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高卒認定試験の難易度はどれくらい?合格率と出題科目を紹介!

仕事探しをする中で、「高卒以上」という応募資格を見てあきらめた経験がある人もいるのではないでしょうか。高校を卒業していなくても、卒業した人と同等と認められるのが「高卒認定」試験です。

仕事探しの幅が広がる高卒認定試験を受けるかどうか決めるためにも、まずは試験について知ることをおすすめします。本記事では、高卒認定試験の難易度から、合格率、出題科目まで詳しくご紹介しましょう。

高卒認定試験とは?

一般的に高卒認定試験(高認)と呼ばれるのは、文部科学省が毎年2回、8月と11月に行う「高等学校卒業程度認定試験」のことです。

高校に進学しなかった人や中退した人でも、試験に合格すれば、高等学校を卒業した人と同等の学力があると認められます。就職や進学の際に、高卒の人と同等の扱いを受けることができる資格です。

16歳以上から受験が可能で、年度中に誕生日を迎える場合は、15歳時点でも受験できます。ただし、合格者として認定が有効になるのは18歳の誕生日からです。

受験時の年齢の上限はなく、60歳以上で受験し合格する人もいる試験で、何歳になっても受験できます。

高卒認定試験の出題形式

高卒認定試験の出題形式は、マークシート方式が基本です。問題文とともに、選択肢となるいくつかの解答候補が掲載されています。正しい答えの番号を選んで、解答用紙にマークする方法です。

問題に対する解答候補の数は基本的に4個ですが、教科によっては5~6個の中から選択する場合もあります。

解答候補が4個の場合は、4分の1の確率で正解できますから、運が良ければ勉強しなくても良い点数を取ることができるかもしれません。

しかし、過去数年分の試験問題と解答は文部科学省「高等学校卒業程度認定試験問題(高卒認定試験) 解答・過去問題」に掲載されていて、無料で見ることができます。

事前にしっかりと勉強をしておけば、自信を持って解答することができるでしょう。

高卒認定試験の出題科目

高卒認定試験の出題科目は、6教科14科目です。選択方法によって最小8科目~最大10科目を受験し、選択した全科目に合格すれば高卒認定が取得できます。

まず、「国語」「数学」「外国語(英語)」の3科目は必修です。

地理歴史は、「世界史A」「世界史B」のどちらか1科目と、「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」のいずれか1科目、合計2科目を選択します。

公民は、「現代社会」の1科目か、「倫理」「政治・経済」の2科目、どちらにするかで合計科目数が異なる教科です。

理科は「科学と人間生活」「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」の5科目があります。「科学と人間生活」を選んだ場合は、残り4科目の中から1科目選択し、合計2科目です。

「科学と人間生活」を選ばなかった場合は、他の4科目の中から3科目を選択して、合計3科目になります。

科目の選択方法により合計科目数が変わるため、特に得意な科目や勉強しやすい科目がない場合は、合計科目数が最小の8科目になるよう選択すると、勉強範囲を絞ることができるでしょう。

高卒認定試験の受験に向いている人

高卒認定試験の受験に向いている人とは、どのような人でしょうか。就職や進学の条件として「高卒」と認められたい人の中でも、以下のような人には、高卒認定試験を受けることをおすすめします。

