就職/転職に有利な情報を探す

就職/転職に有利な情報を探す

閉じる

サザエさん症候群とは?対処法3選&根本的な解決法

今週もいつもと変わらず家から出ることなく昼寝・動画・漫画三昧で、気づけばもう日曜日の夜。会社に行きたくなくて憂鬱になるという方は多いと思います。

この症状が現れるのはあの国民的アニメ「サザエさん」が放映されている時間帯に現れることから「サザエさん症候群」と呼ばれています。

サザエさん症候群が続くと毎週週の始めが最悪の気分から始まってしまうため、できれば防ぎたいところですよね。

そこで本記事ではサザエさん症候群の対処法3選と根本的な解決法をご紹介しますので、少しでも活き活きしながら月曜日を迎えられるようお手伝いできれば幸いです。

サザエさん症候群とは

サザエさん症候群とは、日曜日の夕方以降に月曜日からまた始まる仕事のことを思い浮かべて憂鬱になったり、体調が悪くなったりとうつにも似た症状が出ることを指します。

「サザエさん」は長年日曜日の夕方に放送されている国民的アニメで、「休日が終わってしまう」「明日から仕事だ」と多くの人が考える時間帯がサザエさんの放送時間とちょうど重なるため、こうした名前で呼ばれています。

実際にサザエさん症候群という病名があるわけではなく、あくまで日本の中での俗称です。世界的には「ブルーマンデー(憂鬱な月曜日)」と呼ばれています。

サザエさん症候群の特徴の一つは、憂鬱な気分や体調不良がずっと続くわけではないということです。翌日になってしまえば症状は改善が見られ、その後大きな不調を感じることはないと言われています。

また、サザエさん症候群と呼ばれてはいますが、あくまで「翌日からの仕事について考えると憂鬱になること」を指すため、必ずしも日曜日に現れるものではありません。シフト勤務で平日がお休みの人でも当てはまります。

サザエさん症候群に陥りやすい人の特徴

中でもサザエさん症候群に陥りやすい人の特徴が下記になります。

(1)平日は夜更かしが当たり前で、寝不足気味
(2)休日は昼くらいまで寝ている
(3)休み前はテンションが上がる
(4)休日にあまり予定を入れない
(5)これといった趣味がない
(6)職場の人間関係が良好ではない
(7)仕事が上手くいっていない
(8)業務量が多い

上記のうちいくつか当てはまるという方はサザエさん症候群に陥るリスクが高い、あるいはすでに陥っていていて毎週強いストレスを受けていることが考えられます。

サザエさん症候群の具体的な症状

では、サザエさん症候群に陥ると具体的にどういった症状が現れるのでしょうか?人により現れる症状はさまざまですが、精神に影響があるものと体調に影響があるものがあります。

・気分が憂鬱になる
・頑張ろうと思えない
・不安や恐怖を感じる
・嫌なことばかり頭をよぎる
・体がだるくなる
・眠ろうとしても眠れない
・頭痛や胃痛が起こる
・食欲がなくなる
・吐き気がする
・微熱が出る
・勝手に涙が出てくる

どのような症状が出るかは人によって異なりますが、中でも憂鬱な気分になったり涙が出るといった症状のある方は強い精神的ストレスを受けている可能性が高いため要注意です。

サザエさん症候群の原因

どうしてサザエさん症候群が起きてしまうのでしょうか。サザエさん症候群の大きな原因は、ズバリ「仕事のストレス」です。

例えば、「月曜日に大きなプレゼンがある」「叱られそうな会議がある」「やりかけの仕事があり、気になっている」「朝一番にクレーム対応しなければならない」など、翌日の仕事に対して不安が残っているときに症状が顕著に現れやすくなります。

