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第二新卒用|職務経歴書の書き方マニュアル(例文・テンプレートつき)

本記事では、第二新卒の方に向けて職務経歴書の書き方を例文つきでご紹介いたします。

職務経歴書のテンプレートもございますので、初めての転職の方などにぜひご活用いただけたらと思います。

職務経歴書とは?

職務経歴書とはその名の通り、これまでにどのような業務を経験してきたか、どのようなスキルを培ってきたかをわかりやすく示すための書類です。

主に転職で必要になるもので、履歴書での職歴説明ではアピールしきれない場合に作成します。

ただし、前職までの経歴で就業経験が半年未満の場合など、履歴書の職歴欄で事足りる場合は必要ないこともあります。

職務経歴書を使用する際には、履歴書に職歴の概要のみを簡単に書いて、詳細を職務経歴書に書くようにします。

職務経歴書を書く前の準備

では職務経歴書を書く前に、まずはこれまでのキャリアを振り返ってみましょう。

いきなり職務経歴書を書き始めるのではなく、紙とペンを用意して、下記の要素について書き出してみてください。

【職歴書を書く前のチェック項目】

(1) 過去に勤めた企業
(2) 各企業で行ってきた業務
(3) (2)にまつわる詳細内容
(4) それぞれの具体的な実績
(5) (4)の実績に至った要因

(1)過去に勤めた企業を洗い出す

まず、過去に勤めた職場が複数ある場合にはそれらを洗い出します。

何年の何月から何年の何月まで勤めていたのかも、同時に確認して書き出しましょう。この情報を軸に他の要素を書き出していきます。

(2) 各企業で行ってきた業務を洗い出す
(3) (2)にまつわる詳細内容を洗い出す

次に、それぞれの職場でやっていた業務、そしてそれにまつわる詳細を書き出します。

たとえば、営業職だったのであれば担当業務を端的に書き出した後、営業スタイル、担当エリア、担当していた取引顧客などを書き出します。

これら詳細情報も書き出すのは、採用担当者に業務内容をより鮮明に想起させることで、このあと書き出す業務上の実績を利用したアピールの効果を一層高めるためです。

(4)それぞれの具体的な実績を洗い出す

さて、ここまで詳細を書き出すことができたら、次に実績を書き出します。たとえば営業職であれば下記のように書き出します。

令和〇年度:売り上げ1千万円 達成率〇%

ただ、営業職や販売職などの数字で結果が見える職種であれば実績を示しやすいですが、事務職などの実績を数値で計れないような職種は難しいでしょう。

その場合は、単純に、どのような業務を行ってきたかを箇条書きで記載するのみでOKです。

もし事務職から同じ事務職に転職する場合には、これまでの業務に問題なく取り組んできたことが伺えれば問題ありません。

一方で事務職から営業職など、形態の異なる職種に転職するという場合には、事務職で経験した業務の中でもコミュニケーションスキルに関わる業務を優先的に洗い出すなど、転職後の業界や職種を意識した洗い出しを行うとより効果的です。

