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中卒者の割合は〇%。中卒の就職率と学歴を挽回する方法5選

もはや高卒以上が当たり前となっている現代において、中卒者は一体どれくらいいるのでしょうか?

本記事では中卒者の割合の他、中卒の就職率をご紹介。学歴を挽回する方法5選もお伝えしますので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。

中卒 割合 CTA

中卒者の割合

中卒の割合

文部科学省「平成30年度学校基本調査(確定値)の公表について」によると、高等教育機関進学率は81.5%となっています。

つまり、高校へ進学しなかった中卒者の割合が全体の約19%ということになります。高校進学後に中退した人も最終学歴は中卒扱いとなりますが、これを足しても中卒者の割合は決して多いとはいえません。

中卒の正社員への就職率

では、中卒者の正社員への就職率はどれくらいなのでしょうか?

中卒の就職率

参考元:厚生労働省-平成30年「性、年齢階級・在学の有無・最終学歴、雇用・就業形態別若年労働者割合」

これによれば中卒で正社員に就職している人は全体の約35.4%となっています。

残りの約65%は契約社員や派遣社員、パートやアルバイトなど、非正規雇用形態で働いていることになります。

実際、中卒者の場合歓迎してくれる求人が多くなく、正社員になれないまま非正規雇用で働く方も多いです。

上の表の通り、最終学歴が高いほど正社員割合が高くなっていることからも、中卒者の就業へのハードルを実感しますよね。

しかし、中卒から就職して同い年の人よりも長く社会人経験を積み、手に職をつけて活躍している方はたくさんいらっしゃいます。

中卒からの就職は確かに難しいですが、それでも就職は十分可能です。

中卒の就職が難しい理由

では、どうして中卒の就職は難しいと言われているのでしょうか?それは、中卒を対象とする求人数の少なさと、採用する企業側が中卒者に対して抱いているイメージや懸念が影響しているからです。

実際に厚生労働省「令和3年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る
求人・求職・就職内定状況」を公表します」
を見てみると、中卒と高卒の求人数は下記の通りとなっており、中卒向けの求人数が非常に少ないことがわかります。

学歴 求人数 求職者数 就職内定率
高卒 約39万件 約13.5万人 99.2%
中卒 1,085件 304人 87.5%

この事実に加えて、採用する企業側は中卒者に対して下記のようなイメージや懸念を抱く傾向があります。

「勉強する意欲がないから中卒なのではないか」
「継続して努力することや勉強すること苦手なのではないか」
「問題が生じた場合にすぐに投げ出してしまうのではないか」

もはや高卒以上が当たり前となっている現代においては、中卒の方に対してあまりポジティブなイメージを持っていない方も多いのです。

もちろん、家庭の事情などのやむを得ない理由があることも企業側は承知しています。

しかし、もしネガティブな理由で中卒からの就職を考えている場合には、努力が苦手だったりすぐに諦めてしまう傾向があって早期退職してしまうのではないかと考えられるのです。

正社員求を募集している求人を見ても「高卒以上」や「大卒以上」という表記が多いことからも、中卒者の需要は決して高くありません。

これはアルバイトなどの非正規雇用でも同様で、高校生が空いた時間に行うアルバイトの求人は多いですが、中学校を卒業後アルバイトで生計を立てていこうとする人向けのものはとても少ないです。

ちなみに、少々ハードルが高い中卒の就職ですが、中でも比較的就職しやすい職種を狙って就職活動をすることでよりスムーズに内定を得ることも可能です。

下記の記事では「中卒でも働ける職種6選」をご紹介しておりますので、気になる方はぜひこちらも参考にしてください。

中卒が学歴を挽回する方法5選

では、中卒の方が学歴を挽回するには一体どうすれば良いのでしょうか?ここでは5つの方法をご紹介いたします。

高校を卒業する

中卒が学歴を挽回する方法1

まずは高校在学中の方向けの内容になりますが、頑張って高校を卒業しきることが最も近道です。高校を無事卒業するためには、下記の2点をクリアする必要があります。

(1)必要日数分出席する
(2)赤点を取らない

出席日数については学校ごとに異なりますが、全体の3分の2程度であることが一般的です。新しい学年が始まったタイミングや新学期に入るタイミングにたくさん出席して、日数を稼ぎましょう。