このように、仕事のことを気にかけたまま休日に入ってしまうことで、気持ちの切り替えがうまくできなくなってしまうのです。

気持ちの切り替えができないと心が休まらず、自律神経の働きにも支障をきたし、うつに似た症状が出てきてしまいます。

休日の終わりをどうしても実感してしまう日曜日の夕方というタイミングが、より症状を強める時間帯となっているのです。

サザエさん症候群を消し去る対処法3選

サザエさん症候群の原因やその症状がわかったところで、次に対処法について解説していきます。

大きく3つに分けてポイントをまとめましたので、その症状を少しでも感じたことがある人はぜひ確認し、実践してみてください。

月曜日の業務を軽くする

サザエさん症候群は、月曜日にプレッシャーがかかる業務や嫌な仕事が控えているときなど、心配事があると症状が強く出る傾向にあります。

そのため、月曜日に行う仕事をなるべく軽いものにしておくと、前日の憂鬱感が少し楽になるでしょう。

月曜日の負担を軽くするための工夫として、次の2つが挙げられます。1つ目は、月曜日にはミーティングを極力入れないことです。

自分だけでなくさまざまな人が集まり議論するミーティングは、資料を作ったり話す内容を考えたりと、そのことを考えるだけで気が重くなってしまうものです。

ただでさえ憂鬱な週の初めに負担の大きいミーティングを入れることは、サザエさん症候群の症状をいっそう強くしてしまう可能性があります。

そのため、可能な限り月曜日のミーティングは避け、安定した気持ちで月曜日を迎えられるよう調整すると良いでしょう。

2つ目は、月曜日はスケジュールをみっちり入れず、余裕を持って組んでおくことです。週の初めからフルスロットルで余裕もなく働くのは、心も体も負担が大きくなってしまいます。

月曜日の忙しさを考えただけで、日曜日の夕方はより憂鬱な気分になってしまうでしょう。

心の余裕を確保するためにも、予定と予定の間の時間をしっかり確保するなど気持ちを切り替えるタイミングを作り、忙しさを感じないように工夫するのがおすすめです。

調整が可能であれば、午前中は商談や会議などの人と会う予定は避け、細かな業務を片付ける時間にすることをおすすめします。

また、月曜日には楽しみを作っておくこともサザエさん症候群の対処に効果的です。朝ご飯やランチを自分の好きなメニューにしたり、終業後には友人と会う約束をするなどモチベーションが上がる予定がおすすめです。

たとえ小さなことでも「1日がんばろう」と思える楽しみを見つけることで、日曜日の夕方も月曜日の朝も気分の落ち込みを最小限にして過ごせるでしょう。

金曜日に仕事を終わらせる

「金曜日は早めに仕事を切り上げてすぐ帰ろう」と思っている方もいるかもしれませんが、その考えがサザエさん症候群の症状を強めてしまっている可能性があります。

「終わらなかった仕事は来週やればいいや」と後回しにしていませんか。サザエさん症候群への対策として、やりかけの仕事や重要な作業を先回りして金曜日に終わらせてしまうことは非常に有効です。

金曜日にやっておくとよい仕事の例を2つご紹介します。1つ目は、月曜日に予定されている会議や商談の準備です。

どうしても予定がずらせずに月曜日に会議が入ってしまった場合、何も準備せず休日を迎えてしまうと日曜日に会議のことを思い出して憂鬱になってしまうでしょう。

少しでも安心して月曜日を迎えるために、金曜日のうちに会議や商談で使用する資料をまとめ、発言する内容を確認しておくことをおすすめします。

週末を迎える前に不安を解消して準備を終えておくことで、日曜日の夕方に「何もできていない…どうしよう」と焦ることを防ぎ、憂鬱な気持ちを軽減することが期待できます。

2つ目は、次の週から取り掛かる予定だった仕事に少し手をつけておくことです。仕事は、取り掛かるまでが一番労力がかかるものです。

一旦始めてしまえば、スイスイ進むことも多いでしょう。そのため、納期に余裕があったとしても、金曜日のうちに少しだけ仕事を進めておくことで月曜日からの仕事のハードルがぐっと下がり、楽になります。

