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ペットショップの仕事内容とは?平均年収や活かせるスキル、向いている人を調査!

ペットショップの仕事といえば、動物たちのお世話をして、お客さんに専門的な知識を教えてくれる動物のエキスパートというイメージがありますよね。

大好きな動物たちに囲まれて、毎日楽しく働けそうだと感じる方は多いのではないでしょうか?しかし、ペットショップの仕事はただ動物が好きというだけでは成り立たない仕事です。

動物を愛しているからこそ大変だと感じる瞬間も多くあります。では、実際には一体どのような業務を行っているのでしょうか?

そこで本記事ではペットショップの具体的な仕事内容ややりがいの他、大変さを感じる瞬間などのデメリット、年収や資格などについてリサーチしました。少しでも仕事選びなどのお役に立てたら幸いです。

ペットショップの仕事内容とは?

ペットショップの仕事には、大きく分けて4つの業務があります。ここではそれぞれについて具体的に見ていきましょう。

生体管理

まずは生体管理が挙げられます。生体管理とは、販売用のペット(ペット業界では犬や猫などのペットをコンパニオンアニマル(CA)*や生体と呼びます)の体調管理を行う仕事のことです。

ペットショップに対するイメージとして最も大きいのがこの業務ではないでしょうか?具体的にはエサやりやケージの清掃、身体の清潔の維持、排泄のお世話などを行います。

取り扱う動物に併せた細かい専門知識を培っておかなければ、適切なお世話を行うことができず、動物を危険にさらしてしまうことにも繋がります。

そのため、それぞれの動物の種類や特徴、寿命や基本的なお世話の仕方などを知っておく必要があります。

また、どのような仕草や傾向するとどのような心理状態、身体状態にある可能性があるのかなども把握していくと、動物の身の危険を未然に防ぐことができます。

【一言メモ】

上記にも記載していますが、ペット業界ではペットをコンパニオンアニマル(CA)と呼ぶことがあります。

これは「人間が一方的に扱うおもちゃ的な存在」として動物を扱う認識とは異なり、動物を家族や友人のように大切な存在として呼称するもので、主に人間と長い歴史を共に歩んできた犬や猫がこのように呼ばれます。

ペットショップで働くからには、動物たちをコンパニオンアニマルとして認識し、愛情を持って接する気持ちが大切です。

商品管理

ペットショップでは動物をお世話するために必要なエサやグッズ商品も販売しています。それらの商品の在庫管理や発注業務、売上げの計算などの商品管理を行うのもペットショップで働く店員の仕事です。

そして、時には店舗運営の補助をすることもあります。

接客・販売

ペットショップ店員は生体管理の仕事に慣れてきて、動物たちに関する知識が増えてくると、接客や販売の仕事を任せてもらえるようになります。

ペットショップを訪れた顧客へ動物や商品の説明を行いながらその魅力を伝え、簡単な営業をかけていきます。

また、顧客から受けた質問に対して迅速に回答することも必要になるため、顧客がどのようなことを疑問に感じやすいかなどを常に考え、少しずつ知識を蓄えていくことが大切です。

トリマーや獣医のサポート

なお、トリマーが行うシャンプー作業やブロー、毛並みを揃える作業の他、獣医が行うワクチン接収などのサポートを行うこともあります。

ペットショップ店員の仕事は、ペットショップで過ごす動物たちが元気な状態で過ごせるよう、全般的にサポートする仕事なのです。

ペットショップの平均年収

求人ボックスの給料ナビ、ペットショップの仕事の年収・時給・給料情報によれば、ペットショップの平均年収は約316万円となっています。

国税庁の民間給与実態統計調査によれば2019年の日本の平均給与は約441万円となっており、ペットショップの平均年収はこれを大幅に下回っていることがわかります。

ペットショップのやりがいは?

では、次にペットショップのやりがいについて見ていきましょう。

動物の気持ちや変化に気づける

ペットショップで働き続けると、個体それぞれの性格や特徴に少しずつ気づいていくことができます。

最初はよくわからなかったのに、慣れてくるとその動物のちょっとした仕草で「あ、今おなかが空いているんだな」「かまってほしいみたい」など、動物たちの気持ちが見えてくるようになります。

また、動物たちも自分に慣れてきてくれることでより親しいスキンシップをとれるようになるなど、言葉を交わさずともお互いの心が通っている状態を生むことができ、やりがいに繋がります。

動物に関する知識が増える

ペットショップで経験を積んでいくことで、次第に動物に関する知識が増えていくこともまたやりがいに繋がります。

冒頭でもお伝えした通り、ペットショップでは体調管理などの身の回りのお世話や商品管理など、ペットショップ全体の仕事に関わっていくため、知らず知らずのうちに動物に関する知識や経験が増えていくのです。