(5) (4)の実績に至った要因

そして最後に、どのような工夫や取り組みを行ったかなど、この実績に至った要因を簡単に洗い出しておきましょう。

【項目別】職務経歴書の書き方

さて、ここからは職務経歴書の書き方を項目別にご紹介しましょう。

項目1.職務要約

まずは職務要約部分についてです。ここでは学校を卒業してから(または一社目入社時点)から現在に至るまでを、120~250字程度に要約して伝えます。

職務要約では、自分がおおよそどのような業務を行ってきたのかを、採用担当者に把握してもらうことができます。

【職務要約・例】

大学を卒業後、新聞社にて編集業務に従事、その後人材紹介会社にて提案営業を行って参りました。その他、新規開拓営業から既存顧客への深耕営業経験もございます。

現在はチームリーダーとして各メンバーの成長促進および業績マネジメント業務に従事しております。

項目2.職務経歴

次に職務経歴についてです。これまでに経験した企業ごとに過去の業務内容を書きます。

記載するポイントは「どの期間に」「どの職場で」「どの顧客に対して」「どのような業務を行ってきたか」を意識することです。

具体的にはその企業での在職期間、企業名(従業員人数の記載は自由)、業務内容、業務詳細、実績といった具合です。

この後にもお伝えしますが、実績は具体的な数字と共に示すとより鮮明に成果を伝えることができます。

「この業務を頑張って来ました」といった抽象的な内容ではなく、「この業務で〇%の成長を実現させました」などと具体的に示した方が、読み手はよりリアリティを持って想起できます。

ちなみに、実績を記載する際にはその実績に至った要因を1、2行で簡単にまとめておくと、より信憑性を持って自身の能力・スキルを伝えられるでしょう。

項目3.資格・スキル

資格・スキル欄においては応募先で役立つであろうものを記載します。たとえば事務系の職種希望しているのであれば、MOSの資格などのPCまわりの資格はアピールポイントになります。

また、海外と関わりのある仕事であれば、TOEICで800点以上の獲得は強みになります。

他にも営業職であれば運転免許が必要であることが多いため、普通自動車運転免許は記載しておいて損はないでしょう。

ただし、応募する職種に対してあまり強みにならないであろう資格やスキルは、記載してもあまり意味がありません。

他にも「漢字検定3級」など、取得にさほど労力を要しないものもあまり効果がありません。

場合によっては記載した資格やスキルの内容次第で評価を下げてしまうことになりかねないため、記載する際には転職先との関わりを考えて進めましょう。

項目4.自己PR

最後に自己PR欄です。応募先にアピールしたいポイントを2~3個抽出するところから始めましょう。

マネジメントスキルに問題解決能力、企画提案能力など、ご自身が過去の経験で培ってきたスキルの中でも比較的自信があり、実際にその能力に優れていると感じられたエピソードを記載しましょう。

たとえばこのような内容です。

・行動力
2018年より3年間、飲食店のホール係としてアルバイトを続けていますが、以前は店長と従業員で意見が合わなかったり、オペレーションが整っていないなどの理由で店がうまく回っていませんでした。

しかし、私は良い店舗にしていきたいという想いから意見を出し、全員とコミュニケーションを取ることを意識してきました。

結果、意見が採用され効率が上がり、利用してくださったお客様から団体での予約が入るなどしてリピーター獲得に繋がり、目標対比120%の売上を達成することができました。

加えて店舗の雰囲気もよくなり、よりスムーズな連携が取れるようになりました。

・問題解決能力
・・・

職務経歴書を書く際のポイント5つ

さて、ここからは職務経歴書を書く際のポイントを5つに分けてご紹介します。

よくある質問からもこのコーナーに反映させておりますので、職務経歴書を書いていてどこか腑に落ちない要素がある方も必見です!

「見やすく、わかりやすい」が鉄則

まず、職務経歴書も履歴書も、見やすくわかりやすいことが鉄則です。

企業の採用担当者は、通常業務に加えて膨大な数の応募書類をチェックしているため、全体的ににごちゃごちゃしていたり内容がわかりにくいと、それだけで採用担当者はしっかり読む気力がなくなってしまいます。

ぜひ、「見やすくわかりやすい」を意識しましょう。

具体的な数字で頑張りを伝える

先ほども触れましたが、実績をアピールする際には、ただ「頑張って来ました」と伝えるだけでは応募者の魅力が伝わりません。

採用には莫大なコストがかかるため、人気で応募が多い職場ほど、書類を見て魅力を感じない場合にはすぐに候補から外されます。

だからこそ、自身の魅力を一発で伝えるためにも「この業務で〇%の成長を実現させました」などの、数字をうまく利用したアピールを心がけましょう。

手書きとPCどっちがいい?

