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介護助手の仕事内容とは?平均年収や活かせるスキル、向いている人を調査!

介護職といえば、資格を取得できないと仕事に就けないというイメージが強いのではないでしょうか?しかし、介護助手(介護補助)であれば資格は必要ありません。

「介護の仕事に就いてみたいけど、資格の取得はハードルが高い・・・」「仕事に就くまでに時間がかかりそう」などと感じている方におすすめの仕事です。

本記事では介護助手(介護補助)の詳しい仕事内容や平均年収、おすすめの資格や向いている人の特徴などをリサーチいたしました。少しでも仕事選びのお役に立てれば幸いです。

介護助手の仕事内容とは?

各高齢者らの食事や入浴、トイレなどの身の回りの直接的なサポートを行うことができるのは、介護職員初任者研修以上の資格を持っている人材のみです。

しかし、資格を持っていなくても介護の仕事に携わることができるのが介護助手(介護補助)。介護士のそばでその業務のサポートを行います。

身体に触れるような直接的なサポート(身体介護)は行わず、各利用者の話し相手や清掃業務、食事の配膳などを行います。資格の取得を目指しながら、間近で介護士の仕事ぶりを見て学ぶことができます。

基本的には介護士よりも身体的負担の少ない仕事になりますが、職場によっては人手不足などを理由に負担の大きい業務を強いられる可能性もあるため、事前の注意が必要です。

介護助手が働ける施設は多岐に渡ります。デイサービスや認知症型グループホームや老人ホーム、老人保健施設などが挙げられます。

詳しい業務内容は介護助手の導入を早期に開始した三重県 介護老人保健施設協会の例によると、以下の3つに分かれています厚生労働省の資料より引用

Aクラス

一定程度の専門的知識・技術・経験を要する比較的高度な業務(認知症の方への対応、見守り、話し相手、趣味活動のお手伝い 等)

Bクラス

短期間の研修で習得可能な専門的知識・技術が必要となる業務(ADLに応じたベッドメイキング、配膳時の注意 等)

Cクラス

マニュアル化・パターン化が容易で、専門的知識・技術がほとんどない方でも行える業務(清掃、片付け、備品の準備 等)

介護助手の平均年収

ほっと倶楽部の介護助手の仕事内容とは?資格取得方法や給料をご紹介によれば、介護助手の平均年収は約280万円となっています。

国税庁の民間給与実態統計調査によれば2019年の日本の平均給与は約441万円となっており、介護助手の平均年収はこれを大幅に下回っていることがわかります。

介護助手のやりがいは?

さて、次は介護助手のやりがいについて見ていきましょう。

自分の裁量で働ける

介護助手と言っても、常に介護士のそばにいるわけではなく、いつでも指示がもらえるわけではありません。

業務に慣れてきたら、次第に任せてもらえる仕事も増えていき、自分の裁量で業務を進めていくことになります。

自分の工夫次第で業務が効率的に進んだり、周りが気づいていない部分を補うこともでき、やりがいに繋がります。

自立をサポートできる

介護の仕事は、ただ要介護者や要支援者の安全・安心な生活をサポートするだけでなく、本人が自立して生活していける範囲を広げることも目的になります。

介護助手は通常身体介護を直接的に行うことはできませんが、間接的にそのサポートを行うことができます。

本人が自立していく姿を間近で見ることができ、人の役に立てているという実感を得られるため、やりがいに繋がります。


仕事選び

介護助手のメリット&デメリット

さて、やりがいについてみてきたところで、ここからは介護助手のメリットとデメリットについて見ていきたいと思います。まずはメリットについてです。

介護助手に就くメリット

介護助手の仕事は、資格を取得せずとも介護の仕事に携わることができます。

実際のところ「介護の仕事に就きたい!」と考えても、実際に介護の仕事が自分に合っているのか不安が残るところですし、いきなり介護の資格を取得しようとなるとハードルが高いでしょう。

そこで介護助手の仕事に就けば、介護の仕事が自分に合うかどうかを働きながら確認することができます。そこで自分に合っていると感じたら、本格的に資格の取得を目指して勉強することができます。

