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図書館司書の仕事内容とは?平均年収や活かせるスキル、向いている人を調査!

図書館で本の配架や、貸し出しなどの管理業務その他を行う「図書館司書」

特に本好きの方や静かな環境で働きたい方に人気の職種ですが、実際にはどのような仕事を行っていて、どのようなメリットがあるのでしょうか?

そこで本記事では、図書館司書の仕事内容ややりがい、メリット&デメリットや必要となる資格の取得方法など、仕事選びで役立つ情報をまとめました。少しでも参考になれば幸いです。

図書館司書の仕事内容とは?

図書館司書とは、公立の図書館や学校内の図書館において本の配架(本を元々あった場所へ戻すこと)や、貸し出しなどの管理業務その他を行う仕事です。

図書館に置く本や資料の選定や発注、目録の作成、イベントの運営も行います。おすすめや話題の図書をピックアップし、特設コーナーを設ける業務も行います。

なお、図書館司書となるには“図書館司書資格”という国家資格が必要です。

これの取得には大学や短大で必要科目を履修したり、司書補として3年以上の実務経験を積むなどの方法があります。

図書館司書の勤務先としては公立図書館や大学や個人による運営の私立図書館、国立国会図書館などがあります。

小・中学校や高校の中にも図書館はありますが、ここで働くには司書教諭という読書指導を行う教員としての側面を持つ司書の資格が必要となります。必要科目の受講に加えて、教員免許の取得が求められます。

図書館司書の平均年収

年収ランキングの図書館司書の年収を徹底解説|給料・初任給手取り・賞与(ボーナス)・各種手当によれば、図書館司書の平均年収は約300万円前後となっています。

国税庁の民間給与実態統計調査によれば2019年の日本の平均給与は約441万円となっており、図書館司書の平均年収はこれを大幅に下回っていることがわかります。

図書館司書のやりがいは?

どのような仕事を続けるにも、モチベーションを保つことが重要になります。最初は楽しく働けていても、慣れてくると好きではなくなってしまったり、楽しめなくなってしまうと仕事が苦痛なものとなってしまうからです。

だからこそ、仕事は自分がやりがいを持って働けるものを選ぶ必要があります。そこでここでは図書館司書の仕事で得られるやりがいについて見ていきましょう。

自分が選んだ本を読んでもらえる

図書館司書は、図書館利用者に貸し出す頻度が多い本の傾向や、多く利用している年代層からニーズを捉え、特におすすめしたい本を特設コーナーに展示することもあります。

その際に、自分が特に読んで欲しいと思った本をたくさん手に取ってもらえたり、貸し出される頻度が高まると、自分の考えに自信を持つことができ、やりがいに繋がります。

好きなものに触れていられる

図書館司書として働くからには、ほとんどの方が本好きのはずです。自分の大好きな本に囲まれながら働くことができる喜びは大きなものとなります。

自分の好きな空間作りができることも

スタッフの人数が少ない図書館では、自分ひとりに任せてもらえる業務が多くなりやすいため、図書館内部の本の並べ方など、空間作りを自分の考えに合わせて行うこともできます。

裁量を持って働きたい方にとって、大きなやりがいのひとつとなるでしょう。


仕事選び

図書館司書のメリット&デメリット

図書館司書の仕事には、他にもメリットがあります。ここではデメリットも併せてご紹介いたしますので、ぜひ仕事選びなどにお役立てください。

図書館司書に就くメリット

図書館司書の仕事では、常に静かな環境で働くことができます。ごちゃごちゃとした空間や雑音に悩まされがちな人にとっては大きなメリットとなるでしょう。また、さほど体力を使わずに働ける利点もあります。

他にも、正社員の図書館司書は公務員として働くケースも多いため、安定した働き方を実現できるメリットもあります。

図書館司書になるには公務員試験をパスしなければならないため、道のりが長いと感じる方も多いかと思いますが、その分安定性を得ることができるのです。

また職場にもよりますが、図書館司書の仕事は全体的に残業が少ない傾向にあります。

図書館司書に就くデメリット

一方でデメリットについてです。図書館司書の中でも、正社員として働ける求人が少ないことがデメリットのひとつとして挙げられます。

図書館司書の資格を取得したのはいいものの、図書館の正社員スタッフに空きが出るまで就業できないでいるというケースもしばしば見られます。

また、図書館司書の仕事には資格を取得したり、公務員試験をパスすることによって就くことができるにも関わらず、その割に年収が低いこともデメリットです。

また、公共図書館などで働く場合には土日出勤になることが多く、家族や友人、恋人と予定を合わせにくいデメリットがあります。

図書館司書に向いている人ってどんな人?

