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ゲームクリエイターの志望動機・例文!アピールポイントや書き方、面接での伝え方とは?

個人がゲームを作るようになった昨今、ゲーム制作会社は優秀な人材を囲い込んで、個人制作のゲームに負けない作品を作ろうと必死です。

だからこそ、ゲームクリエイターの選考では自分の才能や経験、志望動機を上手くアピールする必要があります。

そこで本記事では、ゲームクリエイターを目指す際の志望動機の書き方について、3つのアピールポイントと共にご紹介して参ります。

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

ゲームクリエイターの仕事内容とは?

ゲームクリエイターは、ゲームソフトの開発や制作に携わる仕事の総称です。ゲームは、さまざまな役割や職掌の人が集まって作るものです。

実際にゲームのエンドクレジットを見ると、100人以上のスタッフの名前が連なっていることが確認できるかと思います。

もちろん、その中には声優や外部の協力者などが含まれていますが、そうした外部の人々を除いたとしても、多くの人がそのゲームの制作に関わっていることは自明です。

各役職ごとにゲーム制作がどのような流れで進んで行くのかを見ていくと、まず、プロデューサーが予算編成やスケジューリング、人員の編成を行い、ディレクターが実際に制作を指揮します。

プランナーがどんなゲームにするかの土台を作り、その土台をもとにしてキャラクターやシナリオの大枠を作ります。

キャラクターや背景、ゲーム中のUIなどのデザインは、それぞれ専門としているデザイナーの担当領域です。

シナリオライターはゲームのストーリーや展開を台本としてまとめつつ、キャラクターに設定や台詞を与えて命を吹き込みます。

デザイナーが描いたキャラクターや背景は、グラフィッカーの手でゲーム内のグラフィックに落とし込まれていきます。

さらに、サウンドクリエイターがゲームを彩るBGMや効果音をつけていき、必要に応じて声優に台詞を収録してもらいます。

これらの要素をゲームとして動くようにするのがプログラマーの仕事です。最終的に形になったゲームは、デバッガーが実際にプレイして、想定外の動作をしないかを確認し、晴れて世に出るのです。

ちなみに、ゲームクリエイターの平均年収ややりがいなど、もっと詳しい情報を知りたいという方は下記の記事にまとめてありますので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

1日のスケジュール例

ここでは、プランナーを例にしてゲームクリエイターの1日のスケジュールを追います。まず、朝10時には出社して、メールチェックの後に仕様書の作成を始めます。

仕様書は、どのようなゲームを作るかについて書かれた資料で、シナリオライターやプログラマー、デザイナーはこの仕様書を元にそれぞれの担当部分を作成することになります。

11時半に会議があり、他のプランナーが作成した別のゲームの仕様書について、プランナーや各クリエイターに対する説明と質疑応答が行われました。

12時半にお昼休みを迎えて、昼食を取ります。午後1時半に業務を再開すると、仕様書を元に作成されたプログラムが完成したとの報告を受けたため、成果物のチェックを行いました。

仕様書の内容は全て反映されているか、バグや想定外の動作が無いかを入念に確認し、改善点をまとめて担当プログラマーと成果物をレビューします。レビュー後、改善点を確認して打ち合わせを終えました。

15時からは外出して、近くのアミューズメント施設に向かいます。ちょうど子どもたちが学校から帰る頃で、寄り道してアミューズメント施設で遊ぶ子どもたちもちらほらと見かけることができました。

子どもたちが遊ぶ業務用ゲームの傾向や、その反応、交わされる会話などを聞いて、次の企画のヒントにします。このように、情報を収集したり、取材を行うのもプランナーの重要な仕事のひとつなのです。

社に戻ると、再び仕様書の作成を行います。時期によって、仕様書の作成や企画書の作成、デバッグやバランス調整など、作業内容は変わります。

この日は19時半に退社と、30分程の残業で済みましたが、納期直前であったりタスクの状況次第では、残業が増えることも少なくありません。

ゲームクリエイターの志望動機のアピールポイント

ゲームの作り手になりたいと思った動機を説明する

もちろん、ゲーム業界で仕事をする以上、ゲームが好きであることは必要最低条件です。しかし、ゲームが好きであることをいくらアピールしても、それが採用にプラスに働くわけではありません。

企業側が欲しい人材は自社ゲームのファンではなく、ゲームクリエイターであることを意識しましょう。その上で志望動機を書くならば、作り手の側に立ちたいと思った理由や想いを書くことが望ましいです。

シナリオライターであれば、その会社が出している作品の「続編のストーリーを自分の手で紡ぎ出したい」、プランナーであれば「自分が企画した新作ゲームをこの会社から出したい」というアピールが良いでしょう。

ゲームが好きであること以上に、自分がどうやって会社に貢献するのかを伝える方が効果的です。

過去の実績から、将来会社で貢献できる分野を説明する

前職がゲーム業界であれば、過去に携わったゲームを挙げた上で、将来自分がその会社で貢献したいことを説明すると良いでしょう。

もちろん、これは前職がゲーム業界以外であっても問題ありません。例えば、個人でゲームや小説、イラスト等の創作活動をしていれば、それもまた立派な実績です。

創作活動以外でも、「前職で新商品開発プロジェクトのリーダーを務めた」「社員旅行の企画を担当して成功に導いた」など、前職での実績をゲーム制作に活かしたいとする方向でも良いでしょう。

