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株で生活できる3つの方法|株の収益だけで生きるリスクも解説

株式投資で大儲けしている人のサクセスストーリーを聞いて、株で生活できるならやってみたいと思っている方もいることでしょう。そこで疑問となるのは自分自身が株の収益だけで生きていくのが可能かどうかです。

本記事では、株式投資による収益で生活していく方法を3つご紹介します。この生き方をするリスクも丁寧に解説するので、今後の収入の手に入れ方をよく考えてみてください。

株だけで生活するために必要な収入額

株で生活するには株式投資だけで必要な収入を確保していかなければなりません。生活するには食費や水道光熱費、インターネット費やスマホなどの通信費も必要でしょう。

賃貸生活を送るときには家賃の支払いが毎月必要になります。娯楽のためにお金を使いたい、友達と一緒に遊びに行く資金が欲しいというときもあるはずです。

家族を持つと必要な収入額にも大きな違いが生じますが、ここでは独身の人が都会で賃貸生活をしたときにどのくらいの生活費が必要になるかを詳しく見ていきましょう。

一人暮らしで必要な収益を得るにはいくら稼がなければならないか

総務省統計局による統計データでは、単身世帯での消費支出金額の総額が2021年では186万円でした。

持ち家率が56.1%になっているため、賃貸生活ではもう少し支払いが大きくなります。

都会でワンルームマンションに住む家賃と、持ち家でかかる固定資産税や都市計画税の差額を年60万円とすると、年間の手取りが240万円くらいにならないと生活できません。月収にすると20万円を手に入れるのが株で生活するには必要です。

株式投資をすると税金がかかることも考慮が必要

仕事をして給料を受け取ったときにも所得税と住民税を払うことになりますが、株で稼いだときにも税金を納めなければなりません。株式投資による収入は売買による譲渡益と保有によって得られる配当です。

どちらの収入についても所得税が15.315%、住民税が5%かかります。申告分離課税として取り扱われるのが株などの投資による収入の特徴です。

証券会社の口座を特定口座にして源泉徴収をしてもらうようにしておけば確定申告は必要ありません。

自営業などとは違って納税の手間や、確定申告の代行を税理士に依頼する費用はかからないですが、株による収益に対して合計で20.315%の税金を納める必要があります。

例えば、独身の人が都会で生活するのに必要な月収20万円を維持するにはどのくらいの収入が必要なのでしょうか。

結論としては、毎月の手取りを20万円にするには25.1万円の収益を得なければなりません。計算式としては20万円/(1-0.20315)=25.0988万円です。

株式投資では手数料も必要

日本で株式投資をするときには手数料についての意識も必要です。株式投資をするときには現物取引手数料がかかります。取引金額に応じて数十円~数千円の手数料を支払わなければなりません。

信用取引をする場合には現物取引よりも大きい信用取引手数料が必要です。取引回数が多ければ多いほど手数料負担が大きくなるので、その分も稼げるように取引を進める必要があります。

日本では口座維持手数料がかからないのが一般的になっていますが、海外の証券会社を利用する場合には毎月かかることがあるので注意しましょう。

株だけで生活するための方法

株で生活していくには税金や手数料も考慮して稼ぐことが必要になります。株式投資にはさまざまなやり方があるため、どのようなアプローチで収益を生み出していくかを考えるのが大切です。

株だけで生活する方法として考えられるのは3つあります。それぞれの取引方法とメリット・デメリットを紹介するので詳細を理解していきましょう。

デイトレードで稼ぐ

株のサクセスストーリーとしてよく話題になるのがデイトレードです。株で生活していきたいと思った人にはデイトレードに憧れを持っている人もいるでしょう。デイトレードとはどのような稼ぎ方なのでしょうか。

デイトレードとは株の銘柄を選んで同じ日のうちに売買する株式投資の方法です。

株式投資ではスキャルピング取引のように数秒や数分単位での取引はかなり難しいため、短期投資をする方法としてはデイトレードが主流になっています。

デイトレードでは特定の銘柄が今日、これから数時間で大きな値上がりを起こすと予想して取引をします。

1株100円で購入したときに株価が1時間で200円になったとしたら、そのタイミングで売れば投じた資金が2倍になるでしょう。

株式投資では現物取引だけでなく信用取引もできるため、大きな値下がりを予想して取引することも可能です。短期的な値動きを株価チャートを見ながら予想し、次々に注文を出して取引をするのがデイトレードです。

デイトレードのメリット

デイトレードのメリットは一日で起こる急激な株価の変動を狙って大きな利益を出せる可能性があることです。企業が製品開発の成功や大手企業との契約などのプレスリリースを出して今後の大きな成長が見込まれたときには株価が急騰します。

国から表彰されるなどの企業価値が高まるイベントがあると株価が上がるのを予想できます。決算で業績が発表されるタイミングも業務成績に応じて株価の大きな変化が起こることが珍しくありません。

