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絵を描く仕事12選!仕事内容、年収目安、メリット・デメリット、働き方を公開

絵を描くことは比較的入門のハードルが低く、無理なく継続しやすい趣味の1つです。好きなことを仕事にしたい人にとって、自分のお絵かきスキルは大きな武器になるでしょう。

しかし一口に絵を描く仕事と言ってもその種類や働き方は様々で、自分にどんな仕事が合うのか迷ってしまうというケースも。そこで本記事では「絵を描くこと」にフォーカスして12種類の仕事を紹介していきます。

絵を描く仕事の働き方3選

絵を描く仕事には大きく分けて3パターンの働き方があり、それぞれメリットとデメリットが異なります。働き方はプライベートにも影響する要素なので、まずは各ワークスタイルについて理解を深めておきましょう。

絵を描く仕事の働き方

企業で働く

絵を描く仕事は会社員のように企業に所属して働くことができます。営業が取ってきた案件や、クライアントからの依頼をこなすのが基本です。企業勤めのメリットは仕事と収入の安定性といえるでしょう。

会社では仕事を終えると次の作業を回してもらえるため、基本的には手持ち無沙汰になる可能性が低いです。給与体系にもよりますが、月給制がベースであれば月によって大きく収入が減る心配もありません。

また、同僚・後輩・先輩など他の従業員に囲まれた環境も企業勤めのメリットです。絵描きのようなクリエイティブな仕事では、周囲からの刺激がモチベーションに繋がります。腕の良い人からアドバイスをもらえれば、自分の絵がより良いものになっていくでしょう。

一方、企業勤めはある程度自由度が制限されるという点には注意しておきましょう。

企業の一員としてクライアントからの依頼をこなすということは、顧客のニーズに沿った絵を提供する必要があるということです。自分が得意じゃないジャンルの絵でも、依頼があれば絵として仕上げなければなりません。

しかし普段自分からは描かないような絵も描かせてもらえるので、絵描きとしての経験値が貯まりやすいともいえるでしょう。

副業として働く

現時点で何かメインの仕事を抱えているようであれば、副業として絵を描くという選択肢もあります。日本では政府主導で副業が推奨されており、企業間でも副業を認めているところが増加傾向です。

インターネットの普及や絵描き向けサービスの発達によって、Web上で自分の作品を公開したり依頼を募集したりといったアクションのハードルが大きく下がりました。

自分の好きな時間に絵描きとしての仕事ができるという点は、副業の大きなメリットです。また、本業によって収入の安定性が確保されているため経済的な不安が少ないという恩恵も。

デメリットとしてはあくまで副業であるため、本業ほどの収入を得ることが難しいという点が挙げられます。絵を描く時間も限られているため、時間を上手に活用することを心がけましょう。

ただしこの辺りは自分の実力と裁量次第なので、副業が軌道に乗った段階で転職したり開業したりといった選択肢も考えられます。

フリーランスとして働く

絵描きを本業としている人は、フリーランスとして働いているケースも多いです。フリーランスの絵描きになるには難しい手続きや審査が必要な訳ではなく、税務署に開業届を提出すれば個人事業主として認められます。

フリーランスはすべてが自分次第、絵を描く時間もどんな絵を描くかも自分で決められるという自由度の高さが最大のメリットです。

毎月の給料が固定化されている訳ではないので、努力と人気次第ではキャリアの長さに関わらず高収入を実現することもできます。

自分で仕事のすべてを決められるフリーランスは、裏を返せば徹底した自己管理が求められるともいえます。

仕事に使う時間とプライベートの時間配分、仕事の優先順位やブランディングの方向性など細かいところまで配慮することが重要です。また、フリーランスは黙って待っていれば仕事がもらえる訳ではありません。

クライアントから依頼をもらうために、自分で営業をかけたり企画を立ち上げて名前を売り込んだりしましょう。依頼量が増えないと収入が安定しないという点にも十分注意が必要です。

フリーランスという働き方は絵を描くだけでなく、こうした一連の取り組みも楽しめる人に向いていると私たちは考えます。経済面の不安を抑えるには、ある程度貯金を作ってから独立・開業するのがおすすめです。