日曜日の夕方に「この仕事どうやって進めよう…」という困りごとを思い浮かべる頻度も減らすことができるでしょう。

サザエさん症候群は「翌日からの仕事を想像して気分が落ち込んでしまう」というのが主な症状です。

そのため、月曜に行う予定の仕事を少しでも先回りして金曜に終わらせておくことで、日曜日に感じるつらさを減らし、安心して月曜日を迎えられる可能性が高まるでしょう。

休みも平日同様に規則正しく生活を送る

次に休みも平日同様に規則正しく生活を送ることです。

休みだからといって日曜日にダラダラしすぎると、仕事が始まる月曜日との落差が激しく、スイッチの切り替えが難しくなってしまうからです。たとえば下記のような方法がおすすめになります。

(1)休日も平日と同じくらいの時間に起きる
(2)昼頃に予定を入れる
(3)散歩などの軽い運動を行う

まず、休日も平日と同じくらいの時間に起きるようにすると生活リズムが乱れにくく効果的です。

昼頃まで寝ていることで体内時計が狂い、夜に眠れなくなりやすいです。そうなると寝不足で月曜の朝を迎えることになり悪循環です。

勤務先が遠かったり仕事の兼ね合いで平日の起床時間がかなり早いという方は厳しいと思いますので、そういった方はせめて1時間長めに寝るくらいに留めたり、早起きをした分昼寝をするのはいかがでしょうか?

朝早めに起きてカーテンを開け、太陽光を目に入れることで「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンが分泌され、スッキリと目覚めることができます。

この行為によって睡眠の質を高めることもできるため一石二鳥です。

また休日の昼頃に予定を入れることで、必然的に午前中に起きて準備する必要が出てくるため効果的です。

ストレスを次の週へ極力持ち越さないためにも、人と会って話すなど気分を変えられる予定を入れると良いでしょう。

ひとりで過ごすことが好きな人であれば、図書館に出かけたり、気になっていたカフェに行ってみることも効果的です。

そして平日との差をなくすためにも、散歩などの軽い運動を取り入れるのも良いでしょう。

特にこれといった趣味がない方やインドア派の方は一日中家で動画や漫画を読むなど、じっとして過ごしているのではないでしょうか?

しかし平日は通勤で体を動かしている他、他部署へ資料を取りに行ったり会議室へ移動するなどして少しずつですが体を動かしています。

休日に全く体を動かさないとなると血流が悪くなってダルさを覚えることに加えて、月曜日から急に体を動かすことになるので余計にストレスになってしまいます。

ウィンドウショッピングなどであれば楽しみながら体を動かせますので、できるだけ外に出かける予定を入れるなどして少しでも体を動かしましょう。

ずっと家にいたまま休日を終えてしまうと「休みなのに何もできなかった」という喪失感に襲われ、よりサザエさん症候群の症状が出てしまうかもしれません。

もちろん体力を使いすぎるのはよくありませんが、少しでも外に出て活動することは次の日への憂鬱さを軽減させる一つの有効な方法です。

根本的な解決法

ここまで、サザエさん症候群の症状と原因、対処法について解説してきました。しかし、ここまで述べてきた対処法は、あくまでサザエさん症候群の症状を軽減させるものに留まっています。

ここからは、サザエさん症候群になってしまう要因である「仕事のストレス」を根本から解消する方法を3つにまとめてご紹介します。前述した対処法よりも規模の大きな方法になりますが、対応可能なものがあればぜひ実践してみてください。

仕事上の問題を解決する

サザエさん症候群は、仕事のストレスが原因です。そのため、ストレスになっている仕事の要素をなくせば、サザエさん症候群の解決にもつながると言えるでしょう。

そのため、まず「自分が仕事の何にストレスを感じているのか」を洗い出してみましょう。ストレス要素を特定できれば、その解消に向けた方法を考えて実行することができます。