このようなタイミングを狙ってデイトレードをすると、わずかな時間で大きな利益を生み出せます。また、デイトレードは一日で取引が完結して収益が確定するのが特徴です。

デイトレードに専念すると自分が保有している株の種類が莫大になることがなく、管理しやすいのも魅力でしょう。

デイトレードのデメリット

デイトレードのデメリットは収益を安定させるのが難しいことです。株価が大きく動く銘柄を毎日見つけ出すのはとても大変です。あらゆる銘柄に目を向けるのはほぼ不可能で、ある程度は絞り込んで狙う必要があります。

特定の銘柄だけに着目していた場合には、ある日は大きな値動きがあったとしても、しばらくはもう目立った動きがないということも珍しくありません。デイトレードで収益を出し続けるためには、常に銘柄研究をしていく必要があります。

また、デイトレードは常に株価チャートを見て売買のタイミングを見極めなければならないのもデメリットです。少し値上がりしたと思ったら、あっという間に値下がりしてしまうこともあります。

買値よりも売値が低くなったらデイトレードでは損失になります。損をすると思って売れないまま株を持ち続けていたら、さらに損をしてしまうことも珍しくありません。

損をしても売る勇気を持ち、他の株の売買と合わせてトータルで利益を生み出すという考え方を持つことが必要です。

中長期投資で稼ぐ

中長期投資も株でよく注目されるようになりました。老後の生活を豊かにするために投資をするという考え方が広まった影響を受けて日本でも人気が伸びています。中長期投資とはどのようなアプローチなのでしょうか。

中長期投資とは数ヶ月から数年以上にわたって株を保有する投資方法です。株価は数時間や数日という単位では大きな上下動を起こすことが多いですが、中長期的に見ると一定の傾向が見られる場合が多々あります。

持続的に成長している企業の株価は中長期的には上がっていくのが一般的です。目の先の利益や損失は気にせずに、じっと我慢して株を持っていれば利益になるというスタンスでおこなう株式投資のやり方です。

投資期間の設定は自由で、株価の動きを見て売ることも、期日を決めて得ることもできます。

中長期投資のメリット

中長期投資は持続的成長をすると見込んだ企業の株に投資したら、じっくりと待つだけで良いのがメリットです。

いつも株価チャートを見て売るタイミングを見計らっている必要はなく、十分に期間が経過して納得できるくらいまで株価が上がったら売れば良いのが中長期投資です。

お金が必要になったときに株価を確認して売るというやり方もあります。中長期投資では株価の上下動に一喜一憂することがないので精神的な負担が小さいのもメリットです。

また、売買の回数も少なくて良いため、取引手数料の負担を減らせるのも中長期投資の魅力です。

中長期投資のデメリット

中長期投資は成長が期待される銘柄をきちんと選び出せないと資産が減っていくのがデメリットです。最悪の場合には企業が倒産してしまって株がただの紙切れになってしまうリスクがあります。

また、株の売買をせずに中長期的に保有することになるため、運用している間は現金が減ります。中長期投資は比較的ローリスクではありますが、毎月安定した利益を得られるわけではありません。

一つの銘柄に大きな投資をした場合には、売るまでずっと収入がないこともあり得ます。生活費で困ってしまったときに、まだ値上がりを期待できる株を手放さなければならなくなる場合もあるでしょう。

中長期的に成長する企業を見極めるのが難しいのも問題点です。安定して成長しそうな企業も競合他社によって取って代わられることがビジネスではよくあります。

インターネットやスマホの登場によってビジネスのあり方が大きく変化したのは典型例で、インターネット販売やアプリの市場への参戦が遅れた企業は大打撃を受けました。

このような社会や経済、政治などの影響を大きく受けるため、中長期投資は莫大な量の調査と、今後の変化を見極める力が求められます。付け焼刃のテクニックでは収益を出すのが難しい投資方法です。

配当金と優待券で稼ぐ

株では配当金と優待券で稼ぐ方法も人気です。配当金と優待券で生活を豊かにすることは可能ですが、生活していくことはできるのでしょうか。配当金と優待券について詳しく理解しておきましょう。

配当金とは株主に対して分配されるお金です。株を保有している株主が持ち株数に応じて配当金を受け取れる仕組みになっています。

権利確定日の2営業日前までに株を持っていると配当金をもらえます。配当金の金額は企業が個々に決める仕組みになっていますが、持ち株数から決定されるのは共通です。

そして優待券とは株主優待によって得られる割引チケットや招待券などを指します。株主優待とは株を一定数以上、権利確定日に保有していたときに株主へのお礼として提供される優待制度です。

株主優待制度を設けるのは義務ではなく、内容についての定めもありません。自社サービスを割引で利用できる優待券や、自社製品の詰め合わせの提供など、さまざまな内容の優待制度があります。

配当金と優待券で稼ぐ方法のメリット

配当金と優待券はどちらも権利確定日に株を持っていればもらえるのがメリットです。ずっと同じ企業の株を持っていても、権利確定日の直前に購入しても構いません。

権利が確定したらすぐに株を売っても配当金や優待券を手に入れられます。配当金は安定した収入源にできる可能性があるのがメリットです。

優待券は普段から使用するサービスの割引であれば消費支出を減らせる点で魅力があります。食品のように生活に必要な製品を株主優待としてもらえる場合にも生活費を減らせます。