自分は何をやってきたのか、それを活かしてゲーム制作の現場で何ができるのか、といったことをアピールします。

繰り返しになりますが、ゲーム制作会社が求人において求めているのは「ゲームのファン」ではなく、「ゲームクリエイター」です。ゲームのために何ができるのかを志望動機でしっかりと説明しましょう。

求人と合致する内容の動機にする

求人内容にも注目しましょう。現在その会社が何の目的でクリエイターを求めているのかをしっかりと見極めた上で、自分が的確な人材であることをアピールするのです。

例えば、会社側は既存シリーズの続編を作る目的でクリエイターを募集しているのに、志望動機で完全新作を作りたい旨をアピールしても、ミスマッチと判断される可能性があります。

この場合は、シリーズの続編でこんな試みをしたい、こんな働きで続編の制作に貢献したい、というアピールを行うのが、採用されやすい志望動機と言えます。


仕事選び

【例文】ゲームクリエイターの志望動機の書き方

ここでは、ゲームクリエイターの志望動機について、業界内の同職種・異職種で転職する場合と、業界外から転職する場合について、それぞれ例文を提示した上でポイントごとに解説を行います。

同業界・同職種からの転職の場合

「私は前職にてシナリオライターを担当しておりました。しかし、私が得意とするシナリオの作風と、会社が求めるシナリオの方向性が異なっていたのが目下の悩みでした。

貴社が先日発表した新規IPの○○について拝見したところ、私のシナリオの作風が活かせるのではないかと感じて、貴社に応募しました。

前職での実績と経験を糧にして、貴社が展開する新規IPをより素晴らしいものにしていきたいと存じます。お忙しいところ恐縮ではございますが、面接の機会をいただければ幸いです。」

同業他社への転職にあたっては、どうしても前職における上司や職場への不満を書いてしまいがちですが、採用の場においてはあまり良い印象を与えることはありません。

方向性の違いという形で、自分にも原因があるという謙虚な姿勢を見せつつ、「貴社であれば方向性が合致する」という前向きなアピールを行い、「実績と経験があるので即戦力になれる」という期待を煽る書き方が望ましいでしょう。

同業界・異職種からの転職の場合

「私は前職ではプランナーとして5年間勤務しておりましたが、仕事とは別に個人で漫画やイラストの執筆活動を続けていました。

アマチュアでの活動ではありましたが、画像投稿サイトでは多くの高評価をいただけております。

今回、貴社のデザイナーの募集に応募させていただいたのは、自分がプランナーである以上に、デザイナーとして貴社が展開する〇〇のシリーズ作品に貢献できるのではないかという考えがあったことが最大の理由です。

また、プランナーとしての5年間の経験を活かして、作品の企画を立案する際のイメージボードやコンセプトアート等でお役に立ちたいと考えております。まずは機会を与えていただければと思います。」

同業界でありながら別の職種に転身したいと考える場合、なぜ別の職種に挑戦しようと思ったのか、挑戦の場に前職の職場ではなくこの会社を選んだのはなぜなのか、という点を説明すると良いでしょう。

その際に、前職での経験をアピールに絡めると、即戦力として活かすことができるという期待をもたせることが可能です。

自分が担当者の立場だった時に考える「なぜ?」を想定した上で、それに対する回答をしっかりと記述して、志望動機に説得力を持たせましょう。

異業界・異職種からの就・転職の場合

「子供の頃からゲームで遊んでおり、特に貴社の○○というゲームはストーリーや世界観が好きで何周もプレイしました。

いつしか作り手としてゲーム業界に携わりたいと考えるようになり、大学時代にいくつかのインディーズゲームを制作しました。

その中でも△△というゲームは多くの人に遊んでもらうことができ、自信に繋がりました。

この時の経験を糧として、貴社での新作はもちろんのこと、小さい頃に遊んだ○○のシリーズ最新作についても、制作に携わりたいと考えています。

プログラム以外にも、シナリオやUIデザインの経験があるため、さまざまな領域でお力になれると存じます。」

なぜゲーム業界の求人を受けたのか、なぜこの会社を選んだのかという点を明確にしましょう。

例文では具体的なゲーム名を挙げて、そのシリーズの新作に携わりたいとしていますが、このように具体的な製品名を挙げることで「貴社のことをよく知っている」というアピールに繋がります。

また、ゲームクリエイターとして活かせる能力をアピールすることで、未経験でも十分会社に貢献できることを示すことにも繋がります。

「どうしてもここで働きたい」という熱意、「自分はこういうことをやってきた」という実績、そして「だから貴社ではこれができる」という能力、以上3つのアピールポイントをしっかりと押さえた志望動機を書きましょう。

ちなみに、「志望動機の基本的な考え方を確認しておきたい」という方は、下記の記事に基礎的な部分から細かくご紹介しておりますので、ぜひこちらも参考にしてみてください。

志望動機で困ったら・・・

ゲームクリエイターの志望動機を書こうとしても自分ならではのアピールポイントが見つからなくて書けないという人もいるでしょう。

「本当にこれでいいのかなぁ・・・」と不安を抱いたまま応募するのは、内定の可能性を狭めてしまうようで気が引けますよね。

そこでぜひ知っておいていただきたいのが就・転職エージェントの存在です。

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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