動物の種類によっても習性や性格に違いがありますし、それぞれの個体によってもまた異なります。人間と同じように、色んな性格があっていろんな傾向、仕草があります。

それぞれの傾向や特徴を把握することで、その個体のストレスが溜まらないように先回りした対応を行えたときなどは、大きくモチベーションがアップします。

人の笑顔を見ることができる

当たり前ですが、ペットショップを訪れる顧客は動物好きの方が大半です。自分と同じように動物を愛している人と接することができる喜びを味わえるのもペットショップでの仕事の醍醐味です。

そして、そんな人たちが動物たちを見て癒され、笑顔になっていく様子をそばで見られることもペットショップ店員にとっての癒しとなり、やりがいにも繋がります。

動物の元気をサポートし、バックヤードでの一目に触れないような業務も含めて、自分の仕事が人の笑顔に繋がっていることを実感できるのは、この上ない喜びとなります。


仕事選び

ペットショップのメリット&デメリット

やりがいの大きいペットショップの仕事ですが、他にもこの仕事に就くことで得られるメリットがあります。そこで、ここではデメリットと併せてそれぞれ簡単にご紹介いたします。

ペットショップに就くメリット

ペットショップの仕事に就くメリットはなんと言っても、動物たちと一緒に過ごせる点です。大好きな動物たちに囲まれながら働くことができるのは、動物好きとして天国のような空間といえるでしょう。

ペットショップは、動物に携わる仕事をしたいという方の中でもトップクラスに人気の仕事とも言われていることもうなずけます。

また、ペットショップで働くほ他の従業員ももちろん動物好きです。

動物好きの人と関わったり、会話したりすることは動物好きにとって非常に楽しくウキウキと心が踊るものですが、そういった人たちと働くことができるのもまた楽しみになります。

ペットショップに就くデメリット

ペットショップでの仕事は体力を必要とします。ペットのお世話を行うにもエネルギーが必要となりますし、常に初対面の顧客の対応を行っていると、自分でも気がつかないうちに気疲れしてしまうものです。

また、動物との別れを避けて通ることができないことも、ペットショップでの仕事の苦しい点です。

飼い主のもとへ巣立つことは喜ばしく感じられたとしても、死別を経験した時の悲しみには、いつまで経ってもなれることが難しいでしょう。精神的なダメージも並存している仕事であるといえます。

また、年収があまり高くないこともデメリットです。高収入を得たいと考えている方には不向きな仕事であるといえます。

ペットショップに向いている人ってどんな人?

中には、本格的にペットショップの仕事を仕事選びの選択肢に入れようとお考えの方もいらっしゃることでしょう。

しかし、どのような仕事にも向き不向きがあります。就・転職に失敗しないためにも、その仕事が本当に自分に合っているのかを事前に把握しておくことが大切です。

そこで、ここからはペットショップに向いている人とそうでない人の特徴をそれぞれご紹介したいと思います。

動物の世話を長くした経験がある人

ペットショップでは複数の動物を取り扱っています。犬だけを扱うペットショップだったとしても、犬種によってお世話の仕方が違いますし、それぞれの性格によってストレスを感じるシチュエーションも異なります。

自宅などで動物のお世話をまともにしたことがないという方の場合には、お世話の経験の前に基礎的な知識をつけるところから始めなければならず、それが数種類の動物に関するものとなるとハードルが高いといえます。

そのため、ペットショップで働く場合には何かしらの動物を長期間飼育したり、病院などへ連れて行くなどの身体的なケアを経験したことのある人が向いています。

心身共にタフな人

動物のお世話を行うのは体力を必要とします。作業的に、低い位置に構えて姿勢をキープするといったことも多いため、腰への負担もあります。

また、ペットショップでは動物たちとの別れを経験することになります。

お世話をしてきて愛着のある動物の飼い主が決まり、ペットショップから巣立つことによる別れや、病気などが原因で死んでしまうなど、動物を愛しているからこその苦労や悲しみが伴います。

だからこそ、ペットショップで働く場合には心身共にタフな人が向いています。

責任感の強い人

ペットショップで働くことは、ただ動物が好きというだけでは成立しません。

ペットショップでは常に動物たちの命を預かっているため、ただ可愛がるのではなく、一つ一つの命に愛情を持って、責任を持って業務を進めていく必要があります。

だからこそ、常に自分の行動や言動、注意力に責任感を持って業務に取り組める方が向いています。

ペットショップを選ばない方がいい人ってどんな人?