また、優待券は金券ショップなどで売って現金にできる場合もあるので、収入源としても活用可能です。

配当金と優待券で稼ぐ方法のデメリット

配当金と優待券で稼ぐのには限界があります。日本の株式市場を例に取ると、配当金は年利で2%少々です。100万円の株を持っていたとして、平均すると年間で2万円しか手に入りません。

配当金だけで年収240万円にするには4800万円も資金が必要になります。また、業績が低迷しているときには配当金が出ないこともあるのもデメリットです。

配当金は企業の利益の一部を株主に還元するという位置付けになっているからです。株主優待についても同様で、業績によっては支給されないことがあります。

優待券は自分で使う必要がある券ならお得になりますが、現金にしようとすると時価によって価格が大きく変動するリスクがあります。配当金と優待券で安定した収益を生み出すのは困難な場合がほとんどです。

株で生活するリスク

3つの方法から自分に合いそうなものが見つかったら、株で生活できそうだというイメージができたかもしれません。しかし、株だけで生活費を工面して生きていこうとするのには大きなリスクがあります。

どのようなリスクがあるのかを詳しく解説するので、本気で株式投資家として生計を立てていくのかどうかを考えてみてください。

思うように稼げない可能性がある

株は思うようには稼げない場合が多々あります。デイトレード、中長期投資、配当金と優待券というどの方法を選んだとしても、予想外の事態によって収益が出ないリスクがあるので注意が必要です。

デイトレードで投資したら、投資先の企業の不祥事がニュースになって株価が大暴落することもあり得ます。世界的な大恐慌が続いて、中長期投資をした企業が倒産することもあるでしょう。

配当金や優待券は業績によっては出ないことがあります。稼げなかったときにどのように対応するかも常に考えて投資を進めることが必要です。

生活費が上がっていく可能性がある

人生を過ごしていくと生活費は上がっていく可能性があります。独身なら年間の手取りが240万円で生活できたとしても、結婚して家族を持ったら必要な生活費は飛躍的に上がります。

生涯独身で過ごすと心に決めていたとしても、年齢を重ねるにつれて体力の衰えや病気が問題になりがちです。医療費の負担が大きくなったり、健康維持のために自分に投資したりすることが増えるでしょう。

親の介護による出費も出てくる可能性があります。生活費が上がっていったときにも株で生活できるのかは慎重に考えなければならないポイントです。

社会的なキャリアを積めなくなる

株でいくら稼いだとしても社会的なキャリアとしては認められません。社会人として専門的な業務に従事して研鑽を積んでいくことにより、有能な人材として高い待遇で雇ってもらえるようになります。

キャリアがあれば転職するのも容易になり、もっとやりたい仕事を突き詰めていくことも、高い収入を目指すことも可能です。

株で生活できなくなってきてしまったときに、就職したいと思ってもキャリアがないと採用してもらうのは容易ではありません。若いうちならチャンスがありますが、年齢を重ねるほど就職は厳しくなるので注意しましょう。

心身の体調管理が必要である

株で生活するには心身の体調管理が不可欠です。株価の上下動や投資先の企業の業績によって自分の資産が大きく変動するのが株式投資の特徴です。

予想しなかった株価の大暴落が起こって資産を失うと、ショックで立ち直れなくなるリスクがあります。デイトレードでは一日中、株価チャートを凝視して過ごすことになる人もいます。

体力的にも精神的にも負担が大きいことは否めません。もし体調を崩してしまったら取引ができなくなり、収入も途絶えることになります。

心身の体調管理を万全にして、予想外のことが起こっても屈しない強いメンタルを持つことが株で生活していくには必要です。

株に必要な知識やノウハウの習得が必要になる

株で成功するためには取引方法に合わせた知識やノウハウが必要です。株で投資を始めたらすぐに儲かるわけではありません。どの銘柄にいくら投資するかを考えるためには経験も重要になります。

精度の高い予想をするには株価チャートを分析する技術やテクニックも習得しなければならないでしょう。莫大な量の勉強と試行錯誤が必要になるため、生活費を稼げるようになるまでには長い期間がかかるリスクがあります。

株式投資をする原資を失うと取り返しがつかない

株で稼げなかったときには資金が減っていきます。原資を失ってしまうと取り返しがつかなくなるので注意しましょう。十分な資金がないと生活費を稼ぐほどの収益を生み出すことはできません。

原資がなくなったら働いて稼ぐ必要が生じます。キャリアがない状況で株だけで生活しようとすると、原資を失ったときにどうしようもなくなってしまうリスクがあります。

自分に合った仕事で収入をUPさせたいなら

株で生きていくのに成功している人もいるのは確かですが、突出した能力を持っている人でないと難しそうだと思った方も多いのではないでしょうか。

大きなリスクを追いながら、税金や手数料も加味して大稼ぎをしていかないと生活は豊かになりません。堅実に収入を得て生きていくには株だけに頼らずに仕事も並行して行うのがベターです。

今の仕事が自分に合っていなくて悩んでいたときに、株で成功した人の話を聞くと株で生活していこうと思いがちです。しかし、たまたま今の仕事が合っていないだけの可能性もあります。

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