例えば、取引先に苦手な人がいて、その人との付き合いに苦痛を感じているとします。顧客とのやり取りについては、経験の長い上司や先輩社員に相談してみると良いでしょう。

アプローチ方法やコミュニケーションの取り方など、自分では思いつかなかった方法を教えてくれるかもしれません。

ただ、もしその顧客が不当な要求を何度もしてきたり、過度な叱責を繰り返すような取引先であれば、我慢せず上司に伝え、適切に対処してもらう必要があります。

また、業務の中でどうしても苦痛な作業があってつらい場合なども、自分で解消が難しい場合は上司に相談してみましょう。

その仕事のポジションを替えてもらえたり、部署異動などを検討してもらえる可能性があります。

労働時間が長く、やってもやっても仕事が終わらないことにストレスを感じている場合は、まず自分の仕事のやり方を見直してみることをおすすめします。

「ずっとこのやり方だったから」と決めつけず、無駄な作業をしていないか、もっと効率化できないかなどを考えてみると、意外と改善できる点が見つかることもあるでしょう。

また、「これは本当に自分がやるべき仕事なのか」も考えてみると良いかもしれません。他の人に任せられる仕事であれば上司に相談の上、他の余裕があるメンバーへ依頼することも労働時間の削減につながります。

転職する

「自分でやれるだけの工夫をしたり、上司にも相談したけどストレスの原因が解消できない」という場合は、思い切って今の職場から転職することも一つの方法です。

苦しい状況でひたすら耐えて仕事をしていると、サザエさん症候群を通り越してうつ病や身体の病気を引き起こしてしまう可能性があります。

こうなってしまうと、身体や心が元の状態に戻るまでにかなりの時間がかかってしまい、より長く苦しむことになりかねません。自分ではなく会社にストレスの原因があると感じたら、転職も検討するのが良いでしょう。

自分で解決が難しい問題としては、「職場内の雰囲気に馴染むことができない」「どうしても改善できない人間関係がある」「仕事を正当に評価してもらえない」「労働環境が悪く、改善されない」などが挙げられます。

こうした環境から抜け出し、ストレスが軽減された納得のいく会社に勤めることができれば、サザエさん症候群を根本から解消することができるはずです。

転職をするには転職サイトで求人を探したり、ハローワークを使ったり、私たち転職エージェントに相談するなどさまざまなやり方があります。自分に合っていて、効率的に活動できる方法を見つけることが成功の近道です。


内定獲得率

オンオフを分けない工夫をする

サザエさん症候群を解消する方法として、オンオフのメリハリをつけすぎない生活を送ることも有効です。

繰り返しになりますが、サザエさん症候群は楽しかった休日が終わり、翌日から始まる仕事のつらさを想像すると憂鬱な気分になるなどの症状が出てくるものです。

そのため、休日と平日の落差が激しいほど症状が出やすくなり、感じる気分の落ち込みや体調不良も重症化すると言えます。

「楽しい休日とつらい平日」の大きなギャップを埋め、サザエさん症候群を解消するためには「仕事の日はオンで、休日はオフ」という多くの人が持っている考え方を改めてみることがおすすめです。

つまり、仕事とプライベートは真逆のものだと考えるのではなく、一つのものとしてつながっているという考え方をしてみようということです。

具体的には「このプライベートの経験はこの仕事で活かせそうだ」「仕事で身につけたこのスキルはプライベートでも役立つな」など、頭をやわらかくして考えるクセをつけると良いでしょう。

もちろん、四六時中仕事のことを考え、プライベートと仕事を混同する必要はありません。あくまでオンオフの線引きを明確にしすぎないことが重要ということです。

まとめ

この記事では、サザエさん症候群の説明からその原因と症状、対処法や根本的な解決法まで解説してきました。

サザエさん症候群は一人ひとり症状が異なり、「仕事の何がストレスの原因になっているのか」を一概に特定する事はできません。

しかし、仕事上で関わる人や働く環境を変えることでストレスへの向き合い方も変わり、症状も軽減されることがあります。

また、不安なことや上手くいかないことがあれば、自分だけで抱え込まず周囲に相談することも重要です。思わぬ解決方法が見つかるかもしれません。

私たち第二新卒エージェントneoでは、仕事を変えるための相談はもちろん、現在の仕事内容の悩みや人間関係の問題についても聞き取りを行います。

次の職場でも同じことが起きないよう、さまざまな角度から客観的なアドバイスを行っています。

現在の仕事環境を変えたいと考えている人や仕事について悩みがある人は、まずは我々転職のプロに相談してみることをおすすめします。簡易登録からぜひ気軽にご相談ください。


「自分に合った仕事は?」

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!

20秒で終わる会員登録はコチラ