絵を描く仕事12選

「絵が描ける」というスキルを生かす仕事は幅広いため、仕事選びは自分との相性を見極めることが肝要です。ここからは絵を描く仕事を12種類列挙しながら、それぞれの特徴について解説するので参考にしてみてください。

絵を描く仕事

イラストレーター

イラストレーターは雑誌・広告・Webなど様々なメディアに掲載する一枚絵を制作する仕事です。絵のクオリティはもちろん、クライントが望んでいる仕上がりのイメージをしっかり汲み取るヒアリング力も求められます。

幅広い絵柄に対応して仕事を獲得する人も居れば、自分の個性を武器にする人も。企業勤めの場合は平均年収約364万円で、人気のフリーランスイラストレーターであれば年収1000万円を超えることがあります。

メリットはシンプルに「絵を描く」という自分が好きなことを仕事にできるという点です。自分の絵を突き詰めていきたいという向上心を持つ人にとっては、刺激に満ちた仕事であるといえるでしょう。

一方で競合が多いという点は仕事を展開する上でのデメリットになることも。技術の進歩によってソフト・ハードを問わずイラストツールが普及し、個人でも簡単に制作環境が整うようになりました。

日本のサブカルチャー人気と相まって、イラストレーターを志す人は多いのです。常に向上心を忘れずスキルアップを心がけてください。

アニメーター

アニメーターはアニメの作画を担当する仕事であり、その中でも「原画マン」と「動画マン」の2種類に大別されます。

原画マンは絵コンテと呼ばれるアニメのざっくりとした設計図を基にして、各シーンの要所となるコマを作画するのが仕事です。動画マンは原画マンが用意した各原画の間を繋ぐコマ(「中割り」という)を作成し、滑らかなアニメーションとして仕上げます。

アニメーターの平均年収は248万円前後、特に20代で見習いの間は年収110万円程度になることも。アニメーターはキャリアを重ねて35歳を目処に要職に就くと、年収が大きく上がると言われています。

平均年収が低く算出されているのは、見習い期間の年収が極端に低いためです。見習い期間中はアルバイトなどを兼業する人も少なくありません。

アニメは日本を代表する産業の一つであり、大手企業であれば人気作品に携われる可能性もあります。アニメ好きが高じて絵を描くようになったという人も多いです。

自分の仕事が大好きなアニメの一部になるというのは、アニメーターの大きなメリットでしょう。

デメリットには若手時代の年収の低さや、締切間際の忙しさが挙げられます。ただし若手アニメーターの待遇については業界内外を問わず議論が進められているため、今後は改善方向に進む可能性が高いです。

絵のクオリティだけでなく、筆の速さを意識した練習にも取り組んでみてください。

グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーはCDジャケット・雑誌・商品パッケージなど、印刷物を中心に作成する職種です。市場の変化からWeb上の画像素材を作成する仕事も増えています。

企業勤めの場合は広告制作会社・広告代理店・デザイン事務所などに就職するケースが一般的。平均年収の目安は426万円前後です。

グラフィックデザイナーは多種多様な媒体のデザインを手がけるため、活躍の場が広い点がメリットといえます。比較的需要が安定しているため将来性も高め。

一方、顧客相手のデザイン職であるためクライアントから一発OKが出るとは限りません。場合によっては何度も修正作業が必要になるケースもあるので、予め修正前提の心構えを持っておきましょう。

キャラクターデザイナー

キャラクターデザイナーはアニメやゲームに登場するキャラクターの容姿や設定を考え、デザインとして描き起こす仕事です。企業・テーマパーク・自治体などのマスコットキャラクターをデザインすることもあります。

王道を押さえた上で個性的なキャラクターを考案する発想力が求められるでしょう。年収の目安は300万~600万円程度、順調にキャリアを積み重ねれば30歳で500万円以上の年収を実現することも可能です。

自分のオリジナルキャラクターを作り出すだけでなく、既存の設定にデザインを付け足す仕事もあります。他のクリエイターと共同で世界観を構築する楽しみが味わえるのは、キャラクターデザイナーのメリットです。

一方で多くの人から愛されるキャラクターを生み出すのは簡単ではなく、1人前として認められるまで時間がかかりがちな点はデメリットに。視野を広く持って様々な知識・ノウハウを取り入れる柔軟な姿勢が重要です。

