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既卒の就活が成功する3つのポイントとは?既卒も新卒枠を狙えるって本当?

“既卒になると就活が不利になる””既卒になると内定がもらえる企業がなくなる”などと言われている一方で、”卒業3年以内であれば新卒枠に応募できるから就活に有利である”といった情報もあり、一体何を信じればいいのか分からないという方も多いことと思います。

そこで、本記事では既卒が就活を成功させられる3つのポイントなど、知っておいていただきたい情報を網羅的にご紹介!就活初心者の方は特に必見です!

既卒とは?

既卒とは、高校や専門学校、大学などの各種最終学歴に該当する学校を卒業後、新卒時に就職しなかった人を指します。

既卒という言葉自体に明確な定義はありませんが、多くの就職関連サイトでそのように位置づけられています。

フリーターとの違い

既卒と区別しづらい層としてフリーターが存在します。

フリーターの明確な定義もまたありませんが、基は1980年代、定職に就いていない若者たちをとある求人雑誌内で「フリーアルバイター」と呼んだことから、派生して使用されるようになったと言われています。

その時代においては、「夢や自由のために定職に就かないことを選んだ人」という意味で使われていたそうです。

近年においては、内閣府の定義するところによると学生や主婦を除く若年者(15~34歳)のうち、パート・アルバイトで働いている人やパート・アルバイトで働く意志のある無職の人がフリーターに該当するとされています。

したがって、学校を卒業した後就職せずにアルバイトで生計を立てている人は既卒ともフリーターとも言えることになります。既卒とフリーターは同時に成り立つ概念なのです。

ただし、学校を卒業後全く働いていないという方はフリーターに含まれません(既卒でありニートでもあることになるでしょう)し、一度就職した人がフリーターとなった場合には、就業経験があるため既卒には該当しません。

既卒とは、あくまでも就業経験のない人を指す言葉であることを認識しておきましょう。

第二新卒との違い

既卒と並び第二新卒という言葉も聴き馴染みがあるかもしれませんが、第二新卒とは就職後3年未満で企業を退職した層を指す言葉で、既卒とは正社員として働いたことがあるか否かで区別されます。

既卒の就職率は43.3%

さて、冒頭でも触れたように、既卒の就活が不利であるという意見もあれば有利になるという意見も多々見られますが、実際のところはどうなのでしょうか?

「2019年度 マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によると、2019年度の既卒者の内定獲得率は43.3%と、決して高くはない数値となっています。

確率としては10人中6人が就職できていないことになります。また2018年度は45%、2017年度は44%となっており、どちらも水準は高くありません。

このデータを見ると、既卒の就活はやはり不利であるように感じられます。しかし、これらの統計の中のすべての既卒者が本気で就活を行っているかといえばそうではありません。

既卒による就活が不利であるという情報が多く流れていることや、身のまわりの新卒で就職した人と自分を比較してしまうことで、就活に対するモチベーションを上げられていない既卒者が多く存在しています。

そしてそのような人材の不安感や自信のなさは、面接においてネガティブな印象として表面化してしまうため、なかなか内定に結びつきにくいのです。

もちろん既卒者に対して最初からマイナスなイメージを持っている採用担当者は少なくありませんが、現在、学歴や経歴を不問とする応募条件の厳しくない企業や求人は多く存在しています。

応募条件に当てはまっている時点で他の応募者と同じように選考のフィールドに立つことができるため、あまり気を落とさずに就活を進めることをおすすめします。

ちなみに、既卒者であっても新卒枠に応募することができる場合があります。

卒業3年未満の既卒は新卒枠も可能

企業によっては、既卒であっても学校を卒業後3年以内であれば新卒として扱うとしている場合もあります。

既卒は常に新卒と比較される傾向にあるため、その既卒が新卒枠に応募できるのはなかなか嬉しいポイントでしょう。

しかし、新卒枠に応募することができるとはいえ、既卒であることに変わりはありません。

特別なスキルや能力がない限りは新卒と明確な差別化を図ることができないため、より若い新卒を優先的に採用される可能性も否めません。

そのため、特別な強みを自分で把握できていないという場合には、既卒枠を狙った方が新卒と比較される部分がさほど多くならずに済むでしょう。

ただ、その場合には他の既卒者とどのように差をつければいいのかわからないという方も多いでしょう。特に就活をしたことがないという場合にはより一層不安が大きいものと思われます。

そこで近年、20代の既卒者に人気なのが就職エージェントの利用です。就職エージェントではプロのキャリアアドバイザーが仕事選びから書類・面接対策までを徹底的にサポートしてくれます。

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内定獲得率

企業が既卒を歓迎するメリット

次に、企業が既卒者を歓迎するメリットについてお伝えいたします。既卒の就職率は決して高くはありませんが、中には既卒を歓迎している企業も存在しています。

そういった企業が既卒に対して感じているメリットとは一体何なのでしょうか?

4月に限らずいつでも採用できる

既卒が比較対象となるのは常に新卒者ですが、一見新卒者には何のハンデもないように感じますよね。しかし、企業にとって既卒の方が便利だと感じるポイントがあるのです。

それは、新卒が4月にしか入社して来ないことに比較して、既卒であれば欲しい時にいつでも入社してもらえるということです。

若手ならではのパワーを必要としている企業においては、一年を通して人手が足りないと感じた時に随時採用を行いたいと考えているため、新卒と同スペックであると考えた場合には新卒よりも利便性があることになります。

既卒ならではのハングリー精神がある

また、既卒は度々新卒者と比較されるため、既卒ならではのハングリー精神を持っていることがあります。

人材を採用する側としては、ただただ作業をこなすように仕事を進められるより、どんなに細かいところであったとしても常に「もっとできるはず」と高みを目指して働ける人の方がより魅力を感じます。

そのため、既卒に対して新卒にはないガッツやパワーを発揮してくれることを期待している企業は少なくないのです。

既卒ならではのハングリー精神があることで、業務でより高いパフォーマンスを発揮して欲しいと考えています。

既卒の就活が成功する3つのポイント!