最初の方に出席しておかないと、後になってから「もっと出席しないと!」とプレッシャーを感じやすくなり、学校に行くのが余計に面倒くさくなってしまいます。

中には教室に行くのが怖いという方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では別室で授業が受けられる学校も少なくないため、そういった方は先生に相談してみましょう。

そして赤点を回避するためには、先生が強調して話していたり、繰り返し説明している部分を意識的に聞くだけで効果があります。そういった箇所はテストにも出やすいです。

また、昨年のテストを先輩に貸してもらって、テストの傾向をチェックすることも効果的です。

毎年同じ先生が作っていれば、重点的に出題される分野が限られてくるため、そこをより深く勉強しておけば少なくとも赤点は回避することができるでしょう。

通信制高校を卒業する

中卒が学歴を挽回する方法2

次に、通信制高校を卒業する方法が挙げられます。特に人間関係で大きな悩みを抱えて不登校になったり、高校を中退したなど、あまり人に会いたくないという方に有効です。

個人個人に特化した学習カリキュラムを用意してもらえるため、周りのペースについていけないと悩んでいたいる方にもおすすめです。

全日制高校からの編入も可能ですので、高校在学中の方はそちらの道を考えるのもひとつでしょう。

Web上での授業を受けて課題を提出し、年に数回学校に行くような形が一般的です。決められたカリキュラムに従っていれば問題なく卒業できます。

「高等学校卒業程度認定試験」を受ける

中卒が学歴を挽回する方法3

次に挙げられるのは、高等学校卒業程度認定試験(以下、高卒認定試験)を受ける方法です。

【「高等学校卒業程度認定試験」とは?】

高等学校卒業程度認定試験は、様々な理由で、高等学校を卒業できなかった者等の学習成果を適切に評価し、高等学校を卒業した者と同等以上の学力があるかどうかを認定するための試験です。

合格者は大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。また、高等学校卒業者と同等以上の学力がある者として認定され、就職、資格試験等に活用することができます。

引用元:文部科学省-高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)

この試験を受けることで高校卒業程度の学力を証明することができ、大学や専門学校への進学のチャンスが得られます。

中卒から受験できる国家資格は限られていますが、この試験に合格すればチャレンジできる資格も一気に増えます。

他にも、試験に合格すると履歴書の学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験合格」と書くことができ、応募できる求人の数も増えるため、就職はかなり有利になります。

高卒認定試験は一度で合格する必要はなく、何度受けても問題ありませんし、一度合格すれば有効期限もありません。

中卒であることを理由に大学や専門学校への進学をあきらめていた方や、やっぱりもっと勉強したいと考えた方には、ぜひ受験をおすすめします(最終学歴は中卒のままとなります)。

ただし高卒認定試験は難易度が高く、勉強にも時間がかかるため、就職を有利にするためにこの試験を受けることはおすすめできません。あくまで進学のチャンスを得るための方法だと考えましょう。

資格を取得して就職を有利に

中卒が学歴を挽回する方法4

やはり、中卒という学歴を挽回するためには就職するのが最短ルートといえます。しかし中卒者の方は大卒者などと違って学歴アピールできません。

そこで資格を取得することで、具体的な知識やスキルが身についていることをアピールする方法がおすすめです。

「中卒からだと受けられる資格は少ないんじゃ・・・?」と不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、中卒の方でも受けられる資格は多く、国家資格もあります。

下記の記事では、中卒者が取得できる資格の中でもおすすめの国家資格5選と民間資格2選をまとめてありますので、気になる方はぜひ参考にしてください。

ちなみに、就職を有利にするために資格を取得する場合には、就職先で直接役に立つようなものを選んで取得することが大切です。

言うまでもありませんが、せっかく資格を持っていても仕事に活かせなければ意味がないからです。

自分がどんな仕事に就きたいのか、あるいは自分に合った仕事にはどういったものがあるのかをきちんと見極めたうえで、その仕事で活かせる資格があるか、自分はその受験条件を満たしているかを確認しましょう。

