明確にしておくことが大切です。ここを明確にしておかなければ「採用したい!」と感じてもらうことが難しくなってしまいます。

たとえば、コ*・コーラに転職を希望した場合に「同業界にはサ*トリーやキ*ンなどがありますが、なぜ弊社を志望してくださったのですか?」と質問されてもすぐに返答できるくらいにその企業だけの良さ・魅力を把握しておく必要があります。

そのためには先にもお伝えした企業分析が必須です。企業のホームページや求人情報などを見てその企業ならではの魅力を洗い出しておきましょう。

また、その企業の魅力を自分の考え方や今後目指したい方向性などと絡めて考えることができたら、なお信憑性が増すでしょう。

志望動機の伝え方をマスターしよう

さて、次に志望動機の伝え方をお伝えいたします。まずは、前項にて洗い出した要素をどのように志望動機に盛り込んでいくと良いのかをフレームワークにしてご紹介します。

志望動機のフレームワークとは?

まず、志望動機は必ず結論から話すようにしましょう。これは面接全般に言えることですが、まず最初に結論を話すことによってこれから話す内容の方向性が明確になり、聞き手の理解度が高まります。

どうしてその企業・職種を志望したのか(ここでは業界について触れなくても問題ありません)を端的に一言で伝えましょう。

次に前職の業務内容を伝えますが、こちらも端的にまとめます。前職での業務内容と共に実際にあったエピソードを伝えることで、最終的に具体的な転職理由につなげることができればスムーズな流れとなります。

そしてその後、入社後どのように貢献していくかを具体的に伝えます。応募職種または企業に求められているものに合致している自分の能力・スキルを、1,2個ピックアップしてアピールすると良いでしょう。

1~2分でまとめる

また、面接で志望動機を伝える際には基本的に1~2分でまとめるのがベストです。面接では時間が限られているため、あまり長々と話すのはよくありません。

また長々と話してしまうと、聞き手が途中から混乱してしまいやすくなります。そのため、できるだけ2,3分程度でまとまるように用意しておきましょう。

ちなみに面接官によっては「志望動機を簡潔に教えてください」と指示することもあるため、その場合には1分程度でまとまるよう、要点のみを伝えるように心がけましょう。

明るくハキハキと伝える

面接ではいかに好印象を与えられるかが勝負ですので、明るくハキハキと話せるように心がけましょう。

ここでぼそぼそと暗い態度で発言してしまっては、評価を一気に下げてしまいかねません。緊張してしまう気持ちもよくわかりますが、ここを乗り越えれば一気に気が楽になりますので踏ん張ってみましょう。

【パターン別】志望動機の回答例

さて、ここからは志望動機の回答例をご紹介します。同業界・同職種へ転職する場合、異業界・同職種へ転職する場合、異業界・異職種へ転職する場合の3パターンについて見ていきましょう。

同業界、同職種に転職する場合

「今回御社を志望したのは、「世界を代表するサービスカンパニーになろう」という御社の理念に強く惹かれたためです。

前職では**株式会社にて法人営業を行っておりましたが、**といった業務を重ね、営業スキルを培っていく過程で、世界を相手にした仕事にチャレンジしたいと強く感じるようになりました。

そこで、御社の「世界を代表するサービスカンパニーになろう」という理念に強く共感しました。

御社に入社させていただけた際には、前職で培ったお客様ファーストを貫く姿勢と、結果が出るまで諦めない精神力、お客様のWANTを引き出すコミュニケーション能力を駆使して、貢献していきたいと考えております。」

まずは同業界・同職種へ転職する場合の志望動機の例文です。上記の例文では、前職よりも仕事の規模を広げたいという目標を明確にしていることがポイントです。

この志望動機はモデルにしやすいように具体度を少し抑えてまとめていますが、同じ業界に転職する際にはその業界ならではの業務内容を盛り込むと、経験者ならではの説得力が出るでしょう。

異業界、同職種に転職する場合

「今回御社を志望したのは、「成長し続け、お客様のNo.1になろう」という御社の理念に強く惹かれたためです。

前職では**業界にて営業を行っておりましたが、そこでの考え方はお客様に対してよりよいサービスを提供するというよりも、既存のサービスをどれだけ売るかという数字の部分に集中しているものでした。

**を商材にしていることもあって新規サービスの展開には限界があり、将来新規サービスの立ち上げを行い起業したいという自身の目標との方向性の違いを感じておりました。

そこで、御社の「成長し続け、お客様のNo.1になろう」という理念に強く共感いたしました。お客様の心により添う営業マンでありたいという目標を、御社でなら叶えられると感じております。