高校に通うお金や時間がない人

高校に通って卒業して高卒資格を得るためには、通常3年間という時間と、学費やその間の生活費が必要です。

高校に通うお金や時間がなく、できるだけ早く就職してお金を稼ぎたい、実務経験を積みたい、という人は高卒認定試験の受験も一つです。

合格できる学力を勉強して身につける必要はありますが、試験は毎年2回実施されるため、合格することさえできれば1年で高卒認定を取得できるからです。

高校を中退したが大学に進学したいと考えている人

一度は高校に入学したものの、何らかの事情があり中退した人の中で、大学に進学したいと考えている人も高卒認定試験の受験に向いているでしょう。

高校在学中に取得した単位によっては、試験に合格するのと同等の学力があると認められ、試験科目の一部免除を受けられる可能性があります。

全部で8~10科目の合格が必要な試験ですが、免除を受けられれば通常より少ない科目数で高卒認定の取得が可能です。

▶高等学校卒業程度認定試験 試験科目・合格要件

英検などの検定を取得している人

高校に通ったことがなくても、英検などの技能審査に合格して級を取得している人も、高卒認定試験の受験に向いています。

検定で取得した級によっては、高校在学中の取得単位と同様に一部科目免除を受けられるため、少ない科目で高卒認定を取得できるからです。

一部科目の免除が受けられる技能審査には、英検や歴史能力検定、実用数学技能検定があります。

たとえば令和4年度の場合、公益財団法人全国商業高等学校協会が行っている「英語検定試験」の1級または2級を取得していれば、必修である英語科目の免除を受けることが可能です。

科目により、免除に必要な検定と級が異なるため、何らかの検定を取得している人は、免除要件を確認してみましょう。

▶知識及び技能に関する審査(技能審査)の合格による免除要件

高卒認定試験の合格ライン

高卒認定試験の合格ラインとなる基準点は、文部科学省では公表していません。これまでの試験から各予備校で推測されている合格ラインは、各科目100点満点で40~50点です。

合格最低点は試験ごとに異なりますが、50点を超えている科目は合格と考えていいでしょう。科目により得意不得意があるのは珍しくないため、全教科50点以上取らなければならない、と考えると難しく思えるかもしれません。

しかし、高卒認定試験は、合格定員数のない試験です。

もしも定員数が決まっていて成績上位者から順番に合格させる方式であれば、合格ラインも試験ごとの受験者数や学力レベルに左右されるため、「この点数まで取れれば安心」と想定できる点数も高く見積もる必要があります。

その点、高卒認定試験は、受験者を競わせる試験ではなく、ひとりひとりの学力が基準に達していれば何人でも合格できる公平な試験です。

落とすための試験ではなく、高卒資格のない人にも就職や進学の機会を広げるために実施される試験であることを覚えておくと、前向きに取り組めるでしょう。

高卒認定試験の難易度

高卒認定試験の難易度について、試験範囲や合格率、合格のためのコツも合わせて詳しくご紹介しましょう。

試験範囲は?

高卒認定試験というと、高校3年生までのすべての内容が含まれると思われがちですが、実際の試験範囲は「中1~高1まで」の内容が中心です。

基礎学力を判定するための試験であり、中卒の人でも独学でじっくり取り組める範囲といえるでしょう。

合格率は?

文部科学省が試験実施ごとに発表する「高等学校卒業程度認定試験実施結果について」から、直近5年間の合格率をご紹介します。

年度 受験者数 合格数 合格率
平成29年度 21,744人 9,479人 43.6%
平成30年度 21,220人 9,224人 43.5%
令和元年度 19,853人 8,931人 45.0%
令和2年度 16,654人 7,681人 46.1%
令和3年度 17,704人 8,097人 45.7%

直近5年の合格率は45%前後で、2人に1人ほどの割合で合格していると考えていいでしょう。努力すれば合格するのも決して不可能ではない難易度です。

一度の試験で全科目合格を目指す人だけではありませんから、認定試験合格者数だけでなく、1科目以上合格している人の割合も見ておきましょう。

平成29年が90.4%、平成30年度が89.6%、令和元年が90.8%、令和2年が94.7%、令和3年が90.7%と、1科目以上でみると、90%ほどの人が合格できていることがわかります。

何回かに分けて受験できる

各科目の出題範囲は中1~高1までで基礎学力を判定するものとはいえ、幅広い内容です。8~10科目を一度に受験すると、出題範囲が広く科目数も多いため、勉強が追いつかない、と感じる人もいるでしょう。

