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【挨拶先別・例文付き】退職の挨拶を円満に行う3つの重要ポイント

今の職場を退職して転職しようと思っている方もいるのではないでしょうか。そんな時に必要になるのが、退職の挨拶です。今まで仕事をする中でお世話になってきた人たちに、しっかりと挨拶することが社会人としてのマナーになります。

そこで本記事では、退職の流れや、挨拶をする時のマナー、気をつけるべき注意点などをご紹介していきます。

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退職の流れ

退職を考えているけれど、どのような流れで退職するものなのか分からず悩んでいる方もいるでしょう。

退職の流れを把握していなければ、会社側に迷惑をかけてしまったり、社会人としてのマナーがなっていないと思われてしまったりするため注意が必要です。

まず、退職することが決まったら退職希望日を自分の中で設定したら、会社側に退職する意思を伝えます。きちんと話し合って退職が認められたら、実際に退職する日を決定します。

そして、今自分が任されている仕事の引き継ぎをしながら、少しずつ退職する準備を始めます。

その次に、今までお世話になってきた人たちに挨拶することになります。退職の挨拶は、社外の人に対しては退職日の2週間ほど前から行い、社内の上司や同僚、部下などには退職日当日までに順次行います。

一連の最後に挨拶があるため、退職日当日まで気を抜かずにいることが大切です。

挨拶先の種類と対応方法

退職することになったら、挨拶するべき人を把握して失礼のないように挨拶を済ませる必要があります。そこでここでは、挨拶先の種類と、挨拶の方法は対面なのかメールなのかについて説明していきます。

どのようなことに注意すればいいのか、ポイントなども合わせてご紹介します。

上司

上司からは仕事をする上で多くのことを学び、一緒に過ごす時間も多かったのではないでしょうか。直接的にお世話になる機会が多い相手のため、対面で挨拶して感謝の気持ちを伝えることが大切になります。

目上の相手のため、自分のタイミングで挨拶するのではなく、必ず相手の都合を優先して挨拶する時間を作ってもらうようにしなくてはなりません。

職場でタイミングを見計らい、「お時間いただけますか」などと一言断ってから話し始めるようにするといいでしょう。また、周りに人がいると話しにくい内容になるため、二人で話せる場所を考えることも大切です。

もし、出張などで上司の都合が合わず直接挨拶できない場合は、メールを使って挨拶するようにしましょう。会えないからと言って今までの感謝を何も伝えずに退職するのは礼儀がありません。

最後までお互いに気持ちよく仕事をし、思い残すことなく退職するためにも、メールでお礼の言葉を伝えることが求められます。この時も、メールを送る時間帯に注意しなくてはなりません。

夜中など非常識な時間帯にメールしてしまうと悪い印象を与えることになるので、相手の迷惑にならない時間帯を考えるといいでしょう。

同僚

同僚とはこれまで協力しながら一緒に仕事を頑張ってきた思い出がある方も多いのではないでしょうか。

親しい同僚がいる場合は誰よりも先に退職することを伝え、挨拶したいと感じるかもしれませんが、まだ退職することが公になっていない場合、「〇〇が退職するらしい」という噂が先に広まってしまうしまうなど、トラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。

たとえ親しい同僚がいても、その人を特別扱いすることなく同僚全員に同じタイミングで挨拶するように心がけることが大切です。

また、挨拶の方法は対面でもメールでもどちらでも大丈夫ですが、リモートワークでないなど毎日顔を合わせる場合には、できる限り対面での挨拶が望ましいです。

メールで挨拶する場合には、仕事上でのやり取りになるため丁寧な文章を心がけることが大切です。

部下

部下とどれくらいの関係性を築いてきたかは人によって異なりますが、今まで一緒に働いてきた仲間として、部下にもしっかりと退職の挨拶をする必要があります。

直接伝えられる場合は対面での挨拶もいいですが、相手との関係性を踏まえてメールで挨拶するという方法でもいいでしょう。

この時、部下だからといって気を抜かず丁寧に感謝の気持ちを伝えることが大切なため、上司や同僚への挨拶と同様に丁寧な文章を意識します。

また、部下のこれからの成長を願って、相手の良いところを褒める言葉を入れるのもいいかもしれません。

お客様(取引先)

