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未経験でもIT業界にチャレンジできる職種9選|仕事内容、収入目安まとめ

私たちの生活に欠かせない各種のサービスを支えるIT業界。新サービスも続々登場する、将来性のある業界です。IT業界を目指す人も多いですが、「難しそう」「未経験でも大丈夫かな」としり込みしてしまっていませんか?

しかし実際には、未経験からでも転職のチャンスが多いのがIT業界です。本記事では、IT系職種の仕事内容・必要な資格・気になる年収についてと、未経験からIT業界に転職する方法も詳しく解説します。

IT業界とは?最近の動向と将来性

IT業界

IT業界は転職市場でも人気があり、将来性や平均年収の高さから希望する求職者も多い業界です。まずはIT業界全体について、そもそもどんな業界なのか、最近の動向と将来性について詳しくご紹介しましょう。

そもそもITとは、英語の「Information Technology(インフォメーション・テクノロジー)」の略で、日本語でいうと「情報技術」のことです。

コンピューターやインターネットなどの技術を使用して、私たちの生活に欠かせない交通・通信などの生活インフラから防災・医療・エンターテイメントまで、さまざまなサービスや仕組みを作る業界のことをいいます。

その他の製造業などでも業務のどこかでITを利用する場合が多いため、IT人材はどのような業界でも求められる価値の高い人材といえるでしょう。

なお、「IT」とよく似た言葉に「ICT(情報通信技術)」があります。インターネットの普及でデジタルデータの通信量が膨大になったため、「IT(情報技術)」に「通信」という意味を加えた言葉として、「ICT」が使われることが増えました。

IT業界の説明でも多く用いられ、ICT業界という言い方を見かけるかもしれません。基本的には同じ意味で使用されますが、IT分野の中で特に「情報伝達を重視する分野」をICT業界と呼んで使い分けることがあります。

IT業界の最近の動向と将来性

総務省「令和4年 情報通信白書」によると、2020年のIT業界(情報通信産業)の名目国内生産額は104.8兆円で、全産業の10.7%を占めています。

2018年までの4年間では、全産業の実質GDP成長率の約4割を占めるなど、日本の成長にもIT業界が大きく貢献しているのです。

今後の⽇本社会でもITは幅広い分野での活躍が求められ、「労働生産性の向上と労働参加の拡大」「地域活性化」「迅速・効率的な情報収集と情報伝達」「社会インフラの維持管理」「グリーン社会実現への貢献」などが期待されています。

AIやビッグデータ解析といった新技術の活用も見込まれる、将来性の高い分野といえるでしょう。

経済産業省が2019年4月に発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年までに最大で約79万人、最低でも約16万人のIT人材が不足すると予想されています。

同じく経済産業省で2018年に行われた「第22回産業構造審議会総会」では、IT人材の枯渇による人材不足で潰れていく会社も出てくる、という危機的な予測が立てられているほどです。

業界が危機感を持つほど人が足りない状況は、働く人の目から見れば、社会全体から強く求められ続ける「将来性のある仕事」といえます。

未経験でもIT業界にチャレンジできる?

IT業界

IT業界は専門知識の必要な業界ですから、「未経験でも転職できるだろうか?」と不安になるかもしれません。しかし、実際には未経験でもIT業界にチャレンジすることは十分可能です。

前項でも解説した通り、IT業界の人材不足は深刻で、各企業も常に人材を求めています。たとえば、厚生労働省が実施した「労働経済動向調査(令和5年2月)」では、52%の企業が人材不足を感じている、と回答しているのです。

知識やスキルの習得は必要不可欠ですが、必ずしも転職時点で身につけている必要はありません。特に20代など年齢が若い場合は、採用後に長く活躍できるため、入社後の可能性を重視してもらえます。

即戦力としてだけでなく、充実した研修を備えて、入社後に育てようと考えている企業も多いのです。未経験からのチャレンジであっても、第二新卒枠で見てもらえるため、採用されやすく転職チャンスも多いでしょう。