CGクリエイター

コンピューターグラフィックを活用してリアルな質感の映像・画像を作成するのがCGクリエイターです。アニメやゲームといった映像作品業界の他にも、建築・自動車・医療など様々な分野で活躍しています。

CGクリエイターは専門分野によって様々な呼び方がありますが、中でも人物や物を立体的に表現する「モデラー」が有名です。年収事情は平均300万~500万円とされているため、一般的な会社員と同程度の水準といえるでしょう。

CGクリエイターは先端技術を駆使して創作物を生み出すという楽しさがあります。活躍できる業界の幅も広いため、将来性の高さもメリット。デメリットは最新技術であるが故にトレンドの移り変わりが早いことです。

新しい技術やツールのリリースも多いので、業界内の情報に対してアンテナを張り巡らせましょう。

2D・3Dクリエイター

2D・3Dクリエイターは主にゲーム業界で活躍する人が多いです。人物・物・自然やエフェクトなどをコンピューター上で表現するのが仕事となっています。

3D技術が発達したことで、2Dデザイナーに3Dの知識・スキルが求められるようになったという背景も。そのため、2Dと3Dを分けてクリエイターを抱えている企業もあれば兼務しているところもあります。

年収の目安は350〜450万円前後で、担当できる業務範囲を広げることが年収アップのポイントです。2D・3Dクリエイターはスキルや知識の汎用性が高く、活躍の場が広いというメリットがあります。

経験を生かしたキャリアプランも様々です。ただし、華やかな仕上がりとは裏腹にソフト上での作業が地味な一面も。未経験から目指す場合は仕事の実態についてしっかり調べておくようにしましょう。

Webデザイナー

Webサイトやランディングページのデザインを担当するのがWebデザイナーです。クライアントやディレクターの意向を汲み取り、魅力的かつ使いやすいデザインを提案します。

自身で実際のプログラミングまで行う人も多いですが、業務量によってはプログラマーと分業するという選択肢も。平均年収は約470万円と比較的高めです。

IT化が進んだ現代ビジネスシーンにおいて、Webデザインは欠かせない存在と言っても過言ではありません。将来性が高く仕事を通じてマーケティングに関する知識も身に付く点がメリットです。

その反面、短納期の仕事や作業中の仕様変更が多い点がデメリットになることも。仕事の効率化とアクシデントに対応する柔軟性が肝要になるでしょう。

コンセプトアーティスト

制作現場では作品の根幹となる考え方を「コンセプト」と呼び、それを絵に描いて視覚化する人をコンセプトアーティストと言います。

本格的にプロジェクトが開始される段階で制作されるコンセプトアートは、作品を象徴する要素が詰まっているため作品作りにおいて重要な役割を担うものです。平均年収は約400万円とされています。

コンセプトアーティストはイメージを具現化するという、絵描きの本質的な部分を仕事にしています。自分なりに解釈して描いた世界観が多くの仲間に共有されるのは、コンセプトアーティストならではのやりがいです。

既存のコンセプトがベースになるため、自分のオリジナル要素を取り入れにくいという点はデメリットといえます。作品の考え方や世界観を壊さず、自分らしさを絵に落とし込むバランス感覚を磨いてください。

漫画家

古くから多くの人に親しまれている漫画を描く仕事も、絵を描くスキルが要になってきます。漫画家は絵が上手いだけでは成立せず、設定・キャラクターデザイン・背景・ストーリーやセリフ回しなど広い視野で作品の世界観を構築することが重要です。

アシンタントを雇う場合は価値観の共有も成否を左右するポイントに。漫画家は雑誌に掲載する原稿料や単行本売上の印税が主な収入源ですが、人気によって年収がまちまちで平均値を算出するのが難しい仕事です。

年間数万円程度でアルバイトを兼業する人も居れば、数億円の年収を誇る人気作家も存在します。

漫画家はとにかく好きなことを仕事にして没頭できるという点がメリット。メディアミックスによるアニメ化やゲーム化といった大きな夢もあり、ヒット作品を生み出せば大きな印税収入が期待できるでしょう。

他方で連載を抱えている漫画家は締切に追われる生活を苦に感じることも。Web漫画や同人など活動の幅が広がっているので、自分のペースを守りながら執筆できる環境を模索するのもおすすめです。