取引先のお客様に対して退職の挨拶をする時、直接訪問して今までのお礼を伝えるべきか悩むでしょう。

ちょうど退職することが決まって仕事の引き継ぎをしているタイミングで相手と会う場合は、対面での挨拶をすることがいいかもしれません。しかし、場合によってはタイミングが合わず対面での挨拶が難しいということもあります。

社外の人間が相手ということで、仕事以外のことでスケジュールを合わせてもらうことは難しいという点を考えると、メールで挨拶をするのも良いでしょう。

その場合は、「メールでの挨拶になり申し訳ございません」など一言添えるようにすると印象が良くなります。

また、ただ単に退職することを伝えるだけではなく、今まで仕事をする中で生まれた相手とのエピソードなどを簡潔に入れた内容にすると、より感謝の気持ちが相手に伝わりやすくなります。

長くなってしまうと相手の迷惑になる可能性があるため、ある程度簡潔にまとめる必要があります。

部署全体など複数相手

部署全体などの複数を相手にして退職の挨拶をする場合、さまざまなパターンが考えられます。上司などが配慮してくれて部署全体に直接挨拶する時間を作ってくれる場合もあるでしょう。

その場合は、全員に聞こえるような声の大きさで、今までの感謝を伝えるようにします。職場に思い入れがある場合は数々のエピソードに沿って色々な話をしたくなるかもしれませんが、仕事中であることを考えて、簡潔にまとめて話しましょう。

あらかじめ何を話すか考えて、時間を測っておくとスムーズに退職の挨拶を終わらせることができます。

また、全体に向けて直接挨拶する時間が設けられない場合は、一斉送信メールで挨拶するというパターンもあります。

この時、一斉送信でも大丈夫ですが、送る相手の情報が他の人に漏れないようにするためBCCメールを用いるようにしましょう。

そして、特定の人とのエピソードは一斉送信のメールには向かないため、部署全体でのエピソードを取り入れるようにします。

退職の挨拶で注意すべきマナー

退職の挨拶に慣れておらず、挨拶のマナーや注意するべきポイントが分からない方もいるのではないでしょうか。ここでは、退職の挨拶をする際に注意するべきマナーについて詳しくご紹介します。

ポイントを押さえておくことで相手に失礼なく自分の気持ちを伝えることができるため、挨拶をする前にチェックしておくといいでしょう。

退職理由について詳細を話さない

退職をする理由は、人によってそれぞれです。職場での人間関係がうまく築けずに退職する場合もあれば、スキルアップを目指して退職する場合もあるでしょう。

退職の挨拶では、嘘偽りなく退職理由について話したほうがいいと感じる方もいるかもしれませんが、場合によっては自分の意図とは違った受け取られ方をして会社に迷惑をかけてしまう可能性があるため、退職理由の詳細は話さないことが大切です。

たとえ会社に不満を抱えていたとしても、「もう退職するから自分には関係ない」と思って会社の悪口を言ったりするのはトラブルの原因になってしまいます。

社会人として退職する会社への配慮を忘れずに、お互いが気持ちよく退職日を迎えられるようによく考えて発言するようにしましょう。

もし同僚などに退職理由を聞かれた場合は、「一身上の都合です」と言って相手に理解してもらうといいかもしれません。それ以上踏み込んだ質問をされたら、他の話題に話を持って行くなどして対処することが必要になります。

そして、退職の挨拶をする順序ですが、話しやすいからといって上司を飛び越えて同僚や部下などを先にしてしまうと失礼にあたります。まずは上司に挨拶し、その後取引先や同僚、部下という流れを辿っていくとスムーズです。

また、人によって差が出ないようにあらかじめ内容を決めておくことも大切になります。例えば退職理由についてもし違う内容を話してしまったら、社内の人たちを混乱させてしまうことになりかねません。