次に、ペットショップに向いていない人の特徴についてです。

注意力がない人

動物は具合が悪かったり、どこか調子が良くないところがあっても、自分でそれを周りに伝えることができません。

しかし、ちょっとした体調の悪化が大事に関わる可能性も否めないため、ペットショップの店員が常に注意深く動物たちを観察し、何か気づくことがあれば迅速に対応することが必要です。

だからこそ、注意力があまりないという方はペットショップの仕事に向いていないといえます。

得意な動物が限られている人

ペットショップといえば犬や猫などの哺乳類を扱っているイメージが大きいかもしれませんが、中にはそれらの哺乳類に加えて、ふくろうなどの鳥類やヘビなどの爬虫類を取り扱うお店もあります。

もし犬や猫、フェレットやハムスターは平気だけれど、どうしても爬虫類が苦手だといった場合などは、勤められるペットしょっぷが限られるなどして不便なことが多くなります。

そのため、得意な動物が限られている方はペットショップでの仕事にあまり向いていません。

コミュニケーションが苦手な人

ペットショップでは接客業務がメインになると言っても過言ではありません。

動物や商品を販売しなければお店の利益にならないため、顧客が気持ちよく過ごせるような接客態度を心がけ、円滑なコミュニケーションを目指す必要があります。

しかし、コミュニケーションが苦手だという方は店の売上に貢献することができません。

人と接するのが苦手だったり、コミュニケーションを円滑に行うことが苦手だという方は、ペットショップでの仕事にあまり向いていないといえます。

ペットショップに活かせる資格・スキル・経験

さて、ここからはペットショップに活かせる資格やスキル、経験についてご紹介していきたいと思います。

ペットショップに活かせる資格

通常、ペットショップに勤めるにあたって資格の取得を求められることはありません。動物関係の学校を卒業後、動物関係の職に就く方も多くいらっしゃいます。

しかし、中には就・転職や実務に役立つ、ペットショップ業務未経験者におすすめの資格があります。ここでは代表的なものを2つご紹介いたします。

愛玩動物飼養管理士

まず最初に挙げられるのが愛玩動物飼養管理士の資格です。

愛玩動物飼養管理士とは、日本愛玩動物協会によると“「動物の愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づき、愛玩動物(ペット)の愛護及び適正飼養管理の普及啓発活動などを行うために必要な知識・技能を、公益社団法人日本愛玩動物協会の通信教育によって体系的に修め、所定の試験に合格し、協会より認定登録された者”を指すとされています。

動物の習性や適正な飼養やしつけの方法にまつわる知識不足が原因で、動物の健康を害してしまったり、近隣トラブルの原因を作ってしまうような事例を減らすために設けられています。

この資格は1級、2級と設けられており、共におよそ6ヶ月間以上の期間で学習(教本での自習や講義の受講)を行い、模擬試験で実力を把握した後、認定試験に合格すれば愛玩動物飼養管理士の資格を得ることができます。

この資格には1級と2級が設けられていますが、1級は2級に認定された方しか取得することができないため、まずは満15歳以上の方であれば誰でも受講することが可能な2級にトライしましょう。

ただし、2級の受講受験料は32,000円、認定登録料が8,000円と、計40,000円必要となるため、金額的なハードルは少々高いかもしれません。

愛犬飼育管理士

次は愛犬飼育管理士(正式名称:JKC愛犬飼育管理士)の資格についてです。こちらは約4時間の講義を受講し、その後同日中に約1時間の筆記試験を行います。そして、それに合格したら取得することができます。

この資格を取得するにはJKCの会員となる必要があります。そのため最初に入会金の2,000円を支払い、年会費の4,000円が必要となります。

加えて、テキスト代を含む講習会受講料が7,300円、受験料が7,000円かかります。合計約20、300円かかるためこちらも決してハードルが低くありませんが、難易度はさほど高くありません。

ペットショップに活かせるスキル・経験

ペットショップでの仕事にはまずコミュニケーションスキルを活かすことができます。顧客に対してスムーズな対応を行い、適切な情報を伝えることが大切です。

また、動物に関する情報を日々継続的にインプットし、学習していくことで、動物たちが安全かつ安心して過ごせるよう心がけることができます。そのため、情報収集能力や学習意欲も大切です。

なお、顧客が気持ちよく過ごせる環境作りを行うためにも、ショップ店員や飲食店などでの接客経験を活かすこともできます。

理想の転職を実現させたいなら

さて、本記事ではペットショップの仕事についてお伝えして参りましたが、いかがでしたか?少しでも仕事選びのお役に立てていましたら幸いです。

しかし、中にはペットショップの仕事が自分に合わないかもと感じた方や、もっと他の仕事について知りたいという方もいらっしゃるでしょう。そこでぜひ知っておいていただきたいのが転職エージェントの存在です。

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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