ただし、未経験からのIT業界への転職には、アピールできる経歴がない・スキルの客観的評価がない、などの難しさも挙げられます。そんな時には、転職エージェントの利用が便利です。

数多くの企業や求職者と接している転職エージェントなら、企業選びから応募書類作成・面接対策まで、力強いサポートが期待できます。

たとえば、私たち第二新卒エージェントneoでは、ご紹介する企業には必ず実際に足を運んで、求人情報ではわからない企業の本音を理解するように努めています。

入社後の伸びしろや本人の人柄などのポテンシャルを重視する企業の情報も豊富ですし、充実したキャリアカウンセリングであなたの魅力を把握して、応募書類や面接でしっかり伝えられるように活動をサポートすることが可能です。

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未経験でもチャレンジできるIT業界の職種9選

一言でIT業界といっても、さまざまな職種が存在します。自分に一番合った職種を選ぶため、最初に知ることから始めましょう。ここでは、各職種の仕事内容から年収目安、メリット・デメリットまで、詳しく解説します。

IT事務

IT事務

IT事務は、IT関連業務のサポートを行う事務職です。企業により異なりますが、業務の中には資料作りなど一般事務と共通する内容もあります。

専門的な業務としては、システムのマニュアル作成、PCの初期設定・ネットワーク設定、システムの使い方の問い合わせ対応などが挙げられるでしょう。

経験を積むと、システムテスト、ネットワークやサーバーの運用・管理・保守、IT機器の管理を任せてもらえることもあります。

平均年収は、約390万円(顧客サポート職として、経済産業省「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果(2017年8月)」による)で、一般事務よりも高めです。

IT事務のメリットは未経験でも挑戦しやすいことや、一般事務職の経験があれば活かせることのほか、マネジメントやエンジニア職へのキャリアパスが拓ける点です。

一般事務に比べて専門性が高いため給料も高く、仕事で日常的に接するIT知識にも強くなれます。デメリットは顧客先企業へ出向して働く場合があり、会社として失礼のない対応が求められることが挙げられるでしょう。

技術の進歩が速い業界のため、常に勉強が必要な点は、学ぶことが苦手な人には大変かもしれません。その分、求められ頼られることにやりがいを感じる人には、おすすめの職種といえます。

IT営業

IT営業

IT営業は、IT関連のあらゆるサービスや商品を販売する営業職です。顧客の課題を確認して、システム開発や運用・パッケージソフト・Web制作・ネットワーク機器など、自社の商品で解決する方法を提案します。

技術系のエンジニアと顧客の間の橋渡しや、技術的な面も合わせた提案を行って商談を成立させるのも重要な業務のひとつです。

平均年収は約682~783万円(「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による)であり、高収入が期待できる職種といえるでしょう。

メリットとして、未経験から転職しやすいこと、営業職は成績に応じたインセンティブ(成果報酬)が得やすいこと、年収が高いこと、物を売る経験を通じて信頼を得るコミュニケーション力や提案力が身につくこと、といった点が挙げられます。

デメリットとして、営業職としての大変さがあり、物を売ることの難しさや、成果を求められるストレスを感じる人もいるかもしれません。

人と接することが好きな人や、メンタルが強いタイプの人、成果が目に見えて報酬になることでやりがいを感じられる人におすすめできる職種です。

プログラマー

プログラマー

プログラマーは、システムエンジニアが作った仕様書通りにシステムが作動するように、プログラミングとテストを行う仕事です。

IT技術の論理構造やシステム全体の理解を深めることができるため、IT技術職のはじめの一歩として、未経験からエンジニアを目指すときに適した職種でもあります。

特にWebプログラマーやアプリケーションプログラマーは未経験者歓迎の求人も多く、挑戦しやすいでしょう。平均年収は約568~603万円(「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による)です。

メリットは、未経験からも転職しやすいこと、年収が高いこと、リモートワークが多くどこでも仕事が可能なこと、将来的に起業や独立の選択肢が広がること、コードを書くことで業務の効率化が図れることなどが挙げられます。