画家

「絵を描く」という行いの極地にあると言って良いのが画家です。画家は自分の思い描く世界を大きなキャンバスに描き、それに価値を見出した人に売って収入を得るのが基本となります。

1つの作品を仕上げるのに数ヶ月かかることも珍しくありません。作品は一枚数千円~数十万円が相場ですが、超人気画家ともなると一枚数百万円の値が付くことも。

人気商売であるため平均年収の算出が難しいですが、一般的に名の知れた画家であれば600万~700万円程度と言われています。

画家は事業が軌道に乗りさえすれば、比較的落ち着いた生活を送ることができる仕事です。自分の絵を売る分には締切や納期に追われることもなく、インターネットの発達によって自分の作品を知ってもらえるチャンスも増えました。

しかしファンが付くまでは収入が乏しく、アルバイトや副業が必要になる場合が多い点はデメリットです。絵に関係する副業で収入を安定させながら、自分の作品に磨きをかけるのが一般的といえます。

絵本作家

絵本の制作を専門的に行い、キャラクターとストーリーを描くのが絵本作家の仕事です。場合によってはストーリー構成を他のクリエイターに任せて、連名で作品を出すこともあります。

一般的に子ども向けというイメージが強い絵本ですが、大人でも泣ける・考えさせられる作品が数多く展開されるようになりました。企業勤めの場合は年収300万~400万円前後が目安です。

フリーランスの場合は原稿料(3000~5万円が相場)と、売上の約10%が印税として収入になります。

絵本作家は子どもの思い出に強く残る作品も多く、良い意味で人生に大きな影響を与えることも。良作は長きにわたって愛されるため、やりがいが大きい仕事です。デメリットとしては、作品制作において制約が多いという点が挙げられます。

絵本は基本的に子どもが読むことを想定しているため、あまり難しい設定やストーリーは向いていません。シンプルながらも意義深さや教訓の感じられる作品作りは、一筋縄ではいかないのです。先輩作家の作品や名作から多くを学びましょう。

アートディレクター

作品作りやプロジェクト進行において、グラフィックが必要になる場面は多いです。アートディレクターはそれらを揃えるためにイラストレーターやデザイナーへ発注し、グラフィック関連の監督指揮を執ります。

仕事の上で自分が絵を書くことは少ないですが、クリエイターと綿密に連携するには絵の知識が必要です。

いわゆる管理職的なポジションになるため、平均年収は約522万円と高めの水準。それだけ責任も重大なので実績や能力のある人が採用されています。

アートディレクターは制作現場というよりも、関係各所を回って調整役となる場面が多いです。様々な人と関わったり反応を見たりできるため、自分の仕事がどのように受け止められているのか実感しやすいというメリットがあります。

人脈作りがしやすいというのもポイント。打ち合わせや入稿チェックといった業務が多く、自分で絵を描くことが好きな人にとってはやや物足りない可能性があるというデメリットがあります。

自分は「絵が好き」なのか「絵を描くことが好き」なのか、仕事選びの段階で明確にしておくと安心です。

絵を描く仕事に必要なスキル

芸術分野である絵に関する仕事は、次のようなスキルを磨くことで活躍の幅が広がります。

絵を描く仕事に必要なスキル

画力と発想力

絵を仕事にするためには、他のライバルに負けない画力が重要です。しかし画力だけでは早い段階で頭打ちになってしまう可能性があります。差別化を図るためには、斬新なアイディアや魅力的な設定を考案する発想力を磨きましょう。

アウトプットの質を上げるにはインプットが要なので、各種メディアや展覧会などを積極的に活用して知見を広げてください。

デジタルスキル

絵描きの世界でもデジタル化が進んでおり、原稿のやり取りもパソコン上で完結させる企業が増えています。

自分が絵を描く際に愛用しているイラストツールはもちろん、クラウドストレージやチャットツールの使い方も覚えておくと仕事がスムーズに進むでしょう。

セルフマネジメントスキル

絵を描く仕事は基本的に締切や納期と隣り合わせのため、スケジュールや体調を管理するセルフマネジメントスキルが求められます。

特にフリーランスとして働く場合はクライアントからの信頼や収入に直結するので、十分意識を高めておくようにしましょう。使いやすいスケジュール帳や付箋で、重要なタスクが目に付きやすい環境にしておくのもおすすめです。

未経験から絵を描く仕事に就く方法

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

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