仲の良い人には本当のことを話し、それ以外の人には話さない、といったことにならないよう気をつけましょう。

ネガティブな表現は避ける

退職の挨拶には、今までお世話になった人に対してただ退職することを伝えるだけではなく、これまでの感謝の気持ちを伝える役割もあるため、できるだけポジティブな表現を用いて挨拶することが求められます。

例えば、「〇〇さんには〜をしていただき、大変感謝しています」など、相手を立てるような表現をするとポジティブな印象を与えやすくなります。

しかし、相手との関係性によっては、うまく信頼関係を構築することができずわだかまりがあるという場合もあるかもしれません。それによって感謝の気持ちを伝えるのが癪に触ると感じる方もいるでしょう。

それでも、やはり社会人の退職の挨拶として、最低限のマナーを守ることが大切です。

たとえ嫌な思い出がある相手だとしても「〇〇さんの〜なところが苦手でした」などと大人げないことを言うのではなく、「〇〇さんとお仕事できて良かったです」など大人な対応を心がけるといいでしょう。

また、個別に退職の挨拶をするのではなく、部署全体など複数人に向けて直接挨拶する場面もあるかもしれません。

そのような場合、上司も同僚も部下もいる場のため誰に対しても角の立たない挨拶をすることが求められます。当たり障りのないポジティブな表現でまとめるようにしましょう。

また、特定の人間にだけ視線を向けるのではなく、全体に向けて話すことも重要です。

今後に関しても明言は避ける

退職の挨拶をする際に、自分のこれからの予定を話したほうがいいと考えている方もいるかもしれません。しかし、退職の挨拶で自分の今後について詳しく話す必要はありません。

逆に、今後に関して正直に明言してしまうと社会人としてマナー違反だと思われてしまう可能性も出てきます。

そのため、もし相手から今後について質問されたら、すでに転職先が決まっていたとしても「〇〇という会社に行きます」とは言わずに、「〇〇系への転職を考えているところです」などと現在進行形で次のステップへの準備をしていると伝えるようにすれば角が立ちにくいです。

深掘りしてくる相手に対して、間違っても不機嫌な表情をしたりして関係を悪くすることのないように気をつけましょう。

パターン別例文

退職の挨拶をする相手ごとに、どのようなことに気をつける必要があるのか気になっている方もいるはずです。

やはり挨拶する相手や、対面・メールといった挨拶の方法などによって注意するべきポイントが事なるため、失礼な挨拶にならないようにしっかりとポイントを把握しておくことが大切です。

ここでは、パターン別に意識するべきポイントを詳しくご紹介していきます。自分の立場に置き換えて、これから退職の挨拶を考える際の参考にしてみましょう。

【対面】上司に伝える際

お忙しいところ、お時間を作って頂きありがとうございます。突然ではありますが、一身上の都合で△月△日をもちまして退職することになりました。

〇〇さんには新入社員でまだ何もわからなかった頃から大変お世話になりました。いつも丁寧にご指導してくださり、まだまだ未熟な私ではありますが働くことのやり甲斐を学ぶことができました。

一緒にお仕事できなくなることは寂しくもありますが、〇〇さんと働けたことは私の誇りです。〇〇さんから教えて頂いたことを忘れずに、これからの人生も頑張っていきたいと思います。これまで本当にありがとうございました。

上司に対面で退職の挨拶をする際は、まず仕事で忙しくしているところ、わざわざ二人で話す時間を作ってくれたことに感謝の気持ちを伝えるところから始めましょう。

そして、上司のおかげでどのような学びがあったかを簡潔に伝えることが大切になります。なぜなら、言いたいことが多いからといって長々と話し込んでしまったら、相手の迷惑になるかもしれないからです。

相手の貴重な時間をもらっているということを忘れずに、あらかじめ伝えたいことはまとめておきましょう。

【対面】部署全体などでの挨拶

皆さんの貴重なお時間を頂きありがとうございます。この度私は、△月△日をもちまして退職する運びとなりました。〇〇部署に配属されてから、今まで皆さんと一緒に働く中でさまざまな刺激を頂きました。