ただ、就職のための資格の取得にはデメリットもあります。中卒の方が就職でアピールすべきは、基本的に下記の要素になります。

(1)体力
(2)吸収力
(3)柔軟性
(4)伸びしろ

これらはすべて、若さがあってこそアピールできるものになります。学歴を問わず、未経験からの就職では若い人材の方が需要が高い傾向があります。

資格を持っていればアピール材料にはなりますが、その分貴重な時間を消費してしまうことになることと、お金がかかるデメリットがあります。

資格の取得を検討する際には、この点を慎重に考えましょう。一方で、資格の取得の他にも就職を有利にする方法があります。

サポートサービスを利用して就職する

中卒が学歴を挽回する方法5

資格の取得以外に中卒者の就職を有利にする方法としては、サポートサービスを利用する方法が挙げられます。サポートサービスの代表例は下記の2つです。

(1)ハローワークを利用する
(2)就職エージェントを利用する

ハローワークを利用する

ハローワーク(正式名称:公共職業安定所)は、主に求人紹介を行っている国の機関になります。

求職者だけでなく、求人を出す企業側も無料で利用することができます。相談窓口で就職に関する相談ができる他、書類・面接対策も一通り受けることができます。

【ハローワークー主な業務一覧】

・求人紹介
・相談窓口における各種相談
・自己分析のサポート
・職業訓練に関する相談
・履歴書対策
・面接対策
・紹介状の発行 etc…

ハローワークの求人情報は、ハローワーク インターネットサービスで検索してチェックすることができるため、毎日ここで求人をチェックすると良いでしょう。

ハローワークの詳しい利用方法などは下記の記事にまとめてありますので、こちらもぜひ参考にしてください。

ハローワークは無料で利用でき、窓口で就職相談もできるため非常に便利な施設ですよね。

ただ、求人を出す企業も無料で利用できるため、できるだけ低コストで人材を雇いたいと考えている劣悪な労働環境の企業(いわゆるブラック企業)が集まりやすいともいえます。

また、ハローワークは国の機関であってサービス業ではありません。そのため、こちらから積極的に行動を起こさなければ細かい職業紹介を行ってもらえません。

こちらからできるだけ積極的に相談窓口を活用しましょう。「こちらから聞かないことは教えてもらえない」ことを念頭に置き、気になることはどんどん質問するのがハローワークをうまく活用するコツです。

就職エージェントを利用する

一方で、就職エージェントというサポートもあります。皆さんは就職エージェントをご存知でしょうか?

【就職エージェントとは?】

専属のキャリアアドバイザーが就職活動の準備~入社までをサポートしてくれるサービスです。

カウンセリングを通じて自分に合った仕事を紹介してもらうことができ、履歴書・面接対策や面接日程の調整などを代行してもらえます。

一見ハローワークと変わらないサービスにも感じるかもしれませんが、エージェントでは企業から有料で求人を預かっています。

また、提携している企業に担当者が直接足を運んで吟味しているため、労働環境の劣悪な企業を紹介される心配はありません。

就職エージェントには経験者層に特化したものやIT業界のみ対象にしているものなどさまざまなサービスがあるため、自分に合ったエージェントを利用するのが良いでしょう。

たとえば私たち第二新卒エージェントneoでは18以上の若年層に特化してサポートを行っている他、このようなメリットがあります。

第二新卒エージェントneoのサービス内容

気になる求人がなければ利用をやめることもできます。

もし就職の進め方がよくわからなかったり、短期間で就職したい方はご相談だけでもかまいません。ぜひ一度私たちにお話をお聞かせください。


中卒_割合用

おわりに、「仕事探し」って実は難しくないんです

新たな環境に身を置こうと考えたとき、誰しも必ず「不安」と出遭うことになります。
本当に自分のやりたいことができるのか、よくない意味での「想像とのギャップ」はないだろうか、自分で務まる業務内容なのだろうか...。

「仕事探し」というものがとてつもなく難しいものに思え、孤独を感じている人もいるのではないでしょうか?

でも、「仕事探し」って実は難しくないんです!

仕事を決めるときに必要なのは「自分の良いところを武器に前向きにぶつかること」、言ってしまえばこれだけなんです。

「でも自分に良いところなんてないよ~…」なんて嘆いているそこのあなた!長所や強みは誰しも絶対にあります。可能性のある存在を否定するほどもったいないことはありませんよ。

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