応募書類の作成では、手書きとPC(パソコン)のどちらがいいのか悩みどころですよね。

結論としては手書きでもPCでもどちらで作成しても問題ありませんが、それぞれのメリットとデメリットを把握しておきましょう。

手書きのメリット&デメリット

手書きで作成する場合は、丁寧で誠実な印象を与えやすくなります。

PCで書類を作成する方が多い中で、手書きで一枚一枚作成している人に対して、真面目で丁寧、マメさがあり誠実であるという印象を抱きやすいのです。

ただ一方で、手書きで作成すると修正が大変だというデメリットがあります。

基本的に職務経歴書や履歴書は修正ペンや修正テープでの書き直しがマナー違反にあたるため、修正箇所を二重線で引いて修正印を押すか、イチから新しい書類を作成し直す必要があります。

また、字が丁寧に書かれていないと採用担当者に粗雑な印象を与えてしまうため、書類を複数作成する際にも集中して取り組める方でなければ、少々不向きかもしれません。

なお、手書きの場合は書類を企業ごとに作成する必要があるため、想像以上に労力がかかる部分もネックです。

ちなみに、IT業界やベンチャー企業、外資系企業は手書きを避けた方が無難です。

これらは書類をPCで作成することが当たり前という認識が強いため、これらの企業へ応募する際にはPCで作成するのがおすすめです。

PC作成のメリット&デメリット

さて、PCで書類を作成するメリットとしてはまず、書類を複数作成する場合でも手間がさほどかからないという点が挙げられます。

一度PCで作成するとデータが残るため、内容が同じ部分はコピペで済む他、誤字脱字のミスもすぐに直せますし、レイアウト調整も簡単です。

ただし、ただコピペして作っているだけだと印象を下げてしまうため、基本項目以外は企業ごとに変えましょう。

また、PCの場合は変換ミスやタイプミスをしやすくなるため、最後に必ず見直しましょう。

用紙サイズは?

用紙サイズについては、企業で指定している場合と指定がない場合の2パターンがあります。

指定されている場合は求人情報内にダウンロードURLが掲載されているので、注意深く確認しましょう。

一方で、企業からの特別な指定がない場合には、企業が取り扱いやすいA4サイズを選ぶのが無難です。

適切な枚数は?

最後に、職務経歴書は2枚でまとめるのがおすすめです。

というのも職務経歴書は記入項目が多いため、1枚に収めようとすると、自己PRなどに十分なスペースをとることができなくなってしまうからです。

また、職務経歴書は内容がたくさん書いてあればあるほど良いというわけではありません。

繰り返しになりますが、書類は見やすくわかりやすいが鉄則ですので、基本的には2枚に留めるのがおすすめです。

職務経歴書作成で悩んだらプロへの相談がおすすめ

第二新卒での転職では、前職を半年くらいで退職している場合を除いて職務経歴書の提出が推奨されます。

しかし、初めての転職というだけで不安が多い中で職務経歴書も作成するとなると、本当にこれで提出してしまって大丈夫なのか、不安になりますよね。

そこでぜひご活用いただきたいのが転職エージェントです。

【転職エージェントとは?】

専属のキャリアアドバイザーが転職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。

カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、履歴書・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。

転職エージェントを利用すると、職務経歴書の書き方を一からアドバイスしてもらうことができます。その他、第二新卒だからこそ面接で聞かれやすい質問なども教えてもらうことが可能です。

ただし転職エージェントには経験者層に特化したものやIT業界のみ対象にしているものなどさまざまなサービスがあるため、自分に合ったエージェントを利用するのが良いでしょう。

たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは第二新卒の方に特化してサポートを行っている他、このようなメリットがあります。

ご紹介する企業はプロの観点で厳選しているため、ブラック企業を紹介される心配はありませんし、気になる求人がなければ利用をやめることもできます。

もし職務経歴書の書き方が不安だったり、短期間で転職したい方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにご相談ください。


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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!

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