私はこの部署で仕事の楽しさを学ぶことができたと思います。以前行ったプロジェクトを成功させることができたのは、皆さんに支えて頂いたおかげです。

本当に今までお世話になりました。短い期間でしたが、皆さんと一緒に働いて得た学びは一生忘れません。ありがとうございました。

部署全体に対面で挨拶する際は、複数人に向けて適切な表現をすることが求められます。

ある特定の人へ向けた挨拶だと違和感があるため、部署全体に向けて具体的なエピソードを取り入れながら挨拶するといいのではないでしょうか。

【対面】部下への挨拶

〇〇さん、忙しい中すみません。実はこの度、△月△日付で退職することになりました。〇〇さんには仕事でたくさんサポートしてもらって、本当に助かりました。

〇〇さんがいると心強くて、素敵な部下を持ったと周りに自慢していたくらいです。私はもうすぐ退職してしまうけど、〇〇さんはとても仲間思いで仕事への情熱もある素敵な方なので、これからの活躍が楽しみです。

至らない上司だったと思いますが、慕ってくれて嬉しかったです。今まで本当にありがとうございました。もし何か困ったことがあったら相談してくださいね。

部下への挨拶ということで、相手が緊張してしまわないようにあえて柔らかい表現を使って伝えるようにすることがポイントです。

また、部下のこれからの活躍を願って、相手の良いところを褒めたり、これまで一緒に仕事をする中で助かった点などを伝えるとポジティブな内容の挨拶にすることができます。

そして、部下と良い関係性を築いてきた場合は、これからのつながりを感じさせる一言を加えるのもいいかもしれません。

【メール】部署全体への挨拶

お疲れ様です。△△部署の〇〇です。突然のご報告ではありますが、一身上の都合により本日をもちまして退職いたします。

メールでの挨拶になりましたことをお詫びいたします。△△部署の皆様には今日まで大変お世話になりました。

充実しながら仕事に励むことができたのも、未熟な私にあたたかいご指導をして下さった皆様のおかげです。△△部署の皆様から学んだことを忘れずに、これからも精進していきたいと思っています。

今まで本当にありがとうございました。皆様のご活躍をお祈りしております。

部署全体にメールで挨拶をする場合、直接の挨拶ではなくメールでの挨拶になったことをお詫びする一言を添えると丁寧な印象になります。

また、対面での挨拶では自分の表情や声色などで感情を伝えやすいですが、メールでの挨拶は文章のみになるため感情が伝わりにくいことがあります。

そのため、出来るだけ丁寧な言葉を使って受け取った相手が不快にならないよう気をつけることが大切です。

【メール】取引先など社外への挨拶

お世話になっております。△△会社の〇〇です。私事で恐縮ですが、一身上の都合で△月△日をもちまして退職することとなりました。

本来であればお伺いしてご挨拶しなくてはなりませんが、このようにメールでのご挨拶となりましたことをお詫び致します。

□□様にはこれまで大変お世話になり、感謝しております。後任につきましては、〇〇が担当させて頂きます。今後ともよろしくお願い致します。

社外の取引先などにメールで挨拶をする場合は、社内の上司や同僚などへ向けた挨拶よりもさらに丁寧な表現で書くことが大切になります。また、メールでの挨拶ということで直接挨拶できなかったことへのお詫びの言葉も加えましょう。

そのことについて一言添えられていないと、相手によっては気分を害される場合もあるので注意しなくてはなりません。また、相手が気にするであろう後任のことについても書いておくと親切です。

後任の担当者が直接挨拶しにいく日程など、すでにこれからの流れについて決まっていることがあれば、それも一緒に書いておくようにしましょう。

退職から転職までをスムーズに行うには

退職から転職まで何事もなくスムーズに進めていくためには、退職することをきちんと上司に伝え、適切な流れでお世話になった人たちへ挨拶していくことが大切になります。

ただ、働きながら転職活動をする場合、退職についても同時に進めなければならないため、一人で進めていくには負担が大きいです。そこで、中でも転職活動に不慣れな方には転職エージェントを活用することをおすすめします。

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おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

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