また、私は既卒として就職活動を行った経験があり、自分のように就活で悩んでいる方のサポートができることにやりがいを感じられるのではないかと考えております。

御社に入社させていただけた際には、前職で培ったお客様ファーストを貫く姿勢と、結果が出るまで諦めない精神力、お客様のWANTを引き出すコミュニケーション能力を駆使して、貢献していきたいと考えております。」

この志望動機のポイントは、前職の業界で果たせなかった自身の目標を叶えるために転職していることを明確にしている点です。

同じ営業職ということでスキルを具体的にアピールできており、その業界を志望したことにも信憑性のある理由が書かれています。

異業界、異職種に転職する場合

「私が御社の人事を志望させていただいた理由は2点ございます。まず1点目は、御社の「1moreに挑戦しよう」といった企業方針に強く惹かれたからです。

前職の営業職では**といった経験をし、そこに携わる過程で**のような働き方がしたいと考えました。

そして2点目は、これまで**業界の営業職で得た経験や知識、スキルが特に採用に関する人事の仕事で活かせると考えたからです。

前職では面接官の経験もあり、応募者の本心を引き出す話し方を心がけ、コミュニケーション能力の向上のためにスキルアップセミナーも受講しておりました。

コミュニケーション能力と**スキルを御社の人事業務で活かせたらと考えております。」

この志望動機のポイントは、理由を2点挙げている点です。必要な要素を盛り込むことができていますが内容もごちゃっとせず、理解しやすいものになっています。

上記でお伝えしたフレームワークとは少し異なる流れですが、こちらも理解しやすいためおすすめです。

とはいえ、一人で志望動機を考えて準備するのはなかなか難しいですよね。もし不安だという方は転職のプロに頼ってサポートを受ける方法がおすすめです。

転職エージェントを利用すれば、プロのアドバイザーがカウンセリングを通して一人ひとりの強みを抽出、プロの視点で志望動機の作成をサポートしてくれます。

また企業ごとに聞かれやすい質問をリサーチ、本番さながらの模擬面接を通してしっかりとした対策を受けることができます。少しでも興味のある方はぜひ一度チェックしてみてください。


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志望動機に関する他の質問例

ちなみに、面接では志望動機の他にも対策をしておくべき質問が多数存在しています。下記のコラムに面接で聞かれやすい質問をまとめてご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてください。

志望動機のNGポイント

さて、ここからは志望動機を伝える際に気をつけていただきたいNGポイントを3つご紹介いたします。できるだけ面接官に好印象を与えられるよう、しっかりとチェックしておきましょう。

丸暗記は絶対キケン!

まず、よくありがちな失敗として挙げられるのが志望動機を丸暗記してしまうということです。面接は緊張しやすい空間だからこそ、志望動機をスラスラと言えるように練習しておきたくなるお気持ちはわかります。

しかし志望動機だけでなく面接の質問に対する回答も含め、丸暗記して練習するのは絶対に避けましょう。

というのも、面接は何が起きるかわからない空間だからこそ、緊張が高まった結果頭が真っ白になり暗記していた内容をすべて忘れてしまうということがよくあるからです。

そのため、志望動機や質問への回答を練習する際には、伝えたい内容を箇条書きにして洗い出し、要素として覚えておく程度に留めておきましょう。

表情が硬いと伝わりにくい

表情が硬い場合も注意です。誰しも緊張すると表情がこわばってしまうものですが、そうなるとせっかく素敵な志望動機を話していても、「本当にそう思ってるのかな?」と面接官に怪訝な反応をされてしまう可能性があります。

人間の持つ感覚機能のうち、8割は視覚であるといわれています。そのため、表情が硬かったり暗かったりする場合には面接官に対してポジティブな印象を与えにくくなってしまうのです。

だからこそ、志望動機を伝える際にはぜひ笑顔でハキハキと伝えることを心がけてみてください。

早口に気をつけよう

なお、緊張すると早口になってしまう方も多数いらっしゃいます。こちらも好印象を与えにくくなってしまうため気をつけておきたいポイントです。

早口で話してしまっては、単純にどんな内容を話しているのかが伝わりにくいからです。内容がどんなに素敵なものでも、「なんだかせかせかしていたな」という印象だけが残ってしまいかねません。

緊張すると早口になってしまうかもしれないという方は、できるだけひとつひとつの単語をはっきりと発音するように心がけてみてください。

そうすればおのずと話すテンポがゆっくりになりますので、話すスピードをコントロールしたい時に有効です。

さて、本記事では面接での志望動機の伝え方や考え方のフレームワークをご紹介して参りましたがいかがでしたか?少しでも参考になっていれば幸いです。

しかし、まだまだ志望動機に不安があるという方も決して少なくないでしょう。その場合には繰り返しになりますが、転職エージェントの利用が非常に便利です。

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