また、介護助手は通常資格を有していないため、身体介護(直接身体に触れて行う介護活動)を行うことができません。

だからこそ、資格を有している介護士よりも比較的身体的な負担が少ないのがメリットです。

ただし、職場によっては人手不足を理由に、資格を有している人と同レベルの難易度かつ大きな責任が伴う業務を任されてしまうこともあります。

この場合、何よりも利用者本人を危険にさらしてしまうことにもなりかねないため、応募する介護施設の現状については事前に詳しく調べておきましょう。

そして、介護助手の仕事はより多くの人材を求めている職場が多いため、未経験でも採用してもらえる確率が高いこともメリットです。

中には正社員の求人もありますがパートやアルバイトとしての働き方も可能なため、ダブルワークを行いたい場合や子育てと両立させたい場合でも働けます。

介護助手に就くデメリット

上記でもお伝えしましたが、介護の仕事は業界全体で人手不足となっているため、本来資格を有している介護士がやるべき仕事を介護助手に任される場合もあります。

業務に慣れていて問題なくこなせる場合には大きな問題がないかもしれませんが、本来は資格を有していないと身体介護を行ってはいけません。

利用者を危険にさらし、意図せず自分の心理的に追い込むことにも繋がりますので、職場単位で人手不足が顕著な施設に勤めることにはリスクがあります。

また、介護助手の仕事は未経験者や無資格者でも参入できるということで給与が低いこともデメリットです。

そのため、今後も介護の仕事を続けていきたいと考えた場合には、この後ご紹介するような資格を働きながら取得しキャリアアップすることで給与も上げていくのが安定的です。

介護助手に向いている人ってどんな人?

ここまでお読みいただいた方の中には、介護助手を仕事選びの選択肢としてお考えの方もいらっしゃることでしょう。

しかし、どのような仕事にも向き不向きは必ず存在します。仕事選びを行う際には、就・転職に失敗しないためにも、その仕事が本当に事前に自分に合っているかをチェックすることが重要です。

そこで、ここでは介護助手に向いている人の特徴を簡単にご紹介いたします。

切り替えが早い人

介護の仕事では、常にイレギュラーな対応を行うことになります。だからこそ最初のうちはミスが多くなってしまったり、利用者の方に叱られてしまうこともあるでしょう。

しかし、介護に従事している方は全員その難関を通って成長していきます。「過ぎたことはくよくよしても仕方がない、次に向けて頑張ろう!」とすぐに気持ちを切り替えられる方が介護助手の仕事に向いています。

思いやりのある人

また、介護助手の仕事の質は、いかに利用者の方を思いやれるかに左右されます。体力的な負担が比較的少ないとはいっても、疲れる時は疲れてしまいます。

つい手を抜きたくなる時があるかもしれませんが、利用者の方がより安全に、安心して過ごすことができるような環境を作りたいという思いやりがあれば、おのずと体は動くものです。

だからこそ、人に対する思いやりを持っている方は介護助手の仕事に向いています。

臨機応変に対応できる人

介護助手とはいえ、イレギュラーな対応は常に必要となります。時には近くに先輩や頼りにできる人がいない時があるかもしれません。

そういった場合でも冷静に、臨機応変に対応できる能力のある方は、介護助手として質の高い仕事をすることができるでしょう。

介護助手を選ばない方がいい人ってどんな人?

一方で、介護助手の仕事に向いていない方もいらっしゃいます。ここでは簡単に3つの特徴をご紹介いたします。

コミュニケーションが苦手な人

介護の仕事にはコミュニケーションが欠かせません。利用者の方のニーズを引き出したり、常に的確な対応をしなければならないことはもちろんのこと、職員との的確な意思疎通をとることも、業務の質に関わります。

だからこそコミュニケーションそのものが苦手な方や、人見知りの方、人付き合いの苦手な方に介護助手の仕事は向いていないといえるでしょう。

迅速な対応が苦手な人

介護の仕事はスピード感を求められることが多いです。今すぐに対応しなければ大事になってしまうということは頻繁に起こります。だからこそ、迅速な対応が苦手な方には少々難易度が高いといえます。

介護業界でキャリアアップするつもりがない人

繰り返しになりますが、介護助手の仕事は未経験者でも無資格者でもチャレンジできる仕事のため、給与が低い傾向にあります。

だからこそ、今後資格を取得してキャリアアップしていくためのファーストステップとして考えていたり、介護職に就くかどうかの判断基準にしたいと考えている場合には問題ないでしょう。

しかし、キャリアアップなしに介護助手として仕事を続けていくことはあまりおすすめできません。

介護助手はあくまで無資格者でも任せられる仕事しか与えられないため、具体的なスキルが身につきづらく、金銭面でも低賃金が続く可能性が高いためです。

本格的に有資格者として介護に従事する可能性がない場合には、他の職種も検討すべきであると考えられます。

介護助手に活かせる資格・スキル・経験

さて、ここからはケアマネージャーに活かせる資格や活かせる能力、スキルについてお伝えいたします。ぜひチェックしてみてください。

介護助手に活かせる資格

介護助手には資格が必要とされません。ただ、今後も介護業界で仕事を続けていきたいと思っている場合には、資格がなければスキルアップは見込めず、金銭的にも損をしてしまうことになりかねません。

未経験から始める場合にはおすすめの資格がございますので、ここでは簡単に3つご紹介し、最後には今後の最終目標としておすすめの資格をひとつご紹介いたします。

介護職員初任者研修

介護の仕事を行うにあたって必要な資格の初級レベルにあたるのが、この介護職員初任者研修です。2013年に廃止となったホームヘルパー2級レベルに相当すると言われています。

介護関連の資格の中で最も難易度が低い民間資格となります。約130時間の研修(講義と演習)の受講と、全課程を修了した後の修了試験に合格することで取得することができます。