デメリットは、常に勉強が必要なこと、もくもくと業務を行う時間も多いことです。何かを学ぶのが好きな人や、ひとりでの作業が好きな人には、メリットのほうが大きな職種といえるでしょう。

Webエンジニア

Webエンジニア

Webエンジニアは、Webサイトで使用する機能の開発、ITシステム・アプリケーションなどの設計・開発、運用・保守などのWeb開発全般にかかわる職種です。

HTMLやCSSなどの一般的なコードを用いて画面上の開発を行うフロントエンドエンジニアと、PHPやRubyなどの専門言語を用いてシステムの内部処理を行うバックエンドエンジニアの2職種に分かれます。

使用するプログラミング言語を比較的習得しやすいフロントエンドエンジニアのほうが、未経験求人も多くチャレンジしやすいでしょう。平均年収は約568~603万円(「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による)です。

メリットとして、髪形や働き方などの自由度が高いこと、プログラミング言語は世界共通のためどこでも通用するスキルが身につくこと、物づくりの楽しさが味わえること、成長する実感があることが挙げられるでしょう。

デメリットは長時間の座り仕事であること、課題解決へのプレッシャーがあること、常に勉強が必要なことなどです。問題を解くのが好き、学ぶのが好きという人にはおすすめの職種といえます。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、サーバー設計・構築業務と保守・運用業務を行う職種です。設計・構築では、クライアントの業務内容をヒアリングして、どのようなサーバーがどれくらい必要かを判断し、導入から設置まで行います。

保守・運用は、サーバーが正常に稼働しているか監視し、セキュリティチェックやバックアップ、不具合発生時の対応も行う仕事です。

未経験からの募集が多く挑戦しやすい職種であり、サーバー側で行われる処理が理解できるため、インフラ系エンジニアとして経験しておくとキャリアに役立つでしょう。

平均年収は、約592~608万円(「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による)です。

メリットは未経験でも挑戦しやすいこと、需要と将来性が安定していること、幅広い知識が学べるためスキルアップできること、他のITエンジニアへのキャリアアップが可能なこと、サーバートラブルを未然に防ぐ重要な仕事であり達成感が大きいことなどが挙げられます。

デメリットは、サーバーの監視・保守は24時間体制のため深夜勤務が必要な場合があること、緊急時の対応では残業が発生しやすいことなどがあるでしょう。夜勤が苦にならない人にはおすすめの職種といえます。

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニア

ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計や構築、運用を担当します。個々のコンピュータを「ネットワークシステム」で繋げて快適な通信環境を構築し、守っていく職種です。

サーバーエンジニアが構築したサーバー同士をネットワークでつなげることも、ネットワークエンジニアの業務に入ります。

未経験者歓迎の求人も多く、保守・運用業務からスタートすればインフラスキルの基盤となる知識を身につけて、キャリアアップしていくことができるでしょう。

平均年収は約592~608万円、スペシャリストになると約758万円(「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による)です。

メリットは未経験から始めやすくキャリアップが望めること、常に需要が大きく将来性があること、ルーティン化とマニュアル化が可能で他の案件にも応用が利きやすいこと、経験と知識を積むほど作業負担が軽減できることなどが挙げられます。

デメリットは夜間業務や障害対応による残業が発生すること、知識より実務経験が重要な仕事であることです。しかし、未経験から実務経験が積める求人も多い職種のため、チャレンジしてみる甲斐のある仕事といえます。

テストエンジニア

テストエンジニア

テストエンジニアとは、仕様書通りにソフトウェアや製品が動作するか、バグ・エラー・問題点がないか、テストを行って検証する職種です。テストの計画設計・実施・結果の確認と、分析・改善策の提案などを行います。

未経験の求人も多く、プロジェクトによって実装や設計などの業務も経験できるため、キャリアアップも望めるでしょう。SEやプログラマーとの連携が必要なため、技術力とコミュニケーション力を活かせる仕事です。