中には図書館司書を仕事選びの選択肢としてお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、どのような仕事にも向き不向きがあります。

就・転職に失敗しないためにも、本当に自分に合った仕事を選ぶことが大切です。そこでここからは、図書館司書の仕事に向いている人とそうでない人の特徴についてそれぞれ見ていきたいと思います。

コミュニケーションが得意

図書館司書の仕事はほとんど人とコミュニケーションを取らないのではないか?というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、そんなことはありません。

その図書館がどの施設内にあるかなど、立地にもよりますが、図書館は小学生から高齢者まで、幅広い年代層の方が利用します。

それらバラバラな年代の人々に対してスムーズにサービスを提供できるようなコミュニケーション能力が必要なのです。

ヒアリングが得意

図書館を利用する方の中には、借りたい本が明確になっている方もいればそうでない方もいます。相手のニーズを細かく把握できるよう、的確なヒアリングを行ったうえで貸し出し案内を行うことも重要です。

地味な作業でも取り組める

図書館司書の仕事の多くは本の管理業務であるため、地味で目立たない、黙々と取り組む作業が多い傾向にあります。

日常の業務に大きな変化もないため、新鮮な気持ちに切り替えることができなければ働きにくいという方には不向きです。

地味な作業でもコツコツ取り組むことが苦ではない、むしろ得意であるという方に図書館司書の仕事は向いています。

図書館司書を選ばない方がいい人ってどんな人?

一方で、図書館司書を選ばない方がいい人、向いていない人にはどのような特徴があるのでしょうか?こちらも簡単に見ていきましょう。

変化が欲しい人

イベント時などを除けば、図書館司書の仕事には変化が少ない傾向があります。

日々業務に変化があったり新鮮さがないと飽きてしまう方や、モチベーションを維持することが難しいと感じる方にとっては不向きな仕事であるといえます。

活動的に働きたい人

図書館の仕事では体力を必要としません。常にマイペースに働ける仕事であるため、身体を動かして働きたい人や、目標があった方がやりがいを得やすい方にはあまり向いていないといえます。

クレーム対応が苦手な人

図書館勤務にはクレーム対応もつきものです。自分ひとりしか対応できない場合には周りに助けを求めることもできないため、精神的な苦労が伴います。

クレーム対応など、利用者からのネガティブな意見への対処が苦手な方には向いていません。

図書館司書に活かせる資格・スキル・経験

さて、ここからは図書館司書に必要な資格や活かせるスキル、経験についてご紹介いたします。

図書館司書に活かせる資格

図書館司書になるには図書館司書の資格を取得する必要がありますが、それには以下の3つのルートがあります。

(1)大学・短大で定められた司書課程の単位を取得する
(2)大学・短大・高専を卒業後、司書講習(約2ヶ月)を受ける
(3)司書補として3年以上の実務経験を積み、司書講習(約2ヶ月)を受ける

これらのルートを経て資格を取得できたら、その後は応募先の図書館の司書採用試験を受けるか、地方公務員試験を受験することによって図書館司書となることができます。

ちなみに、すでに社会人として働いていてどこかに通って勉強するのが難しい場合には、大学の通信講座を受講するのもひとつの選択肢です。

ただし、この場合には年に何回か学校へ赴いて直接講義を受ける必要性もあるため、どれが最も自分に合った資格の取得方法なのかを事前に比較検討することが大切です。

図書館司書に活かせるスキル・経験

図書館司書として活躍していくためには、まず集中力が大切です。

配架作業に加えて書籍の汚れや傷みの点検作業、新しく入荷したものを並べる作業など、図書館司書の仕事には細かく地道な作業が多いです。

根気強く集中力を持って取り組むスキルがある人は、スムーズに業務を進めることができるでしょう。本記事の中盤でもお伝えしたように、コミュニケーションスキルヒアリングスキルも大切です。

なお、接客経験がある人は、そのスキルを役立たせることも可能です。資料作成などのパソコンを使用した業務も中にはあるため、基本的なPCスキルがあるとより効率的に業務を進めることができます。

理想の転職を実現させたいなら

さて、本記事では図書館司書の仕事についてお伝えして参りましたが、いかがでしたか?少しでも仕事選びのお役に立てていましたら幸いです。

しかし、中には図書館司書の仕事が自分に合わないかもと感じた方や、もっと他の仕事について知りたいという方もいらっしゃるでしょう。そこでぜひ知っておいていただきたいのが転職エージェントの存在です。

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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