実務者研修

実務者研修は介護職員初任者研修と同じく民間資格ですが、より詳しい知識と技能を会得できる資格となっています。

介護職員として働くにあたって必要な介護のノウハウや認知症などについて知り、スキルを上げることができます。

実務者研修の資格を取得しておくと、訪問介護事業所において必ず配置しなければならないサービス提供責任者になることができます(この後紹介する介護福祉士の資格の取得でも可)。

また、これまでは原則医師や看護師以外には認められていなかった”たん吸引”と”経管栄養”について、基礎的な知識を得ることができます。

介護福祉士

介護関連の資格の中で唯一の国家資格となるのがこの介護福祉士です。介護の仕事を行うにあたって最もレベルの高い資格となります。

介護の基本から生活支援技術、認知症や障害の理解、医療的ケアについての筆記試験の他、実技試験が行われます。

受験資格はさまざまですが、中途採用の場合、基本的には実務経験を従業期間3年以上かつ従事日数540日以上積み、実務者研修の資格を持っておく必要があります。

別パターンの場合の受験資格などについてはこちらをご覧下さい。

介護支援専門員

先ほどご紹介した介護福祉士の資格を持っておけば、どの職場でも介護の専門家であることを証明することができます。未経験から始める場合にはまず介護福祉士の資格の取得を目指すのが良いでしょう。

もし、今後介護の仕事を続けていく中で介護福祉士としても経歴を重ねていき、更なるキャリアアップを目指したいと感じた場合には、介護支援専門員の資格を取得するのがおすすめです。

介護支援専門員とは通称ケアマネージャーとも呼ばれ、要介護者や要支援者の自立を目指したケアプラン(介護の計画書)を作成したり、その後の動向を確認するために各利用者の自宅を定期的に訪問するような仕事です。

介護職の中でも高収入を得ることができ、デスクワークの色彩が強いため、年齢を重ねた後も介護の仕事を続けて行きたいという方のキャリアプランとして最適な最終目標です。

介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格を得るためには、定められた職種で5年以上かつ900日以上の実務経験を積むなどする必要があります。全体的な流れは下記の通りです。

上記を見ていただければおわかりいただけるかと思いますが、未経験からケアマネージャーを目指すという場合には、介護福祉士の資格を取得して5年働く、または生活相談員・相談支援員として5年働くのがスムーズな流れといえるでしょう。

そして、介護支援専門員実務研修受講試験は各都道府県により年に1回実施されています。

これに合格することができたら、その後87時間で完了する介護支援専門員実務研修を全日程受講して、試験関連は終わりです。

その後登録申請を行い、介護支援専門員証が交付されてはじめてケアマネージャーの資格を取得することができます。

ちなみに、介護支援専門員実務研修受講試験は国家資格ではないものの難易度が高い試験となります。

ちなみに、専任の介護支援門員として通算60カ月以上従事した場合や、定められた条件をクリアし地域包括支援センターに専任従事した方などは、主任介護支援専門員(主任ケアマネージャー)の資格を取得してキャリアアップを目指すことも可能です。

ちなみに、全くの無資格から介護助手の仕事にチャレンジするのが不安だという方には、都道府県ごとに無料で介護に関する知識を学べる講座が用意されている場合がありますので、こちらを受講するのがおすすめです。

1日で終わるようなものもあれば1週間程度のものもあります。たとえば下記のようなものが例として挙げられます(厚生労働省の資料より引用)

介護の仕事では常にイレギュラーが発生します。どのような時でも冷静に対応することができるよう、事前に基礎知識をつけておくのが得策です。

介護助手に活かせるスキル・経験

介護助手は人との関わりによって成り立つ仕事のため、コミュニケーションスキルを活かすことができます。

今どんなことを欲しているのか、この後どんなことに困る可能性があるのかなどを予測することができるよう、施設利用者の方との緻密なコミュニケーションが重要になります。

その他職員との意思疎通が細やかにとれなければ、利用者の方を危険にさらすことにも繋がりかねないため、コミュニケーションスキルは介護の仕事に欠かせないスキルです。

また、利用者の心のケアを行うことも介護助手に必要な業務のひとつです。利用者にもそれぞれに不安やストレス、悩みがあります。

ただ話を聞いてあげるだけでも心理的負担は緩和されますが、できるだけ笑顔を絶やさないことが大切です。どんな時でも真心を持って笑顔で接することができる能力がある方は、その力を発揮することができます。

また、常に利用者と直接接する仕事になるため、接客業の経験がある方はその接客スキルを活かすことが可能となるでしょう。接客で得た観察力を発揮することができます。

理想の転職を実現させたいなら

さて、本記事では介護助手の仕事についてお伝えして参りましたが、いかがでしたか?少しでも仕事選びのお役に立てていましたら幸いです。

しかし、中には介護助手の仕事が自分に合わないかもと感じた方や、もっと他の仕事について知りたいという方もいらっしゃるでしょう。そこでぜひ知っておいていただきたいのが転職エージェントの存在です。

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