高卒認定試験の難易度は、問題の難しさよりも勉強量の多さといえるかもしれません。ただし、高卒認定試験では、合格した科目は次回以降の受験を免除されます。

一度の試験で全科目に合格する自信がないときには、無理をし過ぎず、複数回の試験で合格するつもりで科目数を分けるのもコツといえるでしょう。

たとえば、1年間に受けられる2回の試験で合計8科目合格するプランを立てれば、1回4科目ずつの受験になり、科目ごとに割り振れる勉強時間を増やせます。

一生使える高卒認定ですから、自分が受験対策に割ける時間や体力を考えて、長い目で見た無理のない合格プランを立てるといいでしょう。

高卒認定試験を受験するメリット

高卒認定試験を受験するメリットは数多くあります。代表的なメリットを3つ、ご紹介しましょう。

就職や進学に使えて、将来の可能性が広がる

「高卒認定」があれば、就職や進学の際に高卒の人と同等の扱いを受けることができるのが大きなメリットです。企業の求人で「高卒以上」と書かれている仕事や、「高卒程度」が求められる公務員の採用試験にも問題なく応募できます。

大学や短大、専門学校の受験も可能です。さらに、受験資格が「高卒以上」となっている国家資格や免許の受験要件も満たせます。

ただし、受験に実務経験が必要な場合もあるため、他の要件を満たしているか合わせて確認しましょう。

高校に通うお金と時間を節約できる

試験合格に必要な学力があれば、高校に通わなくても高卒認定が取得できます。毎日の通学にかかる時間と手間を省くことができ、学費もかかりません。

通信制高校に通えば費用は比較的安く抑えられますが、卒業まで時間がかかります。高校を卒業するまでの時間と費用を節約できるのは、高卒認定試験の大きなメリットといえるでしょう。

年齢に関係なく高卒認定を取得できる

高卒認定試験は、16歳以上の人であれば何歳でも受験できます。定時制など幅広い年代の人が通う高校もありますが、大人になってから高校に通うのは気が引ける、という人でも年齢を気にせず高卒認定を取得できるのがメリットです。

高卒認定試験を受験するデメリット

高卒認定試験を受験するデメリットはあるのでしょうか。注意が必要な点を以下で解説します。

学歴は「高卒」にならない

紛らわしいのですが、高卒認定試験に合格しても、学歴は「高卒」にならない点に注意しましょう。卒業した高等学校名が書けないため、学歴自体は「中卒」のままということです。

もし高学歴が必要な場合は、高卒認定を受けたあとで専門学校や大学に進学して卒業すれば、「専門学校卒」「大学卒」の学歴を得ることができます。

また、公務員などの採用試験で「高校卒業者と同程度の学力があること」が必要条件になっている場合も、高卒の学歴がある人と同様に就職試験を受けられるのです。

独学で合格するにはある程度の努力が必要

高卒と同等程度の学力があることを認定する試験ですから、合格レベルに達するためには勉強が必要です。独学で合格レベルの学力を手に入れるためには、自分で努力しなければなりません。

ひとりではどう勉強すればいいかわからない、つい日々の生活に流されてしまう、というタイプの人は、通信制や定時制といった高校に通うのも選択肢のひとつです。費用はかかりますが、高卒認定対策の予備校も存在します。

高卒認定試験は基本的に基礎学力を判定するため、大学合格レベルとして想像されるような高い学力を求められる試験ではありません。

文部科学省のホームページで過去の試験問題と解答を入手するか、各出版社で発行している参考書や問題集で内容を確認してみれば、独学で合格できそうか、自分には難しすぎるかという判断に役立てることができるでしょう。

試験が年に2回しかない

高卒認定試験は毎年8月・11月に行われます。年に2回しかないため、申し込みの時期を逃すと翌年まで試験が受けられません。

一度で合格できなかった場合や、科目数を分けて受験する場合にも、認定を取得するまでに時間がかかる点がデメリットといえるでしょう。目標を立てて勉強し、計画的に受験したい試験です。

就・転職を有利にしたいなら

ちなみに、就・転職を有利にしたいと考えている場合、高卒認定試験を受けるのはあまり得策とはいえません。

というのも、高卒認定試験に合格するまでにはそれなりの時間と労力がかかるだけでなく、合格したからといって必ずしも納得のいく職場に就・転職できるとは限らないからです。

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