さて、最後に既卒の就活が成功する3つのポイントをご紹介いたします。既卒の就活が決して有利ではないからこそ、今すべきこととは一体何なのでしょうか?

既卒で就職できる人の特徴を知る

まず、既卒は他の学歴や経歴の人に比べて就活が不利になりやすいため、人物面で差別化を図ることが先決です。

一般的に就活でアピールすべきポイントとしては素直さ入社意欲の高さ、社風への適性などが挙げられますが、その他にも既卒ならではのアピールすべきポイントがあります。

既卒の中でも企業側が採用したいと感じやすいのは、以下のような特徴を持つ方になります。

*既卒の間に何かしらの活動をしていた
*過去の失敗を改善するための努力・工夫をしている

既卒となった理由は人によってさまざまかと思いますが、既卒として過ごしている間に何かしらの活動に打ち込んでいたという方は企業に対して好印象を与えやすいです。

たとえば、音楽家になるために就職を選ばず音楽の勉強や練習に励んでいたなど、ポジティブな理由で就職をせずにその後も何かしらの活動を行っていたという場合が挙げられます。

こういった方々は自分の意志を持っている点や、自分で決めたことに対して努力することができるという点において評価の対象になりやすいです。

この場合であれば、既卒となった理由を聞かれた際にも減点対象とはされにくいでしょう。

ちなみに、介護を行うために就職する余裕がなかったという場合でも減点対象とはなりにくいです。この場合、理由がポジティブなものではありませんが、企業が採用を見送る理由にはなりません。

ただ、中にはなんとなく就活をしたくなくて既卒となった方もいらっしゃるでしょう。その場合には、過去の自分の良くない側面を反省する気持ちや今後の改善策について伝えておくと、印象を落とすことがないでしょう。

過去の失敗を改善するための努力・工夫をしているというアピールさえできれば、既卒者でも採用を検討してもらうことは十分可能です。

既卒歓迎求人を狙う

求人情報には”未経験者歓迎”などの文言がよく見られますが、中には既卒歓迎求人も存在していることを皆さんはご存知でしょうか?

既卒歓迎求人を狙って就活を行えば、既卒であるという要素については何も気にしなくていいため、それ以外での業務への適性や人間としての良さなどをアピールするだけで問題ありません。

そのため、既卒歓迎求人を狙って応募することがおすすめです。

履歴書・面接対策を徹底する

そして、既卒者は特に履歴書や面接対策を徹底して行っておく必要があります。

どの応募者も企業に自分を知ってもらうのは必ず履歴書が最初になるため、採用担当者が見た時に誤解を生みにくく、マイナスイメージを抱きにくいものにしておくことが大切です。

そして、それは既卒者にとって特に重要なポイントとなります。

というのも、既卒者はただでさえ新卒と比較されやすい立場にあるため、履歴書をしっかりと書けていなければそれだけで減点対象になってしまうからです。

また、履歴書では志望動機欄でしか明確なアピールができません。

既卒は新卒よりも自分の良さを強くアピールする必要があるため、応募先の企業や職種で求められていることをいかに志望動機に盛り込むかがカギとなってきます。そういった点でも履歴書対策は非常に重要です。

他にも、既卒者は面接対策もしっかり行っておく必要があります。というのも、既卒は他の経歴の人に比べて面接の際に注意すべき点が多くあるからです。

たとえば、既卒は面接においてネガティブな質問を受けやすい傾向にあります。

「どうして既卒になったのですか?」「当時、就活に失敗した理由は何だとお考えですか?」など、内容によっては出来るだけ触れてほしくないと感じるようなものでも、面接官はおかまいなしに質問してきます。

ただ、これには面接官なりの意図があります。

既卒者は自分が既卒であることに負い目を感じていることが多いですが、既卒であることをどのように受け止めているかで、応募者が現実に対して真剣に向き合っているかどうかが変わります。

既卒である事実を真摯に受け止め、過去の失敗を次に活かそうとしているのか、それとも自分は悪くない、既卒の何が悪いんだと開き直っているのかによって、その後のその人材の伸びしろに差が生まれるのです。

そこで、面接で上記のようなネガティブな質問を投げかけることによって、応募者が「なんでいちいちそんなこと聞くんだよ」といった嫌悪感を抱いているのか、それとも「しっかり反省して次に活かさないと」と真摯に受け止めているかを見ているのです。

もちろんそこでの回答の内容も重要ですが、こういった深層心理での感情の動きは意外と隠し切れないもので、採用のプロとも言える面接官には細かいところまですべてお見通しとなります。

だからこそ、既卒者は履歴書だけでなく面接対策にも力を入れなくてはなりません。履歴書の基本的な書き方や面接でのマナーはもちろん、聞かれる質問を想定した受け答えの練習も必須となります。

ちなみに、既卒の履歴書対策や面接対策については以下のコラムに詳しくまとめてありますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

しかし、一人ではそれらの対策を完璧に行うのはなかなか難しいものがあります。特に就活初心者の方には至難の業でしょう。

そこで繰り返しになりますが、就職エージェントの利用が非常に便利です。

たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは、第二新卒者をはじめとした若者を対象に、プロのキャリアアドバイザーがマンツーマンでご対応。個人の希望条件や性格、適性に沿った求人をご紹介いたします。

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