平均年収は約568~603万円(「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による)です。

メリットは、未経験の求人が豊富なこと、ソフトウェアが世に出る前に不具合を見つけて解消するため、ユーザーの役に立つ社会貢献の実感があること、物づくりの最終工程にかかわって専門家としての知識が身につくことでしょう。

デメリットは単純作業の割合が多いこと、製品を発表するスケジュールが決まっているため締め切りが厳しいこと、長時間労働が多いことなどが挙げられます。コツコツ作業が好きな人におすすめできる職種です。

フィールドエンジニア

フィールドエンジニア

フィールドエンジニアは、IT商品の説明・問い合わせ対応や、使い方の指導を行うほか、パソコンを始めとした各種機器にトラブルがあった際は現場に出向いて問題を解決する職種です。

プログラミングスキルがなくても挑戦でき、エンジニア職の中では唯一ユーザーと直接対応する仕事でもあります。平均年収は約390万円(顧客サポート・ヘルプデスクとして。「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による)です。

メリットとして、安定した需要があること、困っている人の役に立てるため直接やりがいが実感できること、同じ商材を取り扱うケースが多いため理解が深まり応用が可能なこと、コミュニケーションスキルが身につくことが挙げられます。

デメリットは、予期しないトラブルに遭遇する可能性があること、時間内に作業を終わらせるプレッシャーを受ける場合があることです。冷静に対処できる人、課題の解決が好きな人、思考力に自信がある人におすすめです。

ITコンサルタント

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、顧客企業の経営課題を見つけ、ITを利用して解決する方法を考える仕事です。自らシステム開発を担当することはなく、提案が通ったあとはシステムエンジニアにシステム開発を依頼します。

業務内容は顧客企業のヒアリング・分析・提案・マネジメントであり、特定の資格は必要ありません。「難しそう」としり込みする人も多い職種ですが、実際には未経験歓迎の求人も多い職種です。

業界や開発の知識があれば役立ちますが、技術的な問題はエンジニアに相談可能なため、理系でなく文系から始める人もいます。論理的に物事を考える能力やコミュニケーション力といった、ヒューマンスキルが重視される職種なのです。

平均年収は約928万円(「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」による)です。デメリットとして、常に成長が求められるため自己研鑽が必要なこと、顧客企業とのやりとりが多く体力や精神力が重視されることが挙げられるでしょう。

メリットは、何といっても高い平均年収のほか、エンジニアに比べてゆとりのある働き方ができること、広い視野で仕事ができること、ビジネスの戦略立案にかかわれることです。

IT業界に資格は必要?

IT業界の資格

IT業界への転職に資格が必要かというと、必ずしも資格がなければ転職できないということはありません。人柄や年齢、可能性を重視する職種や企業も多いからです。

転職のために必須の条件ではありませんが、未経験の場合は資格を持っていることが有利に働く場合が多いでしょう。

国家資格の「ITパスポート」は、IT業界に関する幅広い基本知識を持つ人間であることが証明できるため、未経験からの転職ではどの職種でもおすすめの資格といえるでしょう。

「MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)」は、WordやExcel、PowerPointに関する知識とスキルを証明できる資格のため、IT事務やIT営業といった職種で有利に働くことが期待できます。

エンジニア職の場合は、ITエンジニアとしての基礎を身につけられる国家資格の「基本情報技術者試験」がおすすめです。

未経験の職種の場合は、アピールできる実績や業務経験がないことがほとんどです。業務に必要なスキルや専門知識を客観的に証明することができる資格があれば、転職活動で有利に働きます。

資格取得の勉強を通じて知識とスキルが体系的に学べるため、採用されて実務についたあとでも活かすことができるでしょう。また、資格手当が支給される企業も多く、収入アップが望める場合もあります。

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

しかしどうしても自分の良いところや強みがわからないときにはぜひ、私たち第二新卒エージェントneoに頼ってください。これまで多数の内定者を輩出した確かな実力を持ってあなたの性格を分析、そして安心して働ける求人をご紹介致します。共に楽しい仕事探しを成功させましょう!

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